American Gourmet Style
ニューイングランドのFood&Drink
4 / 13の地域料理
ニューイングランドの伝統料理Traditional New England Cuisine
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ロブスターロール
メイン州やマサチューセッツ州などの沿岸地域で人気のある、新鮮なロブスターの肉をバターでトーストされたホットドッグ用のロールに挟んだ海鮮サンドイッチ。
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フライドクラムベリーズ
貝の身に衣をつけて唐揚げのように揚げ、香ばしさとサクサク食感を出したおつまみ料理。
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ローストビーフサンドウィッチ
薄くスライスしたローストビーフを野菜やピクルス、マスタード、ホースラディッシュソースと一緒に挟んだサンドイッチ。
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インディアンプディング
コーンミールやモラセス、ミルク、バター、スパイスにレーズンやナッツを混ぜ合わせってオーブンでじっくりと焼く、プディングのようなテクスチャーに仕上がったデザート。
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スタッフィー
パン粉、ハーブ、香辛料、野菜、およびソーセージなどを混ぜ合わせた具を、クランベリーのジャムとともにパンやクラッカーに詰めて焼いた甘みと酸味のバランスが絶妙な料理。
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アップルサイダードーナッツ
秋季や冬季のリンゴのシーズンに良く作られる季節的なおやつで、リンゴサイダー(りんごジュース)を使用した、りんご風味のドーナッツ。
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パンプキンパイ
濃厚でなめらかなテクスチャーが特徴のパンプキンを主成分としたスイートパイ。ホイップクリームやバニラアイスクリームを添えて秋やサンクスギビングのシーズンに人気があるデザート。
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メープルクリーミー
メープルシロップを調理し、冷やして硬化させた、まろやかなキャンディやクリーム。直接食べるだけでなく、ワッフルやパンケーキ、アイスクリームなどのトッピングとしても利用される。
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クラブケーキ
カニ肉をパン粉、マヨネーズ、マスタード、卵、およびオールドベイシーズニングなどのさまざまな材料と混ぜ合わせ、パティやケーキの形に整えて焼いた前菜料理。
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レッドフラネルハッシュ
牛肉をじゃがいも、玉ねぎ、やビーツなどの野菜と一緒に細かく切り、炒めた朝食料理。卵やトーストと一緒に提供されるのが一般的。
ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”
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コネチカット州 主な農作物
夏は暖かく冬は非常に寒くて降雪が多く。年間を通じて曇りだけの気候の地域もある州です。主な農作物はトウモロコシと花(花壇用、切り花、観葉植物など)です。
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マサチューセッツ州 主な農作物
日本と同様に四季があります。夏は暖かく冬は比較的寒く、
1月は州のほとんどの地域で平均気温が氷点下になります。春と秋は短く、1日の気温差が激しくなります。冬は寒さが厳しく雪が降ることも多いです。主な農作物で一番有名なのはクランベリーとメープルシロップ。
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ニューハンプシャー州 主な農作物
海に近いため夏は湿度が高めで、冬は寒く州の全域で降雪がある地域。主な農作物はメープルシロップとトウモロコシ。
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メイン州 主な農作物
夏は湿度がとても高く冬は厳しい寒さと雪が降ります。特に北部は厳しい冬になります。この州の主な農作物は、じゃがいも、ブルーベリー、メープルシロップとオーツ麦です。
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バーモント州 主な農作物
この州は夏にそれほど暑くならず湿気もあるため、飼料作物の栽培に適した気候条件に恵まれています。涼しい夏は乳牛の飼育にも適しています。 主な農作物はメープルシロップとトウモロコシ。
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ロードアイランド州 主な農作物
夏は暖かく高湿ですが、冬は非常に寒く、雪が多く降り風も強い傾向にあります。主な農作物はトウモロコシです。
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ニューイングランド地方特有の
魅力を伝える文化と歴史地理的に恵まれたコネチカット州では、この 1 つの州内でさまざまなことをバランスよく体験できます。ここでは数多くの体験がそれぞれすぐそばに存在しているのです。
この州はニューイングランド地方でもっとも南に位置します。ニューヨーク州やボストンから簡単にアクセスでき、ニューイングランド地方らしい洗練された魅力にあふれています。ファーミントン川(Farmington River)の川下りやシンブル諸島(Thimble Islands)のカヤックからコネチカット州のワイントレイルや沿岸地域の料理まで、コネチカット州では心に残る休日を過ごすことができます。
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ワインと食事
喉を潤すならコネチカット州の受賞歴を誇るブドウ園のワインを味わってみてはいかがでしょうか。醸造所や直営のパブでビールを 1 杯飲むのもよいでしょう。その後は、農場直送の食材を使った料理やロングアイランド湾の新鮮なシーフードをお楽しみください。ニューヘイブンのピザはアメリカでトップテンにランキングされています。ここは、ハンバーガー発祥の地でもある(世界初のハンバーガー!)ルイズランチ(Louie’s Lunch)ではいまだに 1900 年代と同じように調理されています。
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古風で趣がありながら現代的
チェスター、ギルフォード、エセックス、ケントのような小さな町では丸 1 日や週末を費やしてショッピングや食事、文化活動などが体験できます。もっとモダンな体験がしたい場合は活気あふれる都市で、ナイトライフと食事、受賞歴のある演劇、さまざまな博物館、生演奏を楽しむことができます。
この州がニューイングランドの魅力を備えていることは確かです。そしてその魅力の見せ方も知っています。秋に車を走らせれば丘と谷を越えて葉が色づく時期の農村や農場を通り抜ける間美しい景色を堪能することができます。製糖所ではメープルシロップを道沿いのパンプキンパッチではカボチャを売っています。水車小屋では搾りたてのリンゴジュースを湯気の立ったマグカップで提供しています。
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広大なニューハンプシャー州
「花崗岩の州」という愛称は、標高 1,917 メートルのワシントン山や標高 1,220 メートルを超える 48 の山々が連なるホワイト山地があることに由来しています。また多くの湖にも恵まれています。最も有名なのがアメリカ有数の面積を誇る広大なウィニペソーキー湖(Lake Winnipesaukee)です。歴史あるポーツマス、砂浜が広がる海岸、免税店などのあるニューハンプシャー州では、だれもが楽しむことができます。
ニューハンプシャー州の飲み物と言えばアップルタイザーです。
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ニューハンプシャー州ポーツマスで
Food & Drinkin Portsmouthニューイングランドの歴史ある海辺の都市ポーツマス は昔懐かしいアメリカのクリスマスを祝うのに最適の場所です。両側に赤煉瓦の建物が経ち並ぶ通りを馬車が行き交っています。ザ・ミュージック・ホール(The Music Hall)では、クリスマスシーズン向けのさまざまな演し物が上演されます。楕円形のパドル・ダック・ポンド(Puddle Duck Pond)では多くの人がアイススケートを楽しんでいます。
1600 年代初頭に入植が始まったポーツマスの冬の光景
バーモント州は他のどことも違っています。ここではゆっくりと周りを見回しながら過ごすだけでよいのです。バーモントの田園地帯では年間を通じて山の景色を楽しんだり、湖や池、トレイルを探訪できます。歴史あるダウンタウンでは昼夜を問わず掘り出し物の発掘や地産地消の料理、世界的に有名なクラフトドリンクを楽しむことができます。バーモント州は訪れる人を新たな気持ちにさせてくれる場所です。
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フード&ドリンク
バーモント州の山々となだらかな丘陵の間には肥沃な谷があり、多くの酪農家、野菜や果物の生産者、多様な農業経営者を支えています。バーモント州の飲食店の美味しい料理は州内の畑や農場の収穫物を食卓に届けてくれる人々への賛辞です。バーモント州は長年にわたり地元の食べ物を推進するリーダーとしての役割を果たしてきました。州には受賞歴のある熟練のチーズメーカーやファーム・トゥ・テーブル(農場から食卓へ)のレストランが数多く存在します。また、バーモント州のクラフトブルワーは常に世界のトップクラスにランクされており、多数のシードル醸造所、ブドウ園、蒸留所が、バーモント州の優れた伝統に加わっています。さらに、バーモント州はアメリカで最高のメープルシロップ生産地であり、メープルクリーミーというリッチで濃厚なソフトクリームを味わわずに旅を終わらせることはできません。バーモント州のどこを旅しても、「緑の山の州」と呼ばれるこの州の真の味覚を体験できます。新鮮な地元の食べ物の数々が、訪れる人にとっての定番の味となることと思われます。
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バーモント州のちょこっと情報
バーモント州はアメリカでもっともカエデの木が多い州であり、メープルシロップの生産量もアメリカトップです。州の年間平均生産量はオリンピックサイズのプール 4 つ分に相当し、約1千万リットルにもなります。
バーモント州のダウンタウンには地域主体の個人経営のショップが建ち並んでいます。州都モントピリアは国内最小の州都であるだけでなく、スターバックスやマクドナルドのない唯一の州でもあります。
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チャーチ・ストリート・
マーケットプレイス
(Church Street Marketplace)バーリントンのダウンタウン中心部にあるこのオープンエアの歩行者専用モールには、歴史的な建物やストリートエンターテナー、家族向けのフェスティバル、100 以上のショップやレストランを目当てに大勢の観光客が集まります。
バーモント州を訪問するなら「メイプルシロップ・シーズン」(2月末~4月)がお勧め。シロップ作りのため、手作業でサトウカエデの木から樹液を集める季節です。
新雪に出来立てのシロップをかければスイーツのできあがり。
チーズすきならばぜひ!バーモント州チーズトレイル
シャープな風味のチェダーからなめらかなグリュイエールまで、バーモント州には 150 種類以上のチーズがありその味はこの州を訪れる価値のあるものです。
多くの人々にとって喜びと幸せをもたらしてくれる食べ物といえばチーズがトップクラスにランキングされます。アメリカではバーモント・チーズ・トレイル(Vermont Cheese Trail)ほどチーズメーカーが密集している地域はないとも言えます。トレイル沿いに点在するチーズ製造業者の数は 45 以上にのぼり、一般の人々が併設する農場の見学や製品の試食をすることができます。バーモント州のチーズトレイルの旅に正しい方法も間違った方法もありません。240 キロメートルのこの北方への道のりを行くのは簡単です。人気のあるスポットとあまり知られていないスポットが混在する道中ではバラエティに富んだフレーバーや舌触り、そしていろいろな体験が待っています。これからご提案する方法をとれば、きっと満足のいく旅になることです。そしておいしいおみやげでいっぱいになったトランクで、楽しい気分になること間違いなしです。
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ブラトルバロの伝統あるチェダー
チェダーチーズで知られるバーモント州のトレイルで最初に立ち寄るのは、バーモント州ブラトルバロにあるグラフトン・ビレッジ・チーズ・カンパニー(Grafton Village Cheese Company)です。クロスバウンド、スモークチリ、2 年熟成や 3 年熟成といったさまざまなチーズは地元の農場からの生乳を使った手作りです。この手法はグラフトンに受け継がれてきたもので、その伝統は 1892 年までさかのぼります。
グラフトンの町にある私設のものとは別にあるブラトルバロにある施設は毎日開かれており、生産過程を見学したりワインやギフトを購入することもできます。リトリートファーム(Retreat Farm)の隣にあり、ヤギのヨガやコミュニティ・フード・トラックのイベントなどオープンバーンイベントが頻繁に開催されています。 -
マウントホリーの歴史に彩られた魅力
なめらかでクリーミーなチーズを特徴とするクロウリー・チーズカンパニー(Crowley Cheese Company)は、 1824 年の創業以来アメリカでもっとも長くチーズ作りを続けている工場です。ホワイトチェダーのような種類や、セージ、ニンニク、チャイブなどの材料を利用した舌に心地よい特別な仕上がりのチーズで知られています。
そのこぢんまりした施設では通常チーズを製造するのは週に 3 日のみです。立ち寄る際には前もって連絡しておくことをお勧めします。さらさらと流れる小川のそばで趣のある土地に静かにたたずむこの場所は、トレイル道中で立ち寄るスポットのなかでも特に親しみやすさが感じられます。チーズの製造工程は一日がかりですので、どの時間帯に訪れてもプロセスの違った一面を見られます。 -
プリマスノッチで味の冒険
歴史の長さで銀メダルを誇るのは、クロウリーのすぐそばにある 1890 年創業のプリマス・アルティザン・チーズ(Plymouth Artisan Cheese)です。製造からカット、ワックスがけにいたるまですべて人の手によって仕上げられたチーズとカードは長年にわたって数々の賞に輝いています。
プリマスは毎日オープンしています。見学者はガイドなしのツアーを利用してチーズ博物館を見学したりチーズが製造される部屋を大きな窓から見下ろしてその過程をじっくり見学することができます。 -
カボットの親しみやすい味覚
バーモント州のチーズトレイル沿いにある有名な食品製造業者のひとつにカボットがあります。ここではチーズやバターからヨーグルト、特製ディップまで幅広い食品が製造されています。北へ向かう途中にあるカボットアネックス(Cabot Annex)では、カボット製品以外にバーモント州の地ビール、シードル、ワインなどの買い物が楽しめます。地元チーズで 1 日または数日を締めくくるのにぴったりです。
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何か甘いものも試食してみる
チーズだけが「緑の山の州」の有名な主要産物ではありません。メープルシロップとアイスクリームも忘れてはいけません。州のほぼ全長を走りながら州で最上級の工場や製造所を巡るツアーは、チャレンジ精神旺盛な多くの食通にとってまさに夢のような旅になるでしょう。運転席に乗り込んでおいしいものや甘いおやつを楽しみながらトレイルを走破しましょう。
製造所によっては試食品にメープルシロップを少量添えるだけだとしても遠回りをして産地に直接足を運ぶ価値があります。モントピリアのモールス・ファーム・メープル・シュガーワークス(Morse Farm Maple Sugarworks)、モントピリア東部のブラッグ・ファーム・シュガーハウス(Bragg Farm Sugarhouse)、ウッドストックのシュガーブッシュファーム(Sugarbush Farm)、ピッツフォードのニューイングランド・メープル・ミュージアム(New England Maple Museum)。
これらのスポットではみなリッチで黄金色に輝くスイーツを味わいながらその製造過程について直接学ぶことができます。この地域にはほかにもたくさんのスイーツ業者が営業していますので、旅を続ける前に下調べをお忘れなく。
バーモント州には多くのアイスクリームメーカーがありますが、ウォーターベリーのカボットアネックスの近くにあるハッピーヒッピーブランドのベン & ジェリーズ(Ben & Jerry’s)は特に有名です。幼馴染であるベン・コーエンとジェリー・グリーンフェルドは 1978 年に共同でビジネスを立ち上げ、チャビーハビー(Chubby Hubby)やチェリーガルシア(Cherry Garcia)といった風変わりなフレーバーをヒットさせ事業を大きくしてきました。工場見学も可能で、有名なフレーバーをひとすくい試食できるおまけがついており甘い余韻が残ります。
また、バーモント州で注目すべきは食べ物だけではありません。カメラを持って、絵葉書のような景色が連なるチーズトレイルを進めば、きっと驚異的に美しい自然に浸る旅にもなることです。
ボストンの食を楽しみ尽くす
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好奇心を刺激するボストン
古いものと新しいものが出会う街マサチューセッツ州とニューイングランドの玄関口である州都ボストンは「アメリカのウォーキングシティ」として知られています。フリーダムトレイル(Freedom Trail)はアメリカ独立戦争(American Revolution)で重要な役割を果たした足跡を辿ります。ブラック・ヘリテージ・トレイル(Black Heritage Trail)には19 世紀のアフリカ系アメリカ人のコミュニティにとって重要な場所が点在しています。ファンピアとフォートポイント運河のそばにあるトレンディで革新的なシーポート地区でアートインスタレーションをご覧ください。劇場地区にはマーキーズ(Marquees)があり、ニューベリーストリート(Newbury Street)にはギャラリー、歩道のカフェやブティックが軒を連ねています。チャールズ川(Charles River)の向かいに位置するファンキーなケンブリッジには、MIT、ハーバード大学、ハーバードスクエア(Harvard Square)のレストラン、ショップ、本屋があります。
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ボストンの本格的な料理
ウォーターフロントのレストランでは、ロブスターロールや揚げハマグリ、毎日獲れたての新鮮な魚などを食べることができます。ウエストポート・リバーズ・ヴィニヤード(Westport Rivers Vineyard)は、この地域のワインとチーズのトレイルでぜひ立ち寄りたいところです。ボストンの南を旅行するなら、特に秋の収穫期はクランベリーのボグツアーは外せません。マサチューセッツ州はアメリカ最古のクランベリー栽培地域で、クランベリーは州の公式ベリーに指定されています。
ボストンで食べて飲んで遊んで
グルメフードとナイトライフを思いっきり楽しみたい!そんな旅行にはボストンが最適です。
街中に溢れるレストラン、バーやナイトクラブで、ボストンの街には「退屈」という言葉は存在しません。早速このエキサイティングな街を「探索」してみました。
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ボイルストンストリート&ニューベリーストリート
歩いても歩いても永遠と続く、お店やレストランがずらりと軒を連ねるボイルストンストリートとニューベリーストリートはまさに「たいくつ知らず」の通り。昼も夜も、平日も週末も、いつでも人で溢れ、ぶらぶらと目的なしに歩いているだけでもとにかく楽しいスポットです。ほとんど全てのレストランで屋外ダイニングができるため、街の様子を楽しみながら賑やかに食事を楽しむことができます。
感じのいいレストランに立ち寄ってみました。かわいらしいパティオに座って、アピタイザーでカクテル一杯。夏の休暇の幸せを感じる瞬間です。2つの通りは隣同士に沿って走っているため、ここでのショッピング、ダインニング、エンターテイメントはとにかく底をつきません。夜には「ピーピー」と騒ぐ声と共に、何らかの「パーティーバス」も2度登場。昼も夜も賑やかな一角でした。
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夜のエンターテイメントスポット
喉が渇いたなら洗練されたレストランやブルワリー、世界クラスのホテルが集まる急成長中のシーポート地区(Seaport District)で一日を終えてください。夜更かしの好きな人は、一晩中素敵な音楽やダンスを楽しめるたくさんのバーやパブに足を運んでみては。
私のように、昔懐かしい思い出に浸るのが好きな人は、ビーコンヒル(Beacon Hill)に行き、アメリカのテレビ番組「チアーズ」の「誰もが名前を知っている場所(Where everybody knows your name)」のヒントになった場所に立ち寄ってみましょう。 かつてのブル・アンド・フィンチ(The Bull and Finch)の外観は、番組のオープニングで毎回流れていました。賑やかな雰囲気の中、絶品のチーズバーガーも食べることができます。
ボストンで堪能するグルメな週末
ボストンはアメリカで最も歴史ある街の一つ。人々は歴史と文化を求めてボストンを訪れますが、食を楽しむために滞在します。マサチューセッツ州の州都であるこの街には革新的なシェフ達、地域の名産物、そして洗練されたモダンアメリカン料理があります。
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おすすめの朝食
ボストンの歴史的かつ超トレンディな地区、サウスエンドにあるマイク・アンド・パティーズ(Mike and Patty’s)は座席数 4 つのとっても小さなレストラン。でもそこで出される朝食は、道端に立って食べる価値があるほどの美味しさ。早めにホテルを出発し、店の外に列ができ始める前に到着するようにしましょう。おすすめは「ザ・ファンシー(The Fancy)」。トーストしたイギーズ(Iggy’s)の雑穀パンに目玉焼き 2 枚、チェダーチーズ、ベーコン、アボカド、レッドオニオン、自家製マヨネーズがのった朝食サンドイッチです。2022年、ボストンマガジン誌(Boston Magazine)がボストンで一番美味しい朝食だと称賛した理由が一口食べると納得できます。美味しい朝食サンドイッチの後はサウスエンドにあるアートギャラリーやブティックを見て回ります。
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夕食は老舗の有名店
ボストンの歴史にどっぷり浸かるなら、アメリカで最も古くから営業を続けている老舗レストラン、ユニオン・オイスター・ハウス(Union Oyster House)がおすすめ。1826 年創業のユニオン・オイスター・ハウスは、2003 年にアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されました。歴代アメリカ大統領や有名人がこのレストランを訪れ、地元産ロブスターなどのボストンの特産品やマサチューセッツ州名物のクラムチャウダーを堪能しています。もちろんオイスターはいつでも新鮮です。
1826 年創業のユニオン・オイスター・ハウスは、アメリカで最も古くから営業を続けている老舗のレストラン。
マサチューセッツ州で採れたての食材を楽しむ方法
マサチューセッツ州には眺めのよい農場でのトラクターツアーから採れたての食材を使った料理まで、季節ごとに新鮮な味覚やアクティビティが盛りだくさん。
季節にふさわしいフレッシュな体験をして頂けます。
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旬の素材を使った地元の料理
マサチューセッツ州のシェフは、1 年を通じて地元産の旬の食材に恵まれています。趣のあるバーナードストンにあるクリングル・キャンドルのザ・ファーム・テーブル(The Farm Table)では、ウォームキノアやローストした根菜のサラダなどの料理に自前のオーガニックファームと近隣の農場で収穫した食材を使用しています。
地元の酪農場やレトロなソーダショップでは、食欲をそそるマサチューセッツ州産アイスクリームを販売しています。
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メープルシロップの採取
マサチューセッツ州には 300 以上のメープルシロップ生産者が存在し、毎年 5 万ガロン以上のシロップが生産されています。3 月または 4 月の上旬に州内にある「製糖所」の一つを訪れてみましょう。そこではメープル樹液が搾取されてからシロップになるまでの過程を見学することができます。ほとんどの製糖所ではパンケーキの朝食が提供されており、ボトル詰めされたシロップ以外にもメープル・シロップ・キャンディやその他食品がお土産用に販売されています。
マサチューセッツ州には 300 以上のメープルシロップ生産者がいますが、その多くはファーマーズマーケットで自身が生産したメープルシロップを販売しています。
クランベリーの季節
マサチューセッツ州のベリー類の代表、クランベリー。食欲をそそる鮮やかな色が風景に華を添える晩秋は、収穫祭、赤い実を散りばめたレシピ、ボグツアーが観光客をひきつける季節でもあります。
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ボグツアー
マサチューセッツ州のクランベリー農場に興味をひかれるのはごく自然なことです。 普通の農場ツアーとはひと味違う、ボグツアーをご紹介します。 クランベリー畑は、砂、泥炭、砂利、粘土が層になった 「ボグ」と呼ばれる湿地であり、 蔓性のクランベリーはこのボグで 4 月から 11 月にかけて成長します。 秋に完熟を迎えるにはたっぷりの新鮮な水が欠かせません。 事前予約が必要なボグもあるのでツアーを計画するなら今がチャンスです。 ツアーによっては「ウェーダー」と呼ばれる胴長靴を履いて実際にボグに入ることができます。 乾いた陸地を巡るツアーもありますが、 いずれのツアーでも1600 年代にアメリカ先住民がヨーロッパ人入植者に紹介したとされることなど、クランベリーの収穫と歴史について学ぶことができます。 鮮やかな赤い実とジュースのテイスティング以外にも摘みたてのクランベリーやクランベリーを使った手作り食品を購入することもできます。 クランベリー・ペッパー・ゼリーやクランベリーハニー、ダークチョコでコーティングしたクランベリーは、グルメな手土産にぴったりです。
硬くて酸味のあるクランベリーは感謝祭の時期に欠かせません。じっくり煮つめて、濃厚な極上ソースの出来上がり。
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フェスティバル
秋はクランベリー祭りの季節でもあります。 9 月のハーウィッチ・クランベリー・アーツ・アンド・ミュージーック・フェスティバル(Harwich Cranberry Arts & Music Festival)では、地元産の工芸品に音楽の生演奏、郷土料理が華を添えます。 10 月にウェアハムで開催されるクランベリー収穫祭(Cranberry Harvest Celebration)では、収穫と調理の実演、工芸品の市だけでなく美しいティホネット池(Tihonet Pond)でパドルボートも楽しめます。 絵葉書のように美しいナンタケット島(Nantucket)でも 10 月にクランベリー祭りがあり、燃えるような紅葉をバックに島育ちのクランベリーが一面に浮かぶ様子はまさに圧巻。 イベントの一番人気はクランベリージュースとクランベリーチョコレートです。
例年行われるクランベリー祭では、しぼりたてのジュースに行列ができます。
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お勧めおすすめメニュー
マサチューセッツ州のシェフは地産食材を好んで使いますが、クランベリーはスイーツにもメインディッシュにもよく合う優秀な食材です。 独創的な高級料理から伝統的な家庭料理まで州内のあらゆるレストランやベーカリーでクランベリーがお目見えします。 こんがり焼いたフレンチトーストにカラフルなクランベリーコンポートをかけて召し上がれ。 ランチやディナーならビロードのようになめらかな人参とココナッツのスープにクランベリータルトを添え、豚のヒレ肉にクランベリーとスモーキーペッパーを合わせた風味豊かなソースをたっぷりかけてどうぞ。 デザートの定番はカリッとした食感の甘いトッピングがクランベリーを引き立てるクリスプです。可能性は無限に広がります。
クランベリーを使うレシピはさまざまですが、その酸味とふんわり甘いクイックブレッドの組み合わせは人気を集めています。
ニューイングランド地方全体のほぼ半分の面積を占めるメイン州は、長く延びた海岸線、岩だらけの島、壮大な山脈があることで知られています。アウトドア派ならハイキングやサイクリング、冬にはスキーやスノーボードを楽しめます。1 年を通して、ショッピング、新鮮なシーフード、博物館見学が楽しめます。
素晴らしきアウトドア、文化、料理Wonderful Outdoors, Culture and Cuisine
バケーションランドという愛称を持つメイン州は単なる休暇先ではありません。そこでは思わず息をのむような驚きの体験が待っています。メイン州にはユニークでシンプルかつ本物と呼べるあらゆるものがあります。州内の深い森や活気ある海岸線の開放的な場所を楽しめることはメイン州の人々にとっての誇りです。自然界からインスピレーションを得て、誠実な準備を経て完璧なロブスターロールを作ったり、世界的に名高い船大工が職人技を発揮したりといった毎日を過ごすのです。
メイン州を訪れれば自分だけのインスピレーションが見つかります。それは地元で醸造された最高のビールや手作りの工芸品を見つける喜びかもしれませんし、大西洋の向こうから昇る太陽を穏やかに眺めて精神を回復させることかもしれません。メイン州でリフレッシュして頂けます。
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食文化
メイン州の人々は、漁港直送の食材と農地直送の食材を使った料理を何世紀にもわたって食べてきました。州内各地から集まった受賞歴のあるシェフが料理に創造性をもたらし情熱を注ぎます。移動式屋台や地元のダイナーからタパススタイルのビストロや高級レストランまで、さまざまな食の楽しみ方があります。
バラエティに富んだメイン州の味を堪能してください。
メイン州では、他州に先駆けてクラフトビール生産の動きが起こりました。現在はそれと同じ精神の元好調なクラフト蒸留酒の製造業者まで広がり、地元の材料にメイン州らしい創意工夫とインスピレーションを加えるようになっています。自家製ブルーベリーウィスキーからメイン州産ポテトのウォッカまで、味にうるさい人々をも喜ばせる酒類が誕生しています。
メイン州の人々は創意工夫に富み信頼できる精神を持ち合わせています。この精神は、食品から家具、衣類、宝飾品に至るあらゆる分野に存在する優れた職人芸の長い歴史によって形成されています。
ここの文化の大半は海に由来するものです。海にまつわる遺産はたやすく目にすることができます。例えば、海岸にはロブスター漁船とそのブイが点在し海岸線では帆船が毎日巡航しています。海がメイン州の人々に与えた過去と現在の影響を体験するには、メイン海事博物館(Maine Maritime Museum)を訪問してください。いくつもある作業中の港を見学するだけでもよくわかります。メイン州はロブスターの1年間の水揚げ量がアメリカで一番多い州です。野生のブルーベリーの収穫量は世界一です。
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オールド・オーチャード・ビーチ・ピア
1898年に建てられた歴史ある桟橋を訪れて、レストランやバー、コメディショーを上演するナイトスポットなどが集まるにぎやかな場所までの散歩をおすすめします。リラックスしたり新鮮なメイン州のシーフードを味わったり、生演奏に合わせて踊ったりなど時間を楽しく過ごして頂けます。
ニューイングランド地方全体のほぼ半分の面積を占めるメイン州は、長く延びた海岸線、岩だらけの島、壮大な山脈があることで知られています。アウトドア派なら、ハイキングやサイクリング、冬にはスキーやスノーボードを楽しめます。1 年を通して、ショッピング、新鮮なシーフード、博物館見学が楽しめます。
オガンキット(Ogunquit)と
パーキンズコーブ(Perkins Cove)で
味わうロブスター
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メイン州ポートランドに入り90 分ほど南へ車を走らせると、絵のように美しいオガンキットの村へ辿り着きます。白砂がどこまでも続く美しいオガンキットビーチ(Ogunquit Beach)へ。沈む夕日が大西洋を印象的な色に染めていく様子を眺めることができます。オガンキットはおよそ 1640 年に作られた静かで美しい村です。
翌日の朝はオガンキットから車でニューイングランドの賑やかな漁村のそばのパーキンズコーブ(Perkins Cove)を訪れます。ここではロブスター船のファイネストカインド(Finestkind)に乗り込み、オガンキットの海岸沿いを巡ります。現役のロブスター漁師がどのようにして仕掛けを作り、ロブスターを捕るのか誇らしげに見せてくれます。パーキンズコーブの有名な歩道橋の下を船で通るとき、タイミングが合えば橋が跳ね上がるのを見ることができます。壮観な光景です。パーキンズコーブの美しい景色
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ロブスター
有名なメイン州産ロブスターは絶対に外せません。なかでもオガンキットの港にあるレストランの 1 つ、ビリーズ(Billy’s)は見るからに魅力的です。お目当てはもちろん一番大きなロブスター。約 1.7 キログラムもあるロブスターを注文し、どうにか全部平らげることができました。これまで食べたなかで間違いなく最高のロブスターでした。ここのロブスターはまさに評判通りの味です。その後、2 キロメートルの景色の良いトレイル、マージナルウェイ(Marginal Way)を通ってオガンキットに戻りました。サーファーやカヤック乗り、鳥、そしてハイカーが行き交い、壮大な岩が連なる海岸線の風景はとても印象的でした。メイン州が美しい色彩の中で輝いています。
思う存分ロブスター
メイン州の旅で絶対にはずせないロブスター。心ゆくまで味わうための方法をご紹介します。
1600 年代からロブスター漁が営まれており、アメリカで消費されるロブスターの大半が今でもメイン州産です。ロブスター漁は何世代も続く漁師の一家にとってまさに生活の糧であり、メイン州に生きる人々にとってかけがえのない財産です。
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メインロブスターとは?
メインロブスターの魅力は甘く風味豊かでジューシーな肉質です。さらに詳しくご説明します。
10 本の脚と大きな爪が 2 つあり大西洋岸沿いの冷たい海に生息しています。ロブスターの年間漁獲量の半分はメイン州産が占めています。塩気が強いハード・シェル・ロブスターは 1 年を通して獲れますが、とびきり柔らかいニュー・シェル・ロブスターは通常 6 月から 11 月の間しかもメイン州でしか味わえない季節の味覚です。「ロブスター」と「メイン州」はまるで同意語。冷水性の甲殻類を飼育し、収穫し、調理し、甘く美味しい身を堪能することは、州の遺産として深く根付いています。
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ジューシーな味わい
最高のロブスターロールを求めてメイン州の 5600 キロの海岸線をひた走る旅でも、フードトラックを追いかける旅やオーナーシェフの高級レストランでの食事が目当ての旅でも、必ずメインロブスターに出会えます。ロブスター丸ごと 1 尾に溶かしバターを添えた一皿やロブスターロールが代表的な食べ方です。地元の人にお気に入りの「ロール」を尋ねれば、百人百様の答えが返ってきますが、焼きたてパンの上部に切り込みを入れてバターを塗り、グリルして冷たいロブスターの身を載せるのが基本。身をマヨネーズや溶かしバターで和えることもあります。エッグベネディクトにロブスターの柔らかな身を挟んだものからバター風味のロブスターをちりばめたバニラアイスまで、独創的な食べ方にもぜひ挑戦してみてください。
名物のメイン・ロブスター・ロール:上部に切り込みを入れてトーストしてバターを塗り、冷たいロブスターの身かロブスターサラダを挟みます。
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ロブスター漁とツアー
メインロブスター漁には小さな船に乗って日帰りで出かけます。すべて手で捕獲するのは品質と地域の海洋資源を保護するためです。ロブスター漁に出かける漁船に同乗できるツアーに参加すると、持続可能なこのモデルを身をもって体験することができます。船長の号令で参加者が冷たく深い海から仕掛けを引き揚げロブスターの大きさが法定サイズを満たしていることを確認し、性別と繁殖能力を見極めハードシェルとニューシェルに選り分けます。船上ではアザラシやクジラの姿を目撃したり船長からいろいろな話が聞ける「おまけ」があるかもしれません。手を汚したくなければ、スクーナー船を予約すればクルーがシーフード料理の食事まで用意してくれます。
メイン州の住人は何世代もの間、獲物がぎっしり詰まった網かごを探しに海に出てきました。ロブスター漁のボートツアーのおかげで、仕掛けの引き上げや品質の維持に観光客が一役買っています。
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ロブスターの食べ方
昔ながらの食べ方に倣ってメインロブスターを丸ごと 1 尾食べてみたいなら、まずは前掛けをつけましょう。ロブスターをバターに浸す際に服が汚れることがあるからです。ニュー・シェル・ロブスターの場合は手で殻を割り、中に詰まった身を取り出します。ハード・シェル・ロブスターには道具が必要です。通常は、殻を割るための爪クラッカーと身を取り出すための
ロブスターフォークがレストランに用意されています。殻のまま蒸してレモン風味のバターでシンプルに。また、焼いたり刻んだりして、ロブスタービスクなどの料理の具材として。お好みに合わせてお楽しみください。
メイン州では牡蠣のフードトレイル
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豊かな自然に恵まれたメイン州は味の宝庫です。メイン州ならではの飲食体験を満喫して頂けますように。
牡蠣
メイン州では冷たい海の水のおかげで牡蠣が一年中収穫できます。メイン・オイスター・トレイル(Maine Oyster Trail)はメイン州の牡蠣を楽しむ新しい方法です。殻をむき、味わい、牡蠣について専門家から学んだり牡蠣を買って帰ったりもできます。牡蠣に関連する75のスポットを擁するこのトレイルには、養殖場ツアー、ボートツアー、指折りの牡蠣販売業者、生牡蠣を提供するバーなどあらゆるオプションがあります。ブティックファームでのツアーを計画し、牡蠣を収穫したり、牡蠣の選びかたを学んだり、あるいはシンプルにレモンや、ペッパーコーン、酢、エシャロットのミニョネットソースで食べるのを楽しんだりしていただけます。
メイン州産の牡蠣は沿岸の冷たい海で水揚げされたものです。メイン州の多くのレストランで食べることができます。
ロードアイランド州はアメリカでもっとも小さい州ですが、その愛称「リトルローディ」は「良いものは包みが小さい」ということわざそのものを表しています。一度訪れたらリピーターになる人が多く、静かな海岸線や田園地方、アメリカでもっとも保存状態がよい遺産、一流レストランや豪邸が並ぶニューポートが人気を集めています。
一番小さな州を大いに楽しむ
アメリカで一番小さな州はアメリカで最も古い部類に入る史跡、世界一流の教育機関に支えられる文化、644 キロメートルにおよぶ海岸線を誇ります。そして何が最高かといえば、ロードアイランド州は面積が小さいためすべてを見尽くすことができるのです。
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ニューポート
世界トップクラスのセーリングの聖地であるニューポート(Newport)は、歴史的に重要であるのと同じくらいその見た目も印象的です。波が打ち付ける崖の上に、金ぴか時代の大邸宅が佇んでいます。これ以上に絵になる風景はあるでしょうか。
ニューポートマンションズ(Newport Mansions):大富豪の別荘や 1974 年の映画『華麗なるギャツビー(The Great Gatsby)』などの映画の背景として使われてきた金ぴか時代の大邸宅を見学できます。
食事をする:獲れたてのシーフードを。22 ボウエンズ・バー&グリル(22 Bowen’s Wine Bar & Grille)、ザ・ムーリング・シーフード・キッチン&バー(The Mooring Seafood Kitchen & Bar)、ザ・ブラック・パール(The Black Pearl)はいかがでしょう。どの店でも、水辺の景色と歴史のあるボウエンズワーフ(Bowen’s Wharf)で獲れたシーフードを楽しむことができます。クリフウォークのドラマチックな景色と豪邸の上空からの眺め
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サウス郡
ロードアイランド州のサウス郡(South County)地方は州内でも緑が多い地域で、あらゆる種類のアウトドアアクティビティを体験できる場所です。
カヤック:『ボストングローブ(Boston Globe)』誌の読者投票でニューイングランドのベスト・ビーチ・タウンに選ばれたことがあるナラガンセット(Narragansett)のナロー川(Narrow River)を通り、パドルを握ってチェイフィー国立野生生物保護区(Chafee National Wildlife Refuge)内を進みましょう。
釣りとホエールウォッチング:釣り船をチャーターするのもガリラヤ(Galilee)からホエールウォッチングのクルーズに参加するのもよいでしょう。6 月末から 9 月までの間はナガスクジラやザトウクジラ、オサガメ、マンボウの姿を目にするチャンスがあるかもしれません。
食事をする: おいしい貝を使った料理と自家製のパイで有名なアウントキャリーズ(Aunt Carrie’s)やコースト・ガード・ハウス(Coast Guard House)にある修復されたアメリカ沿岸警備隊の詰め所(U.S. Coast Guard station)で空腹を満たすことができます。ナラガンセット湾(Narragansett Bay)の穏やかな風景を毎日楽しむこともできます。パドルで漕ぎながら友達と一緒にナロー川を進んでいます
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プロビデンス
1636 年に設立されたプロビデンス(Providence)には、保存された建築物、ブラウン大学(Brown University)、世界最大級の自立形の大理石ドームを擁するロードアイランド州会議事堂(Rhode Island State House)があります。この特徴的なドームはタージマハル(Taj Mahal)やバチカン市国のサンピエトロ大聖堂(St. Peter’s Basilica)にも見られます。
プロビデンスウォーターファイアー(Providence WaterFire):水に浮かぶ 80 の焚き火のパブリックアートのインスターレーション。プロビデンス川(Providence River)沿いのプライベートゴンドラから眺めるのが最高です。
ロード・アイランド・スクール・オブ・デザイン美術館(Rhode Island School of Design Museum):古代から現代までの 10 万点におよぶ作品を所蔵する一流の文化施設です。その中には、ピカソ、ロダン、モネの代表作や、アジア芸術の広範にわたるコレクションも含まれます。
ダイン・フェデラル・ヒル(Dine Federal Hill):プロビデンスのリトルイタリー(Little Italy)は歴史を感じさせる重厚な雰囲気を醸し出しています。街でも特筆すべきレストランは言うまでもありません。カゼルタピッツェリア(Caserta Pizzeria)では、チーズとペパロニを詰めたほうれん草のパイ「ウィンピースキッピー」をお試しください。プロビデンス中心街の水辺を明るく照らすウォーターファイアーのアートインスタレーション
American Gourmet Style
ニューイングランドのFood&Drink
4 / 13の地域料理
ニューイングランドNew England
主な都市
Connecticut / コネチカット州
Hartford / ハートフォード[州都]
New Hampshire / ニューハンプシャー州
Concord / コンコード[州都]
Manchester / マンチェスター
Vermont / バーモント州
Montpelier / モントピリア[州都]
Burlington / バーリントン
Massachusetts / マサチューセッツ州
Boston / ボストン[州都]
Maine / メイン州
Augusta / オーガスタ[州都]
Portland / ポートランド
Rhode Island / ロードアイランド州
Providence / プロビデンス[州都]
ニューイングランドの伝統料理Traditional New England Cuisine
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ロブスターロール
メイン州やマサチューセッツ州などの沿岸地域で人気のある、新鮮なロブスターの肉をバターでトーストされたホットドッグ用のロールに挟んだ海鮮サンドイッチ。
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アップルサイダー
ドーナッツ秋季や冬季のリンゴのシーズンに良く作られる季節的なおやつで、リンゴサイダー(りんごジュース)を使用した、りんご風味のドーナッツ。
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フライドクラムベリーズ
貝の身に衣をつけて唐揚げのように揚げ、香ばしさとサクサク食感を出したおつまみ料理。
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パンプキンパイ
濃厚でなめらかなテクスチャーが特徴のパンプキンを主成分としたスイートパイ。ホイップクリームやバニラアイスクリームを添えて秋やサンクスギビングのシーズンに人気があるデザート。
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スタッフィー
パン粉、ハーブ、香辛料、野菜、およびソーセージなどを混ぜ合わせた具を、クランベリーのジャムとともにパンやクラッカーに詰めて焼いた甘みと酸味のバランスが絶妙な料理。
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ローストビーフ
サンドウィッチ薄くスライスしたローストビーフを野菜やピクルス、マスタード、ホースラディッシュソースと一緒に挟んだサンドイッチ。
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クラブケーキ
カニ肉をパン粉、マヨネーズ、マスタード、卵、およびオールドベイシーズニングなどのさまざまな材料と混ぜ合わせ、パティやケーキの形に整えて焼いた前菜料理。
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インディアンプディング
コーンミールやモラセス、ミルク、バター、スパイスにレーズンやナッツを混ぜ合わせってオーブンでじっくりと焼く、プディングのようなテクスチャーに仕上がったデザート。
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レッドフラネルハッシュ
牛肉をじゃがいも、玉ねぎ、やビーツなどの野菜と一緒に細かく切り、炒めた朝食料理。卵やトーストと一緒に提供されるのが一般的。
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メープルクリーミー
メープルシロップを調理し、冷やして硬化させた、まろやかなキャンディやクリーム。直接食べるだけでなく、ワッフルやパンケーキ、アイスクリームなどのトッピングとしても利用される。
ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”
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コネチカット州 主な農作物
夏は暖かく冬は非常に寒くて降雪が多く。年間を通じて曇りだけの気候の地域もある州です。主な農作物はトウモロコシと花(花壇用、切り花、観葉植物など)です。
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ニューハンプシャー州 主な農作物
海に近いため夏は湿度が高めで、冬は寒く州の全域で降雪がある地域。主な農作物はメープルシロップとトウモロコシ。
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バーモント州 主な農作物
この州は夏にそれほど暑くならず湿気もあるため、飼料作物の栽培に適した気候条件に恵まれています。涼しい夏は乳牛の飼育にも適しています。 主な農作物はメープルシロップとトウモロコシ。
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マサチューセッツ州 主な農作物
日本と同様に四季があります。夏は暖かく冬は比較的寒く、
1月は州のほとんどの地域で平均気温が氷点下になります。春と秋は短く、1日の気温差が激しくなります。冬は寒さが厳しく雪が降ることも多いです。主な農作物で一番有名なのはクランベリーとメープルシロップ。 -
メイン州 主な農作物
夏は湿度がとても高く冬は厳しい寒さと雪が降ります。特に北部は厳しい冬になります。この州の主な農作物は、じゃがいも、ブルーベリー、メープルシロップとオーツ麦です。
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ロードアイランド州 主な農作物
夏は暖かく高湿ですが、冬は非常に寒く、雪が多く降り風も強い傾向にあります。主な農作物はトウモロコシです。
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ニューイングランド地方特有の魅力を伝える文化と歴史
地理的に恵まれたコネチカット州では、この 1 つの州内でさまざまなことをバランスよく体験できます。ここでは数多くの体験がそれぞれすぐそばに存在しているのです。
この州はニューイングランド地方でもっとも南に位置します。ニューヨーク州やボストンから簡単にアクセスでき、ニューイングランド地方らしい洗練された魅力にあふれています。ファーミントン川(Farmington River)の川下りやシンブル諸島(Thimble Islands)のカヤックからコネチカット州のワイントレイルや沿岸地域の料理まで、コネチカット州では心に残る休日を過ごすことができます。 -
ワインと食事
喉を潤すならコネチカット州の受賞歴を誇るブドウ園のワインを味わってみてはいかがでしょうか。醸造所や直営のパブでビールを 1 杯飲むのもよいでしょう。その後は、農場直送の食材を使った料理やロングアイランド湾の新鮮なシーフードをお楽しみください。ニューヘイブンのピザはアメリカでトップテンにランキングされています。ここは、ハンバーガー発祥の地でもある(世界初のハンバーガー!)ルイズランチ(Louie’s Lunch)ではいまだに 1900 年代と同じように調理されています。
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古風で趣がありながら現代的
チェスター、ギルフォード、エセックス、ケントのような小さな町では丸 1 日や週末を費やしてショッピングや食事、文化活動などが体験できます。もっとモダンな体験がしたい場合は活気あふれる都市で、ナイトライフと食事、受賞歴のある演劇、さまざまな博物館、生演奏を楽しむことができます。
この州がニューイングランドの魅力を備えていることは確かです。そしてその魅力の見せ方も知っています。秋に車を走らせれば丘と谷を越えて葉が色づく時期の農村や農場を通り抜ける間美しい景色を堪能することができます。製糖所ではメープルシロップを道沿いのパンプキンパッチではカボチャを売っています。水車小屋では搾りたてのリンゴジュースを湯気の立ったマグカップで提供しています。
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広大なニューハンプシャー州
「花崗岩の州」という愛称は、標高 1,917 メートルのワシントン山や標高 1,220 メートルを超える 48 の山々が連なるホワイト山地があることに由来しています。また多くの湖にも恵まれています。最も有名なのがアメリカ有数の面積を誇る広大なウィニペソーキー湖(Lake Winnipesaukee)です。歴史あるポーツマス、砂浜が広がる海岸、免税店などのあるニューハンプシャー州では、だれもが楽しむことができます。
ニューハンプシャー州の飲み物と言えばアップルタイザーです。
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ニューハンプシャー州ポーツマスで
Food & Drinkin Portsmouthニューイングランドの歴史ある海辺の都市ポーツマス は昔懐かしいアメリカのクリスマスを祝うのに最適の場所です。両側に赤煉瓦の建物が経ち並ぶ通りを馬車が行き交っています。ザ・ミュージック・ホール(The Music Hall)では、クリスマスシーズン向けのさまざまな演し物が上演されます。楕円形のパドル・ダック・ポンド(Puddle Duck Pond)では多くの人がアイススケートを楽しんでいます。
1600 年代初頭に入植が始まったポーツマスの冬の光景
バーモント州は他のどことも違っています。ここではゆっくりと周りを見回しながら過ごすだけでよいのです。バーモントの田園地帯では年間を通じて山の景色を楽しんだり、湖や池、トレイルを探訪できます。歴史あるダウンタウンでは昼夜を問わず掘り出し物の発掘や地産地消の料理、世界的に有名なクラフトドリンクを楽しむことができます。バーモント州は訪れる人を新たな気持ちにさせてくれる場所です。
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フード&ドリンク
バーモント州の山々となだらかな丘陵の間には肥沃な谷があり、多くの酪農家、野菜や果物の生産者、多様な農業経営者を支えています。バーモント州の飲食店の美味しい料理は州内の畑や農場の収穫物を食卓に届けてくれる人々への賛辞です。バーモント州は長年にわたり地元の食べ物を推進するリーダーとしての役割を果たしてきました。州には受賞歴のある熟練のチーズメーカーやファーム・トゥ・テーブル(農場から食卓へ)のレストランが数多く存在します。また、バーモント州のクラフトブルワーは常に世界のトップクラスにランクされており、多数のシードル醸造所、ブドウ園、蒸留所が、バーモント州の優れた伝統に加わっています。さらに、バーモント州はアメリカで最高のメープルシロップ生産地であり、メープルクリーミーというリッチで濃厚なソフトクリームを味わわずに旅を終わらせることはできません。バーモント州のどこを旅しても、「緑の山の州」と呼ばれるこの州の真の味覚を体験できます。新鮮な地元の食べ物の数々が、訪れる人にとっての定番の味となることと思われます。
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バーモント州のちょこっと情報
バーモント州はアメリカでもっともカエデの木が多い州であり、メープルシロップの生産量もアメリカトップです。州の年間平均生産量はオリンピックサイズのプール 4 つ分に相当し、約1千万リットルにもなります。
バーモント州のダウンタウンには地域主体の個人経営のショップが建ち並んでいます。州都モントピリアは国内最小の州都であるだけでなく、スターバックスやマクドナルドのない唯一の州でもあります。 -
チャーチ・ストリート・マーケットプレイス
(Church Street Marketplace)バーリントンのダウンタウン中心部にあるこのオープンエアの歩行者専用モールには、歴史的な建物やストリートエンターテナー、家族向けのフェスティバル、100 以上のショップやレストランを目当てに大勢の観光客が集まります。
バーモント州を訪問するなら「メイプルシロップ・シーズン」(2月末~4月)がお勧め。シロップ作りのため、手作業でサトウカエデの木から樹液を集める季節です。
新雪に出来立てのシロップをかければスイーツのできあがり。
チーズすきならばぜひ!
バーモント州チーズトレイル
シャープな風味のチェダーからなめらかなグリュイエールまで、バーモント州には 150 種類以上のチーズがありその味はこの州を訪れる価値のあるものです。
多くの人々にとって喜びと幸せをもたらしてくれる食べ物といえばチーズがトップクラスにランキングされます。アメリカではバーモント・チーズ・トレイル(Vermont Cheese Trail)ほどチーズメーカーが密集している地域はないとも言えます。トレイル沿いに点在するチーズ製造業者の数は 45 以上にのぼり、一般の人々が併設する農場の見学や製品の試食をすることができます。バーモント州のチーズトレイルの旅に正しい方法も間違った方法もありません。240 キロメートルのこの北方への道のりを行くのは簡単です。人気のあるスポットとあまり知られていないスポットが混在する道中ではバラエティに富んだフレーバーや舌触り、そしていろいろな体験が待っています。これからご提案する方法をとれば、きっと満足のいく旅になることです。そしておいしいおみやげでいっぱいになったトランクで、楽しい気分になること間違いなしです。
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ブラトルバロの伝統あるチェダー
チェダーチーズで知られるバーモント州のトレイルで最初に立ち寄るのは、バーモント州ブラトルバロにあるグラフトン・ビレッジ・チーズ・カンパニー(Grafton Village Cheese Company)です。クロスバウンド、スモークチリ、2 年熟成や 3 年熟成といったさまざまなチーズは地元の農場からの生乳を使った手作りです。この手法はグラフトンに受け継がれてきたもので、その伝統は 1892 年までさかのぼります。
グラフトンの町にある私設のものとは別にあるブラトルバロにある施設は毎日開かれており、生産過程を見学したりワインやギフトを購入することもできます。リトリートファーム(Retreat Farm)の隣にあり、ヤギのヨガやコミュニティ・フード・トラックのイベントなどオープンバーンイベントが頻繁に開催されています。 -
マウントホリーの歴史に彩られた魅力
なめらかでクリーミーなチーズを特徴とするクロウリー・チーズカンパニー(Crowley Cheese Company)は、 1824 年の創業以来アメリカでもっとも長くチーズ作りを続けている工場です。ホワイトチェダーのような種類や、セージ、ニンニク、チャイブなどの材料を利用した舌に心地よい特別な仕上がりのチーズで知られています。
そのこぢんまりした施設では通常チーズを製造するのは週に 3 日のみです。立ち寄る際には前もって連絡しておくことをお勧めします。さらさらと流れる小川のそばで趣のある土地に静かにたたずむこの場所は、トレイル道中で立ち寄るスポットのなかでも特に親しみやすさが感じられます。チーズの製造工程は一日がかりですので、どの時間帯に訪れてもプロセスの違った一面を見られます。 -
プリマスノッチで味の冒険
歴史の長さで銀メダルを誇るのは、クロウリーのすぐそばにある 1890 年創業のプリマス・アルティザン・チーズ(Plymouth Artisan Cheese)です。製造からカット、ワックスがけにいたるまですべて人の手によって仕上げられたチーズとカードは長年にわたって数々の賞に輝いています。
プリマスは毎日オープンしています。見学者はガイドなしのツアーを利用してチーズ博物館を見学したりチーズが製造される部屋を大きな窓から見下ろしてその過程をじっくり見学することができます。 -
カボットの親しみやすい味覚
バーモント州のチーズトレイル沿いにある有名な食品製造業者のひとつにカボットがあります。ここではチーズやバターからヨーグルト、特製ディップまで幅広い食品が製造されています。北へ向かう途中にあるカボットアネックス(Cabot Annex)では、カボット製品以外にバーモント州の地ビール、シードル、ワインなどの買い物が楽しめます。地元チーズで 1 日または数日を締めくくるのにぴったりです。
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何か甘いものも試食してみる
チーズだけが「緑の山の州」の有名な主要産物ではありません。メープルシロップとアイスクリームも忘れてはいけません。州のほぼ全長を走りながら州で最上級の工場や製造所を巡るツアーは、チャレンジ精神旺盛な多くの食通にとってまさに夢のような旅になるでしょう。運転席に乗り込んでおいしいものや甘いおやつを楽しみながらトレイルを走破しましょう。
製造所によっては試食品にメープルシロップを少量添えるだけだとしても遠回りをして産地に直接足を運ぶ価値があります。モントピリアのモールス・ファーム・メープル・シュガーワークス(Morse Farm Maple Sugarworks)、モントピリア東部のブラッグ・ファーム・シュガーハウス(Bragg Farm Sugarhouse)、ウッドストックのシュガーブッシュファーム(Sugarbush Farm)、ピッツフォードのニューイングランド・メープル・ミュージアム(New England Maple Museum)。
これらのスポットではみなリッチで黄金色に輝くスイーツを味わいながらその製造過程について直接学ぶことができます。この地域にはほかにもたくさんのスイーツ業者が営業していますので、旅を続ける前に下調べをお忘れなく。
バーモント州には多くのアイスクリームメーカーがありますが、ウォーターベリーのカボットアネックスの近くにあるハッピーヒッピーブランドのベン & ジェリーズ(Ben & Jerry’s)は特に有名です。幼馴染であるベン・コーエンとジェリー・グリーンフェルドは 1978 年に共同でビジネスを立ち上げ、チャビーハビー(Chubby Hubby)やチェリーガルシア(Cherry Garcia)といった風変わりなフレーバーをヒットさせ事業を大きくしてきました。工場見学も可能で、有名なフレーバーをひとすくい試食できるおまけがついており甘い余韻が残ります。
また、バーモント州で注目すべきは食べ物だけではありません。カメラを持って、絵葉書のような景色が連なるチーズトレイルを進めば、きっと驚異的に美しい自然に浸る旅にもなることです。
ボストンの食を楽しみ尽くす
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好奇心を刺激するボストン
古いものと新しいものが出会う街マサチューセッツ州とニューイングランドの玄関口である州都ボストンは「アメリカのウォーキングシティ」として知られています。フリーダムトレイル(Freedom Trail)はアメリカ独立戦争(American Revolution)で重要な役割を果たした足跡を辿ります。ブラック・ヘリテージ・トレイル(Black Heritage Trail)には19 世紀のアフリカ系アメリカ人のコミュニティにとって重要な場所が点在しています。ファンピアとフォートポイント運河のそばにあるトレンディで革新的なシーポート地区でアートインスタレーションをご覧ください。劇場地区にはマーキーズ(Marquees)があり、ニューベリーストリート(Newbury Street)にはギャラリー、歩道のカフェやブティックが軒を連ねています。チャールズ川(Charles River)の向かいに位置するファンキーなケンブリッジには、MIT、ハーバード大学、ハーバードスクエア(Harvard Square)のレストラン、ショップ、本屋があります。
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ボストンの本格的な料理
ウォーターフロントのレストランでは、ロブスターロールや揚げハマグリ、毎日獲れたての新鮮な魚などを食べることができます。ウエストポート・リバーズ・ヴィニヤード(Westport Rivers Vineyard)は、この地域のワインとチーズのトレイルでぜひ立ち寄りたいところです。ボストンの南を旅行するなら、特に秋の収穫期はクランベリーのボグツアーは外せません。マサチューセッツ州はアメリカ最古のクランベリー栽培地域で、クランベリーは州の公式ベリーに指定されています。
ボストンで食べて飲んで遊んで
グルメフードとナイトライフを思いっきり楽しみたい!そんな旅行にはボストンが最適です。
街中に溢れるレストラン、バーやナイトクラブで、ボストンの街には「退屈」という言葉は存在しません。早速このエキサイティングな街を「探索」してみました。
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ボイルストンストリート&ニューベリーストリート
歩いても歩いても永遠と続く、お店やレストランがずらりと軒を連ねるボイルストンストリートとニューベリーストリートはまさに「たいくつ知らず」の通り。昼も夜も、平日も週末も、いつでも人で溢れ、ぶらぶらと目的なしに歩いているだけでもとにかく楽しいスポットです。ほとんど全てのレストランで屋外ダイニングができるため、街の様子を楽しみながら賑やかに食事を楽しむことができます。
感じのいいレストランに立ち寄ってみました。かわいらしいパティオに座って、アピタイザーでカクテル一杯。夏の休暇の幸せを感じる瞬間です。2つの通りは隣同士に沿って走っているため、ここでのショッピング、ダインニング、エンターテイメントはとにかく底をつきません。夜には「ピーピー」と騒ぐ声と共に、何らかの「パーティーバス」も2度登場。昼も夜も賑やかな一角でした。 -
夜のエンターテイメントスポット
喉が渇いたなら洗練されたレストランやブルワリー、世界クラスのホテルが集まる急成長中のシーポート地区(Seaport District)で一日を終えてください。夜更かしの好きな人は、一晩中素敵な音楽やダンスを楽しめるたくさんのバーやパブに足を運んでみては。
私のように、昔懐かしい思い出に浸るのが好きな人は、ビーコンヒル(Beacon Hill)に行き、アメリカのテレビ番組「チアーズ」の「誰もが名前を知っている場所(Where everybody knows your name)」のヒントになった場所に立ち寄ってみましょう。 かつてのブル・アンド・フィンチ(The Bull and Finch)の外観は、番組のオープニングで毎回流れていました。賑やかな雰囲気の中、絶品のチーズバーガーも食べることができます。
ボストンで堪能するグルメな週末
ボストンはアメリカで最も歴史ある街の一つ。人々は歴史と文化を求めてボストンを訪れますが、食を楽しむために滞在します。マサチューセッツ州の州都であるこの街には革新的なシェフ達、地域の名産物、そして洗練されたモダンアメリカン料理があります。
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おすすめの朝食
ボストンの歴史的かつ超トレンディな地区、サウスエンドにあるマイク・アンド・パティーズ(Mike and Patty’s)は座席数 4 つのとっても小さなレストラン。でもそこで出される朝食は、道端に立って食べる価値があるほどの美味しさ。早めにホテルを出発し、店の外に列ができ始める前に到着するようにしましょう。おすすめは「ザ・ファンシー(The Fancy)」。トーストしたイギーズ(Iggy’s)の雑穀パンに目玉焼き 2 枚、チェダーチーズ、ベーコン、アボカド、レッドオニオン、自家製マヨネーズがのった朝食サンドイッチです。2022年、ボストンマガジン誌(Boston Magazine)がボストンで一番美味しい朝食だと称賛した理由が一口食べると納得できます。美味しい朝食サンドイッチの後はサウスエンドにあるアートギャラリーやブティックを見て回ります。
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夕食は老舗の有名店
ボストンの歴史にどっぷり浸かるなら、アメリカで最も古くから営業を続けている老舗レストラン、ユニオン・オイスター・ハウス(Union Oyster House)がおすすめ。1826 年創業のユニオン・オイスター・ハウスは、2003 年にアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されました。歴代アメリカ大統領や有名人がこのレストランを訪れ、地元産ロブスターなどのボストンの特産品やマサチューセッツ州名物のクラムチャウダーを堪能しています。もちろんオイスターはいつでも新鮮です。
1826 年創業のユニオン・オイスター・ハウスは、アメリカで最も古くから営業を続けている老舗のレストラン。
マサチューセッツ州で
採れたての食材を楽しむ方法
マサチューセッツ州には眺めのよい農場でのトラクターツアーから採れたての食材を使った料理まで、季節ごとに新鮮な味覚やアクティビティが盛りだくさん。
季節にふさわしいフレッシュな体験をして頂けます。
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旬の素材を使った地元の料理
マサチューセッツ州のシェフは、1 年を通じて地元産の旬の食材に恵まれています。趣のあるバーナードストンにあるクリングル・キャンドルのザ・ファーム・テーブル(The Farm Table)では、ウォームキノアやローストした根菜のサラダなどの料理に自前のオーガニックファームと近隣の農場で収穫した食材を使用しています。
地元の酪農場やレトロなソーダショップでは、食欲をそそるマサチューセッツ州産アイスクリームを販売しています。
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メープルシロップの採取
マサチューセッツ州には 300 以上のメープルシロップ生産者が存在し、毎年 5 万ガロン以上のシロップが生産されています。3 月または 4 月の上旬に州内にある「製糖所」の一つを訪れてみましょう。そこではメープル樹液が搾取されてからシロップになるまでの過程を見学することができます。ほとんどの製糖所ではパンケーキの朝食が提供されており、ボトル詰めされたシロップ以外にもメープル・シロップ・キャンディやその他食品がお土産用に販売されています。
マサチューセッツ州には 300 以上のメープルシロップ生産者がいますが、その多くはファーマーズマーケットで自身が生産したメープルシロップを販売しています。
クランベリーの季節
マサチューセッツ州のベリー類の代表、クランベリー。食欲をそそる鮮やかな色が風景に華を添える晩秋は、収穫祭、赤い実を散りばめたレシピ、ボグツアーが観光客をひきつける季節でもあります。
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ボグツアー
マサチューセッツ州のクランベリー農場に興味をひかれるのはごく自然なことです。 普通の農場ツアーとはひと味違う、ボグツアーをご紹介します。 クランベリー畑は、砂、泥炭、砂利、粘土が層になった 「ボグ」と呼ばれる湿地であり、 蔓性のクランベリーはこのボグで 4 月から 11 月にかけて成長します。 秋に完熟を迎えるにはたっぷりの新鮮な水が欠かせません。 事前予約が必要なボグもあるのでツアーを計画するなら今がチャンスです。 ツアーによっては「ウェーダー」と呼ばれる胴長靴を履いて実際にボグに入ることができます。 乾いた陸地を巡るツアーもありますが、 いずれのツアーでも1600 年代にアメリカ先住民がヨーロッパ人入植者に紹介したとされることなど、クランベリーの収穫と歴史について学ぶことができます。 鮮やかな赤い実とジュースのテイスティング以外にも摘みたてのクランベリーやクランベリーを使った手作り食品を購入することもできます。 クランベリー・ペッパー・ゼリーやクランベリーハニー、ダークチョコでコーティングしたクランベリーは、グルメな手土産にぴったりです。
硬くて酸味のあるクランベリーは感謝祭の時期に欠かせません。じっくり煮つめて、濃厚な極上ソースの出来上がり。
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フェスティバル
秋はクランベリー祭りの季節でもあります。 9 月のハーウィッチ・クランベリー・アーツ・アンド・ミュージーック・フェスティバル(Harwich Cranberry Arts & Music Festival)では、地元産の工芸品に音楽の生演奏、郷土料理が華を添えます。 10 月にウェアハムで開催されるクランベリー収穫祭(Cranberry Harvest Celebration)では、収穫と調理の実演、工芸品の市だけでなく美しいティホネット池(Tihonet Pond)でパドルボートも楽しめます。 絵葉書のように美しいナンタケット島(Nantucket)でも 10 月にクランベリー祭りがあり、燃えるような紅葉をバックに島育ちのクランベリーが一面に浮かぶ様子はまさに圧巻。 イベントの一番人気はクランベリージュースとクランベリーチョコレートです。
例年行われるクランベリー祭では、しぼりたてのジュースに行列ができます。
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お勧めおすすめメニュー
マサチューセッツ州のシェフは地産食材を好んで使いますが、クランベリーはスイーツにもメインディッシュにもよく合う優秀な食材です。 独創的な高級料理から伝統的な家庭料理まで州内のあらゆるレストランやベーカリーでクランベリーがお目見えします。 こんがり焼いたフレンチトーストにカラフルなクランベリーコンポートをかけて召し上がれ。 ランチやディナーならビロードのようになめらかな人参とココナッツのスープにクランベリータルトを添え、豚のヒレ肉にクランベリーとスモーキーペッパーを合わせた風味豊かなソースをたっぷりかけてどうぞ。 デザートの定番はカリッとした食感の甘いトッピングがクランベリーを引き立てるクリスプです。可能性は無限に広がります。
クランベリーを使うレシピはさまざまですが、その酸味とふんわり甘いクイックブレッドの組み合わせは人気を集めています。
ニューイングランド地方全体のほぼ半分の面積を占めるメイン州は、長く延びた海岸線、岩だらけの島、壮大な山脈があることで知られています。アウトドア派ならハイキングやサイクリング、冬にはスキーやスノーボードを楽しめます。1 年を通して、ショッピング、新鮮なシーフード、博物館見学が楽しめます。
素晴らしきアウトドア、文化、料理Wonderful Outdoors, Culture and Cuisine
バケーションランドという愛称を持つメイン州は単なる休暇先ではありません。そこでは思わず息をのむような驚きの体験が待っています。メイン州にはユニークでシンプルかつ本物と呼べるあらゆるものがあります。州内の深い森や活気ある海岸線の開放的な場所を楽しめることはメイン州の人々にとっての誇りです。自然界からインスピレーションを得て、誠実な準備を経て完璧なロブスターロールを作ったり、世界的に名高い船大工が職人技を発揮したりといった毎日を過ごすのです。
メイン州を訪れれば自分だけのインスピレーションが見つかります。それは地元で醸造された最高のビールや手作りの工芸品を見つける喜びかもしれませんし、大西洋の向こうから昇る太陽を穏やかに眺めて精神を回復させることかもしれません。メイン州でリフレッシュして頂けます。
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食文化
メイン州の人々は、漁港直送の食材と農地直送の食材を使った料理を何世紀にもわたって食べてきました。州内各地から集まった受賞歴のあるシェフが料理に創造性をもたらし情熱を注ぎます。移動式屋台や地元のダイナーからタパススタイルのビストロや高級レストランまで、さまざまな食の楽しみ方があります。
バラエティに富んだメイン州の味を堪能してください。
メイン州では、他州に先駆けてクラフトビール生産の動きが起こりました。現在はそれと同じ精神の元好調なクラフト蒸留酒の製造業者まで広がり、地元の材料にメイン州らしい創意工夫とインスピレーションを加えるようになっています。自家製ブルーベリーウィスキーからメイン州産ポテトのウォッカまで、味にうるさい人々をも喜ばせる酒類が誕生しています。
メイン州の人々は創意工夫に富み信頼できる精神を持ち合わせています。この精神は、食品から家具、衣類、宝飾品に至るあらゆる分野に存在する優れた職人芸の長い歴史によって形成されています。
ここの文化の大半は海に由来するものです。海にまつわる遺産はたやすく目にすることができます。例えば、海岸にはロブスター漁船とそのブイが点在し海岸線では帆船が毎日巡航しています。海がメイン州の人々に与えた過去と現在の影響を体験するには、メイン海事博物館(Maine Maritime Museum)を訪問してください。いくつもある作業中の港を見学するだけでもよくわかります。メイン州はロブスターの1年間の水揚げ量がアメリカで一番多い州です。野生のブルーベリーの収穫量は世界一です。
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オールド・オーチャード・ビーチ・ピア
1898年に建てられた歴史ある桟橋を訪れて、レストランやバー、コメディショーを上演するナイトスポットなどが集まるにぎやかな場所までの散歩をおすすめします。リラックスしたり新鮮なメイン州のシーフードを味わったり、生演奏に合わせて踊ったりなど時間を楽しく過ごして頂けます。
ニューイングランド地方全体のほぼ半分の面積を占めるメイン州は、長く延びた海岸線、岩だらけの島、壮大な山脈があることで知られています。アウトドア派なら、ハイキングやサイクリング、冬にはスキーやスノーボードを楽しめます。1 年を通して、ショッピング、新鮮なシーフード、博物館見学が楽しめます。
オガンキット(Ogunquit)とパーキンズコーブ(Perkins Cove)で味わうロブスター
メイン州ポートランドに入り90 分ほど南へ車を走らせると、絵のように美しいオガンキットの村へ辿り着きます。白砂がどこまでも続く美しいオガンキットビーチ(Ogunquit Beach)へ。沈む夕日が大西洋を印象的な色に染めていく様子を眺めることができます。オガンキットはおよそ 1640 年に作られた静かで美しい村です。
翌日の朝はオガンキットから車でニューイングランドの賑やかな漁村のそばのパーキンズコーブ(Perkins Cove)を訪れます。ここではロブスター船のファイネストカインド(Finestkind)に乗り込み、オガンキットの海岸沿いを巡ります。現役のロブスター漁師がどのようにして仕掛けを作り、ロブスターを捕るのか誇らしげに見せてくれます。パーキンズコーブの有名な歩道橋の下を船で通るとき、タイミングが合えば橋が跳ね上がるのを見ることができます。壮観な光景です。
パーキンズコーブの美しい景色
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ロブスター
有名なメイン州産ロブスターは絶対に外せません。なかでもオガンキットの港にあるレストランの 1 つ、ビリーズ(Billy’s)は見るからに魅力的です。お目当てはもちろん一番大きなロブスター。約 1.7 キログラムもあるロブスターを注文し、どうにか全部平らげることができました。これまで食べたなかで間違いなく最高のロブスターでした。ここのロブスターはまさに評判通りの味です。その後、2 キロメートルの景色の良いトレイル、マージナルウェイ(Marginal Way)を通ってオガンキットに戻りました。サーファーやカヤック乗り、鳥、そしてハイカーが行き交い、壮大な岩が連なる海岸線の風景はとても印象的でした。メイン州が美しい色彩の中で輝いています。
思う存分ロブスター
メイン州の旅で絶対にはずせないロブスター。心ゆくまで味わうための方法をご紹介します。
1600 年代からロブスター漁が営まれており、アメリカで消費されるロブスターの大半が今でもメイン州産です。ロブスター漁は何世代も続く漁師の一家にとってまさに生活の糧であり、メイン州に生きる人々にとってかけがえのない財産です。
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メインロブスターとは?
メインロブスターの魅力は甘く風味豊かでジューシーな肉質です。さらに詳しくご説明します。
10 本の脚と大きな爪が 2 つあり大西洋岸沿いの冷たい海に生息しています。ロブスターの年間漁獲量の半分はメイン州産が占めています。塩気が強いハード・シェル・ロブスターは 1 年を通して獲れますが、とびきり柔らかいニュー・シェル・ロブスターは通常 6 月から 11 月の間しかもメイン州でしか味わえない季節の味覚です。「ロブスター」と「メイン州」はまるで同意語。冷水性の甲殻類を飼育し、収穫し、調理し、甘く美味しい身を堪能することは、州の遺産として深く根付いています。
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ロブスター漁とツアー
メインロブスター漁には小さな船に乗って日帰りで出かけます。すべて手で捕獲するのは品質と地域の海洋資源を保護するためです。ロブスター漁に出かける漁船に同乗できるツアーに参加すると、持続可能なこのモデルを身をもって体験することができます。船長の号令で参加者が冷たく深い海から仕掛けを引き揚げロブスターの大きさが法定サイズを満たしていることを確認し、性別と繁殖能力を見極めハードシェルとニューシェルに選り分けます。船上ではアザラシやクジラの姿を目撃したり船長からいろいろな話が聞ける「おまけ」があるかもしれません。手を汚したくなければ、スクーナー船を予約すればクルーがシーフード料理の食事まで用意してくれます。
メイン州の住人は何世代もの間、獲物がぎっしり詰まった網かごを探しに海に出てきました。ロブスター漁のボートツアーのおかげで、仕掛けの引き上げや品質の維持に観光客が一役買っています。
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ジューシーな味わい
最高のロブスターロールを求めてメイン州の 5600 キロの海岸線をひた走る旅でも、フードトラックを追いかける旅やオーナーシェフの高級レストランでの食事が目当ての旅でも、必ずメインロブスターに出会えます。ロブスター丸ごと 1 尾に溶かしバターを添えた一皿やロブスターロールが代表的な食べ方です。地元の人にお気に入りの「ロール」を尋ねれば、百人百様の答えが返ってきますが、焼きたてパンの上部に切り込みを入れてバターを塗り、グリルして冷たいロブスターの身を載せるのが基本。身をマヨネーズや溶かしバターで和えることもあります。エッグベネディクトにロブスターの柔らかな身を挟んだものからバター風味のロブスターをちりばめたバニラアイスまで、独創的な食べ方にもぜひ挑戦してみてください。
名物のメイン・ロブスター・ロール:上部に切り込みを入れてトーストしてバターを塗り、冷たいロブスターの身かロブスターサラダを挟みます。
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ロブスターの食べ方
昔ながらの食べ方に倣ってメインロブスターを丸ごと 1 尾食べてみたいなら、まずは前掛けをつけましょう。ロブスターをバターに浸す際に服が汚れることがあるからです。ニュー・シェル・ロブスターの場合は手で殻を割り、中に詰まった身を取り出します。ハード・シェル・ロブスターには道具が必要です。通常は、殻を割るための爪クラッカーと身を取り出すためのロブスターフォークがレストランに用意されています。
殻のまま蒸してレモン風味のバターでシンプルに。また、焼いたり刻んだりして、ロブスタービスクなどの料理の具材として。お好みに合わせてお楽しみください。
メイン州では牡蠣のフードトレイル
豊かな自然に恵まれたメイン州は味の宝庫です。メイン州ならではの飲食体験を満喫して頂けますように。
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牡蠣
メイン州では冷たい海の水のおかげで牡蠣が一年中収穫できます。メイン・オイスター・トレイル(Maine Oyster Trail)はメイン州の牡蠣を楽しむ新しい方法です。殻をむき、味わい、牡蠣について専門家から学んだり牡蠣を買って帰ったりもできます。牡蠣に関連する75のスポットを擁するこのトレイルには、養殖場ツアー、ボートツアー、指折りの牡蠣販売業者、生牡蠣を提供するバーなどあらゆるオプションがあります。ブティックファームでのツアーを計画し、牡蠣を収穫したり、牡蠣の選びかたを学んだり、あるいはシンプルにレモンや、ペッパーコーン、酢、エシャロットのミニョネットソースで食べるのを楽しんだりしていただけます。
メイン州産の牡蠣は沿岸の冷たい海で水揚げされたものです。メイン州の多くのレストランで食べることができます。
ロードアイランド州はアメリカでもっとも小さい州ですが、その愛称「リトルローディ」は「良いものは包みが小さい」ということわざそのものを表しています。一度訪れたらリピーターになる人が多く、静かな海岸線や田園地方、アメリカでもっとも保存状態がよい遺産、一流レストランや豪邸が並ぶニューポートが人気を集めています。
一番小さな州を大いに楽しむ
アメリカで一番小さな州はアメリカで最も古い部類に入る史跡、世界一流の教育機関に支えられる文化、644 キロメートルにおよぶ海岸線を誇ります。そして何が最高かといえば、ロードアイランド州は面積が小さいためすべてを見尽くすことができるのです。
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ニューポート
世界トップクラスのセーリングの聖地であるニューポート(Newport)は、歴史的に重要であるのと同じくらいその見た目も印象的です。波が打ち付ける崖の上に、金ぴか時代の大邸宅が佇んでいます。これ以上に絵になる風景はあるでしょうか。
ニューポートマンションズ(Newport Mansions):大富豪の別荘や 1974 年の映画『華麗なるギャツビー(The Great Gatsby)』などの映画の背景として使われてきた金ぴか時代の大邸宅を見学できます。
食事をする:獲れたてのシーフードを。22 ボウエンズ・バー&グリル(22 Bowen’s Wine Bar & Grille)、ザ・ムーリング・シーフード・キッチン&バー(The Mooring Seafood Kitchen & Bar)、ザ・ブラック・パール(The Black Pearl)はいかがでしょう。どの店でも、水辺の景色と歴史のあるボウエンズワーフ(Bowen’s Wharf)で獲れたシーフードを楽しむことができます。クリフウォークのドラマチックな景色と豪邸の上空からの眺め
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サウス郡
ロードアイランド州のサウス郡(South County)地方は州内でも緑が多い地域で、あらゆる種類のアウトドアアクティビティを体験できる場所です。
カヤック:『ボストングローブ(Boston Globe)』誌の読者投票でニューイングランドのベスト・ビーチ・タウンに選ばれたことがあるナラガンセット(Narragansett)のナロー川(Narrow River)を通り、パドルを握ってチェイフィー国立野生生物保護区(Chafee National Wildlife Refuge)内を進みましょう。
釣りとホエールウォッチング:釣り船をチャーターするのもガリラヤ(Galilee)からホエールウォッチングのクルーズに参加するのもよいでしょう。6 月末から 9 月までの間はナガスクジラやザトウクジラ、オサガメ、マンボウの姿を目にするチャンスがあるかもしれません。
食事をする: おいしい貝を使った料理と自家製のパイで有名なアウントキャリーズ(Aunt Carrie’s)やコースト・ガード・ハウス(Coast Guard House)にある修復されたアメリカ沿岸警備隊の詰め所(U.S. Coast Guard station)で空腹を満たすことができます。ナラガンセット湾(Narragansett Bay)の穏やかな風景を毎日楽しむこともできます。パドルで漕ぎながら友達と一緒にナロー川を進んでいます
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プロビデンス
1636 年に設立されたプロビデンス(Providence)には、保存された建築物、ブラウン大学(Brown University)、世界最大級の自立形の大理石ドームを擁するロードアイランド州会議事堂(Rhode Island State House)があります。この特徴的なドームはタージマハル(Taj Mahal)やバチカン市国のサンピエトロ大聖堂(St. Peter’s Basilica)にも見られます。
プロビデンスウォーターファイアー(Providence WaterFire):水に浮かぶ 80 の焚き火のパブリックアートのインスターレーション。プロビデンス川(Providence River)沿いのプライベートゴンドラから眺めるのが最高です。
ロード・アイランド・スクール・オブ・デザイン美術館(Rhode Island School of Design Museum):古代から現代までの 10 万点におよぶ作品を所蔵する一流の文化施設です。その中には、ピカソ、ロダン、モネの代表作や、アジア芸術の広範にわたるコレクションも含まれます。
ダイン・フェデラル・ヒル(Dine Federal Hill):プロビデンスのリトルイタリー(Little Italy)は歴史を感じさせる重厚な雰囲気を醸し出しています。街でも特筆すべきレストランは言うまでもありません。カゼルタピッツェリア(Caserta Pizzeria)では、チーズとペパロニを詰めたほうれん草のパイ「ウィンピースキッピー」をお試しください。プロビデンス中心街の水辺を明るく照らすウォーターファイアーのアートインスタレーション