Wine – American gourmet style

The American Gourmet Style

American Gourmet Style

ワイン

Wine

アメリカの 4 大ワイン産地を巡るTouring America’s Four Major Wine Regions

アメリカは広い国です。そのどの州においてもワイン生産がおこなわれています。
ここでは特に 4 大産地といわれるカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州、ニューヨーク州のワインとその地域の食について主に取り上げます。
どうぞまずはアメリカワインに関する基礎知識を身に着けて頂き食とのマリアージュを楽しんで頂けますように。
食べる楽しみ 飲む楽しみが一気に広がります。

オレゴン州のワインと地域食Oregon Wine and Regional Food

Food & Drinkin Oregon

ウィラメットバレー(Willamette Valley)で

  • 160 キロメートルにおよぶワイナリー、丘、歴史ある町

    ワイン醸造所のテーブルに椅子を出しすぐ外で栽培されたブドウで作ったワインを味わう。そんな贅沢がかなう場所をイメージしてください。今朝はまだ土の中だった新鮮な食材を使った料理を想像してください。なだらかに起伏する丘や曲がりくねった道路、歴史豊かな町、勢いよく流れる川、森林に覆われた山々が東西に広がる大地を思い描いてください。心に残る場所、それがウィラメットバレー(Willamette Valley)です。

    この土地に魅せられた開拓者たちは、3,219 キロメートルもの旅の末緑豊かな大地を居住地としました。極上の味しか受け入れられないこの地域で、受賞歴あるピノノワールを生む 250 軒以上のワイナリーやクラフトビールの醸造所に小さな蒸留所、アルチザンチーズのショップ、そして勇敢な精神を今なお魅了する大地や森や水路でこの夢想家たちの不屈の精神が生き続けています。

  • ワイナリーでの食事

    緑豊かなブドウ園の中にある食卓を想像してみましょう。地元の食材を使った料理が次々と運ばれてきます。料理とペアリングされるのはあなたの周囲にたわわに実っているブドウで造られた地産のワイン。ユージーンのキングエステート(King Estate)やターナーのウィラメット・バレー・ブドウ園(Willamette Valley Vineyards)にはフルサービスのレストランが併設されており、互いに完璧に引き立てあう旬の食材とワインのメニューがその場でお楽しみいただけます。

    ウィルソンヴィルのテラ・ヴィナ・ワインズのブドウ園で楽しむディナー

  • 極上のグルメ

    ウィラメットバレーで一番おいしい食べ物や飲み物に出会える場所について尋ねた時、お勧めというよりはまるで論説のような意見を言われても驚かないでください。ここで重要視されるのは、「地元」であること。クラフトビールの醸造者は特徴あるオレゴンビールを作るため、自家栽培のホップと大麦を使います。農場主は草肥育の牛や太陽の恵みを受けたベリー類を育て、人々は野生のキノコを探します。これらの最高の食材をふんだんに使いシェフは心に残るおいしそうな料理に変身させるのです。ワインカントリーでは、絵画のような農場を訪れ、生産者と触れ合い、畑を歩いて新鮮なブドウをバスケットいっぱいに収穫して持ち帰ることもできます。

  • 進化するレクリエーション

    オレゴン・ワイン・カントリー(Oregon Wine Country)では座ってばかりいられません。ワイン以外にも楽しみ方は実にさまざま。ウィラメット・バレー・シーニック・バイクウェイ(Willamette Valley Scenic Bikeway)でブドウ園を巡るサイクリングはいかがですか。国内有数のウォータートレイル、ウィラメット川(Willamette River)をカヌーで進み、谷の真ん中で過ごすのもお勧めです。野生動物保護区域をハイキングしながら花の香りを嗅ぎ、鳥の数を数え、絶滅の危機に瀕している蝶を観察しましょう。古代の森、険しい山頂、息をのむような滝が目を楽しませてくれます。

    個性と精神を熱心に守る何世代もの人々が、手入れと改良を続けてきたウィラメットバレーは、変化に富んだ美しい土地です。オレゴン・ワイン・カントリー(Oregon Wine Country)のウィラメットバレーを存分に味わってください。

  • 世界レベルのワイン

    探検心をくすぐるウィラメットバレーでのんびりと過ごしてください。家族経営のワイナリーを目指して裏道をそぞろ歩き。ワインを注いでくれる接客係がワイン醸造者本人だと知っても驚かないでください。2 世代前、先見の明を持った人々が荒れ果てた果樹園や丘陵地帯を開拓してブドウを植えました。そのブドウが後にワイン界を席巻することになったのです。独自の物語に支えられ、受賞を誇るたくさんのワイナリーが谷に点在しています。手にしたグラスを満たす風味を生んだブドウの木々を見渡しながら世界的に有名なピノノワールをゆったりと味わってください。

  • 最高のワインリストをチェック

    毎年、オレゴン州ワイン評議会(Oregon Wine Board)とオレゴンワインプレス(Oregon Wine Press)誌は、オレゴンワイン A リスト賞でオレゴン州を本拠とする優れたワインセラーの振興に尽力するシェフとソムリエを発表しています。高い評価は食事客がオレゴン州のさまざまなワインを知り、ワインを選ぶ際の目安となっています。

    ジョエル・パーマー・ハウス(The Joel Palmer House Restaurant)など、オレゴンワイン A リスト賞を受賞したレストランでは、食事とともに提供するオレゴン産ワインのワインセラーを完備しています

  • ワインと食事

    ワインカントリーの南部から北部に向かって旅していると、ミッド・ウィラメット・バレー AVA(Mid-Willamette Valley AVA)やエオラ・アミティ AVA(Eola-Amity AVA)の周囲の美しい環境が目を楽しませてくれます。

    最初に立ち寄るのはユージーン(Eugene)にあるキング・エステート・ワイナリー(King Estate Winery)です。このワイナリーには、広大なぶどう園、ラベンダー畑、風格のあるテイスティングルーム、併設のレストランに食材を供給している環境に優しい小さな菜園があります。次は歴史を感じさせるデイトン(Dayton)を訪れます。この町には、感じのよいワイン醸造業者が集まっています。ストラー・ファミリー・エステート(Stoller Family Estate)では陽が当たるテイスティングルームに席を取り、世界に通用するピノノワールやシャルドネを飲みながら眼下に広がるぶどう園の風景を眺めてリラックスできます。丘の中腹にひっそりたたずむドメーヌドルーアン(Domaine Drouhin)はフランスの影響を受けたブルゴーニュやピノにうってつけの場所です。テイスティングツアーを締めくくるのはソーコルブロッサー(Sokol Blosser)。LEED の認定を受けたこのワイナリーは現代的なファームハウス内にあり、ここで一流の赤ワインと白ワインを試飲できます。フレンチオーク樽で熟成させたシャルドネはぜひ味わってみてください。

ユージン(Eugene)で

  • ワインテイスティング

    ワイン好きの方ならユージンのキング・エステイト・ワイナリーには是非お立ち寄りください。地元の食材に合うワインをモットーとしています。ブドウ園では独自の有機栽培のブドウやフルーツが育てられ、メニューにはできるだけ地元のオーガニック食材を使っています。と言っても手抜きがないことは間違いありません。メニューは5つ星シェフがそろえるような食材を使っています。
    ユージンにはテリトリアル・ヴィンヤーズ&ワイン・カンパニー(Territorial Vineyards & Wine Company)もあります。ここのフルーツは非常によく考えられて育てられ収穫されています。店は街の中央に位置し限定品も置いています。ライブ音楽を聴くことができるカジュアルでホットな店です。

    オレゴンでは、地球に優しい地元の食材や飲み物を楽しめる環境を作っています。このようなフードシーンは他では見ることができません。旅行の計画には是非このトレンディなホットスポットを加えてみてください。

    オレゴン州、ワイナリー、ワインテイスティング

ポートランド(Portland)で
ワインカントリーと食文化について

Food & Drinkin Portland and Oregon

オレゴン州のポートランド都市圏には誰もが夢中になってしまう魅力があります。高山の森林やなだらかにうねる丘陵地帯に広がるぶどう園の合間を縫うようにサイクリングしたり、眺めのよいトレイルのハイキングを楽しんだり、クラフトビールを堪能したり、肩の力が抜けたカルチャーに触れたり、楽しみ方はさまざまです。しかし絶対に外せないのは、このようなアクティブなレジャーにつきものの食の楽しみです。ポートランド地域はオレゴン州のワインカントリーへの入り口です。ですから絵のように美しい景観に囲まれたすばらしいワイナリー、活気あるワインバー、ワインカルチャーを引き立てる特製の手作り食品との出会いを期待できます。

  • ワイナリー巡り

    ワイングラスがカチンと鳴る音、山盛りのグルメチーズプレート、緑豊かな渓谷。これらすべてがポートランド地域のワインシーンで体験できます。最初に立ち寄るのはウエストリン(West Linn)にあるピーツ・マウンテン・ヴィンヤード&ワイナリー(Pete’s Mountain Vineyard & Winery)。このワイナリーのテイスティングルームやパティオからは、マウントフッド(Mt. Hood)やウィラメット川(Willamette River)の美しい景色が見えるのが自慢です。このぶどう園では、毎年夏になると畑でテーブルを囲むディナーが企画されシェフが腕を振るうメニューと厳選されたワインとのペアリングを楽しむことができます。次に訪れるのは家族経営のポンジーヴィンヤーズ(Ponzi Vineyards)。シャーウッドにある最先端の設備を備えたこのワイナリーは、LIVE の環境保全認定を受けています。環境に優しいワイナリーでチェハレム山脈(Chehalem Mountains)の景色とともにピノノワールを楽しめるなんて、最高です。その後はデイビッド・ヒル・ヴィンヤーズ&ワイナリー(David Hill Vineyards & Winery)を目指します。ワイン愛好家にはオールド・ヴァイン・ピノ・ノワールが大人気です。丘の上には栽培地が広がり気持ちのよい歴史ある母屋が建っています。母屋にはテイスティングルームがあり、ワインをテーマにした数々のイベントが開催されています。

    ウエストリンのピーツ・マウンテン・ヴィンヤード&ワイナリーから見える雄大なマウントフッド

  • 人気のワインバー

    町の中心部には、興味深いワインリスト、おいしい軽食、温かみのある雰囲気と三拍子そろった地元のワインバーがあり。ワイン通も初心者も魅了しています。ペアリングス・ポートランド・ワイン・ショップ&バー(Pairings Portland Wine Shop & Bar)は要チェックです。「ポートランドで一番風変わりなワインショップ&バー」として知られているこのバーはちょっと型破りな楽しいサービスを提供しています。それは、客のお気に入りの映画の登場人物や星座に基づいて選んだワインをペアリングするというものです。でも帰る頃には原料を吟味したワインの品揃えに感銘を受けるでしょう。
    ワインバー巡りを締めくくるのはバーヴィヴァント(Bar Vivant)。サンセバスチャン風のピンチョス(タパス)にはポートランド風のアレンジが加えられています。この店ではすばらしいワインを期待できるだけでなく意外なバーフードにも驚かされます。というのもこのバーはピックスパティスリー(Pix Patisserie)とスペースを共有しているため、フランスのマカロン、各種のエクレア、パリ風のデザートが食べたくなったら甘いものがいくらでも食べられるのです。

    ワイン中心のバーやテイスティングルームで楽しむ地元産の単一品種もののワイン

  • グルメ生産者文化

    ポートランドのワイン生産者やシェフは周囲の環境が反映された材料を厳選しているため、自然な流れとして手作りの食品やおいしいものを作っている生産者も繁盛することになります。オリンピアプロビジョンズ(Olympia Provisions)は太平洋沿岸北西部で仕入れた肉を使って塩漬けのソーセージ、サラミ、パテを手作りしています。そしてそのどちらも地元の小売店で販売されています。ヤコブセン・ソルト・カンパニー(Jacobsen Salt Company)はオレゴンコースト(Oregon Coast)の海水から海塩を採っています。この塩は大人気の調味料として単品で販売されたり、人気の塩キャラメルなどの名物に使われたりしています。ウィラメットバレーの特産ワインをヒントにしたピノ・ノワール・ソルトを試しに味わってみてください。ミッショナリーチョコレーツ(Missionary Chocolates)では乳製品不使用の甘いトリュフが絶品です。マイヤーレモン、スパイシーシナモン、塩キャラメルなどのフレーバーがあります。おみやげに何箱か買ってみてはいかがでしょうか。果たしてチョコレートが家まで無事にたどり着けるかどうか定かではありませんが食べてしまったとしても内緒にしておきましょう。

    ヤコブセンソルトやその他のフレーバーのトッピングが飾られたミッショナリーチョコレーツのトリュフ

ニューヨーク州のワインと地域食New York Wine and Regional Food

Food & Drinkin New York

フィンガーレイクス地域(Finger Lakes Region)で

  • フィンガーレイクスのワイナリーと自然美

    ニューヨーク州のフィンガーレイクス地域をぜひ訪れてみてください。この地域は指のように細長い湖にちなんで名付けられています。この風光明媚な地域はブドウの生産に適しており、現在フィンガーレイクスの各地に 100 を超えるワイナリーがあります。なかでも最もワイナリーが集中しているのはカユーガ湖(Lake Cayuga)、セネカ湖(Seneca Lake)、およびケウカ湖(Keuka Lake)の 3 つの湖の周辺です。

ワイントレイルへ出発

  • ワイントレイル

    地図を片手に数あるニューヨーク州のワイントレイル巡りにいざ出発。フィンガーレイクスとロングアイランドの世界的に有名なワイン生産地のほか州を横断するトレイルに組み込まれたワイナリーもあります。

    数あるニューヨーク州のワイントレイルを訪れ、グラスワインに舌鼓

  • 他のトレイルも

    アメリカ有数のワイナリーがあるだけでなく、この地域一帯ではビールに醸造酒、フレッシュジュースやサイダーなど、ワイン以外の試飲も楽しめるようになっています。アートトレイル、歴史と博物館のトレイル、フィンガーレイクス・チーズ・トレイル(Finger Lakes Cheese Trail)、シーウェイトレイル(Seaway Trail)、エリー運河沿いのトレイルなど、トレイルの種類も豊富です。コートランド、イサカ、オウィーゴを結ぶオーガニックでエコなトレイル、ナチュラルチョイセズ(Natural Choices)を探索してはいかがでしょう。
    キャナンデイグアのニューヨーク・ワイン・アンド・カリナリー・センター(New York Wine and Culinary Center)や、シラキュース生まれのダイナソーバーベキュー(Dinosaur BBQ)もお忘れなく。グレープパイにガーベージプレート、サンデー発祥の地であるイサカのアイスクリーム、新鮮な農産物などフィンガーレイクスのグルメはまさに伝説級。道路沿いやファーマーズマーケット、クラフトマーケットでよく見かけることができます。

ニューヨーク州の農場とワイン生産地

Food & Drinkin New York
  • 農地直送のレストラン、受賞歴のあるシェフ、クラフトビール、地元のぶどう園がひしめく地域を満喫します。

    ニューヨーク州については、お洒落な街、尽きることのないエンターテインメント、アウトドアレクリエーション、美しい景観など、いろいろとご存じでしょう。そこにワールドクラスのグルメも加えてください。ニューヨーク州はどこに行っても美食家の天国です。食欲に任せて思い出に残る食の旅をニューヨーク州で満喫です。

  • ロングアイランドのワイン&フード

    ロングアイランド・マッカーサー空港またはジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)まで飛行機で行きレンタカーで東に進みロングアイランドを目指します。ロングアイランドは大西洋に突き出るように浮かぶ島です。その長さは約 180 キロメートル。のんびりとくつろげるビーチ、静かなコミュニティ、地元の農場とワイナリーで有名です。マーサ・クララ・ヴィンヤーズ(Martha Clara Vineyards)はテイスティングやさまざまなイベントを楽しめる家族経営のぶどう園です。絶好の写真撮影スポットと言えば、アメリカで最大級のラベンダーファームを誇るラベンダー・バイ・ザ・ベイ(Lavender by the Bay)です。満開の時期でなくても、ファームを歩き、ラベンダーの蜂蜜やアロマのお土産を購入することができます。なお、開花情報はウェブサイトにて英語とフランス語でお知らせされるのでチェックしてみてください。美しいハドソン渓谷(Hudson Valley)地域に進む前に静かなホテルで一泊するのもお勧めです。

  • ハドソン渓谷:地元産の豊富なフード&ワイン

    ロングアイランドから北に進み肥沃なハドソン渓谷に入ります。ここは1600 年代に最初のヨーロッパ人が移住してきた土地で多くの史跡が残されています。美食の冒険はストーン・バーンズ・センター(Stone Barns Center)の四季の農場ツアーから始めましょう。ブルー・ヒル・レストラン(Blue Hill Restaurant)で地元産の料理をお楽しみください。このお店は新鮮な食材にこだわって調理をしており、セットメニューもありません。渓谷を進み、カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(Culinary Institute of America、CIA)を訪れます。
    ここは、大勢の料理起業家と有名シェフを輩出した、伝説的な料理学校です。CIA の料理教室に参加し、プロのような薄切り、角切り、焼き方を学んでみてはいかがでしょうか。ウォールデンのアングリーオーチャード(Angry Orchard)ではツリーハウスのテイスティングルームでハードサイダーを試飲することができます。アメリカ最古のぶどう園のベンマールワイナリー(Benmarl Winery)でバコノワールやカベルネフラを試してみるのもお勧めです。今夜はアールデコ様式のすてきなホテル、バーロウ(The Barlow)に泊まり、心地よいエレガントな滞在をお楽しみください。

ワシントン州のワインと地域食Washington Wine and Regional Food

Food & Drinkin Washington

ウッディンビル・ワイン・カントリー(Woodinville Wine Country)と
サマミッシュ・リバー・バレー(Sammamish River Valley)を探索

ワシントン州シアトルから北東へ 50 キロメートル弱。ウッディンビル・ワイン・カントリーには90 件以上のワイナリーとテイスティングルーム、その他にもいろいろな施設があります。 サマミッシュ・リバー・バレーはアメリカ国内の肥沃な農場のトップ 10 に数えられ、楽しめるスポットが満載です。

  • 農場へ

    ウッディンビル・ラベンダー・ファーム(Woodinville Lavender Farm)のラベンダー畑は 6 月から 8 月にかけてが旬ですが、散歩やピクニック、セミナーに工芸教室、デモンストレーションは年間を通して楽しめます。 非営利の農場であり教育センターであり、市場でもある 21 エーカーズファーム(21 Acres Farm)では、持続可能性などについて学べるセミナーが開催されています。

    ウッディンビル・ラベンダー・ファーム

  • 食を堪能する

    恵み豊かなこの地域では、農作物への感謝を込めて斬新な料理教室や独創的なレストラン、グルメフェスティバルが開催されます。21 エーカーズファームの料理教室やバーキングフロッグ(Barking Frog)のエグゼクティブシェフ、ボビー・ムーアによる無料の料理教室(毎月開講)に参加しませんか。ハーブファームレストラン(Herbfarm Restaurant)が開催する 1 日体験は早朝から菜園でスタートし、全 9 品のコースディナーで締めくくります。 食とワインのトレイルをたどればウッディンビル・ラベンダー・ファームのアイスクリームなどお楽しみが盛りだくさん。 この地域の農作物は驚くほどの多様性と収穫量を誇ります。サマミッシュバレーの農地の半分あればレタス 130,500 個または人参 62,500 本が作れるそうです。

  • ワインを味わう

    ウッディンビル・ワイン・カントリーのもう1つの魅力は何と言ってもワシントン州を手軽に丸ごと味わえること。 数キロメートルも歩けばワシントン州に 13 ヵ所ある AVA(アメリカ政府承認ブドウ栽培地域)のほとんどのワインを試飲できます。 評判のレストランと約 25 ヵ所のワイナリーが徒歩圏内に点在するハリウッド地区。 余計なサービスを排除した、活気あふれる小さなワイナリーが軒を連ねるウェアハウス地区。 ウェストバレー地区は、じっくりと時間をかけて熟成させるブティックワイナリーと蒸留所が増えつつある新名所です。 グルメのメッカ、ダウンタウン地区では、メニュー豊富なレストランに直営のワイナリーがあります。
    ウッディンビルのワイナリーは昨年 1 年間で 90 ポイント以上の高評価を得ました。

    サマミッシュ川沿いにあるワイナリー

ラウドン・ワイン・カントリー(Loudoun Wine Country)で

Food & Drinkin Washington

ブルーリッジ山脈とポトマック川の間に佇むバージニア州ラウドン郡は絶え間なく進化を続けています。
東海岸を代表する食のデスティネーションであり有名なワイン地方でもあるラウドン郡はアメリカの首都から約 50 キロメートルの場所に位置し、ワシントン D.C. のワインカントリーとして知られています。ラウドン郡・ワイン・カントリー(Loudoun Wine Country)には 40 を超えるワイナリーが集まっており、馬農場や歴史ある邸宅が並ぶ合間を縫うように延びる曲がりくねった道沿いに点在しています。この界隈のブティックワイナリー(少量のワインを手作業で生産するワイナリー)は雰囲気の良いテイスティングルームを備えていますが、その形態は素朴な納屋から驚くような建物まで様々です。少人数でのテイスティング、ためになる各種のツアー、創意に富んだフードペアリング、賞に輝いたワイン生産者との会話など多彩な楽しみ方ができます。さらにラウドン郡には一度は訪れておきたいビールやシードルの醸造所もあります。それでは、ビールとシードルも楽しめるラウドン郡のワインカントリーに向けて出発しましょう。

  • ブローヴィンヤーズ

    家族経営のブロー・ヴィンヤーズ(Breaux Vineyards)は人気のブドウ園。ゲストに多彩なテイスティング体験を楽しんでもらうために大小様々なテイスティングルームを備えた広大な施設を新たにオープンしました。 メインのテイスティングルームは常連客や 8 名以下の小グループが利用できます。オーナーのポール・ブロー・ジュニアがルイジアナ州出身であるため、ニューオーリンズのフレンチクォーターを髣髴とさせるデザインが印象的な美しいテイスティングルームです。VIP イベントの会場に最適なのは窓の外にブドウ園のパノラマビューが広がるタワールーム。大人数のグループの場合は開園当初からあるフランス風の二枚扉でつながっている施設を利用できます。

  • ストーン・タワー・ワイナリー

    ストーン・タワー・ワイナリー(Stone Tower Winery)の最新施設には、テイスティングルーム、ミーティングスペース、ブルラン山地(Bull Run Mountains)に面したブドウ園を一望できる美しいデザインのテラスが揃っています。 このワイナリーでは、ワインの酒蔵内で座って味わうテイスティングやワインとチーズのペアリングなど、一味違う特別な体験をすることもできます。

  • 新しいエールトレイル

    ラウドン郡ではクラフトビールシーンが盛り上がりを見せています。すでに 20 を超える地ビール醸造所がありますが、その数はまだ増えています。 これらの醸造所の自慢はビール職人が精魂こめて作った少量生産の自家製ビールです。歴史あるダウンタウンの中心部や醸造所が自家製ホップを栽培する農園など、郡の至る所に醸造所があります。

    ラウドン郡のラケッツ近くにホップの加工処理施設ができる予定があり、これが完成すると中部大西洋で初の商業規模施設となります。ラウドン郡のすべての醸造所はロコ・バージニア・エール・トレイル(LoCo Virginia Ale Trail)の一部を成しています。そのため、このトレイルを辿ればすべての地ビール醸造所とユニークなビールや地元で人気の料理が楽しめるパブを訪問できます。

  • 評判のデスティネーションレストラン 

    ラウドン郡では料理だけにとどまらず全体的な食事体験を堪能できます。レストラン選びにはラウドン・ディスティネーション・レストラン(Loudoun Destination Restaurants)が参考になります。このリストに名を連ねるレストランは、5 つのカテゴリーにおける評価に基づいた審査を経て選ばれた優秀なレストランです。

    ラウドン郡で評判のデスティネーションレストラン、グッドストーン・イン・アンド・レストラン(Goodstone Inn & Restaurant)

  • クリサリスヴィンヤーズ

    クリサリスヴィンヤーズ(Chrysalis Vineyards)は、ゲストがラウドン郡の農業に触れるための 165 ヘクタールを超える新しい農業地区を含みその敷地を拡大してきました。 クリサリスはロックスリー・エステート・ファームステッド・チーズ・カンパニー(Locksley Estate Farmstead Cheese Co.)と提携し、チーズ生産設備と先進的なテイスティングルームを増設しました。そのテイスティングルームではテイスティングをしながらワインに関するデジタル情報を確認することができます。農園では牛肉、卵、その他の農産物を購入することもできます。テイスティングルームは 2015 年にオープンし農場の初のチーズは 2016 年に販売されました。

  • グリーンヒル・ワイナリー・アンド・ヴィンヤーズ

    歴史ある町ミドルバーグ郊外のグリーンヒル・ワイナリー・アンド・ヴィンヤーズ(Greenhill Winery and Vineyards)はラウドン郡の中心部に位置するユニークなブティックワイナリーです。 このワイナリーではバラエティ豊かなツアーに参加できるだけでなく、テイスティングルームやマナーハウスでの試飲を楽しむこともできます。屋外やラウンジのシート、バッチボールやピクニックエリアなどの設備も充実しています。

  • 新たな旋風:シードル

    ラウドン郡で話題のもう 1 つの新顔は、発酵させた無加糖のリンゴジュース「ハードサイダー」です。 歴史の町ミドルバーグにあるマウント・ディファイアンス・シーダリー・アンド・ディスティラリー(Mt. Defiance Cidery and Distillery)では辛口のシードルをブレンドした定番から、ジンジャー、蜂蜜、ブルーベリーで香り付けした斬新なシードルに至るまで様々なクラフトシードルを作っています。
    コーコランヴィンヤーズ(Corcoran Vineyards)も最近シードルの販売を開始しました。コーコランの「ノットヘッド」(Knot Head)は地元産の 7 種のリンゴだけをブレンドして作ります。バーボンの樽に入れて一定期間寝かせるためカクテルのウィスキーサワーを思わせる喉越しと味わいを楽しめるシードルに仕上がっています。

ウォルター・クロア・ワイン・アンド・カリナリー・センターを体験

Food & Drinkin Washington

ウォルター・クロア・ワイン・アンド・カリナリー・センターでは、ワインテイスティングやワインに関する講座など、ワインについて学ぶ素晴らしい機会を提供しています。
クロアセンターはワシントン州のビニフェラ種のブドウとその将来性について研究したことから、「ワシントンのワインの父」と称されるウォルター・J・クロア博士の名前を冠します。毎回違う品種のテイスティング体験ができるユニークなイベントを毎月開催しています。テイスティングするワインは月毎にワシントン・アメリカン・ヴィティカルチュアル・エリア(Washington American Viticultural Area)のワインの中から選び、訪問者にそれぞれの品種のユニークな特徴を紹介しています。

  • センターの多彩な催し

    訪れた人は楽しくてついつい時間を忘れてしまいます。魅力いっぱいのワインショップでは、昔ながらの人気ワイン、小規模生産の逸品、ここでしか手に入らないワインなどを販売しています。ワシントン州の 4 つの大学でブドウ栽培とワイン醸造学を学ぶ学生が作ったワインの専門コーナーもあります。このコーナーの売り上げは大学のコース、クロアセンター(Clore Center)、ワイン造りを学ぶ大学生に還元されます。
    ワインやグルメのファンには、毎月ここクロアセンターで開催され毎回違った品種に特化したテイスティングを行う、ブラインドテイスティングがおすすめです。また、料理とワインのペアリング、タパス作りの実演、すし料理教室などの料理クラスも見逃せません。クロアセンターでは敷地内にある2つの会場と屋内外の多目的スペースを利用して、パーティー、結婚式、会合、イベントなどの催しを行うこともできます。
    特別イベントのスケジュールに合わせて、ぜひクロアセンターを訪れてみてください。

    ワシントン州のレッド・マウンテン・ヴィンヤード

カリフォルニア州のワインと地域食California Wine and Regional Food

Food & Drinkin California

カリフォルニア州でワイン生産地巡り

ワイン生産地それぞれの素晴らしい違いは、カリフォルニア州そのものです。
カリフォルニア州のワイン生産地では、ブドウ畑の広がる田舎道に沿って、瀟洒な建物が立ち並んでいるのを見ることができます。また、改装した納屋を利用したカジュアルなワイナリーや、ヒップなテイスティングルームを備えた都会的なワイントレイルも見つかるでしょう。次のリストを参考に、自分好みの地域を見つけてください。

  • ゴールドカントリー

    歴史あるジンファンデルの木はカリフォルニア州の北東地域を発祥として根付いてきました。ワイン作りの歴史は 1850 年代のゴールドラッシュにまで遡ります。今日のゴールドカントリーはワイナリー、ワインツアー、テイスティングルームやレストランで賑わっています。

    カリフォルニア州の 1,200 を超えるワイナリーのほとんどでは、ワインセラーで、あるいはブドウ畑の穏やかな眺めを楽しみながら、ワインテイスティングができます。

  • ソノマ

    ソノマ郡では、美しいロシアン川(Russian River)に向かって北に進むほど気持が安らいでいきます。シャトーであれ、修復した納屋であれ、ソノマ郡のワイナリーはコンクールで金賞を受賞するほど国際的にも評価されています。

    新鮮な野菜と果物、地元産のチーズ、そして受賞歴のあるワイン。ナパバレーの昼食はおいしい地元産の食材を称えます。

  • シリコンバレー

    シリコンバレーの西側木々に覆われたサンタクルーズ山脈(Santa Cruz Mountains)に接する小高いエリアは、ワイン愛好家を引き寄せてやみません。サラトガというかわいらしい村がこの地域の中心地です。

  • メンドシーノ/ロシアン川

    メンドシーノ郡のワイン生産地は、海からの風で冷やされた気候とゆるやかな丘陵地帯から沿岸のセコイア杉が陰を作るブドウ畑までさまざまに変化する地形で知られ、ピクニックを楽しむには最高の場所です。また風光明媚な断崖、ビーチ、州立公園など、舞台装置は整っています。

  • ナパ

    ナパバレーは広大なぶどう園、大きなテイスティングルーム、趣のある街、エレガントなリゾートで知られます。その多くはワイナリーが点在する絵画のように美しい田舎道、有名なシルバラードトレイル沿いに並んでいます。

  • セントラルコースト

    歴史ある大牧場、美しい海岸線、素朴な田舎道、魅力的な町々やどこまでも続くブドウ畑がセントラルコーストをどこよりも魅力的な旅の目的地にしています。何百とあるワイナリーも訪れるべき場所の 1 つです。ここでは州内で最古のブドウ畑が見られますが、その多くは 1700 年代に修道士によって開墾されました。

  • セントラルバレー

    ここは サンフランシスコ から東へ約 160 キロメートル、歴史あるジンファンデルをはじめとする赤ワインで有名なアメリカのブドウ栽培地域です。環境に配慮した栽培方法でも最先端を行く総面積約 10,000 ヘクタールにおよぶブドウ畑は持続可能性のある畑として認定を受けています。

    カリフォルニア州のワイン生産地では、ソーヴィニオンブランやシャルドネ、カベルネソーヴィニオン、メルロー、ジンファンデル、ピノノワールなど、変化に富んだ品種が栽培されています。

ナパバレー(Napa Valley)で

Food & Drinkin Napa Valley and California

ナパバレーでワインと料理を自分流に堪能

次の旅程では、そのすべてを満喫できます。
この上なく美しいカリフォルニア州のナパバレーで、
焼きたてのペストリーや農場で採れたばかりの野菜や果物を味わったり、
料理とワイン、料理教室などを楽しめます。

  • 1 日目:ナパとヨントヴィル

    一日の始まりは、にぎやかなオックスボー・パブリック・マーケット(Oxbow Public Market)を散策しモデルベーカリー(Model Bakery)でサクサクのイングリッシュマフィンをいただきます。ここから車で北に少し行った B セラーズ(B Cellars)では庭園やワインケーブでテイスティングを体験します。ヨントヴィルでランチをとるなら受賞歴のあるブションベーカリー(Bouchon Bakery)がお勧めです。バターたっぷりのクロワッサンや焼きたてのパンで作ったサンドイッチを堪能してください(クッキー、エクレア、タルトもお忘れなく)。その後、ここから車ですぐの所にある景観の美しいクリフ・リード・ワインヤードでは、ガイドツアーに参加してください。季節のカナッペやさっぱりしたワインでお腹を満たすことができます。

  • 2 日目:オークヴィル/ラザフォードとセントヘレナ

    朝食はオークヴィルグローサリー(Oakville Grocery)がお勧めです。甘くておいしい自家製ペストリーや風味豊かなブレックファーストブリトーはテイクアウトでも店内でも食べることができます。朝食後はラザフォード・ランチ・ワイナリー(Rutherford Ranch Winery)に立ち寄って、チョコレートとワインのマリアージュを体験してみてはいかがでしょうか。ランチは、かの有名な料理専門学校、カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(CIA:Culinary Institute Of America)で。CIA は、クリスチャン・ブラザーズ・ワイナリーとして 1 世紀もの間使用されていた壮麗な石造りの建物にあり、同じ敷地にある CIA の評判の高いワイン・スペクテイター・レストランで才能豊かな新人シェフが腕を振るっています。ワインや料理のクラスに登録すればCAI で各種の教育プログラムを利用できます。その後歴史あるベリンジャービンヤード(Beringer Vineyards)に立ち寄ってワインとチーズをお供に美しい景色を存分にご堪能ください。

    カリナリー・インスティテュート・アメリカの石造りの建物は、1 世紀もの間、クリスチャン・ブラザーズ・ワイナリーの建物として使われていました。

  • 3 日目:セントヘレナとカリストガ

    ケアディーンエステート(Cairdean Winery Estate)のテイスティングルームを散策です。モダンでエレガントな装飾が施され、ワインの種類も豊富に揃っています。ランチにはカリストガにあるエヴァンジェリン(Evangeline)がお勧めです。カジュアルなビストロでクレオール風のフランス料理を提供しています。午後に必ず立ち寄りたいのがカステロ・ディ・アモロサ(Castello di Amorosa)です。アメリカで、中世のトスカーナ様式のお城が見られるのはこのワイナリーだけです。受賞歴のあるシャトー・モンテレナ・ワイナリー(Chateau Montelena Winery)もぜひ立ち寄ってみてください。ディナーはソラージュにあるソルバー(Solbar)で楽しみます。独創的なアレンジを加えた地元料理は忘れられない思い出となることでしょう。

    「ソルバー」は、独創的にアレンジした地元料理で知られるレストランです。

グルメ達が
カリフォルニア州ナパバレーをこよなく愛する6つの理由

Food & Drinkin Napa Valley and California

ワインテイスティングは最高です。カリフォルニア州ナパバレーほど多くの楽しみ方があるところは他にないでしょう。特にワインを片手に絶品のお食事を楽しみたい方は、旅程にお料理教室も含めることもできます。


  • ワイナリーでの料理体験

    ナパバレーの多くのワイナリーは施設内にシェフ、キッチン、料理クラスを用意しており、訪れた人は料理とワインのペアリングの技術に没頭することができます。ケイクブレッドセラーズ(Cakebread Cellars)とペジュ(Peju)で開講している料理クラスをチェックし、B セラーズ(B Cellars)、V. サトゥーイワイナリー(V.Sattui Winery)で思い出に残る料理を仕上げましょう。


  • ワインだけにとどまらない
    さまざまなテイスティング

    ラウンド・ポンド・エステート・オリーブ・オイル(Round Pond Estate Olive Oil)かルセロ・オリーブ・オイル(Lucero Olive Oil)で味覚を刺激しましょう。バウンティー・ハンター・ワイン・バー&スモーキン BBQ(Bounty Hunter Wine Bar & Smokin’ BBQ)でバーボンとライのスピリッツを試飲して味蕾を目覚めさせます。ただし、柔らかいスモークミートのためのスペースを空けておきましょう。ザ・カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ・アット・グレイストーン(Culinary Institute of America at Greystone)のスパイス・アイランズ・マーケットプレイス(Spice Islands Marketplace)では、職人手作りのチョコレート、チーズ、塩漬け肉、オリーブオイルなどを試食できます。すべてを少しずつ味見してみてください。


  • 料理教室

    ナパバレーを訪れ、キッチンで 1 日またはそれ以上の時間を過ごす食通はたくさんいます。シルベラード・クッキング・スクール(Silverado Cooking School)のようなスクールで一流のレッスンを受ければ、気に入った料理の作り方を学び料理の技術を高めることができます。このスクールでは地元産の旬の食材のみを使用します。B&B のシーダー・ゲイブルズ・イン(Cedar Gables Inn)ではシェフ自らが料理教室で教えています。シーダーゲイブルズのレッスンでは参加者は自分のディナーを自分で用意し、でき上ったらキャンドルの灯りのもとで味わいます。

    ナパバレー旅行にワイナリー、B&B、料理教室などを加えて、人と交流しながら美味しさを味わって頂けます


  • カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(Culinary Institute Of America)

    食とワインを愛する者にとってここは夢のような場所です。世界的に有名なこのカレッジでは食とワインを愛する人たちのために料理教室を開催しています。シェフによるデモンストレーション、買い物、テイスティングバーのほか、コンサーバトリーレストラン(Conservatory Restaurant)、ベイカーカフェ・バイ・イリー(Bakery Café by illy)で食事を楽しめます。


  • 食とワインのイベント

    ナパバレーでは年間を通して食とワインのさまざまなイベントが開催されています。たとえば、1 月のナパ・トリュフ・フェスティバル(Napa Truffle Festival)。カリフォルニア州のワインカントリーと関連するおいしいワインを試飲することが最重要の目的です。


  • オックスボー・パブリック・マーケット(Oxbow Public Market)

    美しい風景に囲まれたこのマーケットには地元のすばらしい食料とワインが集まってきます。約 3,700 平方メートルの敷地には、ナパ川(Napa River)沿いに設けられた椅子付きのアウトドアデッキもあり、地元の食材業者やカフェ専門店が出店し、この地区の農場で生産されたオーガニック食材が並びます。

    オックスボー・パブリック・マーケットには、地元の食材店やカフェ専門店をはじめ、周辺地域の農場の有機農産物などが出店します。

ソノマ郡(Sonoma)で

Food & Drinkin Sonoma and California
  • 素晴らしいワインカントリーでたくさんの魅力を味わう

    ソノマ郡での暮らし方は無限大。サンフランシスコの北 48 キロメートルにある美しい沿岸地域で有名なのはワインだけではありません。太平洋の岩の海岸、セコイア、絵のようなブドウ畑、魅力的な町に囲まれながら、地元の職人、ワインメーカー、農家、シェフとの交流やスパでお寛ぎください。ソノマ郡で美食やワイン、大自然が創り出す、比類なきワインカントリーを体験してください。

  • 新鮮な食材

    家族経営の農場で採れる地物でも海から揚げたばかりの新鮮なシーフードでも、ソノマ郡の飲食店は観光客にワインカントリーの本当の味を味わってもらうために新鮮な食材を提供するという哲学を持っています。食べることが好きな人にとってのパラダイスを見つけに行きましょう。ミシュランやザガットの評価を受けているお店からカジュアルなワインカントリーの料理まで、500 軒を超えるレストランがとれたての地元食材を使っています。ファーマーズマーケットもお忘れなく。シーズン中は毎日ソノマ郡で開催されています。

  • 有名ワイナリー

    ワイン愛好家にはソノマ郡の有名ワイナリーと 40 万 5,000 ヘクタールに広がる 20 近くの特徴的なワイン生産地域が知られています。ワイン生産者は驚くほど多くの種類のワインを生産します。多くの観光客は、ソノマでのワインテイスティングはカジュアルで親しみやすく、ワイン生産者自身が観光客にワインを注いでくれるのも珍しくないということにうれしい驚きを感じます。ソノマ郡では世界最高レベルのワインも生産されています。高級ワインには、ピノノワール、シャルドネ、ジンファンデル、カベルネソーヴィニヨン、ソーヴィニヨンブランなどがあります。

  • ビールとシードル

    ソノマ郡のワイン以外の有名な飲み物、ビール、シードル、スピリッツもお試しください。現在、ソノマ郡には30 軒を超える醸造所、シードルハウス、蒸留所があります。シードルには歴史的にこの地域を最初に有名にした作物である、地物のリンゴを利用しています。また加工蒸留所ではウォッカ、ジン、ウィスキーを生産し、テイスティングもできます。実はアメリカで最高のビールのいくつかは ソノマ郡で醸造されています。ビールマップを使って訪問するテイスティングルームを見つけてください。

ワインカントリーで味わう楽しみ方

  • ツアーやテイスティング

    ソノマ郡には 18 のアメリカのブドウ栽培地域があり、その 425 軒以上のワイナリーでは 60 種類以上のブドウ品種を生産しています。ワインの初心者から専門家、そしてその間にいる人々までそれぞれに合ったテイスティングやツアーを体験することができます。郡全体に点在するワインの造られる渓谷を巡って高級ワイン醸造所からチャーミングな家族経営のワイナリーまで、さまざまなワイナリーを訪れてみてください。ケンドルジャクソン・ワイン・エステート&ガーデンズ(Kendall-Jackson Wine Estate & Gardens)で、あるいはセント・フランシス・ワイナリー&ヴィンヤーズ(St. Francis Winery & Vineyards)のコース料理で、ワインと食事の組み合わせについて学ぶこともできます。数十年にわたって有名な監督が所有する風格のあるフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー(Francis Ford Coppola Winery)では、映画に関する記念品を見学できます。カリフォルニア州で最も古い高級ワイナリーとして知られるブエナ・ビスタ・ワイナリー(Buena Vista Winery)ではカリフォルニア州のワイン作りの歴史を学びましょう。ベンジガー・ファミリー・ワイナリー(Benziger Family Winery)ではトラムに乗ってバイオダイナミックのブドウ園を見学できます。また、まさに現代のお城のようなレドソン・ワイナリー&ヴィンヤーズ(Ledson Winery & Vineyards)でゴシック様式のアーチや尖塔を散策するのも良いでしょう。

トライバレー(Tri-Valley )で

Food & Drinkin Tri-Valley and California

サンフランシスコの東にあるトライバレーは、降り注ぐ日光だけでなく数々の文化スポット、趣のあるダウンタウン、ショッピングと食事でも知られています。リバモア・バレー・ワイン・カントリー(Livermore Valley Wine Country)に限って言えば、ここはカリフォルニア州最古の地域です。美しい丘陵地帯には1840 年代から続くワイナリーが 50 軒以上もあります。訪問すべきぶどう園にはカリフォルニア州の史跡であり、アメリカで初めてプティシラーを生産したコンキャノンヴィンヤード(Concannon Vineyard)、アメリカで一番古い家族経営ワイナリーでアメリカ初のシャルドネ生産者であるウェンテヴィンヤーズ(Wente Vineyards)、高級産地のカベルネソーヴィニヨンで知られるマックグレイル・ヴィンヤーズ・アンド・ワイナリー(McGrail Vineyards and Winery)などがあります。

  • ビール好きの方にもたくさんの選択肢が用意されています。トライバレー・ビア・トレイル(Tri-Valley Beer Trail)には、20 以上のクラフトビール醸造所、タップルーム、ガストロパブがあります。シャドー・パペット・ブルーイング・カンパニー(Shadow Puppet Brewing Company)、オルタモント・ビア・ワークス(Altamont Beer Works)、ボトルタップス(BottleTaps)にはぜひ立ち寄りたいものです。
    歩きやすい並木道や歴史を感じさせる店舗があるプレザントン(Pleasanton)のダウンタウンは、アクティビティの息抜きにぴったりです。ショップでお土産を探したり、土曜日のファーマーズマーケットをのぞいたり、ブルー・アガービ・クラブ(Blue Agave Club)の屋外席でメキシコ料理やマルガリータを味わったりしてお楽しみ頂けます。

American Gourmet Style

ワイン

Wine

アメリカの 4 大ワイン産地を巡るTouring America’s Four Major Wine Regions

アメリカは広い国です。そのどの州においてもワイン生産がおこなわれています。ここでは特に 4 大産地といわれるカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州、ニューヨーク州のワインとその地域の食について主に取り上げます。どうぞまずはアメリカワインに関する基礎知識を身に着けて頂き食とのマリアージュを楽しんで頂けますように。
食べる楽しみ 飲む楽しみが一気に広がります。

オレゴン州のワインと地域食Oregon Wine and Regional Food

Food & Drinkin Oregon

ウィラメットバレー(Willamette Valley)で

  • 160 キロメートルにおよぶワイナリー、丘、歴史ある町

    ワイン醸造所のテーブルに椅子を出しすぐ外で栽培されたブドウで作ったワインを味わう。そんな贅沢がかなう場所をイメージしてください。今朝はまだ土の中だった新鮮な食材を使った料理を想像してください。なだらかに起伏する丘や曲がりくねった道路、歴史豊かな町、勢いよく流れる川、森林に覆われた山々が東西に広がる大地を思い描いてください。心に残る場所、それがウィラメットバレー(Willamette Valley)です。

    この土地に魅せられた開拓者たちは、3,219 キロメートルもの旅の末緑豊かな大地を居住地としました。極上の味しか受け入れられないこの地域で、受賞歴あるピノノワールを生む 250 軒以上のワイナリーやクラフトビールの醸造所に小さな蒸留所、アルチザンチーズのショップ、そして勇敢な精神を今なお魅了する大地や森や水路でこの夢想家たちの不屈の精神が生き続けています。

  • 世界レベルのワイン

    探検心をくすぐるウィラメットバレーでのんびりと過ごしてください。家族経営のワイナリーを目指して裏道をそぞろ歩き。ワインを注いでくれる接客係がワイン醸造者本人だと知っても驚かないでください。2 世代前、先見の明を持った人々が荒れ果てた果樹園や丘陵地帯を開拓してブドウを植えました。そのブドウが後にワイン界を席巻することになったのです。独自の物語に支えられ、受賞を誇るたくさんのワイナリーが谷に点在しています。手にしたグラスを満たす風味を生んだブドウの木々を見渡しながら世界的に有名なピノノワールをゆったりと味わってください。

  • 最高のワインリストをチェック

    毎年、オレゴン州ワイン評議会(Oregon Wine Board)とオレゴンワインプレス(Oregon Wine Press)誌は、オレゴンワイン A リスト賞でオレゴン州を本拠とする優れたワインセラーの振興に尽力するシェフとソムリエを発表しています。高い評価は食事客がオレゴン州のさまざまなワインを知り、ワインを選ぶ際の目安となっています。

    ジョエル・パーマー・ハウス(The Joel Palmer House Restaurant)など、オレゴンワイン A リスト賞を受賞したレストランでは、食事とともに提供するオレゴン産ワインのワインセラーを完備しています

  • ワイナリーでの食事

    緑豊かなブドウ園の中にある食卓を想像してみましょう。地元の食材を使った料理が次々と運ばれてきます。料理とペアリングされるのはあなたの周囲にたわわに実っているブドウで造られた地産のワイン。ユージーンのキングエステート(King Estate)やターナーのウィラメット・バレー・ブドウ園(Willamette Valley Vineyards)にはフルサービスのレストランが併設されており、互いに完璧に引き立てあう旬の食材とワインのメニューがその場でお楽しみいただけます。

    ウィルソンヴィルのテラ・ヴィナ・ワインズのブドウ園で楽しむディナー

  • ワインと食事

    ワインカントリーの南部から北部に向かって旅していると、ミッド・ウィラメット・バレー AVA(Mid-Willamette Valley AVA)やエオラ・アミティ AVA(Eola-Amity AVA)の周囲の美しい環境が目を楽しませてくれます。

    最初に立ち寄るのはユージーン(Eugene)にあるキング・エステート・ワイナリー(King Estate Winery)です。このワイナリーには、広大なぶどう園、ラベンダー畑、風格のあるテイスティングルーム、併設のレストランに食材を供給している環境に優しい小さな菜園があります。次は歴史を感じさせるデイトン(Dayton)を訪れます。この町には、感じのよいワイン醸造業者が集まっています。ストラー・ファミリー・エステート(Stoller Family Estate)では陽が当たるテイスティングルームに席を取り、世界に通用するピノノワールやシャルドネを飲みながら眼下に広がるぶどう園の風景を眺めてリラックスできます。丘の中腹にひっそりたたずむドメーヌドルーアン(Domaine Drouhin)はフランスの影響を受けたブルゴーニュやピノにうってつけの場所です。テイスティングツアーを締めくくるのはソーコルブロッサー(Sokol Blosser)。LEED の認定を受けたこのワイナリーは現代的なファームハウス内にあり、ここで一流の赤ワインと白ワインを試飲できます。フレンチオーク樽で熟成させたシャルドネはぜひ味わってみてください。

  • 極上のグルメ

    ウィラメットバレーで一番おいしい食べ物や飲み物に出会える場所について尋ねた時、お勧めというよりはまるで論説のような意見を言われても驚かないでください。ここで重要視されるのは、「地元」であること。クラフトビールの醸造者は特徴あるオレゴンビールを作るため、自家栽培のホップと大麦を使います。農場主は草肥育の牛や太陽の恵みを受けたベリー類を育て、人々は野生のキノコを探します。これらの最高の食材をふんだんに使いシェフは心に残るおいしそうな料理に変身させるのです。ワインカントリーでは、絵画のような農場を訪れ、生産者と触れ合い、畑を歩いて新鮮なブドウをバスケットいっぱいに収穫して持ち帰ることもできます。

  • 進化するレクリエーション

    オレゴン・ワイン・カントリー(Oregon Wine Country)では座ってばかりいられません。ワイン以外にも楽しみ方は実にさまざま。ウィラメット・バレー・シーニック・バイクウェイ(Willamette Valley Scenic Bikeway)でブドウ園を巡るサイクリングはいかがですか。国内有数のウォータートレイル、ウィラメット川(Willamette River)をカヌーで進み、谷の真ん中で過ごすのもお勧めです。野生動物保護区域をハイキングしながら花の香りを嗅ぎ、鳥の数を数え、絶滅の危機に瀕している蝶を観察しましょう。古代の森、険しい山頂、息をのむような滝が目を楽しませてくれます。

    個性と精神を熱心に守る何世代もの人々が、手入れと改良を続けてきたウィラメットバレーは、変化に富んだ美しい土地です。オレゴン・ワイン・カントリー(Oregon Wine Country)のウィラメットバレーを存分に味わってください。

ユージン(Eugene)で

  • ワインテイスティング

    ワイン好きの方ならユージンのキング・エステイト・ワイナリーには是非お立ち寄りください。地元の食材に合うワインをモットーとしています。ブドウ園では独自の有機栽培のブドウやフルーツが育てられ、メニューにはできるだけ地元のオーガニック食材を使っています。と言っても手抜きがないことは間違いありません。メニューは5つ星シェフがそろえるような食材を使っています。
    ユージンにはテリトリアル・ヴィンヤーズ&ワイン・カンパニー(Territorial Vineyards & Wine Company)もあります。ここのフルーツは非常によく考えられて育てられ収穫されています。店は街の中央に位置し限定品も置いています。ライブ音楽を聴くことができるカジュアルでホットな店です。

    オレゴンでは、地球に優しい地元の食材や飲み物を楽しめる環境を作っています。このようなフードシーンは他では見ることができません。旅行の計画には是非このトレンディなホットスポットを加えてみてください。

    オレゴン州、ワイナリー、ワインテイスティング

ポートランド(Portland)で
ワインカントリーと食文化について

Food & Drinkin Portland and Oregon

オレゴン州のポートランド都市圏には誰もが夢中になってしまう魅力があります。高山の森林やなだらかにうねる丘陵地帯に広がるぶどう園の合間を縫うようにサイクリングしたり、眺めのよいトレイルのハイキングを楽しんだり、クラフトビールを堪能したり、肩の力が抜けたカルチャーに触れたり、楽しみ方はさまざまです。しかし絶対に外せないのは、このようなアクティブなレジャーにつきものの食の楽しみです。ポートランド地域はオレゴン州のワインカントリーへの入り口です。ですから絵のように美しい景観に囲まれたすばらしいワイナリー、活気あるワインバー、ワインカルチャーを引き立てる特製の手作り食品との出会いを期待できます。

  • ワイナリー巡り

    ワイングラスがカチンと鳴る音、山盛りのグルメチーズプレート、緑豊かな渓谷。これらすべてがポートランド地域のワインシーンで体験できます。最初に立ち寄るのはウエストリン(West Linn)にあるピーツ・マウンテン・ヴィンヤード&ワイナリー(Pete’s Mountain Vineyard & Winery)。このワイナリーのテイスティングルームやパティオからは、マウントフッド(Mt. Hood)やウィラメット川(Willamette River)の美しい景色が見えるのが自慢です。このぶどう園では、毎年夏になると畑でテーブルを囲むディナーが企画されシェフが腕を振るうメニューと厳選されたワインとのペアリングを楽しむことができます。次に訪れるのは家族経営のポンジーヴィンヤーズ(Ponzi Vineyards)。シャーウッドにある最先端の設備を備えたこのワイナリーは、LIVE の環境保全認定を受けています。環境に優しいワイナリーでチェハレム山脈(Chehalem Mountains)の景色とともにピノノワールを楽しめるなんて、最高です。その後はデイビッド・ヒル・ヴィンヤーズ&ワイナリー(David Hill Vineyards & Winery)を目指します。ワイン愛好家にはオールド・ヴァイン・ピノ・ノワールが大人気です。丘の上には栽培地が広がり気持ちのよい歴史ある母屋が建っています。母屋にはテイスティングルームがあり、ワインをテーマにした数々のイベントが開催されています。

    ウエストリンのピーツ・マウンテン・ヴィンヤード&ワイナリーから見える雄大なマウントフッド

  • 人気のワインバー

    町の中心部には、興味深いワインリスト、おいしい軽食、温かみのある雰囲気と三拍子そろった地元のワインバーがあり。ワイン通も初心者も魅了しています。ペアリングス・ポートランド・ワイン・ショップ&バー(Pairings Portland Wine Shop & Bar)は要チェックです。「ポートランドで一番風変わりなワインショップ&バー」として知られているこのバーはちょっと型破りな楽しいサービスを提供しています。それは、客のお気に入りの映画の登場人物や星座に基づいて選んだワインをペアリングするというものです。でも帰る頃には原料を吟味したワインの品揃えに感銘を受けるでしょう。
    ワインバー巡りを締めくくるのはバーヴィヴァント(Bar Vivant)。サンセバスチャン風のピンチョス(タパス)にはポートランド風のアレンジが加えられています。この店ではすばらしいワインを期待できるだけでなく意外なバーフードにも驚かされます。というのもこのバーはピックスパティスリー(Pix Patisserie)とスペースを共有しているため、フランスのマカロン、各種のエクレア、パリ風のデザートが食べたくなったら甘いものがいくらでも食べられるのです。

    ワイン中心のバーやテイスティングルームで楽しむ地元産の単一品種もののワイン

  • グルメ生産者文化

    ポートランドのワイン生産者やシェフは周囲の環境が反映された材料を厳選しているため、自然な流れとして手作りの食品やおいしいものを作っている生産者も繁盛することになります。オリンピアプロビジョンズ(Olympia Provisions)は太平洋沿岸北西部で仕入れた肉を使って塩漬けのソーセージ、サラミ、パテを手作りしています。そしてそのどちらも地元の小売店で販売されています。ヤコブセン・ソルト・カンパニー(Jacobsen Salt Company)はオレゴンコースト(Oregon Coast)の海水から海塩を採っています。この塩は大人気の調味料として単品で販売されたり、人気の塩キャラメルなどの名物に使われたりしています。ウィラメットバレーの特産ワインをヒントにしたピノ・ノワール・ソルトを試しに味わってみてください。ミッショナリーチョコレーツ(Missionary Chocolates)では乳製品不使用の甘いトリュフが絶品です。マイヤーレモン、スパイシーシナモン、塩キャラメルなどのフレーバーがあります。おみやげに何箱か買ってみてはいかがでしょうか。果たしてチョコレートが家まで無事にたどり着けるかどうか定かではありませんが食べてしまったとしても内緒にしておきましょう。

    ヤコブセンソルトやその他のフレーバーのトッピングが飾られたミッショナリーチョコレーツのトリュフ

ニューヨーク州のワインと地域食New York Wine and Regional Food

Food & Drinkin New York

フィンガーレイクス地域
(Finger Lakes Region)で

  • フィンガーレイクスのワイナリーと自然美

    ニューヨーク州のフィンガーレイクス地域をぜひ訪れてみてください。この地域は指のように細長い湖にちなんで名付けられています。この風光明媚な地域はブドウの生産に適しており、現在フィンガーレイクスの各地に 100 を超えるワイナリーがあります。なかでも最もワイナリーが集中しているのはカユーガ湖(Lake Cayuga)、セネカ湖(Seneca Lake)、およびケウカ湖(Keuka Lake)の 3 つの湖の周辺です。

ワイントレイルへ出発

  • ワイントレイル

    地図を片手に数あるニューヨーク州のワイントレイル巡りにいざ出発。フィンガーレイクスとロングアイランドの世界的に有名なワイン生産地のほか州を横断するトレイルに組み込まれたワイナリーもあります。

    数あるニューヨーク州のワイントレイルを訪れ、グラスワインに舌鼓

  • 他のトレイルも

    アメリカ有数のワイナリーがあるだけでなく、この地域一帯ではビールに醸造酒、フレッシュジュースやサイダーなど、ワイン以外の試飲も楽しめるようになっています。アートトレイル、歴史と博物館のトレイル、フィンガーレイクス・チーズ・トレイル(Finger Lakes Cheese Trail)、シーウェイトレイル(Seaway Trail)、エリー運河沿いのトレイルなど、トレイルの種類も豊富です。コートランド、イサカ、オウィーゴを結ぶオーガニックでエコなトレイル、ナチュラルチョイセズ(Natural Choices)を探索してはいかがでしょう。
    キャナンデイグアのニューヨーク・ワイン・アンド・カリナリー・センター(New York Wine and Culinary Center)や、シラキュース生まれのダイナソーバーベキュー(Dinosaur BBQ)もお忘れなく。グレープパイにガーベージプレート、サンデー発祥の地であるイサカのアイスクリーム、新鮮な農産物などフィンガーレイクスのグルメはまさに伝説級。道路沿いやファーマーズマーケット、クラフトマーケットでよく見かけることができます。

Food & Drinkin New York

ニューヨーク州の農場とワイン生産地

  • 農地直送のレストラン、受賞歴のあるシェフ、
    クラフトビール、地元のぶどう園が
    ひしめく地域を満喫します。

    ニューヨーク州については、お洒落な街、尽きることのないエンターテインメント、アウトドアレクリエーション、美しい景観など、いろいろとご存じでしょう。そこにワールドクラスのグルメも加えてください。ニューヨーク州はどこに行っても美食家の天国です。食欲に任せて思い出に残る食の旅をニューヨーク州で満喫です。

  • ロングアイランドのワイン&フード

    ロングアイランド・マッカーサー空港またはジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)まで飛行機で行きレンタカーで東に進みロングアイランドを目指します。ロングアイランドは大西洋に突き出るように浮かぶ島です。その長さは約 180 キロメートル。のんびりとくつろげるビーチ、静かなコミュニティ、地元の農場とワイナリーで有名です。マーサ・クララ・ヴィンヤーズ(Martha Clara Vineyards)はテイスティングやさまざまなイベントを楽しめる家族経営のぶどう園です。絶好の写真撮影スポットと言えば、アメリカで最大級のラベンダーファームを誇るラベンダー・バイ・ザ・ベイ(Lavender by the Bay)です。満開の時期でなくても、ファームを歩き、ラベンダーの蜂蜜やアロマのお土産を購入することができます。なお、開花情報はウェブサイトにて英語とフランス語でお知らせされるのでチェックしてみてください。美しいハドソン渓谷(Hudson Valley)地域に進む前に静かなホテルで一泊するのもお勧めです。

  • ハドソン渓谷:地元産の豊富なフード&ワイン

    ロングアイランドから北に進み肥沃なハドソン渓谷に入ります。ここは1600 年代に最初のヨーロッパ人が移住してきた土地で多くの史跡が残されています。美食の冒険はストーン・バーンズ・センター(Stone Barns Center)の四季の農場ツアーから始めましょう。ブルー・ヒル・レストラン(Blue Hill Restaurant)で地元産の料理をお楽しみください。このお店は新鮮な食材にこだわって調理をしており、セットメニューもありません。渓谷を進み、カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(Culinary Institute of America、CIA)を訪れます。
    ここは、大勢の料理起業家と有名シェフを輩出した、伝説的な料理学校です。CIA の料理教室に参加し、プロのような薄切り、角切り、焼き方を学んでみてはいかがでしょうか。ウォールデンのアングリーオーチャード(Angry Orchard)ではツリーハウスのテイスティングルームでハードサイダーを試飲することができます。アメリカ最古のぶどう園のベンマールワイナリー(Benmarl Winery)でバコノワールやカベルネフラを試してみるのもお勧めです。今夜はアールデコ様式のすてきなホテル、バーロウ(The Barlow)に泊まり、心地よいエレガントな滞在をお楽しみください。

ワシントン州のワインと地域食Washington Wine and Regional Food

Food & Drinkin Washington

ウッディンビル・ワイン・カントリー
(Woodinville Wine Country)と
サマミッシュ・リバー・バレー
(Sammamish River Valley)を探索

ワシントン州シアトルから北東へ 50 キロメートル弱。ウッディンビル・ワイン・カントリーには90 件以上のワイナリーとテイスティングルーム、その他にもいろいろな施設があります。 サマミッシュ・リバー・バレーはアメリカ国内の肥沃な農場のトップ 10 に数えられ、楽しめるスポットが満載です。

  • 農場へ

    ウッディンビル・ラベンダー・ファーム(Woodinville Lavender Farm)のラベンダー畑は 6 月から 8 月にかけてが旬ですが、散歩やピクニック、セミナーに工芸教室、デモンストレーションは年間を通して楽しめます。 非営利の農場であり教育センターであり、市場でもある 21 エーカーズファーム(21 Acres Farm)では、持続可能性などについて学べるセミナーが開催されています。

    ウッディンビル・ラベンダー・ファーム

  • 食を堪能する

    恵み豊かなこの地域では、農作物への感謝を込めて斬新な料理教室や独創的なレストラン、グルメフェスティバルが開催されます。21 エーカーズファームの料理教室やバーキングフロッグ(Barking Frog)のエグゼクティブシェフ、ボビー・ムーアによる無料の料理教室(毎月開講)に参加しませんか。ハーブファームレストラン(Herbfarm Restaurant)が開催する 1 日体験は早朝から菜園でスタートし、全 9 品のコースディナーで締めくくります。 食とワインのトレイルをたどればウッディンビル・ラベンダー・ファームのアイスクリームなどお楽しみが盛りだくさん。 この地域の農作物は驚くほどの多様性と収穫量を誇ります。サマミッシュバレーの農地の半分あればレタス 130,500 個または人参 62,500 本が作れるそうです。

  • ワインを味わう

    ウッディンビル・ワイン・カントリーのもう1つの魅力は何と言ってもワシントン州を手軽に丸ごと味わえること。 数キロメートルも歩けばワシントン州に 13 ヵ所ある AVA(アメリカ政府承認ブドウ栽培地域)のほとんどのワインを試飲できます。 評判のレストランと約 25 ヵ所のワイナリーが徒歩圏内に点在するハリウッド地区。 余計なサービスを排除した、活気あふれる小さなワイナリーが軒を連ねるウェアハウス地区。 ウェストバレー地区は、じっくりと時間をかけて熟成させるブティックワイナリーと蒸留所が増えつつある新名所です。 グルメのメッカ、ダウンタウン地区では、メニュー豊富なレストランに直営のワイナリーがあります。
    ウッディンビルのワイナリーは昨年 1 年間で 90 ポイント以上の高評価を得ました。

    サマミッシュ川沿いにあるワイナリー

ラウドン・ワイン・カントリー
(Loudoun Wine Country)で

Food & Drinkin Washington

ブルーリッジ山脈とポトマック川の間に佇むバージニア州ラウドン郡は絶え間なく進化を続けています。
東海岸を代表する食のデスティネーションであり有名なワイン地方でもあるラウドン郡はアメリカの首都から約 50 キロメートルの場所に位置し、ワシントン D.C. のワインカントリーとして知られています。ラウドン郡・ワイン・カントリー(Loudoun Wine Country)には 40 を超えるワイナリーが集まっており、馬農場や歴史ある邸宅が並ぶ合間を縫うように延びる曲がりくねった道沿いに点在しています。この界隈のブティックワイナリー(少量のワインを手作業で生産するワイナリー)は雰囲気の良いテイスティングルームを備えていますが、その形態は素朴な納屋から驚くような建物まで様々です。少人数でのテイスティング、ためになる各種のツアー、創意に富んだフードペアリング、賞に輝いたワイン生産者との会話など多彩な楽しみ方ができます。さらにラウドン郡には一度は訪れておきたいビールやシードルの醸造所もあります。それでは、ビールとシードルも楽しめるラウドン郡のワインカントリーに向けて出発しましょう。

  • ブローヴィンヤーズ

    家族経営のブロー・ヴィンヤーズ(Breaux Vineyards)は人気のブドウ園。ゲストに多彩なテイスティング体験を楽しんでもらうために大小様々なテイスティングルームを備えた広大な施設を新たにオープンしました。 メインのテイスティングルームは常連客や 8 名以下の小グループが利用できます。オーナーのポール・ブロー・ジュニアがルイジアナ州出身であるため、ニューオーリンズのフレンチクォーターを髣髴とさせるデザインが印象的な美しいテイスティングルームです。VIP イベントの会場に最適なのは窓の外にブドウ園のパノラマビューが広がるタワールーム。大人数のグループの場合は開園当初からあるフランス風の二枚扉でつながっている施設を利用できます。

  • クリサリスヴィンヤーズ

    クリサリスヴィンヤーズ(Chrysalis Vineyards)は、ゲストがラウドン郡の農業に触れるための 165 ヘクタールを超える新しい農業地区を含みその敷地を拡大してきました。 クリサリスはロックスリー・エステート・ファームステッド・チーズ・カンパニー(Locksley Estate Farmstead Cheese Co.)と提携し、チーズ生産設備と先進的なテイスティングルームを増設しました。そのテイスティングルームではテイスティングをしながらワインに関するデジタル情報を確認することができます。農園では牛肉、卵、その他の農産物を購入することもできます。テイスティングルームは 2015 年にオープンし農場の初のチーズは 2016 年に販売されました。

  • ストーン・タワー・ワイナリー

    ストーン・タワー・ワイナリー(Stone Tower Winery)の最新施設には、テイスティングルーム、ミーティングスペース、ブルラン山地(Bull Run Mountains)に面したブドウ園を一望できる美しいデザインのテラスが揃っています。 このワイナリーでは、ワインの酒蔵内で座って味わうテイスティングやワインとチーズのペアリングなど、一味違う特別な体験をすることもできます。

  • グリーンヒル・ワイナリー・アンド・ヴィンヤーズ

    歴史ある町ミドルバーグ郊外のグリーンヒル・ワイナリー・アンド・ヴィンヤーズ(Greenhill Winery and Vineyards)はラウドン郡の中心部に位置するユニークなブティックワイナリーです。 このワイナリーではバラエティ豊かなツアーに参加できるだけでなく、テイスティングルームやマナーハウスでの試飲を楽しむこともできます。屋外やラウンジのシート、バッチボールやピクニックエリアなどの設備も充実しています。

  • 新しいエールトレイル

    ラウドン郡ではクラフトビールシーンが盛り上がりを見せています。すでに 20 を超える地ビール醸造所がありますが、その数はまだ増えています。 これらの醸造所の自慢はビール職人が精魂こめて作った少量生産の自家製ビールです。歴史あるダウンタウンの中心部や醸造所が自家製ホップを栽培する農園など、郡の至る所に醸造所があります。

    ラウドン郡のラケッツ近くにホップの加工処理施設ができる予定があり、これが完成すると中部大西洋で初の商業規模施設となります。ラウドン郡のすべての醸造所はロコ・バージニア・エール・トレイル(LoCo Virginia Ale Trail)の一部を成しています。そのため、このトレイルを辿ればすべての地ビール醸造所とユニークなビールや地元で人気の料理が楽しめるパブを訪問できます。

  • 新たな旋風:シードル

    ラウドン郡で話題のもう 1 つの新顔は、発酵させた無加糖のリンゴジュース「ハードサイダー」です。 歴史の町ミドルバーグにあるマウント・ディファイアンス・シーダリー・アンド・ディスティラリー(Mt. Defiance Cidery and Distillery)では辛口のシードルをブレンドした定番から、ジンジャー、蜂蜜、ブルーベリーで香り付けした斬新なシードルに至るまで様々なクラフトシードルを作っています。
    コーコランヴィンヤーズ(Corcoran Vineyards)も最近シードルの販売を開始しました。コーコランの「ノットヘッド」(Knot Head)は地元産の 7 種のリンゴだけをブレンドして作ります。バーボンの樽に入れて一定期間寝かせるためカクテルのウィスキーサワーを思わせる喉越しと味わいを楽しめるシードルに仕上がっています。

  • 評判のデスティネーションレストラン 

    ラウドン郡では料理だけにとどまらず全体的な食事体験を堪能できます。レストラン選びにはラウドン・ディスティネーション・レストラン(Loudoun Destination Restaurants)が参考になります。このリストに名を連ねるレストランは、5 つのカテゴリーにおける評価に基づいた審査を経て選ばれた優秀なレストランです。

    ラウドン郡で評判のデスティネーションレストラン、グッドストーン・イン・アンド・レストラン(Goodstone Inn & Restaurant)

ウォルター・クロア・ワイン・アンド・
カリナリー・センターを体験

Food & Drinkin Washington

ウォルター・クロア・ワイン・アンド・カリナリー・センターでは、ワインテイスティングやワインに関する講座など、ワインについて学ぶ素晴らしい機会を提供しています。
クロアセンターはワシントン州のビニフェラ種のブドウとその将来性について研究したことから、「ワシントンのワインの父」と称されるウォルター・J・クロア博士の名前を冠します。毎回違う品種のテイスティング体験ができるユニークなイベントを毎月開催しています。テイスティングするワインは月毎にワシントン・アメリカン・ヴィティカルチュアル・エリア(Washington American Viticultural Area)のワインの中から選び、訪問者にそれぞれの品種のユニークな特徴を紹介しています。

  • センターの多彩な催し

    訪れた人は楽しくてついつい時間を忘れてしまいます。魅力いっぱいのワインショップでは、昔ながらの人気ワイン、小規模生産の逸品、ここでしか手に入らないワインなどを販売しています。ワシントン州の 4 つの大学でブドウ栽培とワイン醸造学を学ぶ学生が作ったワインの専門コーナーもあります。このコーナーの売り上げは大学のコース、クロアセンター(Clore Center)、ワイン造りを学ぶ大学生に還元されます。
    ワインやグルメのファンには、毎月ここクロアセンターで開催され毎回違った品種に特化したテイスティングを行う、ブラインドテイスティングがおすすめです。また、料理とワインのペアリング、タパス作りの実演、すし料理教室などの料理クラスも見逃せません。クロアセンターでは敷地内にある2つの会場と屋内外の多目的スペースを利用して、パーティー、結婚式、会合、イベントなどの催しを行うこともできます。
    特別イベントのスケジュールに合わせて、ぜひクロアセンターを訪れてみてください。

    ワシントン州のレッド・マウンテン・ヴィンヤード

カリフォルニア州のワインと地域食California Wine and Regional Food

Food & Drinkin California

カリフォルニア州でワイン生産地巡り

ワイン生産地それぞれの素晴らしい違いは、カリフォルニア州そのものです。
カリフォルニア州のワイン生産地では、ブドウ畑の広がる田舎道に沿って、瀟洒な建物が立ち並んでいるのを見ることができます。また、改装した納屋を利用したカジュアルなワイナリーや、ヒップなテイスティングルームを備えた都会的なワイントレイルも見つかるでしょう。次のリストを参考に、自分好みの地域を見つけてください。

  • ゴールドカントリー

    歴史あるジンファンデルの木はカリフォルニア州の北東地域を発祥として根付いてきました。ワイン作りの歴史は 1850 年代のゴールドラッシュにまで遡ります。今日のゴールドカントリーはワイナリー、ワインツアー、テイスティングルームやレストランで賑わっています。

    カリフォルニア州の 1,200 を超えるワイナリーのほとんどでは、ワインセラーで、あるいはブドウ畑の穏やかな眺めを楽しみながら、ワインテイスティングができます。

  • メンドシーノ/ロシアン川

    メンドシーノ郡のワイン生産地は、海からの風で冷やされた気候とゆるやかな丘陵地帯から沿岸のセコイア杉が陰を作るブドウ畑までさまざまに変化する地形で知られ、ピクニックを楽しむには最高の場所です。また風光明媚な断崖、ビーチ、州立公園など、舞台装置は整っています。

  • ナパ

    ナパバレーは広大なぶどう園、大きなテイスティングルーム、趣のある街、エレガントなリゾートで知られます。その多くはワイナリーが点在する絵画のように美しい田舎道、有名なシルバラードトレイル沿いに並んでいます。

  • ソノマ

    ソノマ郡では、美しいロシアン川(Russian River)に向かって北に進むほど気持が安らいでいきます。シャトーであれ、修復した納屋であれ、ソノマ郡のワイナリーはコンクールで金賞を受賞するほど国際的にも評価されています。

    新鮮な野菜と果物、地元産のチーズ、そして受賞歴のあるワイン。ナパバレーの昼食はおいしい地元産の食材を称えます。

  • セントラルコースト

    歴史ある大牧場、美しい海岸線、素朴な田舎道、魅力的な町々やどこまでも続くブドウ畑がセントラルコーストをどこよりも魅力的な旅の目的地にしています。何百とあるワイナリーも訪れるべき場所の 1 つです。ここでは州内で最古のブドウ畑が見られますが、その多くは 1700 年代に修道士によって開墾されました。

  • セントラルバレー

    ここは サンフランシスコ から東へ約 160 キロメートル、歴史あるジンファンデルをはじめとする赤ワインで有名なアメリカのブドウ栽培地域です。環境に配慮した栽培方法でも最先端を行く総面積約 10,000 ヘクタールにおよぶブドウ畑は持続可能性のある畑として認定を受けています。

    カリフォルニア州のワイン生産地では、ソーヴィニオンブランやシャルドネ、カベルネソーヴィニオン、メルロー、ジンファンデル、ピノノワールなど、変化に富んだ品種が栽培されています。

  • シリコンバレー

    シリコンバレーの西側木々に覆われたサンタクルーズ山脈(Santa Cruz Mountains)に接する小高いエリアは、ワイン愛好家を引き寄せてやみません。サラトガというかわいらしい村がこの地域の中心地です。

ナパバレー(Napa Valley)で

Food & Drinkin Napa Valley and California

ナパバレーでワインと料理を自分流に堪能

次の旅程では、そのすべてを満喫できます。
この上なく美しいカリフォルニア州のナパバレーで、焼きたてのペストリーや農場で採れたばかりの野菜や果物を味わったり、料理とワイン、料理教室などを楽しめます。

  • 1 日目:ナパとヨントヴィル

    一日の始まりは、にぎやかなオックスボー・パブリック・マーケット(Oxbow Public Market)を散策しモデルベーカリー(Model Bakery)でサクサクのイングリッシュマフィンをいただきます。ここから車で北に少し行った B セラーズ(B Cellars)では庭園やワインケーブでテイスティングを体験します。ヨントヴィルでランチをとるなら受賞歴のあるブションベーカリー(Bouchon Bakery)がお勧めです。バターたっぷりのクロワッサンや焼きたてのパンで作ったサンドイッチを堪能してください(クッキー、エクレア、タルトもお忘れなく)。その後、ここから車ですぐの所にある景観の美しいクリフ・リード・ワインヤードでは、ガイドツアーに参加してください。季節のカナッペやさっぱりしたワインでお腹を満たすことができます。

  • 2 日目:オークヴィル/ラザフォードとセントヘレナ

    朝食はオークヴィルグローサリー(Oakville Grocery)がお勧めです。甘くておいしい自家製ペストリーや風味豊かなブレックファーストブリトーはテイクアウトでも店内でも食べることができます。朝食後はラザフォード・ランチ・ワイナリー(Rutherford Ranch Winery)に立ち寄って、チョコレートとワインのマリアージュを体験してみてはいかがでしょうか。ランチは、かの有名な料理専門学校、カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ(CIA:Culinary Institute Of America)で。CIA は、クリスチャン・ブラザーズ・ワイナリーとして 1 世紀もの間使用されていた壮麗な石造りの建物にあり、同じ敷地にある CIA の評判の高いワイン・スペクテイター・レストランで才能豊かな新人シェフが腕を振るっています。ワインや料理のクラスに登録すればCAI で各種の教育プログラムを利用できます。その後歴史あるベリンジャービンヤード(Beringer Vineyards)に立ち寄ってワインとチーズをお供に美しい景色を存分にご堪能ください。

    カリナリー・インスティテュート・アメリカの石造りの建物は、1 世紀もの間、クリスチャン・ブラザーズ・ワイナリーの建物として使われていました。

  • 3 日目:セントヘレナとカリストガ

    ケアディーンエステート(Cairdean Winery Estate)のテイスティングルームを散策です。モダンでエレガントな装飾が施され、ワインの種類も豊富に揃っています。ランチにはカリストガにあるエヴァンジェリン(Evangeline)がお勧めです。カジュアルなビストロでクレオール風のフランス料理を提供しています。午後に必ず立ち寄りたいのがカステロ・ディ・アモロサ(Castello di Amorosa)です。アメリカで、中世のトスカーナ様式のお城が見られるのはこのワイナリーだけです。受賞歴のあるシャトー・モンテレナ・ワイナリー(Chateau Montelena Winery)もぜひ立ち寄ってみてください。ディナーはソラージュにあるソルバー(Solbar)で楽しみます。独創的なアレンジを加えた地元料理は忘れられない思い出となることでしょう。

    「ソルバー」は、独創的にアレンジした地元料理で知られるレストランです。

グルメ達がカリフォルニア州ナパバレーを
こよなく愛する6つの理由

Food & Drinkin Napa Valley and California

ワインテイスティングは最高です。カリフォルニア州ナパバレーほど多くの楽しみ方があるところは他にないでしょう。特にワインを片手に絶品のお食事を楽しみたい方は、旅程にお料理教室も含めることもできます。


  • ワイナリーでの料理体験

    ナパバレーの多くのワイナリーは施設内にシェフ、キッチン、料理クラスを用意しており、訪れた人は料理とワインのペアリングの技術に没頭することができます。ケイクブレッドセラーズ(Cakebread Cellars)とペジュ(Peju)で開講している料理クラスをチェックし、B セラーズ(B Cellars)、V. サトゥーイワイナリー(V.Sattui Winery)で思い出に残る料理を仕上げましょう。


  • 料理教室

    ナパバレーを訪れ、キッチンで 1 日またはそれ以上の時間を過ごす食通はたくさんいます。シルベラード・クッキング・スクール(Silverado Cooking School)のようなスクールで一流のレッスンを受ければ、気に入った料理の作り方を学び料理の技術を高めることができます。このスクールでは地元産の旬の食材のみを使用します。B&B のシーダー・ゲイブルズ・イン(Cedar Gables Inn)ではシェフ自らが料理教室で教えています。シーダーゲイブルズのレッスンでは参加者は自分のディナーを自分で用意し、でき上ったらキャンドルの灯りのもとで味わいます。

    ナパバレー旅行にワイナリー、B&B、料理教室などを加えて、人と交流しながら美味しさを味わって頂けます


  • 食とワインのイベント

    ナパバレーでは年間を通して食とワインのさまざまなイベントが開催されています。たとえば、1 月のナパ・トリュフ・フェスティバル(Napa Truffle Festival)。カリフォルニア州のワインカントリーと関連するおいしいワインを試飲することが最重要の目的です。


  • ワインだけにとどまらない
    さまざまなテイスティング

    ラウンド・ポンド・エステート・オリーブ・オイル(Round Pond Estate Olive Oil)かルセロ・オリーブ・オイル(Lucero Olive Oil)で味覚を刺激しましょう。バウンティー・ハンター・ワイン・バー&スモーキン BBQ(Bounty Hunter Wine Bar & Smokin’ BBQ)でバーボンとライのスピリッツを試飲して味蕾を目覚めさせます。ただし、柔らかいスモークミートのためのスペースを空けておきましょう。ザ・カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ・アット・グレイストーン(Culinary Institute of America at Greystone)のスパイス・アイランズ・マーケットプレイス(Spice Islands Marketplace)では、職人手作りのチョコレート、チーズ、塩漬け肉、オリーブオイルなどを試食できます。すべてを少しずつ味見してみてください。


  • カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ
    (Culinary Institute Of America)

    食とワインを愛する者にとってここは夢のような場所です。世界的に有名なこのカレッジでは食とワインを愛する人たちのために料理教室を開催しています。シェフによるデモンストレーション、買い物、テイスティングバーのほか、コンサーバトリーレストラン(Conservatory Restaurant)、ベイカーカフェ・バイ・イリー(Bakery Café by illy)で食事を楽しめます。


  • オックスボー・パブリック・マーケット
    (Oxbow Public Market)

    美しい風景に囲まれたこのマーケットには地元のすばらしい食料とワインが集まってきます。約 3,700 平方メートルの敷地には、ナパ川(Napa River)沿いに設けられた椅子付きのアウトドアデッキもあり、地元の食材業者やカフェ専門店が出店し、この地区の農場で生産されたオーガニック食材が並びます。

    オックスボー・パブリック・マーケットには、地元の食材店やカフェ専門店をはじめ、周辺地域の農場の有機農産物などが出店します。

ソノマ郡(Sonoma)で

Food & Drinkin Sonoma and California
  • 素晴らしい
    ワインカントリーで
    たくさんの魅力を味わう

    ソノマ郡での暮らし方は無限大。サンフランシスコの北 48 キロメートルにある美しい沿岸地域で有名なのはワインだけではありません。太平洋の岩の海岸、セコイア、絵のようなブドウ畑、魅力的な町に囲まれながら、地元の職人、ワインメーカー、農家、シェフとの交流やスパでお寛ぎください。ソノマ郡で美食やワイン、大自然が創り出す、比類なきワインカントリーを体験してください。

  • 有名ワイナリー

    ワイン愛好家にはソノマ郡の有名ワイナリーと 40 万 5,000 ヘクタールに広がる 20 近くの特徴的なワイン生産地域が知られています。ワイン生産者は驚くほど多くの種類のワインを生産します。多くの観光客は、ソノマでのワインテイスティングはカジュアルで親しみやすく、ワイン生産者自身が観光客にワインを注いでくれるのも珍しくないということにうれしい驚きを感じます。ソノマ郡では世界最高レベルのワインも生産されています。高級ワインには、ピノノワール、シャルドネ、ジンファンデル、カベルネソーヴィニヨン、ソーヴィニヨンブランなどがあります。

  • 新鮮な食材

    家族経営の農場で採れる地物でも海から揚げたばかりの新鮮なシーフードでも、ソノマ郡の飲食店は観光客にワインカントリーの本当の味を味わってもらうために新鮮な食材を提供するという哲学を持っています。食べることが好きな人にとってのパラダイスを見つけに行きましょう。ミシュランやザガットの評価を受けているお店からカジュアルなワインカントリーの料理まで、500 軒を超えるレストランがとれたての地元食材を使っています。ファーマーズマーケットもお忘れなく。シーズン中は毎日ソノマ郡で開催されています。

  • ビールとシードル

    ソノマ郡のワイン以外の有名な飲み物、ビール、シードル、スピリッツもお試しください。現在、ソノマ郡には30 軒を超える醸造所、シードルハウス、蒸留所があります。シードルには歴史的にこの地域を最初に有名にした作物である、地物のリンゴを利用しています。また加工蒸留所ではウォッカ、ジン、ウィスキーを生産し、テイスティングもできます。実はアメリカで最高のビールのいくつかは ソノマ郡で醸造されています。ビールマップを使って訪問するテイスティングルームを見つけてください。

ワインカントリーで味わう楽しみ方

  • ツアーやテイスティング

    ソノマ郡には 18 のアメリカのブドウ栽培地域があり、その 425 軒以上のワイナリーでは 60 種類以上のブドウ品種を生産しています。ワインの初心者から専門家、そしてその間にいる人々までそれぞれに合ったテイスティングやツアーを体験することができます。郡全体に点在するワインの造られる渓谷を巡って高級ワイン醸造所からチャーミングな家族経営のワイナリーまで、さまざまなワイナリーを訪れてみてください。ケンドルジャクソン・ワイン・エステート&ガーデンズ(Kendall-Jackson Wine Estate & Gardens)で、あるいはセント・フランシス・ワイナリー&ヴィンヤーズ(St. Francis Winery & Vineyards)のコース料理で、ワインと食事の組み合わせについて学ぶこともできます。数十年にわたって有名な監督が所有する風格のあるフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー(Francis Ford Coppola Winery)では、映画に関する記念品を見学できます。カリフォルニア州で最も古い高級ワイナリーとして知られるブエナ・ビスタ・ワイナリー(Buena Vista Winery)ではカリフォルニア州のワイン作りの歴史を学びましょう。ベンジガー・ファミリー・ワイナリー(Benziger Family Winery)ではトラムに乗ってバイオダイナミックのブドウ園を見学できます。また、まさに現代のお城のようなレドソン・ワイナリー&ヴィンヤーズ(Ledson Winery & Vineyards)でゴシック様式のアーチや尖塔を散策するのも良いでしょう。

トライバレー(Tri-Valley )で

Food & Drinkin Tri-Valley and California

サンフランシスコの東にあるトライバレーは、降り注ぐ日光だけでなく数々の文化スポット、趣のあるダウンタウン、ショッピングと食事でも知られています。リバモア・バレー・ワイン・カントリー(Livermore Valley Wine Country)に限って言えば、ここはカリフォルニア州最古の地域です。美しい丘陵地帯には1840 年代から続くワイナリーが 50 軒以上もあります。訪問すべきぶどう園にはカリフォルニア州の史跡であり、アメリカで初めてプティシラーを生産したコンキャノンヴィンヤード(Concannon Vineyard)、アメリカで一番古い家族経営ワイナリーでアメリカ初のシャルドネ生産者であるウェンテヴィンヤーズ(Wente Vineyards)、高級産地のカベルネソーヴィニヨンで知られるマックグレイル・ヴィンヤーズ・アンド・ワイナリー(McGrail Vineyards and Winery)などがあります。

ビール好きの方にもたくさんの選択肢が用意されています。トライバレー・ビア・トレイル(Tri-Valley Beer Trail)には、20 以上のクラフトビール醸造所、タップルーム、ガストロパブがあります。シャドー・パペット・ブルーイング・カンパニー(Shadow Puppet Brewing Company)、オルタモント・ビア・ワークス(Altamont Beer Works)、ボトルタップス(BottleTaps)にはぜひ立ち寄りたいものです。
歩きやすい並木道や歴史を感じさせる店舗があるプレザントン(Pleasanton)のダウンタウンは、アクティビティの息抜きにぴったりです。ショップでお土産を探したり、土曜日のファーマーズマーケットをのぞいたり、ブルー・アガービ・クラブ(Blue Agave Club)の屋外席でメキシコ料理やマルガリータを味わったりしてお楽しみ頂けます。