Mid-Atlantic – American gourmet style

The American Gourmet Style

American Gourmet Style

ミッドアトランティックのFood&Drink

6 / 13の地域料理

Food & Drinkin Mid-Atlantic

豊富な水産物を誇るチェサビーク湾を中心としたペンシルベニア州から大西洋に至る、大西洋沿岸の中部地域。北部と南部のクロスロードに位置し、地域の中でもそれぞれの州が独自の特徴を持ち、お互いに影響を与えてきました。大都市に食料を供給する動脈の役割を果たしてきたため、都市的な面と牧歌的な両面を併せ持っています。具体的にはアメリカの首都であるワシントンDCと、超伝統的な生活習慣に立脚したアーミッシュ・コミュニティーが混在しています。そのため、都市住民が新鮮な野菜果物を手に入れることが出来るファーマーズ・マーケットが盛んです。チキン・ターキー、乳製品、プラムなども有名です。

ミッドアトランティックの伝統料理Traditional Mid-Atlantic Cuisine

  • フィラデルフィアチーズステーキ

    薄切りにされたビーフステーキを、フライパンで炒めた玉ねぎとともに、長いイタリアンロールに詰め、アメリカンチーズやモッツァレラなどのチーズで覆われたサンドウィッチ。

  • ウォルドーフサラダ

    1896年にニューヨークのウォルドーフ・アストリア・ホテルで生まれたクルミやセロリ、リンゴなどの食材をみじん切りにし、マヨネーズで和えた前菜サラダ。

  • コーンビーフ&キャベツ

    コーンビーフとキャベツを柔らかくなるまで一緒に煮込んだシンプルな料理。聖パトリックの日に多くの人が食べる伝統的な料理。

  • ヴィシソワーズ

    じゃがいもを主成分とし、野菜や香草、スパイスで味付けされた冷静スープ。滑らかなテクスチャーに軽やかで爽やかな味わいが特徴。

  • バッファローウィング

    アメリカのバッファロー地域発祥の料理で、鶏の手羽先や手羽中を辛いソースにからめたおつまみ料理。スポーツ観戦や社交イベントなどで愛されている。

  • スクラップル

    豚の頭肉、心臓、肝臓、および他の食肉を煮込んで細かく挽き、香辛料やコーンミールと混ぜ合わせ、冷やして固めたものをスライスして焼くペンシルベニア州の地域独特の朝食料理。

  • ソフトプレッツェル

    輪っか状や結び目の形を持つ、外側が外側がカリっと、内側がもちもちとした食感の生地でできたパンで様々なトッピングやディップと一緒に提供される人気の軽食。

ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”

  • ニュージャージー州 主な農作物

    夏は気温はほどほどに安定していますが湿度が高く、冬はとても寒く降雪量が多い地域です。主な農作物はブルーベリー、トウモロコシ、大豆、クランベリーなど。

  • ニューヨーク州 主な農作物

    ニューヨーク州ではとうもろこし、りんご、大豆、キャベツ、小麦、かぼちゃ、メープルシロップなど様々な種類の農作物が栽培されています。ファーム・トゥ・テーブル(農地直送)の考えの元、地産地消による消費が進んでいます。都市部でファーマーズマーケットで新鮮でおいしい農産物が 手に入り、ニューヨーク市のユニオン・スクエア・グリーンマーケット(Union Square Greenmarket)は常に人気のスポットです。

  • ペンシルベニア州 主な農作物

    気候は湿潤な大陸性気候。南東部では夏は長く冬は暖かく。内陸部では夏が短く冬の寒さが厳しい州です。主な農作物はトウモロコシ・大豆などの野菜、リンゴや桃などの果物の他小麦・オーツ麦なども多く栽培されています。

ニュージャージー州

Food & Drinkin Mid-Atlantic

ニュージャージー州は、ニューヨークとフィラデルフィアからほど近い距離にあることは知られていますが、ここにはシティライフとはかけ離れた多彩な景色もあります。ジャージーショアには砂浜と静かな街が連なっていますが賑やかなアトランティックシティもあり、人気のカジノやナイトライフを楽しめます。ニュージャージー州は「庭園の州」と呼ばれていることもお忘れなく。ニューヨークからほど近くにあるメドウランズ地区(Meadowlands District)には、265 種類以上の野鳥が生息し、プリンストン大学(Princeton University)では緑豊かな景色を満喫できます。ジョージ・ワシントンが率いる独立戦争の本部があったモリスタウン国立歴史公園(Morristown National Historical Park)で歴史の知識を深めて頂くことも訪れる楽しみの一つになります。

静寂から喧騒まで、ニュージャージー州ではビーチでさまざまな体験ができます。大西洋とバーニガット湾に挟まれたアイランドビーチ州立公園(Island Beach State Park)は手付かずのまま残された数少ない沿岸州の 1 つです。広さ 1,214 ヘクタールのこの公園では、教育プログラム、トレイル、水泳ができ、鳥類、とりわけのミサゴの観察に絶好の場所があります。
シーサイドハイツやケープメイといった年間を通して楽しめるリゾートタウンは、遊歩道や釣り用の桟橋、アクティビティの他、ポーラー・ベア・プランジ(Polar Bear Plunge)、セント・パトリックス・デイ・パレード(St. Patrick’s Day Parade)、シーフードやバーベキューのフェスティバルなどのイベントが有名です。
アトランティックシティではナイトライフを満喫できます。名高いビーチフロントのボードウォークを歩けばカジノやショップ、ホテルに辿り着きます。ニューアークやジャージーシティを訪れて食事やショッピング、文化をお楽しみ頂けます。ニューアーク博物館(Newark Museum)や、モリスタウンのモリス博物館(Morris Museum)、トレントンのニュージャージー州立博物館とプラネタリウム(New Jersey State Museum and Planetarium)、州全域にある小規模な会場などで、芸術と歴史をぜひ堪能してみてください。

ニュージャージー州には「世界のダイナーの都」と呼ばれ、
気取らず居心地の良いレストランが多くあり、
懐かしくてほっとする食事を堪能して頂けます。

  • 訪れるべきケープメイ歴史地区

    この海岸のリゾートタウン全体が国定歴史建造物地区になっています。路面電車に乗って 600 もの色彩豊かなビクトリア様式の建物を見ると、その理由に納得することができます。ここではぜひ素敵な所に泊り、新鮮なシーフードを味わい、ワイナリーを見学してください。

  • アンソニー・ボーデイン・フード・トレイル

    有名シェフであり作家、さらに世界を駆け回るドキュメンタリープロデューサーでもあるアンソニー・ボーデイン。その料理のルーツが見つかるトレイルです。このコースはニュージャージー州で育ったボーデインの子供時代を紹介しながら「アンソニー世界を駆ける」のエピソードに登場する10店のレストランにスポットを当てています。

  • アトランティックシティ(Atlantic City)の遊歩道

    1870 年にオープンした、世界初にしてニュージャージー州最長の遊歩道を散策したら、スチールピア(Steel Pier)遊園地やビーチでぜひのんびりと過ごしてください。アトランティックシティは、アメリカ東海岸の中でもカジノやエンターテイメントで人気の観光地です。きらめくカジノ、ライブショー、レストラン、ナイトライフを体験してみてください。

  • ワイン&エール・トレイル・オブ・サウス・ジャージー

    ニュージャージー州には何十ものワイナリーや醸造所があり、その多くは州南部に位置しています。国際的に認められたワインから地元の職人が醸造したビールまであらゆるものが揃っていますので、ぜひお試しください。

バーゲン郡(Bergen County)でおいしい食事

  • バーゲン郡には食事が楽しめる場所がたくさんあります。ハッケンサック(Hackensack)にあるチット・チャット・ダイナー(CHiT CHaT Diner)では 1950 年代風の雰囲気の中、伝統的な高級料理を味わえます。常連客は一日を通して楽しめる、食欲そそる朝食やランチそしてディナーを絶賛しています。レトロといえば、11 世紀のディナーを体験してみてはいかがでしょうか。馬上槍試合を見ながら、シルバーウェアを使わずに 4 コースの食事を味わったことがなければ、メディーバルタイムズ(Medieval Times)でのディナーショーを予約しましょう。大競技場を囲んだ座席に座り、応援する騎士が割り当てられます。家族連れに人気の、外せないアクティビティです。

    メディーバルタイムズのディナーショーでの馬上槍試合の一幕

Bon Jovi の店、JBJ・ソウル・キッチン

  • JBJ・ソウル・キッチン(JBJ Soul Kitchen)は、レストランに求められるあらゆる概念を覆します。第一に、その店名に反してソウルフードはありません。第二に、食事の代金は請求されません。ここはロック界のスーパースター、ジョン・ボン・ジョヴィが経営する非営利のレストラン。ファーム・トゥ・テーブル(農地直送)の食事を「支払えるだけ」の価格で提供しています。/ 前菜、メイン、デザートで構成されるメニューはその時々で異なる地元産の旬の食材が使われ、新鮮なサーモンから野菜のソテーまで実にバラエティ豊富です。食事を堪能した後は現金またはボランティア労働による寄付が支払いの代わり。文字通りソウル(魂)も満たされるレストランです。

    ニュージャージー州の JBJ・ソウル・キッチンの値段は「支払えるだけ」

ニュージャージー州の海辺の町 ケープメイ(Cape May)で

  • 食事を楽しむ

    新鮮なシーフードと地元の定番料理が現地レストランの人気メニューです。 甲殻類なら海辺の景色が楽しめるザ・ロブスター・ハウス(The Lobster House)へ。外に停泊する全長 40 メートルのスクーナー船の中では、カクテルも楽しめます。
    バージニア・ホテルの産地直送レストラン、エビット・ルーム(Ebbitt Room)では新鮮な食材はもちろん、グルテンフリーやベジタリアン料理も楽しめます。

    ザ・ロブスター・ハウスなどのレストランは、外の眺めも抜群です。

  • 周辺でも楽しむ

    車を北へ 16 キロ走らせるとワイルドウッド(Wildwood)があります。ここは、エルヴィス・プレスリーが「キング」と称され、巨大なテールフィンを誇示する車が全盛期を迎えた場所です。 今日のワイルドウッドでは、ビーチと 3.2 キロの板張りの遊歩道がつなぐ 3 つのアミューズメントピアと 100 の乗り物が楽しめます。アドレナリン全開のジェットコースターや巨大な観覧車、ウォーターパークをお楽しみください。

    遊歩道沿いにある 1950 年スタイルのドゥーワップ・ダイナー(Doo Wop Diner)では、非公式のニュージャージー料理、ポークロールをお試しください。各種スパイス、塩、砂糖、保存料で加工や燻製をほどこしたポークはやみつきになる味です。 ポークロールは 150 年もの歴史があり、ニュージャージー州ではほぼすべてのレストランで扱われているメニューです。

プリンストン大学のあるプリンストン(Princeton)で、
地元のように食事を楽しむ

情報通の旅行者は、プリンストンには他にも魅力が満載だということを知っています。とりわけ食べ物に関しては格別です。この町に 24 時間滞在できグルメを楽しみたいという方はぜひこのガイドを参考にしてください。

  • 朝食

    スモール・ワールド・コーヒー(Small World Coffee)で注文をするのに並んでいると、「カプチーノ、持ち帰り!」、「ダブルアイスコーヒー、店内で!」など、カウンターの向こうから威勢のいい声が聞こえてきます。カプチーノは特にお勧めです。最初の一口で舌触りの滑らかなコーヒーがクリーミーな泡と混ざり合います。気泡だらけですぐに消えてなくなる泡なんかではありません。
    朝の 1 杯をゆっくり楽しみながら他の客の様子を見てみてください。スモール・ワールド・コーヒーにはさまざまな人がやってきます。小さな子供を連れた母親や父親が朝のコーヒーを飲んでいます。電話中のビジネスパーソン、友人とのおしゃべりに花を咲かせる学生、コンピュータに向かう流行に敏感な人もいます。コーヒーを飲んでからあるいはテイクアウトのコーヒーを持ちながら、ウィザースプーンストリート(Witherspoon Street)をプリンストンの中心地のナッソーと交差する地点まで散歩してみてください。

    おいしいコーヒーで人気のスモール・ワールド・コーヒー

  • ディナー

    伝統的な地中海料理がお好みなら、メディティラ(Mediterra)に行ってみてください。サンジョヴェーゼを飲みながらシーフード、肉料理、パスタなどが楽しめます。
    農家で酢漬けにした野菜を使った「泥んこファームのマティーニ(Great ‘Dirt’ Road Farm Martini)」や「私の愛しいリンゴ(Apple of My Eye)」など、ユニークな名前のカクテルを提供する、プリンストンで一番人気のアルケミスト&バリスター(The Alchemist & Barrister)には、50 種類もの生ビールが揃っています。評判の高いバーガーの人気メニューの 1 つ、ドライエイジドには、アイリッシュチェダーチーズ、スモークベーコン、ギネスのグレーズをかけたオニオンがトッピングされています。通りの向かい側にあるアグリコラ(Agricola)ではファーム・トゥ・テーブル(農地直送)の食材を使うという店の哲学を掲げています。フロリダ産のカエルの足を選んでも、イカ、自家製チョリソー、フェンネルをトッピングした手の込んだフラットブレッドに決めても、食事は格子縞のシャツを着たウェイターが運んできてくれます。

    メディティラの伝統的な地中海料理

  • ランチ

    人間観察にぴったりの場所をご紹介します。ナッソーストリートにあるホーギーヘブン(Hoagie Haven)に向かいましょう。1970 年代から変わることのない家族経営のお店です。巨大なホーギーを出し、「ファットレディ」(モッツァレラスティックとフレンチフライが詰まったチーズステーキ)や「ビッグキャット」(ベーコンチーズバーガー 4 個と卵 4 個)などの名物料理で知られています。
    脂っこくてもたれる食事は合わないという人には、ウィザースプーン・ブレッド・カンパニー(Witherspoon Bread Company)でサンドイッチを買うことをお勧めします。昔ながらのシンプルな作りたての味を楽しめます。メニューには、プロシュートとモッツァレラとトマトをはさんだバゲットやハムとバターだけのバゲットがあります。何を選んだとしても、ぜひサンドイッチを持って図書館の前にあるアルバート・ハインズ・プラザ(Albert Hinds Plaza)に行ってみてください。ここでもまたいろいろな人を観察して楽しんで頂けます。

    ニュージャージー州プリンストンのナッソーストリートにあるホーギーヘブン

  • デザート

    ベントスプーン(Bent Spoon)に行ってジェラートを味わわないことにはプリンストン滞在は完結しません。フレーバーにはラベンダーマスカルポーネ、バジル、チョコレートアールグレイなどがあります。レトロな装飾と手書きのボードがこの小さなスペースを温かく心地よい雰囲気にしています。1 日の締めくくりには、ザートを手にキャンパスを散策し、古い石造りの建物がほの暗い光と柔らかな夕焼けに照らされて変わっていく様子をぜひ堪能してください。

    プリンストンのベントスプーンの味覚をそそる各種ジェラート

ニューヨーク州

Food & Drinkin Mid-Atlantic

ニューヨーク州はお馴染みの観光名所から知られざる穴場スポットまで、あらゆる魅力にあふれる州です。ロングアイランド沿岸沖での海釣りからアディロンダック山地(Adirondack Mountains)の自然の中でのハイキングや水遊びまで、室内でも屋外でも四季それぞれの楽しみ方があります。

ニューヨーク市のグルメフェスティバルカレンダー

ニューヨーク市は1 年のうちいつ訪れても必ずどこかで食の祭典(グルメフェスティバル)が開催されています。

  • 春の味覚

    誰もが口をそろえて春のニューヨーク市は最高だと言います。ただでさえ最高の場所に楽しいフードフェスティバルが加われば、そこはまさに天国と言ってよいのではないでしょうか。4 月にはクイーンズでベーコン・アンド・ビア・クラシック(Bacon and Beer Classic)が行われます。クラフトビールと、ユニークな豚肉料理を中心にしたイベントで、コンテスト、音楽、ゲームも楽しむことができるのです。

    上空から見たこの季節のブルックリンのスモーガスバーグ

  • 秋の味覚

    ブロンクスのベルモント地区にあるリトルイタリーで毎年 9 月に開催されるフェラゴスト(Ferragosto)はイタリア尽くしのフードフェスティバルです。地元の飲食店が作るイタリアの伝統的なスイーツやスナックを味わい、輸入物の特産品を買い、イタリアの音楽やエンターテイナーが奏でる音に酔いしれてください。

  • 冬のごちそう

    1 月には*マンハッタンでビール、バーボン&バーベキュー・フェスティバル(Beer, Bourbon & BBQ Festival)が開催され、アメリカ南部の味を楽しむことができます。
    *スケジュールを確認したところ、夏に開催する場合もあるようです。

    各地を巡回するこのグルメフェスティバルでは様々な種類のおいしいバーベキューとともに、ビールとバーボンを飲み放題で楽しめます。イベントごとにチケットの販売枚数が限られているので早めに入手するに越したことはありません。
    2 月になると、マンハッタンのチャイナタウンでは旧正月を祝います。街はカラフルに彩られパレードが行われます。最高の中国料理を味わうこともできます。中国文化の風景や音を堪能しながら、長寿、開運、子孫繁栄、家内安全の願いを込めた旧正月の伝統料理を味わい尽くすことができます。

もっとニューヨーク

ペンシルベニア

Food & Drinkin Mid-Atlantic

テーマパーク、ミュージアム、アーミッシュファームを家族で満喫

ペンシルベニア州にはチョコレートの町やリトルリーグの博物館、多くの遊園地があり、家族で休暇を満喫できます。都市部ではミュージアムや舞台、庭園を。郊外ではアーミッシュの村の見学や 121 の州立公園でハイキングやボート遊びが楽しめます。アメリカの歴史上重要な独立記念館や古戦場も見逃せません。

家族で楽しめるスポット

ハーシー(Hershey)は世界中で最も有名な名前の 1 つです。チョコレートと言えばハーシーを思い浮かべる人が大勢います。チョコレートをテーマにした広大な遊園地、ハーシーパーク(Hersheypark)でエキサイティングなアトラクションに挑戦し1 日楽しむことができます。ハーシーズ・チョコレート・ワールド(Hershey’s Chocolate World)では、自分好みのチョコレートバーを作ることができます。

もっとハーシーチョコレート

色々な都市で味わうTaste in Different Cities

Food & Drinkin Mid-Atlantic

地元産食材と自家製料理にこだわった各地のレストラン

広大な農地、オランダからアイデアを得た料理、アメリカの歴史に深い関わりがあることで知られるペンシルベニア州。
この州では近年新鮮な地産食材、自家製の名物料理、季節のメニューにスポットライトを当てて地元の恵みを最大限活用するシェフも増えつつあります。ペンシルベニア州のファーム・トゥ・テーブル(農地直送)の味を存分に堪能できるレストランです。

  • ハリスバーグで

    Food & Drinkin Harrisburg

    ザ・ミルワークス

    ハリスバーグの「超ローカル」なレストラン兼ビアガーデン、ザ・ミルワークス(The Millworks)で舌だけでなく目にも嬉しいご馳走を。地元で人気のこの店にはウォークスルーのアートギャラリー、彫刻家や画家向けのスタジオスペースなどもあります。アート作品を鑑賞しながらサマービスクや地元産牛肉と自家製ザワークラウトのパストラミサンドイッチを召し上がれ。ビールが飲みたくなったら、レストランのフルメニュー、アートギャラリーとスタジオの眺めが楽しめるオープンエアのビアガーデンにぜひ立ち寄りましょう。

    ハリスバーグのザ・ミルワークスで食事を楽しむ常連客。

  • ランカスターで

    Food & Drinkin Lancaster

    コーク&キャップ

    ランカスターのブティックホテル、コーク・ファクトリー・ホテル(Cork Factory Hotel)内のレストラン、コーク&キャップ(Cork & Cap)でペンシルベニア州自慢の心安らぐオランダ料理をお召し上がりください。地元産のチーズに新鮮な野菜や肉などがメニューに並びます。ミートローフ、3 種のチーズマカロニ、クラブケーキにウェルシュレアビット。種類豊富な手作り料理のためにぜひお腹を空けておきましょう。

    ランカスターのコーク&キャップは、ほっとするようなオランダの味と居心地の良さで知られています。

  • フィラデルフィアで

    Food & Drinkin Philadelphia

    ヴェッジ

    アメリカ屈指のレストランと言われてきたフィラデルフィアのヴェッジ(Vedge)はベジタリアンやビーガン専用ではありません。ヴェッジと言えば地元で採れた極上の野菜や果物、植物性たんぱく質をふんだんに使った斬新で美しい料理。完全菜食主義の旬のメニューには、ルタバガ(アブラナ科の野菜)のフォンデュ、キノアのお粥を添えたセイタン(グルテンミート)とフロリダコーンのグリルなど独創的な料理が並びます。自家製のシロップとビターズを使ったカクテルも楽しめます。

ゲティスバーグ

Food & Drinkin Mid-Atlantic

  • ゲティスバーグで

    観光と一緒に味わう

    ゲティスバーグのダウンタウン、デビッド・ウィルズ・ハウス(David Wills House)の前を車で通り過ぎました。ここはリンカーン大統領がかの有名な演説を行う前夜に宿泊した場所です。
    まずは昼食を満喫した後、フェデラル様式の建築物やショップやブティックが集まる街の中心部の散策に出発です。
    ディナーにはリンカーンスクエアにあるワンリンカーン(One Lincoln)を訪れます。ゲティスバーグ演説の文章が印刷してある壁紙が飾られたこのレストランでは、シェフのジョセフ・ホルムズが作り出すフレッシュモッツァレラとトマトのおいしいサラダ、ホタテの貝殻に蟹肉を詰めた一品、海老に色とりどりの野菜が添えられた料理を堪能することができます。
    ディナーに大満足した後は、宿泊先でゲティスバーグの地ビールを開けて旅先での最後の 1 本を味わいます。

    ゲティスバーグにあるワンリンカーンで楽しむ高級料理

フィラデルフィア

Food & Drinkin Mid-Atlantic

  • さまざまな飲食店を味わう

    どうぞお腹が空いてきたらレディング・ターミナル・マーケット(Reading Terminal Market)へ。メイシーズから数分の場所にあります。現在も営業中のものではアメリカで最も長い歴史をもつ屋内ファーマーズマーケットで、出店数の多さもさることながら定番料理の充実度も圧倒的です。80 店以上あるので、選ぶのに困るほどです。ダウン・ホーム・ダイナー(Down Home Diner)では、おいしい朝食が食べられます。
    また、リッテンハウススクエア(Rittenhouse Square)に向かいブランケットを敷いてピクニックを楽しむのはいかがでしょう。この広場には地元の人、旅行者、ストリートパフォーマー、エンタティナーが大勢います。ここから通りを渡り、スティーブン・スター(Stephen Starr)が経営するパークレストラン(Parc Restaurant)のオープンエアの席に陣取るか、あるいはコンチネンタルミッドタウン(Continental Midtown)までぜひ足を向けてみてください。
    川辺にある有名なアウトドアスタンド、パッツ・キング・オブ・ステークス(Pat’s King of Steaks)とジーノズステークス(Geno’s Steaks)でチーズステーキサンドウィッチを食べるのを忘れずに。

  • ウォームダディーズで感じる三日月の町との兄弟愛

    フィラデルフィアのストリートでサザンホスピタリティを堪能サウスフィラデルフィアのウォームダディーズ(Warmdaddy’s)はレストラン兼ミュージックパブ。ジャズの生演奏を BGM に、心尽くしのコンフォートフードを味わいながらルイジアナ州ニューオーリンズ生まれの活気とリラックスの融合を楽しむことができます。地元の人たちに絶大な人気を誇るサンデー・ジャズ・ブランチ・ビュッフェ。食べ放題の魚の燻製、ターキーカラード、ターキーベーコン、シュリンプエトゥフェ、フライドチキン、バーベキュー・ビーフ・ブリスケットをお腹いっぱいどうぞ召し上がれ。毎日どこかで地元のソウルやゴスペルのミュージシャンによる演奏が聴こえてきます。

    フィラデルフィアのダウンタウンを抜けるベンジャミン・フランクリン・パークウェイ

American Gourmet Style

ミッドアトランティックのFood&Drink

6 / 13の地域料理

Food & Drinkin Mid-Atlantic

豊富な水産物を誇るチェサビーク湾を中心としたペンシルベニア州から大西洋に至る、大西洋沿岸の中部地域。北部と南部のクロスロードに位置し、地域の中でもそれぞれの州が独自の特徴を持ち、お互いに影響を与えてきました。大都市に食料を供給する動脈の役割を果たしてきたため、都市的な面と牧歌的な両面を併せ持っています。具体的にはアメリカの首都であるワシントンDCと、超伝統的な生活習慣に立脚したアーミッシュ・コミュニティーが混在しています。そのため、都市住民が新鮮な野菜果物を手に入れることが出来るファーマーズ・マーケットが盛んです。チキン・ターキー、乳製品、プラムなども有名です。

ミッドアトランティックMid-Atlantic

Food & Drinkin Mid-Atlantic

主な都市

New Jersey / ニュージャージー州
 Trenton / トレントン[州都]
 Newark / ニューアーク

New York / ニューヨーク州
 Albany / オールバニ[州都]
 New York / ニューヨーク市

Pennsylvania / ペンシルベニア州
 Philadelphia / フィラデルフィア
 Harrisburg / ハリスバーグ[州都]


ミッドアトランティックの伝統料理Traditional Mid-Atlantic Cuisine

  • フィラデルフィア
    チーズステーキ

    薄切りにされたビーフステーキを、フライパンで炒めた玉ねぎとともに、長いイタリアンロールに詰め、アメリカンチーズやモッツァレラなどのチーズで覆われたサンドウィッチ。

  • バッファローウィング

    アメリカのバッファロー地域発祥の料理で、鶏の手羽先や手羽中を辛いソースにからめたおつまみ料理。スポーツ観戦や社交イベントなどで愛されている。

  • ウォルドーフサラダ

    1896年にニューヨークのウォルドーフ・アストリア・ホテルで生まれたクルミやセロリ、リンゴなどの食材をみじん切りにし、マヨネーズで和えた前菜サラダ。

  • ヴィシソワーズ

    じゃがいもを主成分とし、野菜や香草、スパイスで味付けされた冷静スープ。滑らかなテクスチャーに軽やかで爽やかな味わいが特徴。



  • コーンビーフ&キャベツ

    コーンビーフとキャベツを柔らかくなるまで一緒に煮込んだシンプルな料理。聖パトリックの日に多くの人が食べる伝統的な料理。

  • ソフトプレッツェル

    輪っか状や結び目の形を持つ、外側が外側がカリっと、内側がもちもちとした食感の生地でできたパンで様々なトッピングやディップと一緒に提供される人気の軽食。

  • スクラップル

    豚の頭肉、心臓、肝臓、および他の食肉を煮込んで細かく挽き、香辛料やコーンミールと混ぜ合わせ、冷やして固めたものをスライスして焼くペンシルベニア州の地域独特の朝食料理。

ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”

  • ニュージャージー州 主な農作物

    夏は気温はほどほどに安定していますが湿度が高く、冬はとても寒く降雪量が多い地域です。主な農作物はブルーベリー、トウモロコシ、大豆、クランベリーなど。

  • ニューヨーク州 主な農作物

    ニューヨーク州ではとうもろこし、りんご、大豆、キャベツ、小麦、かぼちゃ、メープルシロップなど様々な種類の農作物が栽培されています。ファーム・トゥ・テーブル(農地直送)の考えの元、地産地消による消費が進んでいます。都市部でファーマーズマーケットで新鮮でおいしい農産物が 手に入り、ニューヨーク市のユニオン・スクエア・グリーンマーケット(Union Square Greenmarket)は常に人気のスポットです。

  • ペンシルベニア州 主な農作物

    気候は湿潤な大陸性気候。南東部では夏は長く冬は暖かく。内陸部では夏が短く冬の寒さが厳しい州です。主な農作物はトウモロコシ・大豆などの野菜、リンゴや桃などの果物の他小麦・オーツ麦なども多く栽培されています。

ニュージャージー州

Food & Drinkin Mid-Atlantic

ニュージャージー州は、ニューヨークとフィラデルフィアからほど近い距離にあることは知られていますが、ここにはシティライフとはかけ離れた多彩な景色もあります。ジャージーショアには砂浜と静かな街が連なっていますが賑やかなアトランティックシティもあり、人気のカジノやナイトライフを楽しめます。ニュージャージー州は「庭園の州」と呼ばれていることもお忘れなく。ニューヨークからほど近くにあるメドウランズ地区(Meadowlands District)には、265 種類以上の野鳥が生息し、プリンストン大学(Princeton University)では緑豊かな景色を満喫できます。ジョージ・ワシントンが率いる独立戦争の本部があったモリスタウン国立歴史公園(Morristown National Historical Park)で歴史の知識を深めて頂くことも訪れる楽しみの一つになります。

静寂から喧騒まで、ニュージャージー州ではビーチでさまざまな体験ができます。大西洋とバーニガット湾に挟まれたアイランドビーチ州立公園(Island Beach State Park)は手付かずのまま残された数少ない沿岸州の 1 つです。広さ 1,214 ヘクタールのこの公園では、教育プログラム、トレイル、水泳ができ、鳥類、とりわけのミサゴの観察に絶好の場所があります。
シーサイドハイツやケープメイといった年間を通して楽しめるリゾートタウンは、遊歩道や釣り用の桟橋、アクティビティの他、ポーラー・ベア・プランジ(Polar Bear Plunge)、セント・パトリックス・デイ・パレード(St. Patrick’s Day Parade)、シーフードやバーベキューのフェスティバルなどのイベントが有名です。
アトランティックシティではナイトライフを満喫できます。名高いビーチフロントのボードウォークを歩けばカジノやショップ、ホテルに辿り着きます。ニューアークやジャージーシティを訪れて食事やショッピング、文化をお楽しみ頂けます。ニューアーク博物館(Newark Museum)や、モリスタウンのモリス博物館(Morris Museum)、トレントンのニュージャージー州立博物館とプラネタリウム(New Jersey State Museum and Planetarium)、州全域にある小規模な会場などで、芸術と歴史をぜひ堪能してみてください。

  • ニュージャージー州には
    「世界のダイナーの都」と呼ばれ、
    気取らず居心地の良いレストランが多くあり、
    懐かしくてほっとする食事を堪能して頂けます。

  • 訪れるべきケープメイ歴史地区

    この海岸のリゾートタウン全体が国定歴史建造物地区になっています。路面電車に乗って 600 もの色彩豊かなビクトリア様式の建物を見ると、その理由に納得することができます。ここではぜひ素敵な所に泊り、新鮮なシーフードを味わい、ワイナリーを見学してください。

  • アトランティックシティ(Atlantic City)の遊歩道

    1870 年にオープンした、世界初にしてニュージャージー州最長の遊歩道を散策したら、スチールピア(Steel Pier)遊園地やビーチでぜひのんびりと過ごしてください。アトランティックシティは、アメリカ東海岸の中でもカジノやエンターテイメントで人気の観光地です。きらめくカジノ、ライブショー、レストラン、ナイトライフを体験してみてください。

  • アンソニー・ボーデイン・フード・トレイル

    有名シェフであり作家、さらに世界を駆け回るドキュメンタリープロデューサーでもあるアンソニー・ボーデイン。その料理のルーツが見つかるトレイルです。このコースはニュージャージー州で育ったボーデインの子供時代を紹介しながら「アンソニー世界を駆ける」のエピソードに登場する10店のレストランにスポットを当てています。

  • ワイン&エール・トレイル・オブ・サウス・ジャージー

    ニュージャージー州には何十ものワイナリーや醸造所があり、その多くは州南部に位置しています。国際的に認められたワインから地元の職人が醸造したビールまであらゆるものが揃っていますので、ぜひお試しください。

バーゲン郡(Bergen County)で
おいしい食事

  • バーゲン郡には食事が楽しめる場所がたくさんあります。ハッケンサック(Hackensack)にあるチット・チャット・ダイナー(CHiT CHaT Diner)では 1950 年代風の雰囲気の中、伝統的な高級料理を味わえます。常連客は一日を通して楽しめる、食欲そそる朝食やランチそしてディナーを絶賛しています。レトロといえば、11 世紀のディナーを体験してみてはいかがでしょうか。馬上槍試合を見ながら、シルバーウェアを使わずに 4 コースの食事を味わったことがなければ、メディーバルタイムズ(Medieval Times)でのディナーショーを予約しましょう。大競技場を囲んだ座席に座り、応援する騎士が割り当てられます。家族連れに人気の、外せないアクティビティです。

    メディーバルタイムズのディナーショーでの馬上槍試合の一幕

Bon Jovi の店、JBJ・ソウル・キッチン

  • JBJ・ソウル・キッチン(JBJ Soul Kitchen)は、レストランに求められるあらゆる概念を覆します。第一に、その店名に反してソウルフードはありません。第二に、食事の代金は請求されません。ここはロック界のスーパースター、ジョン・ボン・ジョヴィが経営する非営利のレストラン。ファーム・トゥ・テーブル(農地直送)の食事を「支払えるだけ」の価格で提供しています。/ 前菜、メイン、デザートで構成されるメニューはその時々で異なる地元産の旬の食材が使われ、新鮮なサーモンから野菜のソテーまで実にバラエティ豊富です。食事を堪能した後は現金またはボランティア労働による寄付が支払いの代わり。文字通りソウル(魂)も満たされるレストランです。

    ニュージャージー州の JBJ・ソウル・キッチンの値段は「支払えるだけ」

ニュージャージー州の海辺の町
ケープメイ(Cape May)で

  • 食事を楽しむ

    新鮮なシーフードと地元の定番料理が現地レストランの人気メニューです。 甲殻類なら海辺の景色が楽しめるザ・ロブスター・ハウス(The Lobster House)へ。外に停泊する全長 40 メートルのスクーナー船の中では、カクテルも楽しめます。
    バージニア・ホテルの産地直送レストラン、エビット・ルーム(Ebbitt Room)では新鮮な食材はもちろん、グルテンフリーやベジタリアン料理も楽しめます。

    ザ・ロブスター・ハウスなどのレストランは、外の眺めも抜群です。

  • 周辺でも楽しむ

    車を北へ 16 キロ走らせるとワイルドウッド(Wildwood)があります。ここは、エルヴィス・プレスリーが「キング」と称され、巨大なテールフィンを誇示する車が全盛期を迎えた場所です。 今日のワイルドウッドでは、ビーチと 3.2 キロの板張りの遊歩道がつなぐ 3 つのアミューズメントピアと 100 の乗り物が楽しめます。アドレナリン全開のジェットコースターや巨大な観覧車、ウォーターパークをお楽しみください。

    遊歩道沿いにある 1950 年スタイルのドゥーワップ・ダイナー(Doo Wop Diner)では、非公式のニュージャージー料理、ポークロールをお試しください。各種スパイス、塩、砂糖、保存料で加工や燻製をほどこしたポークはやみつきになる味です。 ポークロールは 150 年もの歴史があり、ニュージャージー州ではほぼすべてのレストランで扱われているメニューです。

プリンストン大学のある
プリンストン(Princeton)で、
地元のように食事を楽しむ

情報通の旅行者は、プリンストンには他にも魅力が満載だということを知っています。とりわけ食べ物に関しては格別です。この町に 24 時間滞在できグルメを楽しみたいという方はぜひこのガイドを参考にしてください。

  • 朝食

    スモール・ワールド・コーヒー(Small World Coffee)で注文をするのに並んでいると、「カプチーノ、持ち帰り!」、「ダブルアイスコーヒー、店内で!」など、カウンターの向こうから威勢のいい声が聞こえてきます。カプチーノは特にお勧めです。最初の一口で舌触りの滑らかなコーヒーがクリーミーな泡と混ざり合います。気泡だらけですぐに消えてなくなる泡なんかではありません。
    朝の 1 杯をゆっくり楽しみながら他の客の様子を見てみてください。スモール・ワールド・コーヒーにはさまざまな人がやってきます。小さな子供を連れた母親や父親が朝のコーヒーを飲んでいます。電話中のビジネスパーソン、友人とのおしゃべりに花を咲かせる学生、コンピュータに向かう流行に敏感な人もいます。コーヒーを飲んでからあるいはテイクアウトのコーヒーを持ちながら、ウィザースプーンストリート(Witherspoon Street)をプリンストンの中心地のナッソーと交差する地点まで散歩してみてください。

    おいしいコーヒーで人気のスモール・ワールド・コーヒー

  • ランチ

    人間観察にぴったりの場所をご紹介します。ナッソーストリートにあるホーギーヘブン(Hoagie Haven)に向かいましょう。1970 年代から変わることのない家族経営のお店です。巨大なホーギーを出し、「ファットレディ」(モッツァレラスティックとフレンチフライが詰まったチーズステーキ)や「ビッグキャット」(ベーコンチーズバーガー 4 個と卵 4 個)などの名物料理で知られています。
    脂っこくてもたれる食事は合わないという人には、ウィザースプーン・ブレッド・カンパニー(Witherspoon Bread Company)でサンドイッチを買うことをお勧めします。昔ながらのシンプルな作りたての味を楽しめます。メニューには、プロシュートとモッツァレラとトマトをはさんだバゲットやハムとバターだけのバゲットがあります。何を選んだとしても、ぜひサンドイッチを持って図書館の前にあるアルバート・ハインズ・プラザ(Albert Hinds Plaza)に行ってみてください。ここでもまたいろいろな人を観察して楽しんで頂けます。

    ニュージャージー州プリンストンのナッソーストリートにあるホーギーヘブン

  • ディナー

    伝統的な地中海料理がお好みなら、メディティラ(Mediterra)に行ってみてください。サンジョヴェーゼを飲みながらシーフード、肉料理、パスタなどが楽しめます。
    農家で酢漬けにした野菜を使った「泥んこファームのマティーニ(Great ‘Dirt’ Road Farm Martini)」や「私の愛しいリンゴ(Apple of My Eye)」など、ユニークな名前のカクテルを提供する、プリンストンで一番人気のアルケミスト&バリスター(The Alchemist & Barrister)には、50 種類もの生ビールが揃っています。評判の高いバーガーの人気メニューの 1 つ、ドライエイジドには、アイリッシュチェダーチーズ、スモークベーコン、ギネスのグレーズをかけたオニオンがトッピングされています。通りの向かい側にあるアグリコラ(Agricola)ではファーム・トゥ・テーブル(農地直送)の食材を使うという店の哲学を掲げています。フロリダ産のカエルの足を選んでも、イカ、自家製チョリソー、フェンネルをトッピングした手の込んだフラットブレッドに決めても、食事は格子縞のシャツを着たウェイターが運んできてくれます。

    メディティラの伝統的な地中海料理

  • デザート

    ベントスプーン(Bent Spoon)に行ってジェラートを味わわないことにはプリンストン滞在は完結しません。フレーバーにはラベンダーマスカルポーネ、バジル、チョコレートアールグレイなどがあります。レトロな装飾と手書きのボードがこの小さなスペースを温かく心地よい雰囲気にしています。1 日の締めくくりには、ザートを手にキャンパスを散策し、古い石造りの建物がほの暗い光と柔らかな夕焼けに照らされて変わっていく様子をぜひ堪能してください。

    プリンストンのベントスプーンの味覚をそそる各種ジェラート

ニューヨーク州

Food & Drinkin Mid-Atlantic

ニューヨーク州はお馴染みの観光名所から知られざる穴場スポットまで、あらゆる魅力にあふれる州です。ロングアイランド沿岸沖での海釣りからアディロンダック山地(Adirondack Mountains)の自然の中でのハイキングや水遊びまで、室内でも屋外でも四季それぞれの楽しみ方があります。

ニューヨーク市の
グルメフェスティバルカレンダー

ニューヨーク市は1 年のうちいつ訪れても必ずどこかで食の祭典(グルメフェスティバル)が開催されています。

  • 春の味覚

    誰もが口をそろえて春のニューヨーク市は最高だと言います。ただでさえ最高の場所に楽しいフードフェスティバルが加われば、そこはまさに天国と言ってよいのではないでしょうか。4 月にはクイーンズでベーコン・アンド・ビア・クラシック(Bacon and Beer Classic)が行われます。クラフトビールと、ユニークな豚肉料理を中心にしたイベントで、コンテスト、音楽、ゲームも楽しむことができるのです。

    上空から見たこの季節のブルックリンのスモーガスバーグ

  • 秋の味覚

    ブロンクスのベルモント地区にあるリトルイタリーで毎年 9 月に開催されるフェラゴスト(Ferragosto)はイタリア尽くしのフードフェスティバルです。地元の飲食店が作るイタリアの伝統的なスイーツやスナックを味わい、輸入物の特産品を買い、イタリアの音楽やエンターテイナーが奏でる音に酔いしれてください。

  • 冬のごちそう

    1 月には*マンハッタンでビール、バーボン&バーベキュー・フェスティバル(Beer, Bourbon & BBQ Festival)が開催され、アメリカ南部の味を楽しむことができます。
    *スケジュールを確認したところ、夏に開催する場合もあるようです。

    各地を巡回するこのグルメフェスティバルでは様々な種類のおいしいバーベキューとともに、ビールとバーボンを飲み放題で楽しめます。イベントごとにチケットの販売枚数が限られているので早めに入手するに越したことはありません。
    2 月になると、マンハッタンのチャイナタウンでは旧正月を祝います。街はカラフルに彩られパレードが行われます。最高の中国料理を味わうこともできます。中国文化の風景や音を堪能しながら、長寿、開運、子孫繁栄、家内安全の願いを込めた旧正月の伝統料理を味わい尽くすことができます。

もっとニューヨーク

ペンシルベニア

Food & Drinkin Mid-Atlantic

テーマパーク、ミュージアム、
アーミッシュファームを家族で満喫

ペンシルベニア州にはチョコレートの町やリトルリーグの博物館、多くの遊園地があり、家族で休暇を満喫できます。都市部ではミュージアムや舞台、庭園を。郊外ではアーミッシュの村の見学や 121 の州立公園でハイキングやボート遊びが楽しめます。アメリカの歴史上重要な独立記念館や古戦場も見逃せません。

家族で楽しめるスポット

ハーシー(Hershey)は世界中で最も有名な名前の 1 つです。チョコレートと言えばハーシーを思い浮かべる人が大勢います。チョコレートをテーマにした広大な遊園地、ハーシーパーク(Hersheypark)でエキサイティングなアトラクションに挑戦し1 日楽しむことができます。ハーシーズ・チョコレート・ワールド(Hershey’s Chocolate World)では、自分好みのチョコレートバーを作ることができます。

もっとハーシーチョコレート

色々な都市で味わうTaste in Different Cities

Food & Drinkin Mid-Atlantic

地元産食材と自家製料理にこだわった
各地のレストラン

広大な農地、オランダからアイデアを得た料理、アメリカの歴史に深い関わりがあることで知られるペンシルベニア州。
この州では近年新鮮な地産食材、自家製の名物料理、季節のメニューにスポットライトを当てて地元の恵みを最大限活用するシェフも増えつつあります。ペンシルベニア州のファーム・トゥ・テーブル(農地直送)の味を存分に堪能できるレストランです。

  • ハリスバーグで

    Food & Drinkin Harrisburg

    ザ・ミルワークス

    ハリスバーグの「超ローカル」なレストラン兼ビアガーデン、ザ・ミルワークス(The Millworks)で舌だけでなく目にも嬉しいご馳走を。地元で人気のこの店にはウォークスルーのアートギャラリー、彫刻家や画家向けのスタジオスペースなどもあります。アート作品を鑑賞しながらサマービスクや地元産牛肉と自家製ザワークラウトのパストラミサンドイッチを召し上がれ。ビールが飲みたくなったら、レストランのフルメニュー、アートギャラリーとスタジオの眺めが楽しめるオープンエアのビアガーデンにぜひ立ち寄りましょう。

    ハリスバーグのザ・ミルワークスで食事を楽しむ常連客。

  • ランカスターで

    Food & Drinkin Lancaster

    コーク&キャップ

    ランカスターのブティックホテル、コーク・ファクトリー・ホテル(Cork Factory Hotel)内のレストラン、コーク&キャップ(Cork & Cap)でペンシルベニア州自慢の心安らぐオランダ料理をお召し上がりください。地元産のチーズに新鮮な野菜や肉などがメニューに並びます。ミートローフ、3 種のチーズマカロニ、クラブケーキにウェルシュレアビット。種類豊富な手作り料理のためにぜひお腹を空けておきましょう。

    ランカスターのコーク&キャップは、ほっとするようなオランダの味と居心地の良さで知られています。

  • フィラデルフィアで

    Food & Drinkin Philadelphia

    ヴェッジ

    アメリカ屈指のレストランと言われてきたフィラデルフィアのヴェッジ(Vedge)はベジタリアンやビーガン専用ではありません。ヴェッジと言えば地元で採れた極上の野菜や果物、植物性たんぱく質をふんだんに使った斬新で美しい料理。完全菜食主義の旬のメニューには、ルタバガ(アブラナ科の野菜)のフォンデュ、キノアのお粥を添えたセイタン(グルテンミート)とフロリダコーンのグリルなど独創的な料理が並びます。自家製のシロップとビターズを使ったカクテルも楽しめます。

ゲティスバーグ

Food & Drinkin Mid-Atlantic

  • ゲティスバーグで

    観光と一緒に味わう

    ゲティスバーグのダウンタウン、デビッド・ウィルズ・ハウス(David Wills House)の前を車で通り過ぎました。ここはリンカーン大統領がかの有名な演説を行う前夜に宿泊した場所です。
    まずは昼食を満喫した後、フェデラル様式の建築物やショップやブティックが集まる街の中心部の散策に出発です。
    ディナーにはリンカーンスクエアにあるワンリンカーン(One Lincoln)を訪れます。ゲティスバーグ演説の文章が印刷してある壁紙が飾られたこのレストランでは、シェフのジョセフ・ホルムズが作り出すフレッシュモッツァレラとトマトのおいしいサラダ、ホタテの貝殻に蟹肉を詰めた一品、海老に色とりどりの野菜が添えられた料理を堪能することができます。
    ディナーに大満足した後は、宿泊先でゲティスバーグの地ビールを開けて旅先での最後の 1 本を味わいます。

    ゲティスバーグにあるワンリンカーンで楽しむ高級料理

フィラデルフィア

Food & Drinkin Mid-Atlantic

  • さまざまな飲食店を味わう

    どうぞお腹が空いてきたらレディング・ターミナル・マーケット(Reading Terminal Market)へ。メイシーズから数分の場所にあります。現在も営業中のものではアメリカで最も長い歴史をもつ屋内ファーマーズマーケットで、出店数の多さもさることながら定番料理の充実度も圧倒的です。80 店以上あるので、選ぶのに困るほどです。ダウン・ホーム・ダイナー(Down Home Diner)では、おいしい朝食が食べられます。
    また、リッテンハウススクエア(Rittenhouse Square)に向かいブランケットを敷いてピクニックを楽しむのはいかがでしょう。この広場には地元の人、旅行者、ストリートパフォーマー、エンタティナーが大勢います。ここから通りを渡り、スティーブン・スター(Stephen Starr)が経営するパークレストラン(Parc Restaurant)のオープンエアの席に陣取るか、あるいはコンチネンタルミッドタウン(Continental Midtown)までぜひ足を向けてみてください。
    川辺にある有名なアウトドアスタンド、パッツ・キング・オブ・ステークス(Pat’s King of Steaks)とジーノズステークス(Geno’s Steaks)でチーズステーキサンドウィッチを食べるのを忘れずに。

  • ウォームダディーズで感じる三日月の町との兄弟愛

    フィラデルフィアのストリートでサザンホスピタリティを堪能サウスフィラデルフィアのウォームダディーズ(Warmdaddy’s)はレストラン兼ミュージックパブ。ジャズの生演奏を BGM に、心尽くしのコンフォートフードを味わいながらルイジアナ州ニューオーリンズ生まれの活気とリラックスの融合を楽しむことができます。地元の人たちに絶大な人気を誇るサンデー・ジャズ・ブランチ・ビュッフェ。食べ放題の魚の燻製、ターキーカラード、ターキーベーコン、シュリンプエトゥフェ、フライドチキン、バーベキュー・ビーフ・ブリスケットをお腹いっぱいどうぞ召し上がれ。毎日どこかで地元のソウルやゴスペルのミュージシャンによる演奏が聴こえてきます。

    フィラデルフィアのダウンタウンを抜けるベンジャミン・フランクリン・パークウェイ