American Gourmet Style
各地で味わうコーヒーとスイーツ
The Taste of Coffee and Sweets at Each Region
各地で味うコーヒーThe Taste of Coffee at Each Region
太平洋沿岸北西部のダイナミックな都市、シアトルで
シアトルをワインとクラフトビールだけの街と思ったら大間違い。ここはスターバックス誕生の地です。パイク・プレイス・マーケット横の一号店は今も営業を続けています。この都市はカフェインがエネルギーの源と言っても過言ではなく、全米でも有数のコーヒーハウスが集まります。その中には、シアトルズベスト(Seattle’s Best)、カフェヴィータ(Caffe Vita)、自家焙煎のビクトローラコーヒー(Victrola Coffee)、さらに 1 杯 1 ドル制のクラウド・シティ・コーヒー(Cloud City Coffee)などがあります。スターバックス・リザーブ・ロースタリー(Starbucks Reserve Roastery)を見学して有名ブランドが持つコーヒー文化の新たな魅力を体験しませんか。
ワシントン州シアトルのパイク・プレース・マーケット(Pike Place Market)の外側にある、この街で最も古いスターバックス(Starbucks)前の行列はほとんど途切れることがありません。
さらにわずか数キロ離れたところにスターバックス・リザーブ・ロースタリー・アンド・テイスティング・ルーム(Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room)があります。人々はいまだにこの重要な意味を持つ場所を訪れてオリジナルの茶色いコーヒーロゴの写真を撮って行きます。
スターバックスは、シアトルの魅力的なコーヒー文化を形作るのに確かに役立ちましたが、地元のカフェも負けてはいません。シアトルによると、この市にはアメリカ国内の他のどの都市よりも多くのコーヒーショップがあるそうです。エスプレッソコーヒーの専門店ではないカフェ、ベーカリー、レストランなどを数に入れなくてもです。
シアトルでコーヒーハウスの文化がこれほど発達したのはなぜなのでしょうか?曇りや雨の日が多く、冬は 1 日の日照時間が 8 時間に減るので、暖かいコーヒーを飲めば活動的なままでいられる、と人々は言います。またシアトルには教養のある人々がたくさんいて、新聞や小説をめくりながらカフェラテをすする光景も見られます。友人に会ったりアイディアを共有したりバリスタがラテの泡で作ったアートに感心したり、とシアトルのコーヒーショップは都会的な魅力にあふれています。
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色々なコーヒーを体験できる場所
シアトルではいろいろなコーヒーのひとときを体験できます。シンプルにコーヒーを楽しみたいときは、居心地の良い C & P コーヒー(C & P Coffee)に行ってみましょう。ウェストシアトルのクラフツマンスタイルの建物の中にあるこのショップは地元民の憩いの場となっています。デザイナーやハイテクワーカーが近くで働く便利な中心地、パイオニアスクエア(Pioneer Square)には活気あふれるツァイトガイスト(Zeitgeist)があります。ファンキーなジョージタウンのオールシティコーヒー(All City Coffee)では、アーティストやボーイングフィールドの愛称で親しまれるキング郡国際空港までのフライトを終えたパイロットと一緒のテーブルになることがあるかもしれません。
コーヒーに囲まれる体験に浸りたいファンに嬉しいことは、コーヒーについて学べる機会が至るところにあることです。シアトル・コーヒー・ワークス(Seattle Coffee Works)の「カッピング」レッスンを受けてコーヒーの味わい方や味を区別する手法を学ぶことができます。ブーン・ブーナ・ロースタリー & カフェ(Boon Boona Roastery & Cafe)では東アフリカのコーヒーセレモニーを体験できます。どこに行くかなかなか決まらないときはガイド付きのコーヒーツアーに参加して町中のコーヒーを試すことをおすすめします。
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地元風に飲むコーヒー
ようやくカフェを選んだら、今度はコーヒーの種類の数に圧倒されてしまうかもしれません。シアトルのコーヒーはただのコーヒーではありません。ここでは豆やミルク、温度、注ぎ方に至るまで、バラエティに富んでいます。「ポアオーバー」は人気のあるメニューです。これは挽いたコーヒー豆の上にお湯を注ぎ、フィルターでろ過して風味を引き出す簡単な方法です。シアトルのいつもより暖かい日には冷たいものを試してみましょう。水だしコーヒーは粉を水に 12 時間浸したものをろ過して氷の上に注いだものです。コーヒーの種類のいくつかはシングルオリジンです。バリスタが豆がどこで生産されたのか、また自家焙煎かどうかについて喜んで説明してくれるでしょう。ホイップクリームを乗せたモカから小さなカップに収まる細心の注意を払ったショットまで、典型的なエスプレッソは豊富にあります。
間違った選択などありませんからこの都市でいろいろ試して楽しみましょう。シアトルのコーヒーには情熱とワクワクがいっぱい詰められていて、バリスタたちもあなたのカップに入れるものが最高であるようにお世話したいと思っています。詰められた情熱はとても強くそれは味にも出ています。バリスタはよく、コーヒーの泡を芸術的に仕上げます。
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小規模ビジネスから始まった
有名ブランド20 世紀のシアトルは知とハイテクのホットスポットで、スターバックス、アマゾン、ボーイング、マイクロソフトといたグローバル企業の発展に貢献しています。ただしこれらの企業も最初は巨大ではありませんでした。例えばアマゾンの場合、創立者のジェフ・ベゾスのガレージから始まりました。スターバックスは1971 年にシアトルの炒ったコーヒー豆を売る単独の店からスタートしました。
スターバックスは1986 年にようやく店頭で淹れたコーヒーの販売を開始しました。いくつかの有名ブランドを生み出したシアトルでは現在でも小規模ビジネスが活躍し続けており、独立系の本屋から、アナログコーヒー(Analog Coffee)などの無数のコーヒーハウス、パイク・プレイス・マーケット(Pike Place Market)で商品を売る業者まで多くのマイクロブランドが拠点を置いています。この街ではまさに「小さいことは美しい」が体現されています。
音楽と一緒に味わうミルウォーキーでのコーヒー
数十年の間にミルウォーキーのライブ音楽は有名な劇場にとどまらずアートギャラリー、ブルーパブ、コーヒーショップでも楽しめるようになりました。その好例とも言えるのがヒップなコーヒーチェーン、コレクティボコーヒー(Colectivo Coffee)。また夜にくつろぎながら音楽を楽しみたい時はベイビューとウォーカーズポイントに店を構えるアノダイン・コーヒー・ロースティング・カンパニー(Anodyne Coffee Roasting Company)がおすすめです。小さな自家焙煎カフェでアコースティックやエレクトリックのライブを開催しています。50 年以上にわたりコーヒーと地元アーティストによる音楽や詩の夕べを提供するザ・コーヒー・ハウス(The Coffee House)も一度訪れる価値があります。
ポートランドでの地元コーヒー
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ポートランドの人々にとってはロック音楽よりも大切なものがあります。それはコーヒーです。アメリカで最も高い人気を誇るコーヒーブランドのスタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)は、自らが提供するコーヒーに並々ならぬプライドを持っています。コーヒー愛好家のあなたもコーヒーを片手にしばし休憩したいだけのあなたも、これだけコーヒーが充実した街に来たのはラッキーです。ぜひ立ち寄ってみていただきたいのはダウンタウンにあるスタンプトンタウン・コーヒー・ロースターズ、サウスイースト地区のハートコーヒー(Heart Coffee)、パール地区のシスターズ・コーヒー・カンパニー(Sisters Coffee Company)です。
ポートランドのコーヒーショップでドリンクを作っているバリスタ
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コーヒー文化
普通のコーヒーはあまり飲まないという方でもポートランドの有名なローストは試してみたくなるはずです。コーヒーが大好きな方には天国です。市内のカフェやロースター達はお洒落なコーヒーショップで厳選したコーヒー豆を熟練の技を持つバリスタの手で出すことに誇りを持っています。コーヒーショップはポートランドの至るところにあるように見えてどのお店にするか迷うかもしれません。中でもお勧めのブランドはスタンプタウン、ウォーター・アベニュー、コアヴァです。
ポートランド、カフェアート、コーヒー
コロラド州のクラフトコーヒーカルチャー
高さ 4,300 メートルの有名なパイクスピーク(Pikes Peak)の山頂がすぐ近くにあるコロラドスプリングスは風光明媚かつアウトドアに適した町です。ロッククライミング、ハイキング、オフロードドライブ、乗馬といったアクティビティや多数の公園があり、目いっぱい体を動かせます。クラフトコーヒーカルチャーを楽しむ前に、創意に富んだビール、スピリッツや食品に興味があるならコロラドスプリングスのアイビーワイルドスクール(Ivywild School)に忘れずにお立ち寄りください。この建物は 1916 年から 2009 年まで小学校として使用されており現在は複合施設になっています。教室はブリストル・ブルワリー&パブ(Bristol Brewery & Pub)、アックス&ジ・オーク・ディスティラリー・ウイスキー・ハウス(Axe & The Oak Distillery Whiskey House)などの独創的な飲食店の店舗として再利用されています。かつての校長室でカクテルを注文し以前の職員室や自習室でおしゃべりに花を咲かせることだってできます。盛り上がりを見せるクラフトビールやスピリッツのシーンに加えてコーヒー文化も盛り上がっています。コロラドスプリングスには世界中の小規模で環境に優しい農園で生産されたフェアトレードのコーヒー豆を使っているアーバン・スチーム・コーヒー・バー&カフェ(Urban Steam Coffee Bar & Cafe)やロイヤルコーヒー(Loyal Coffee)のような場所があり、クラフトコーヒーカルチーが発展しつつあります。また、コロラドスプリングス滞在中には神々の庭(Garden of the Gods)を訪れるのをお忘れなく。赤い砂岩の地層で有名な公園は、トリップアドバイザー(TripAdvisor)でアメリカ一の観光スポットに選ばれたことがあります。
イリノイ州の小さな町で
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カスタム・カップ・コーヒーでほっと一息
コーヒーといえば挽きたての豆で淹れたコーヒーに勝る一杯はあるでしょうか?カスタム・カップ・コーヒー(Custom Cup Coffee)を支えるブレントとケンドラ・ビースドルファー夫妻はまさにこの考え方に基づいて、自分たちのコーヒー哲学を築き上げました。フェアトレードの小規模ロースタリーであり魅力いっぱいのコーヒーショップでもあるこの店は、淹れたてのコーヒーを楽しんでもらうことに力を尽くしてきました。ドリップ、プアオーバー、コールドブリューなど淹れ方はどうであれコーヒー豆は必ず自家焙煎し、注文を受けてから豆を挽きます。店頭に並ぶコーヒーのフレーバーは入れ替わるのでコーヒーにうるさい愛好家でも満足できること請け合いです。煎り立てのおいしいコーヒーを座って味わうこともコーヒー豆を買って帰ることもできます。
店頭に並ぶカスタム・カップ・コーヒーの焙煎されたコーヒー豆
ミシガンの地元の人に教えてもらう
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タコスに夢中、その後にコーヒー
まずはタコス。1920 年代にはガソリンスタンドとして使用されていたドンキータケリア(Donkey Taqueria)は地元で人気の本格的なメキシコの屋台料理店です。この店のテキーラリストは見事なものです。ウチワサボテンのマルゲリータとドレープライトで飾られたパティオがお店の雰囲気を引き立てています。この他にも屋上庭園のある温室、そして緑のカーテンの屋内市場ダウンタウンマーケット(Downtown Market)にあるタコス・エル・クニャド(Tacos El Cunado)のタコストリオをお試しください。ここではお好みの肉や野菜を選べる最高の3種類の定番ストリートタコスを提供しています。アサダ(asada)(ステーキ)、アルパストール(al pastor)(ポークグリル)、ノパル(nopales)(食用サボテン)をメキシコのコーラかオルチャ―タ(horchata)(甘いライスミルク)と一緒に食べてみてください。
タコスを食べた後はコーヒーです。地元の人がおすすめするのは最高にお洒落なマッドキャップカフェ(Madcap Coffee)で楽しむ「美味しいハイエンド」です。未来的な円形のコーヒーバーでは濃いめのコーヒー、トーストのメニュー、そして他では味わえない夏季限定のコーヒーフロートやアイスコーヒー、ブラックチェリーのジュース、レモネード入りのアーノルド・パーマー風の「ブラック&イエロー(Black & Yellow)」をお楽しみいただけます。ひと昔前のコーヒーとは違いますのでぜひお試しを。
プエルトリコでカフェインを堪能
コーヒーを楽しむ訪れるべき10のスポット
(農園&コーヒーショップ)
アイランドスタイルのコーヒー文化のダブルショットを味わえる、特別なコーヒースポットをチェックします。
プエルトリコについて考えるとき最初に思い浮かぶことといえば、ビーチとターコイズブルーの海、色鮮やかな建築物、活気に満ちたナイトライフ、素晴らしいショッピングなどでしょう。しかしカリブ海に浮かぶこの島は、シングル・オリジン・コーヒーでも知られています。シアレスにあるムセオ・デル・カフェ(Museo del Cafe)では島のコーヒーの歴史を学ぶことができます。アシエンダと呼ばれるコーヒーファームのツアーで、コーヒー豆がどのように育ちその豆をどのように加工しているかを見ることができます。おしゃれなコーヒーショップではスペイン風カフェラテ「カフェ・コン・レチェ(cafe con leche)」でほっと一息。プエルトリコのコーヒーに夢中になること間違いなしです。
コーヒーに関するちょこっと
コーヒー豆の栽培に最適な気候のおかげでウトゥアド近郊の地域はプエルトリコのコーヒー生産の中心地となっています。この地方のコーヒープランテーションは「アシエンダス」と呼ばれています。山の中にある現役のコーヒー農場、アシエンダオリゾンテ(Hacienda Horizonte)にはゲスト用の宿泊施設があり、ツアーと試飲も行っています。家族経営のコーヒープランテーション、アシエンダ・カフェ・グラン・バテイ(Hacienda Cafe Gran Batey)では、豆から袋詰めまでコーヒー生産の全工程を見学できます。シアレスのコーヒー博物館(Coffee Museum)ではコーヒー生産についてさらに詳しく学べます。敷地内のコーヒーショップで現地産のコーヒーを味わってみて頂くのがおすすめです。
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①
アシエンダ・トレス・アンジェレス中部の山岳地帯にあるアドフンタスに向かいこのアシエンダの土曜日ツアーに参加して、国連世界観光機関がこのコーヒーを世界で最高レベルのスペシャルティコーヒーであると認めた理由を確かめましょう。ツアー終了後は農場のカフェでこちらのブランドのリッチな一杯をお楽しみ頂けます。
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④
アシエンダ・モンテ・アルトアドフンタスにある環境に優しいコーヒーファームで人気のコーヒー「アロマ・デル・シエロ(Aroma del Cielo)」をお試しください。山にかかる霧がコーヒー豆の熟成を促進することでローストしたときの風味がより豊かになります。農場を出る前にお土産やプレゼントを買うのをお忘れなく。
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②
アシエンダポモロッサポンセの丘の中腹にあるコーヒー農園を訪れぜひ豆がどのように加工されるかを学んでください。ツアーの最後にはその完成品をお楽しみ頂けます。3 エーカーにもおよぶアラビカコーヒー畑が風味豊かな香ばしさを生み出しています。おすすめは収穫の季節である 10 月から 12 月。豆から始まりカップに注がれるまで全体の生産工程を見学できます。
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⑤
ムセオ・デル・カフェ
(Museo del Cafe)素朴な魅力のある博物館を見学しプエルトリコのコーヒー産業の歴史をぜひ学んでください。美しい山の町シアレスに位置するこの博物館は2 世紀以上にわたるプエルトリコのコーヒー生産の歴史を展示しています。展示品にはアンティークのコーヒーミル、古い学校の制作物、歴史的な資料などがあります。その後良い香りをたどってコーヒーショップへ。島内トップクラスの一杯を注文したらストアに向かいローストしたコーヒー豆をどうぞお土産に。
ムセオ・デル・カフェのコーヒーショップを見物
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③
アシエンダ・サン・ペドロハユヤでは、カフェ・ラ・フィンカ(Cafe La Finca)のコーヒーショップがある4 代目の職人技が光るコーヒーファームを見学します。週末午後のツアーでコーヒーの生産について学んだり敷地内を散策したり、博物館を見て回ったり。週末にはレストラン「ラ・フラグア(La Fragua)」で本格的なプエルトリコ料理を楽しことができます。
アシエンダ・サン・ペドロの博物館にある旧式のコーヒー処理装置
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プエルトリコの
おすすめコーヒーショップ -
⑥カフィクルトゥラ(Caficultura)
オールドサンファンにある改装済みの歴史的な建物の中にありエスプレッソショットのほろ苦さが効いたおいしいホットチョコレート「チョコラティート(chocolatito)」が楽しめます。
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⑦カフェコラオ(Cafe Colao)
オールドサンファンではサンフアン湾の素晴らしい景色を眺めながらカフェ・コン・レチェをご堪能ください。熟練したバリスタがメニュー選びを手伝ってくれます。
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⑧カフェ・コン・セ(Cafe con Ce)
サンフアンで地元の人に人気のおいしいコーヒーなどのドリンクや自家製ペストリーをどうぞ。
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⑨カフェレヒーナ(Cafe Regina)
コーヒーを飲みながらサンフアン郊外の活気あるサントゥルセで驚きのブランチをお楽しみください。
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⑩フレンズカフェ(Friends Cafe)
プラザコロン(Plaza Colon)の歴史地区マヤグエスにあるカラフルな傘の下で風味豊かなエスプレッソをぜひ味わってください。
カフェ・コン・セのエントランスの上にある壁に描かれたストリートアート
各地で味わうスイーツSweets to Taste at Each Region
食後のパイ
アメリカ人にとって食後のパイは絶対に外せない魔法のデザート。これからその魅力をについてご説明致します。
秘密の隠し味を使って最高においしく仕上がられたフィリングを、バターの効いたサクサクの生地で包みこんだアメリカンパイは、デザートの天国へ連れて行ってくれるスイーツです。仕上げのトッピングとして新鮮なホイップクリーム、バニラアイス、ふわふわのメレンゲ、あるいは細かくスライスしたチェダーチーズ(北東部や中西部で一般的)が選べるだけでなく、アメリカのパイには旅行者が味わっておくべき種類が無数にあります。古い 10 席ほどの食堂や街の高級レストランで食事をする際は必ずお腹に余裕を残しておいてください。パイを食べなくてはなりませんので。
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北東部のパイ
北東部の住人はリンゴ狩り、シードルパーティー、鮮やかに色づいた葉を眺めながらのドライブなど秋の果樹園での楽しい思い出をたくさん持っています。 この地域の果樹園の多くは、労働者の日(9 月の第 1 月曜日)前後に開いています。 自分だけのパイを焼きたいなら果樹園の人にどのリンゴの種類(グラニースミス、ローマビューティーが有名)が良いかを尋ねてみましょう。食べることに集中したい場合はほとんどの果樹園で焼きたてのパイが売られています。砂糖、シナモン、ナツメグで化粧をし黄金の生地に包まれたサクサクのリンゴを楽しむことができます。
旅行者にとって有難いことにアップルパイはアメリカ中で売られていますが、スイーツ愛好家にはペンシルベニア州のランカスター郡を行く「パイ巡礼」がおすすめです。アメリカで最も古いアーミッシュ派の居住区であるこの地域では、シューフライパイを楽しめます。 糖蜜を使ったフィリングに黒糖と小麦粉をまぶしたトッピングが特徴で、ハエを追い払うという意味のパイの名前は焼き上げが外で行われていた時代を思わせます。
また、街の名前を冠したボストン・クリーム・パイも外せません。 1856 年にこのパイを生み出したマサチューセッツ州ボストン中央部のオムニ・パーカー・ハウス(Omni Parker House)に立ち寄れば、本場の味を楽しむことができます。食べながら、ペーストリークリームを挟み込んだスポンジをチョコレートフォンダンでくるんだこのデザートがパイなのかケーキなのかを熱く議論してください。 -
南東部のパイ
おいしい料理の常として、南東部のパイはとても深い満足感を与えてくれる食体験です。ソウルフードレストランの日替わりパイの誘惑に打ち勝つことは難しいでしょう。サツマイモ、ピーカン、レモン、ピーチ、ストロベリーを使ったパイの他、チェスパイと呼ばれるバニラやチョコレート、あるいはココナッツで風味付けされた名物のカスタードパイも楽しめます。
南部に黄白色のキーライムが生い茂るフロリダ州で食べておくべき一品は、当然ながらキーライムパイです。ライム果汁と甘いコンデンスミルクが作る渦にメレンゲやホイップクリームのトッピングが完璧に調和した、酸味と甘みが絶妙なタルトです。爽やかな潮風を浴びながら味わえば、最高に贅沢な時間を楽しめます。
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アップルパイに関するちょこっと
アメリカ「公認」のデザートであるアップルパイは国内のほぼすべての都市や町で味わうことができます。 特におすすめのお店はカリフォルニア州ロサンゼルスのジ・アップル・パン(The Apple Pan)、テキサス州フォートワースのパリ・コーヒー・ショップ(Paris Coffee Shop)などです。
アメリカ中でさまざまなバリエーションがあるディープディッシュパイ
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キーライムパイに関するちょこっと
2006 年、フロリダ州議会はキー・ライム・パイが州の公式なパイであることを宣言しました。
キー・ライム・パイにはフロリダ州南端のフロリダキーズを名産地とする小さな果実キーライムが使われています。 卵黄と甘い練乳に甘さと強い酸味が特徴のライムの果汁を加えよく混ぜて作ります。 キューバ風サンドイッチ同様キー・ライム・パイにもアレンジはいろいろあります。イーバーシティではシルクのように滑らかな口当たりのライムパイをぜひ堪能してください。美しく飾り付けられた酸味と甘みが絶妙なフロリダ州のキーライムパイ
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ボストン・クリーム・パイに関する
ちょこっと1856 年にボストンのオムニ・パーカー・ハウス(Omni Parker House)のパーカーズレストラン(Parker’s Restaurant)で考案され、マサチューセッツ州公式デザートとなったチョコレートフロスティングをかけたカスタードたっぷりのケーキ。 バター風味のソフトなパーカー・ハウス・ロール(Parker House Rolls)も同じくここで誕生しました。 フランクリン・ルーズベルト元アメリカ大統領がホワイトハウスのディナーで提供することを求めた 1933 年まで、そのレシピは秘密にされていました。
マサチューセッツ州のとびきり甘いデザートを味わったことはありますか。
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中西部、太平洋沿岸、西部、
南西部のパイ地方色豊かなミシガン州では、酸味の強いチェリーを使った楽しいパイやタルトが名物です。ピーチ、アップル、ルバーブを組み合わせたおいしいバリエーションが数多くあります。 太平洋沿岸や西部地域ではマリオンブラックベリー、ラズベリー、ワイルドハックルベリーの鮮やかな紫色と強い甘みがアクセントになっています。
アメリカのパイの伝統はその地域の歴史と強く結びついています。南西部のおいしい揚げパイを食べれば、サクサクの生地にフルーツがいっぱい詰まった包み揚げを牧場主に手渡す料理人の姿が頭に浮かびます。中西部インディアナ州のシュガークリームパイを食べれば、三種類の砂糖、ダブルクリーム、バニラが作り出すおいしさを何世代にも渡って受け継いできた農家の歩みをたどることができます。
アメリカを旅行する際は訪れた地域のパイの伝統について現地の人にぜひ尋ねてみてください。食事の最後にはアメリカを象徴する 1 切れのためにお腹の余裕を残しておくことをどうぞ忘れずに。ストロベリーとルバーブ入りのおいしいパイ
アメリカの様々なスイーツVarious Sweets in the U.S.
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ブラウニー
Food & Drinkin Illinoisイリノイ州シカゴにあるパーマー・ハウス・ヒルトン・ホテル(Palmer House Hilton Hotel)のパティシエは、1893 年のコロンブス万国博覧会を記念して小さなケーキ風デザートの制作を依頼されました。 そこで考案されたのが ブラウニーです。 このホテルでは現在もオリジナルレシピ通りのブラウニーを作っています。歴史あるこの建造物の見学ツアーに含まれるプリフィクスランチでどうぞお試しください。
甘い楽しみ。これが誕生した歴史あるホテルで存分に堪能して下さい。
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ジェラート
Food & Drinkin New Jerseyベントスプーン(Bent Spoon)に行って、ジェラートを味わわないことにはプリンストン滞在は完結しません。フレーバーには、ラベンダーマスカルポーネ、バジル、チョコレートアールグレイなどがあります。レトロな装飾と手書きのボードがこの小さなスペースを温かく心地よい雰囲気にしています。1 日の締めくくりにはデザートを手にプリンストン大学(Princeton University)のキャンパスを散策し、古い石造りの建物がほの暗い光と柔らかな夕焼けに照らされて変わっていく様子を観賞して頂くことをおすすめします。
ドーナッツ
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Food & Drinkin Minnesota
ミネソタ州ミネアポリスで
レトロ・キッチュ・キュイジーヌを楽しむ。ドーナッツも!ミシシッピ川からわずか数ブロックの不思議な雰囲気が漂う「パームスプリングスランド(Palm Springsland)」にある「機械じかけの木」、つまり観覧車にぜひ乗ってください。ミネアポリスのダウンタウンのすばらしい眺めは見逃せませんしインスタ映えスポットです。もっとレトロキッチュな楽しい時間を過ごしたいなら、グラム・ドール・ドーナツ(Glam Doll Donuts)へ行きましょう。おしゃれな 1950 年代風インテリアのピンナップ写真をテーマにしたドーナツの店です。ドーナツの名前は、たとえば、フラーティー・フレンチー(エスプレッソクリームチーズにチョコレートアイシング)、ショーガール(メープルバタークリームにキャラメリゼしたベーコン)、ファム・ファタール(フレッシュラズベリーカードにバニラアイシング)。
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Food & Drinkin Oregon
オレゴン州ポートランドで
ポートランドの朝はスタンプタウン(Stumptown)でコーヒーを。街に続々とオープンする新しい店を開拓するのは楽しいものです。ランチの時間になったら、たくさんのカートが一か所に集まるフードカードポッドへ。有名なブードゥードーナツ(Voodoo Doughnut)のベーコンメープル、またはブルースタードーナツ(Blue Star Donuts)のブルーベリーバーボンバジルが朝夕問わず何よりもお勧めです。
クッキー
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フォーチュンクッキー発祥の地、サンフランシスコで
チャイナタウンで。朝はフォー・バレル・コーヒー(Four Barrel Coffee)の温かいコーヒーと職人がつくるダイナモドーナツで目覚めます。このドーナツはルバーブやブルーベリーコーンミールなど収穫したての食材を使ったフレーバーがあります。次にサンラフンシスコ名物のケーブルカーに乗ってチャイナタウンを目指しグレート・イースタン・レストラン(Great Eastern Restaurant)で点心のブランチを取ります。ここはオバマ前大統領もお気に入りのレストランです。チャイナタウンではゴールデン・ゲート・フォーチュン・クッキー・カンパニー(Golden Gate Fortune Cookie Company)のツアーに参加してみてください。ここはフォーチュンクッキーの発祥の地です。高級ディナーならミスタージューズ (Mister Jiu’s)がおすすめです。贅沢な食事とチャイナタウンの味がミックスした特別なメニューを楽しめます。
ケーブルカーで市内巡り
チョコレート
ハーシー:世界的に有名なチョコバーが生まれた場所
ペンシルベニア州中南部のハーシー・ハリスバーグ地域は、ミルトン・ハーシーによるグレート・アメリカン・チョコレート・バー(Great American Chocolate Bar)が生まれた土地として知られます。また、セオドア・ルーズベルト大統領が「最も美しい建物」と称えた荘厳な州議会議事堂(State Capitol)でも有名です。中部大西洋沿岸地域のヘソともいえる場所に位置し、ボルチモアからは 145 キロメートル足らず、フィラデルフィアからは約 160 キロメートル、ニューヨーク市からは 273 キロメートルほどです。網の目のように走る州間道路網、鉄道、そしてハリスバーグ国際空港(Harrisburg International Airport)のおかげで、近隣の都市への移動も便利です。
素敵な甘い家族の楽しさ(Sweet Family Fun)は、ハーシー・ハリスバーグ地域が最も大切にしているテーマであり、全米屈指のテーマパークがそれを実現しています。ハーシーの空を彩るのは、ハーシーパークR(Hersheypark)のローラーコースターやキッシングタワー(Kissing Tower)、そして伝統あるチョコレート工場から突き出す大きな煙突です。また25 キロメートルほどのところにあるハリスバーグの街では、芸術からマイナーリーグ、美術館や博物館、そしてこの地方随一のイベント会場で開催される粋なショーにいたる、多種多彩なエンターテインメントを楽しめます。
カップルや大人の旅でお越しの方々なら、盛り上がる一方の都会ならではの雰囲気も楽しめます。ハリスバーグは昔ながらの風景をそこかしこに留めつつ新しいレストランや共同アートプロジェクトに沸いており、都会ならではのエンターテインメントを満喫することができます。産地直送の材料にこだわったグルメから、小皿料理、サンデーブランチ、上質なステーキ、ワインバーならびにウィスキーバーなど、ハリスバーグへの旅にはいつでもすばらしい食事とすばらしい雰囲気が伴います。
ハーシー・ハリスバーグ地域は、サスケハナ川(Susquehanna River)や緑がまぶしいブドウ農園、かの有名なアパラチアントレイル(Appalachian Trail)などがあることからも分かる通り、アウトドア環境に恵まれているため、歴史ある大邸宅を横目にカヤックで川を渡ったり、美しい野生動物たちが多く暮らす自然公園を歩いたりと、さまざまな冒険に挑戦できます。
夏季は、この地域が最も賑わう観光シーズンです。この時期には夏ならではの景色と音とが訪れる人々を迎えます。ゆっくりと安定した流れが特徴のサスケハナ川の雄大な風景を背景に、ローラーコースターが風を切る音が聞こえます。また庭園では、花が咲き乱れます。ビアガーデンもあります。シェフやショップのオーナー、そしてツアーガイドなどが喜んで訪れる人々をもてなし、彼らの故郷であるこの地域にまつわる物語を語ってくれるでしょう。
ハーシーパークR は毎年、遊園地が大好きな何百万人という人々を迎えます。13 基のジェットコースター、数多の家族向けの乗り物、ライブエンターテインメント、そしてウォーターパークを擁し、夏を存分に楽しむ環境はバッチリです。ただし、ハーシーをぜひとも訪れるべき魅力的な旅行先にしているのは、遊園地だけではありません。街にはハーシーR のキスR(Kiss)チョコレートを模した街灯が並びミルトン・ハーシーの起業に関するためになる話が様々な方法でユニークに紹介されています。
ハーシーR のチョコレート(Hershey’s Chocolate)はどこのお店でも買えますが、自分だけのキャンディーバーを作ったり「キスファクトリー(Kiss Factory)」の中に入ってチョコレート作りを丸ごと体験できるのはハーシー パークの入園口のすぐ隣にあるハーシーズ・チョコレート・ワールドR のアトラクション(Hershey’s Chocolate World Attraction)だけです。
地域の見どころリストのトップに来るのは確かに遊園地ではありますが、ハーシーやその近隣のハリスバーグは決して「お子様のみ」が楽しめる場所ではありません。ハーシー氏は、受賞歴もあるチョコレートを題材にしたグルメと至極のスパ体験が自慢のAAA フォーダイヤモンド(Four Diamond)を獲得したゴージャスなホテルも建設しています。ハーシー氏が残した多くの遺産のひとつは、ハーシーガーデン(Hershey Gardens)です。広さ 9 ヘクタールのハーシーガーデンは、妻のキティのために「すてきなバラ園」をイメージして造られました。
ハリスバーグのダウンタウンは、グルメなレストランや劇場、気の利いた小物が見つかるショップがひしめいています。レストランおよびビジネス街は、オープンエアのスペースやルーフトップでの食事にぴったりの気候の良い夜には、非常に賑わいます。
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ハーシーハリスバーグ地区のチョコレートタウン
ハーシーズ・チョコレート・ワールド・アトラクション(Hershey’s Chocolate World Attraction)へ。着いたとたん、チョコレートの甘い香りが漂ってきます。ここではグレート・アメリカン、チョコレート・ツアー・ライド(Great American Chocolate Tour Ride)に参加し、原料のココア豆、牛乳、砂糖からどうやってあの至福の味が生まれるかを間近で学ぶことができます。
次の目的地に向かう前に、チョコレートワールド(Chocolate World)に寄ってツイズラーズ(赤いリコリス菓子)を買いだめし、さらに 2 キロのハーシーチョコレートバーを 2 本も買ったとしても大丈夫。抱えて歩くのはちょうどよい運動です。
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ホテルハーシーで
チョコレートファンのパラダイス、ペンシルベニア州ハーシーにあるホテルハーシー(Hotel Hershey)は、チョコレートバーの生みの親、ミルトン・ハーシーが 1933 年に設立しました。 現在このホテルではホットココアにチョコレートスフレ、ハーシーズ・チョコレート・クリーム・パイなど、甘いご馳走を堪能することができます。
ペンシルベニア州ハーシーにあるホテルハーシーでチョコレートマティーニをお楽しみください。
ミズーリ州のデザート 9品!
ミズーリ州ほど甘い州はほかにありません
チョコレートにキャンディ、アイスクリーム、ペストリー。甘いものに目がない人はミズーリ州ならデザートに不自由しません。 手作りの高級チョコレートから作りたてのアイスクリームまで何でも揃うミズーリ州は、甘党の天国です。
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①
テッドドルーズのフローズンカスタードクリーミーでなめらかなフローズンカスタードはセントルイスに 2 ヵ所のスタンドがあるテッドドルーズ の看板メニュー。 ブルーベリーからブラウニーまでバラエティ豊富なフレーバーのカスタードをカップやコーン、サンデー、シェイクで楽しもうと数多くの家族連れが行列を作ります。
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④
ベイリーズ・チョコレート・バーセントルイスのこのスポットではデザートドリンクをぜひ試してみてください。 メニューには 20 種類以上のチョコレートマティーニが並びます。 カラメルバナナ、自家製チョコレート、カラメルソース、ホイップクリーム、ナッツをトッピングしたチョコレートサンデーやバニラサンデーなどもおすすめです。
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⑦
アスキノジーチョコレートスプリングフィールドを本拠地とするこの自家製チョコレート会社は高級な板チョコが主力商品。 ダークチョコレートとトーストココナッツの「ビューティフルメス(Beautiful Mess)」がおすすめです。
そんじょそこらのチョコレートバーとは違います。 高級チョコレートをご所望なら、アスキノジーの職人技が光るチョコレートバーをどうぞ。
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⑨
フォー・シーズンズ・キャンディ・バーセントルイスのフォー・シーズンズ・ホテル(Four Seasons Hotel)では 特別なおもてなしが待っています。 それがチョコレートとカラメルを詰めた手作りの B. メアリーバー(B. Mary Bar)です。 宿泊しなくてもホテル内のレストラン、シエロ(Cielo)でデザートを注文できます。
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②
グーイー・バター・ケーキしっとりとしてずっしりと食べごたえのあるこのケーキは粉糖をふりかけただけのシンプルなものです。セントルイスが発祥の地とされる街を象徴する デザート。 ミズーリ州ならどこのスーパーやレストランにもあります。
ミズーリ州はと言えば、この甘くて口どけのよいバターケーキが有名です。 州内のスーパーやレストランで見つけることができます。
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⑤
セントラル・デイリー・アイスクリーム古き良き時代の味ならジェファーソンシティの伝統の味ははずせません。1930 年代以来、地元産の食材を使った作りたてのアイスクリームを販売しています。 バニラ、チョコレート、ストロベリー、ブラックウォルナットが一度に楽しめる「ロックンロールサンデー(Rock & Roll Sundae)」がおすすめです。
1930 年代から地元の人々に愛されてきたこのアイスクリームショップでは、甘いものや塩気のきいたものなど、食欲をそそるさまざまなフレーバーを提供し続けています。
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③
グランマズクッキーセントチャールズの歴史あるメインストリートで
40 年近く営業してきたこのパン屋は、毎日焼きたてのクッキーを販売しています。 昔ながらのチョコチップからジンジャースパイスまで豊富なフレーバーが自慢です。 -
⑥
クリストファー・エルボー・
チョコレートカンザスシティで手作りされているこのチョコレートは、あまりの美しさに食べるのがもったいないほど。 チョコレートの中にはローズマリーやパッションフルーツなどのフィリングが隠れていて独創的なフレーバーで驚かせてくれます。
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⑧
ブルー・アウル・レストラン&
ベーカリー歴史的な街並みのキムジックにあるブルー・アウル・レストラン&ベーカリー(The Blue Owl Restaurant & Bakery)の名物はレヴィー・ハイ・アップル・パイ(Levee High Apple Pie)。
高さが 23 cm もあるこのアップルパイは、18 個のゴールデンアップルを薄切りにして重ねてありパイ生地もこの店で作っています。歴史あるキムスウィックのこのパン屋は「ゼロから作る」がモットー。 素朴なおいしさのフルーツパイはどれもおすすめです。
American Gourmet Style
各地で味わうコーヒーとスイーツ
The Taste of Coffee and Sweets at Each Region
目次
各地で味うコーヒーThe Taste of Coffee at Each Region
太平洋沿岸北西部のダイナミックな都市、
シアトルで
シアトルをワインとクラフトビールだけの街と思ったら大間違い。ここはスターバックス誕生の地です。パイク・プレイス・マーケット横の一号店は今も営業を続けています。この都市はカフェインがエネルギーの源と言っても過言ではなく、全米でも有数のコーヒーハウスが集まります。その中には、シアトルズベスト(Seattle’s Best)、カフェヴィータ(Caffe Vita)、自家焙煎のビクトローラコーヒー(Victrola Coffee)、さらに 1 杯 1 ドル制のクラウド・シティ・コーヒー(Cloud City Coffee)などがあります。スターバックス・リザーブ・ロースタリー(Starbucks Reserve Roastery)を見学して有名ブランドが持つコーヒー文化の新たな魅力を体験しませんか。
ワシントン州シアトルのパイク・プレース・マーケット(Pike Place Market)の外側にある、この街で最も古いスターバックス(Starbucks)前の行列はほとんど途切れることがありません。
さらにわずか数キロ離れたところにスターバックス・リザーブ・ロースタリー・アンド・テイスティング・ルーム(Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room)があります。人々はいまだにこの重要な意味を持つ場所を訪れてオリジナルの茶色いコーヒーロゴの写真を撮って行きます。
スターバックスは、シアトルの魅力的なコーヒー文化を形作るのに確かに役立ちましたが、地元のカフェも負けてはいません。シアトルによると、この市にはアメリカ国内の他のどの都市よりも多くのコーヒーショップがあるそうです。エスプレッソコーヒーの専門店ではないカフェ、ベーカリー、レストランなどを数に入れなくてもです。
シアトルでコーヒーハウスの文化がこれほど発達したのはなぜなのでしょうか?曇りや雨の日が多く、冬は 1 日の日照時間が 8 時間に減るので、暖かいコーヒーを飲めば活動的なままでいられる、と人々は言います。またシアトルには教養のある人々がたくさんいて、新聞や小説をめくりながらカフェラテをすする光景も見られます。友人に会ったりアイディアを共有したりバリスタがラテの泡で作ったアートに感心したり、とシアトルのコーヒーショップは都会的な魅力にあふれています。
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色々なコーヒーを体験できる場所
シアトルではいろいろなコーヒーのひとときを体験できます。シンプルにコーヒーを楽しみたいときは、居心地の良い C & P コーヒー(C & P Coffee)に行ってみましょう。ウェストシアトルのクラフツマンスタイルの建物の中にあるこのショップは地元民の憩いの場となっています。デザイナーやハイテクワーカーが近くで働く便利な中心地、パイオニアスクエア(Pioneer Square)には活気あふれるツァイトガイスト(Zeitgeist)があります。ファンキーなジョージタウンのオールシティコーヒー(All City Coffee)では、アーティストやボーイングフィールドの愛称で親しまれるキング郡国際空港までのフライトを終えたパイロットと一緒のテーブルになることがあるかもしれません。
コーヒーに囲まれる体験に浸りたいファンに嬉しいことは、コーヒーについて学べる機会が至るところにあることです。シアトル・コーヒー・ワークス(Seattle Coffee Works)の「カッピング」レッスンを受けてコーヒーの味わい方や味を区別する手法を学ぶことができます。ブーン・ブーナ・ロースタリー & カフェ(Boon Boona Roastery & Cafe)では東アフリカのコーヒーセレモニーを体験できます。どこに行くかなかなか決まらないときはガイド付きのコーヒーツアーに参加して町中のコーヒーを試すことをおすすめします。 -
地元風に飲むコーヒー
ようやくカフェを選んだら、今度はコーヒーの種類の数に圧倒されてしまうかもしれません。シアトルのコーヒーはただのコーヒーではありません。ここでは豆やミルク、温度、注ぎ方に至るまで、バラエティに富んでいます。「ポアオーバー」は人気のあるメニューです。これは挽いたコーヒー豆の上にお湯を注ぎ、フィルターでろ過して風味を引き出す簡単な方法です。シアトルのいつもより暖かい日には冷たいものを試してみましょう。水だしコーヒーは粉を水に 12 時間浸したものをろ過して氷の上に注いだものです。コーヒーの種類のいくつかはシングルオリジンです。バリスタが豆がどこで生産されたのか、また自家焙煎かどうかについて喜んで説明してくれるでしょう。ホイップクリームを乗せたモカから小さなカップに収まる細心の注意を払ったショットまで、典型的なエスプレッソは豊富にあります。
間違った選択などありませんからこの都市でいろいろ試して楽しみましょう。シアトルのコーヒーには情熱とワクワクがいっぱい詰められていて、バリスタたちもあなたのカップに入れるものが最高であるようにお世話したいと思っています。詰められた情熱はとても強くそれは味にも出ています。バリスタはよく、コーヒーの泡を芸術的に仕上げます。
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小規模ビジネスから始まった有名ブランド
20 世紀のシアトルは知とハイテクのホットスポットで、スターバックス、アマゾン、ボーイング、マイクロソフトといたグローバル企業の発展に貢献しています。ただしこれらの企業も最初は巨大ではありませんでした。例えばアマゾンの場合、創立者のジェフ・ベゾスのガレージから始まりました。スターバックスは1971 年にシアトルの炒ったコーヒー豆を売る単独の店からスタートしました。
スターバックスは1986 年にようやく店頭で淹れたコーヒーの販売を開始しました。いくつかの有名ブランドを生み出したシアトルでは現在でも小規模ビジネスが活躍し続けており、独立系の本屋から、アナログコーヒー(Analog Coffee)などの無数のコーヒーハウス、パイク・プレイス・マーケット(Pike Place Market)で商品を売る業者まで多くのマイクロブランドが拠点を置いています。この街ではまさに「小さいことは美しい」が体現されています。
音楽と一緒に味わう
ミルウォーキーでのコーヒー
数十年の間にミルウォーキーのライブ音楽は有名な劇場にとどまらずアートギャラリー、ブルーパブ、コーヒーショップでも楽しめるようになりました。その好例とも言えるのがヒップなコーヒーチェーン、コレクティボコーヒー(Colectivo Coffee)。また夜にくつろぎながら音楽を楽しみたい時はベイビューとウォーカーズポイントに店を構えるアノダイン・コーヒー・ロースティング・カンパニー(Anodyne Coffee Roasting Company)がおすすめです。小さな自家焙煎カフェでアコースティックやエレクトリックのライブを開催しています。50 年以上にわたりコーヒーと地元アーティストによる音楽や詩の夕べを提供するザ・コーヒー・ハウス(The Coffee House)も一度訪れる価値があります。
ポートランドでの地元コーヒー
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ポートランドの人々にとってはロック音楽よりも大切なものがあります。それはコーヒーです。アメリカで最も高い人気を誇るコーヒーブランドのスタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(Stumptown Coffee Roasters)は、自らが提供するコーヒーに並々ならぬプライドを持っています。コーヒー愛好家のあなたもコーヒーを片手にしばし休憩したいだけのあなたも、これだけコーヒーが充実した街に来たのはラッキーです。ぜひ立ち寄ってみていただきたいのはダウンタウンにあるスタンプトンタウン・コーヒー・ロースターズ、サウスイースト地区のハートコーヒー(Heart Coffee)、パール地区のシスターズ・コーヒー・カンパニー(Sisters Coffee Company)です。
ポートランドのコーヒーショップでドリンクを作っているバリスタ
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コーヒー文化
普通のコーヒーはあまり飲まないという方でもポートランドの有名なローストは試してみたくなるはずです。コーヒーが大好きな方には天国です。市内のカフェやロースター達はお洒落なコーヒーショップで厳選したコーヒー豆を熟練の技を持つバリスタの手で出すことに誇りを持っています。コーヒーショップはポートランドの至るところにあるように見えてどのお店にするか迷うかもしれません。中でもお勧めのブランドはスタンプタウン、ウォーター・アベニュー、コアヴァです。
ポートランド、カフェアート、コーヒー
コロラド州のクラフトコーヒーカルチャー
高さ 4,300 メートルの有名なパイクスピーク(Pikes Peak)の山頂がすぐ近くにあるコロラドスプリングスは風光明媚かつアウトドアに適した町です。ロッククライミング、ハイキング、オフロードドライブ、乗馬といったアクティビティや多数の公園があり、目いっぱい体を動かせます。クラフトコーヒーカルチャーを楽しむ前に、創意に富んだビール、スピリッツや食品に興味があるならコロラドスプリングスのアイビーワイルドスクール(Ivywild School)に忘れずにお立ち寄りください。この建物は 1916 年から 2009 年まで小学校として使用されており現在は複合施設になっています。教室はブリストル・ブルワリー&パブ(Bristol Brewery & Pub)、アックス&ジ・オーク・ディスティラリー・ウイスキー・ハウス(Axe & The Oak Distillery Whiskey House)などの独創的な飲食店の店舗として再利用されています。かつての校長室でカクテルを注文し以前の職員室や自習室でおしゃべりに花を咲かせることだってできます。盛り上がりを見せるクラフトビールやスピリッツのシーンに加えてコーヒー文化も盛り上がっています。コロラドスプリングスには世界中の小規模で環境に優しい農園で生産されたフェアトレードのコーヒー豆を使っているアーバン・スチーム・コーヒー・バー&カフェ(Urban Steam Coffee Bar & Cafe)やロイヤルコーヒー(Loyal Coffee)のような場所があり、クラフトコーヒーカルチーが発展しつつあります。また、コロラドスプリングス滞在中には神々の庭(Garden of the Gods)を訪れるのをお忘れなく。赤い砂岩の地層で有名な公園は、トリップアドバイザー(TripAdvisor)でアメリカ一の観光スポットに選ばれたことがあります。
イリノイ州の小さな町で
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カスタム・カップ・コーヒーでほっと一息
コーヒーといえば挽きたての豆で淹れたコーヒーに勝る一杯はあるでしょうか?カスタム・カップ・コーヒー(Custom Cup Coffee)を支えるブレントとケンドラ・ビースドルファー夫妻はまさにこの考え方に基づいて、自分たちのコーヒー哲学を築き上げました。フェアトレードの小規模ロースタリーであり魅力いっぱいのコーヒーショップでもあるこの店は、淹れたてのコーヒーを楽しんでもらうことに力を尽くしてきました。ドリップ、プアオーバー、コールドブリューなど淹れ方はどうであれコーヒー豆は必ず自家焙煎し、注文を受けてから豆を挽きます。店頭に並ぶコーヒーのフレーバーは入れ替わるのでコーヒーにうるさい愛好家でも満足できること請け合いです。煎り立てのおいしいコーヒーを座って味わうこともコーヒー豆を買って帰ることもできます。
店頭に並ぶカスタム・カップ・コーヒーの焙煎されたコーヒー豆
ミシガンの地元の人に教えてもらう
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タコスに夢中、その後にコーヒー
まずはタコス。1920 年代にはガソリンスタンドとして使用されていたドンキータケリア(Donkey Taqueria)は地元で人気の本格的なメキシコの屋台料理店です。この店のテキーラリストは見事なものです。ウチワサボテンのマルゲリータとドレープライトで飾られたパティオがお店の雰囲気を引き立てています。この他にも屋上庭園のある温室、そして緑のカーテンの屋内市場ダウンタウンマーケット(Downtown Market)にあるタコス・エル・クニャド(Tacos El Cunado)のタコストリオをお試しください。ここではお好みの肉や野菜を選べる最高の3種類の定番ストリートタコスを提供しています。アサダ(asada)(ステーキ)、アルパストール(al pastor)(ポークグリル)、ノパル(nopales)(食用サボテン)をメキシコのコーラかオルチャ―タ(horchata)(甘いライスミルク)と一緒に食べてみてください。
タコスを食べた後はコーヒーです。地元の人がおすすめするのは最高にお洒落なマッドキャップカフェ(Madcap Coffee)で楽しむ「美味しいハイエンド」です。未来的な円形のコーヒーバーでは濃いめのコーヒー、トーストのメニュー、そして他では味わえない夏季限定のコーヒーフロートやアイスコーヒー、ブラックチェリーのジュース、レモネード入りのアーノルド・パーマー風の「ブラック&イエロー(Black & Yellow)」をお楽しみいただけます。ひと昔前のコーヒーとは違いますのでぜひお試しを。
プエルトリコでカフェインを堪能
コーヒーを楽しむ訪れるべき10のスポット(農園&コーヒーショップ)
アイランドスタイルのコーヒー文化のダブルショットを味わえる、特別なコーヒースポットをチェックします。
プエルトリコについて考えるとき最初に思い浮かぶことといえば、ビーチとターコイズブルーの海、色鮮やかな建築物、活気に満ちたナイトライフ、素晴らしいショッピングなどでしょう。しかしカリブ海に浮かぶこの島は、シングル・オリジン・コーヒーでも知られています。シアレスにあるムセオ・デル・カフェ(Museo del Cafe)では島のコーヒーの歴史を学ぶことができます。アシエンダと呼ばれるコーヒーファームのツアーで、コーヒー豆がどのように育ちその豆をどのように加工しているかを見ることができます。おしゃれなコーヒーショップではスペイン風カフェラテ「カフェ・コン・レチェ(cafe con leche)」でほっと一息。プエルトリコのコーヒーに夢中になること間違いなしです。
コーヒーに関するちょこっと
コーヒー豆の栽培に最適な気候のおかげでウトゥアド近郊の地域はプエルトリコのコーヒー生産の中心地となっています。この地方のコーヒープランテーションは「アシエンダス」と呼ばれています。山の中にある現役のコーヒー農場、アシエンダオリゾンテ(Hacienda Horizonte)にはゲスト用の宿泊施設があり、ツアーと試飲も行っています。家族経営のコーヒープランテーション、アシエンダ・カフェ・グラン・バテイ(Hacienda Cafe Gran Batey)では、豆から袋詰めまでコーヒー生産の全工程を見学できます。シアレスのコーヒー博物館(Coffee Museum)ではコーヒー生産についてさらに詳しく学べます。敷地内のコーヒーショップで現地産のコーヒーを味わってみて頂くのがおすすめです。
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①
アシエンダ・トレス・アンジェレス中部の山岳地帯にあるアドフンタスに向かいこのアシエンダの土曜日ツアーに参加して、国連世界観光機関がこのコーヒーを世界で最高レベルのスペシャルティコーヒーであると認めた理由を確かめましょう。ツアー終了後は農場のカフェでこちらのブランドのリッチな一杯をお楽しみ頂けます。
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②
アシエンダポモロッサポンセの丘の中腹にあるコーヒー農園を訪れぜひ豆がどのように加工されるかを学んでください。ツアーの最後にはその完成品をお楽しみ頂けます。3 エーカーにもおよぶアラビカコーヒー畑が風味豊かな香ばしさを生み出しています。おすすめは収穫の季節である 10 月から 12 月。豆から始まりカップに注がれるまで全体の生産工程を見学できます。
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③
アシエンダ・サン・ペドロハユヤでは、カフェ・ラ・フィンカ(Cafe La Finca)のコーヒーショップがある4 代目の職人技が光るコーヒーファームを見学します。週末午後のツアーでコーヒーの生産について学んだり敷地内を散策したり、博物館を見て回ったり。週末にはレストラン「ラ・フラグア(La Fragua)」で本格的なプエルトリコ料理を楽しことができます。
アシエンダ・サン・ペドロの博物館にある旧式のコーヒー処理装置
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④
アシエンダ・モンテ・アルトアドフンタスにある環境に優しいコーヒーファームで人気のコーヒー「アロマ・デル・シエロ(Aroma del Cielo)」をお試しください。山にかかる霧がコーヒー豆の熟成を促進することでローストしたときの風味がより豊かになります。農場を出る前にお土産やプレゼントを買うのをお忘れなく。
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⑤
ムセオ・デル・カフェ(Museo del Cafe)素朴な魅力のある博物館を見学しプエルトリコのコーヒー産業の歴史をぜひ学んでください。美しい山の町シアレスに位置するこの博物館は2 世紀以上にわたるプエルトリコのコーヒー生産の歴史を展示しています。展示品にはアンティークのコーヒーミル、古い学校の制作物、歴史的な資料などがあります。その後良い香りをたどってコーヒーショップへ。島内トップクラスの一杯を注文したらストアに向かいローストしたコーヒー豆をどうぞお土産に。
ムセオ・デル・カフェのコーヒーショップを見物
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プエルトリコのおすすめコーヒーショップ
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⑥カフィクルトゥラ(Caficultura)
オールドサンファンにある改装済みの歴史的な建物の中にありエスプレッソショットのほろ苦さが効いたおいしいホットチョコレート「チョコラティート(chocolatito)」が楽しめます。
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⑦カフェコラオ(Cafe Colao)
オールドサンファンではサンフアン湾の素晴らしい景色を眺めながらカフェ・コン・レチェをご堪能ください。熟練したバリスタがメニュー選びを手伝ってくれます。
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⑧カフェ・コン・セ(Cafe con Ce)
サンフアンで地元の人に人気のおいしいコーヒーなどのドリンクや自家製ペストリーをどうぞ。
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⑨カフェレヒーナ(Cafe Regina)
コーヒーを飲みながらサンフアン郊外の活気あるサントゥルセで驚きのブランチをお楽しみください。
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⑩フレンズカフェ(Friends Cafe)
プラザコロン(Plaza Colon)の歴史地区マヤグエスにあるカラフルな傘の下で風味豊かなエスプレッソをぜひ味わってください。
カフェ・コン・セのエントランスの上にある壁に描かれたストリートアート
各地で味わうスイーツSweets to Taste at Each Region
食後のパイ
アメリカ人にとって食後のパイは絶対に外せない魔法のデザート。これからその魅力をについてご説明致します。
秘密の隠し味を使って最高においしく仕上がられたフィリングを、バターの効いたサクサクの生地で包みこんだアメリカンパイは、デザートの天国へ連れて行ってくれるスイーツです。仕上げのトッピングとして新鮮なホイップクリーム、バニラアイス、ふわふわのメレンゲ、あるいは細かくスライスしたチェダーチーズ(北東部や中西部で一般的)が選べるだけでなく、アメリカのパイには旅行者が味わっておくべき種類が無数にあります。古い 10 席ほどの食堂や街の高級レストランで食事をする際は必ずお腹に余裕を残しておいてください。パイを食べなくてはなりませんので。
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北東部のパイ
北東部の住人はリンゴ狩り、シードルパーティー、鮮やかに色づいた葉を眺めながらのドライブなど秋の果樹園での楽しい思い出をたくさん持っています。 この地域の果樹園の多くは、労働者の日(9 月の第 1 月曜日)前後に開いています。 自分だけのパイを焼きたいなら果樹園の人にどのリンゴの種類(グラニースミス、ローマビューティーが有名)が良いかを尋ねてみましょう。食べることに集中したい場合はほとんどの果樹園で焼きたてのパイが売られています。砂糖、シナモン、ナツメグで化粧をし黄金の生地に包まれたサクサクのリンゴを楽しむことができます。
旅行者にとって有難いことにアップルパイはアメリカ中で売られていますが、スイーツ愛好家にはペンシルベニア州のランカスター郡を行く「パイ巡礼」がおすすめです。アメリカで最も古いアーミッシュ派の居住区であるこの地域では、シューフライパイを楽しめます。 糖蜜を使ったフィリングに黒糖と小麦粉をまぶしたトッピングが特徴で、ハエを追い払うという意味のパイの名前は焼き上げが外で行われていた時代を思わせます。
また、街の名前を冠したボストン・クリーム・パイも外せません。 1856 年にこのパイを生み出したマサチューセッツ州ボストン中央部のオムニ・パーカー・ハウス(Omni Parker House)に立ち寄れば、本場の味を楽しむことができます。食べながら、ペーストリークリームを挟み込んだスポンジをチョコレートフォンダンでくるんだこのデザートがパイなのかケーキなのかを熱く議論してください。 -
アップルパイに関するちょこっと
アメリカ「公認」のデザートであるアップルパイは国内のほぼすべての都市や町で味わうことができます。 特におすすめのお店はカリフォルニア州ロサンゼルスのジ・アップル・パン(The Apple Pan)、テキサス州フォートワースのパリ・コーヒー・ショップ(Paris Coffee Shop)などです。
アメリカ中でさまざまなバリエーションがあるディープディッシュパイ
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ボストン・クリーム・パイに関するちょこっと
1856 年にボストンのオムニ・パーカー・ハウス(Omni Parker House)のパーカーズレストラン(Parker’s Restaurant)で考案され、マサチューセッツ州公式デザートとなったチョコレートフロスティングをかけたカスタードたっぷりのケーキ。 バター風味のソフトなパーカー・ハウス・ロール(Parker House Rolls)も同じくここで誕生しました。 フランクリン・ルーズベルト元アメリカ大統領がホワイトハウスのディナーで提供することを求めた 1933 年まで、そのレシピは秘密にされていました。
マサチューセッツ州のとびきり甘いデザートを味わったことはありますか。
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キーライムパイに関するちょこっと
2006 年、フロリダ州議会はキー・ライム・パイが州の公式なパイであることを宣言しました。
キー・ライム・パイにはフロリダ州南端のフロリダキーズを名産地とする小さな果実キーライムが使われています。 卵黄と甘い練乳に甘さと強い酸味が特徴のライムの果汁を加えよく混ぜて作ります。 キューバ風サンドイッチ同様キー・ライム・パイにもアレンジはいろいろあります。イーバーシティではシルクのように滑らかな口当たりのライムパイをぜひ堪能してください。美しく飾り付けられた酸味と甘みが絶妙なフロリダ州のキーライムパイ
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中西部、太平洋沿岸、西部、南西部のパイ
地方色豊かなミシガン州では、酸味の強いチェリーを使った楽しいパイやタルトが名物です。ピーチ、アップル、ルバーブを組み合わせたおいしいバリエーションが数多くあります。 太平洋沿岸や西部地域ではマリオンブラックベリー、ラズベリー、ワイルドハックルベリーの鮮やかな紫色と強い甘みがアクセントになっています。
アメリカのパイの伝統はその地域の歴史と強く結びついています。南西部のおいしい揚げパイを食べれば、サクサクの生地にフルーツがいっぱい詰まった包み揚げを牧場主に手渡す料理人の姿が頭に浮かびます。中西部インディアナ州のシュガークリームパイを食べれば、三種類の砂糖、ダブルクリーム、バニラが作り出すおいしさを何世代にも渡って受け継いできた農家の歩みをたどることができます。
アメリカを旅行する際は訪れた地域のパイの伝統について現地の人にぜひ尋ねてみてください。食事の最後にはアメリカを象徴する 1 切れのためにお腹の余裕を残しておくことをどうぞ忘れずに。ストロベリーとルバーブ入りのおいしいパイ
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南東部のパイ
おいしい料理の常として、南東部のパイはとても深い満足感を与えてくれる食体験です。ソウルフードレストランの日替わりパイの誘惑に打ち勝つことは難しいでしょう。サツマイモ、ピーカン、レモン、ピーチ、ストロベリーを使ったパイの他、チェスパイと呼ばれるバニラやチョコレート、あるいはココナッツで風味付けされた名物のカスタードパイも楽しめます。
南部に黄白色のキーライムが生い茂るフロリダ州で食べておくべき一品は、当然ながらキーライムパイです。ライム果汁と甘いコンデンスミルクが作る渦にメレンゲやホイップクリームのトッピングが完璧に調和した、酸味と甘みが絶妙なタルトです。爽やかな潮風を浴びながら味わえば、最高に贅沢な時間を楽しめます。
アメリカの様々なスイーツVarious Sweets in the U.S.
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ブラウニー
Food & Drinkin Illinoisイリノイ州シカゴにあるパーマー・ハウス・ヒルトン・ホテル(Palmer House Hilton Hotel)のパティシエは、1893 年のコロンブス万国博覧会を記念して小さなケーキ風デザートの制作を依頼されました。 そこで考案されたのが ブラウニーです。 このホテルでは現在もオリジナルレシピ通りのブラウニーを作っています。歴史あるこの建造物の見学ツアーに含まれるプリフィクスランチでどうぞお試しください。
甘い楽しみ。これが誕生した歴史あるホテルで存分に堪能して下さい。
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ジェラート
Food & Drinkin New Jerseyベントスプーン(Bent Spoon)に行って、ジェラートを味わわないことにはプリンストン滞在は完結しません。フレーバーには、ラベンダーマスカルポーネ、バジル、チョコレートアールグレイなどがあります。レトロな装飾と手書きのボードがこの小さなスペースを温かく心地よい雰囲気にしています。1 日の締めくくりにはデザートを手にプリンストン大学(Princeton University)のキャンパスを散策し、古い石造りの建物がほの暗い光と柔らかな夕焼けに照らされて変わっていく様子を観賞して頂くことをおすすめします。
ドーナッツ
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Food & Drinkin Minnesota
ミネソタ州ミネアポリスで
レトロ・キッチュ・キュイジーヌを楽しむ。
ドーナッツも!ミシシッピ川からわずか数ブロックの不思議な雰囲気が漂う「パームスプリングスランド(Palm Springsland)」にある「機械じかけの木」、つまり観覧車にぜひ乗ってください。ミネアポリスのダウンタウンのすばらしい眺めは見逃せませんしインスタ映えスポットです。もっとレトロキッチュな楽しい時間を過ごしたいなら、グラム・ドール・ドーナツ(Glam Doll Donuts)へ行きましょう。おしゃれな 1950 年代風インテリアのピンナップ写真をテーマにしたドーナツの店です。ドーナツの名前は、たとえば、フラーティー・フレンチー(エスプレッソクリームチーズにチョコレートアイシング)、ショーガール(メープルバタークリームにキャラメリゼしたベーコン)、ファム・ファタール(フレッシュラズベリーカードにバニラアイシング)。
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Food & Drinkin Oregon
オレゴン州ポートランドで
ポートランドの朝はスタンプタウン(Stumptown)でコーヒーを。街に続々とオープンする新しい店を開拓するのは楽しいものです。ランチの時間になったら、たくさんのカートが一か所に集まるフードカードポッドへ。有名なブードゥードーナツ(Voodoo Doughnut)のベーコンメープル、またはブルースタードーナツ(Blue Star Donuts)のブルーベリーバーボンバジルが朝夕問わず何よりもお勧めです。
クッキー
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フォーチュンクッキー発祥の地、サンフランシスコで
チャイナタウンで。朝はフォー・バレル・コーヒー(Four Barrel Coffee)の温かいコーヒーと職人がつくるダイナモドーナツで目覚めます。このドーナツはルバーブやブルーベリーコーンミールなど収穫したての食材を使ったフレーバーがあります。次にサンラフンシスコ名物のケーブルカーに乗ってチャイナタウンを目指しグレート・イースタン・レストラン(Great Eastern Restaurant)で点心のブランチを取ります。ここはオバマ前大統領もお気に入りのレストランです。チャイナタウンではゴールデン・ゲート・フォーチュン・クッキー・カンパニー(Golden Gate Fortune Cookie Company)のツアーに参加してみてください。ここはフォーチュンクッキーの発祥の地です。高級ディナーならミスタージューズ (Mister Jiu’s)がおすすめです。贅沢な食事とチャイナタウンの味がミックスした特別なメニューを楽しめます。
ケーブルカーで市内巡り
チョコレート
ハーシー:
世界的に有名なチョコバーが生まれた場所
ペンシルベニア州中南部のハーシー・ハリスバーグ地域は、ミルトン・ハーシーによるグレート・アメリカン・チョコレート・バー(Great American Chocolate Bar)が生まれた土地として知られます。また、セオドア・ルーズベルト大統領が「最も美しい建物」と称えた荘厳な州議会議事堂(State Capitol)でも有名です。中部大西洋沿岸地域のヘソともいえる場所に位置し、ボルチモアからは 145 キロメートル足らず、フィラデルフィアからは約 160 キロメートル、ニューヨーク市からは 273 キロメートルほどです。網の目のように走る州間道路網、鉄道、そしてハリスバーグ国際空港(Harrisburg International Airport)のおかげで、近隣の都市への移動も便利です。
素敵な甘い家族の楽しさ(Sweet Family Fun)は、ハーシー・ハリスバーグ地域が最も大切にしているテーマであり、全米屈指のテーマパークがそれを実現しています。ハーシーの空を彩るのは、ハーシーパークR(Hersheypark)のローラーコースターやキッシングタワー(Kissing Tower)、そして伝統あるチョコレート工場から突き出す大きな煙突です。また25 キロメートルほどのところにあるハリスバーグの街では、芸術からマイナーリーグ、美術館や博物館、そしてこの地方随一のイベント会場で開催される粋なショーにいたる、多種多彩なエンターテインメントを楽しめます。
カップルや大人の旅でお越しの方々なら、盛り上がる一方の都会ならではの雰囲気も楽しめます。ハリスバーグは昔ながらの風景をそこかしこに留めつつ新しいレストランや共同アートプロジェクトに沸いており、都会ならではのエンターテインメントを満喫することができます。産地直送の材料にこだわったグルメから、小皿料理、サンデーブランチ、上質なステーキ、ワインバーならびにウィスキーバーなど、ハリスバーグへの旅にはいつでもすばらしい食事とすばらしい雰囲気が伴います。
ハーシー・ハリスバーグ地域は、サスケハナ川(Susquehanna River)や緑がまぶしいブドウ農園、かの有名なアパラチアントレイル(Appalachian Trail)などがあることからも分かる通り、アウトドア環境に恵まれているため、歴史ある大邸宅を横目にカヤックで川を渡ったり、美しい野生動物たちが多く暮らす自然公園を歩いたりと、さまざまな冒険に挑戦できます。
夏季は、この地域が最も賑わう観光シーズンです。この時期には夏ならではの景色と音とが訪れる人々を迎えます。ゆっくりと安定した流れが特徴のサスケハナ川の雄大な風景を背景に、ローラーコースターが風を切る音が聞こえます。また庭園では、花が咲き乱れます。ビアガーデンもあります。シェフやショップのオーナー、そしてツアーガイドなどが喜んで訪れる人々をもてなし、彼らの故郷であるこの地域にまつわる物語を語ってくれるでしょう。
ハーシーパークR は毎年、遊園地が大好きな何百万人という人々を迎えます。13 基のジェットコースター、数多の家族向けの乗り物、ライブエンターテインメント、そしてウォーターパークを擁し、夏を存分に楽しむ環境はバッチリです。ただし、ハーシーをぜひとも訪れるべき魅力的な旅行先にしているのは、遊園地だけではありません。街にはハーシーR のキスR(Kiss)チョコレートを模した街灯が並びミルトン・ハーシーの起業に関するためになる話が様々な方法でユニークに紹介されています。
ハーシーR のチョコレート(Hershey’s Chocolate)はどこのお店でも買えますが、自分だけのキャンディーバーを作ったり「キスファクトリー(Kiss Factory)」の中に入ってチョコレート作りを丸ごと体験できるのはハーシー パークの入園口のすぐ隣にあるハーシーズ・チョコレート・ワールドR のアトラクション(Hershey’s Chocolate World Attraction)だけです。
地域の見どころリストのトップに来るのは確かに遊園地ではありますが、ハーシーやその近隣のハリスバーグは決して「お子様のみ」が楽しめる場所ではありません。ハーシー氏は、受賞歴もあるチョコレートを題材にしたグルメと至極のスパ体験が自慢のAAA フォーダイヤモンド(Four Diamond)を獲得したゴージャスなホテルも建設しています。ハーシー氏が残した多くの遺産のひとつは、ハーシーガーデン(Hershey Gardens)です。広さ 9 ヘクタールのハーシーガーデンは、妻のキティのために「すてきなバラ園」をイメージして造られました。
ハリスバーグのダウンタウンは、グルメなレストランや劇場、気の利いた小物が見つかるショップがひしめいています。レストランおよびビジネス街は、オープンエアのスペースやルーフトップでの食事にぴったりの気候の良い夜には、非常に賑わいます。
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ハーシーハリスバーグ地区のチョコレートタウン
ハーシーズ・チョコレート・ワールド・アトラクション(Hershey’s Chocolate World Attraction)へ。着いたとたん、チョコレートの甘い香りが漂ってきます。ここではグレート・アメリカン、チョコレート・ツアー・ライド(Great American Chocolate Tour Ride)に参加し、原料のココア豆、牛乳、砂糖からどうやってあの至福の味が生まれるかを間近で学ぶことができます。
次の目的地に向かう前に、チョコレートワールド(Chocolate World)に寄ってツイズラーズ(赤いリコリス菓子)を買いだめし、さらに 2 キロのハーシーチョコレートバーを 2 本も買ったとしても大丈夫。抱えて歩くのはちょうどよい運動です。 -
ホテルハーシーで
チョコレートファンのパラダイス、ペンシルベニア州ハーシーにあるホテルハーシー(Hotel Hershey)は、チョコレートバーの生みの親、ミルトン・ハーシーが 1933 年に設立しました。 現在このホテルではホットココアにチョコレートスフレ、ハーシーズ・チョコレート・クリーム・パイなど、甘いご馳走を堪能することができます。
ペンシルベニア州ハーシーにあるホテルハーシーでチョコレートマティーニをお楽しみください。
ミズーリ州のデザート 9品!
ミズーリ州ほど甘い州はほかにありません
チョコレートにキャンディ、アイスクリーム、ペストリー。甘いものに目がない人はミズーリ州ならデザートに不自由しません。 手作りの高級チョコレートから作りたてのアイスクリームまで何でも揃うミズーリ州は、甘党の天国です。
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①
テッドドルーズのフローズンカスタードクリーミーでなめらかなフローズンカスタードはセントルイスに 2 ヵ所のスタンドがあるテッドドルーズ の看板メニュー。 ブルーベリーからブラウニーまでバラエティ豊富なフレーバーのカスタードをカップやコーン、サンデー、シェイクで楽しもうと数多くの家族連れが行列を作ります。
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②
グーイー・バター・ケーキしっとりとしてずっしりと食べごたえのあるこのケーキは粉糖をふりかけただけのシンプルなものです。セントルイスが発祥の地とされる街を象徴する デザート。 ミズーリ州ならどこのスーパーやレストランにもあります。
ミズーリ州はと言えば、この甘くて口どけのよいバターケーキが有名です。 州内のスーパーやレストランで見つけることができます。
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③
グランマズクッキーセントチャールズの歴史あるメインストリートで
40 年近く営業してきたこのパン屋は、毎日焼きたてのクッキーを販売しています。 昔ながらのチョコチップからジンジャースパイスまで豊富なフレーバーが自慢です。 -
④
ベイリーズ・チョコレート・バーセントルイスのこのスポットではデザートドリンクをぜひ試してみてください。 メニューには 20 種類以上のチョコレートマティーニが並びます。 カラメルバナナ、自家製チョコレート、カラメルソース、ホイップクリーム、ナッツをトッピングしたチョコレートサンデーやバニラサンデーなどもおすすめです。
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⑤
セントラル・デイリー・アイスクリーム古き良き時代の味ならジェファーソンシティの伝統の味ははずせません。1930 年代以来、地元産の食材を使った作りたてのアイスクリームを販売しています。 バニラ、チョコレート、ストロベリー、ブラックウォルナットが一度に楽しめる「ロックンロールサンデー(Rock & Roll Sundae)」がおすすめです。
1930 年代から地元の人々に愛されてきたこのアイスクリームショップでは、甘いものや塩気のきいたものなど、食欲をそそるさまざまなフレーバーを提供し続けています。
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クリストファー・エルボー・チョコレートカンザスシティで手作りされているこのチョコレートは、あまりの美しさに食べるのがもったいないほど。 チョコレートの中にはローズマリーやパッションフルーツなどのフィリングが隠れていて独創的なフレーバーで驚かせてくれます。
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アスキノジーチョコレートスプリングフィールドを本拠地とするこの自家製チョコレート会社は高級な板チョコが主力商品。 ダークチョコレートとトーストココナッツの「ビューティフルメス(Beautiful Mess)」がおすすめです。
そんじょそこらのチョコレートバーとは違います。 高級チョコレートをご所望なら、アスキノジーの職人技が光るチョコレートバーをどうぞ。
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ブルー・アウル・レストラン&ベーカリー歴史的な街並みのキムジックにあるブルー・アウル・レストラン&ベーカリー(The Blue Owl Restaurant & Bakery)の名物はレヴィー・ハイ・アップル・パイ(Levee High Apple Pie)。
高さが 23 cm もあるこのアップルパイは、18 個のゴールデンアップルを薄切りにして重ねてありパイ生地もこの店で作っています。歴史あるキムスウィックのこのパン屋は「ゼロから作る」がモットー。 素朴なおいしさのフルーツパイはどれもおすすめです。
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フォー・シーズンズ・キャンディ・バーセントルイスのフォー・シーズンズ・ホテル(Four Seasons Hotel)では 特別なおもてなしが待っています。 それがチョコレートとカラメルを詰めた手作りの B. メアリーバー(B. Mary Bar)です。 宿泊しなくてもホテル内のレストラン、シエロ(Cielo)でデザートを注文できます。