American Gourmet Style
アメリカの祝日
Holiday
イースターEaster
復活祭であると同時に、毎年春を迎える最初の行事。冬の日々から太陽輝く日々への移り変わりを知らせます。
春分3月21日以降の満月後、最初の日曜日がイースター・サンデーとなります。この日が冬から春にかわるシグナル。
イースター・ホリデーをさかいにパステル調の洋服に着替え、花々を身に着ける人々も見られます。
ニューヨークを始め全米各地では、花車などによるパレードが開催されます。絵付け卵は復活の象徴。
自然の恵みを感じられる旬の天然素材が、イースターのお料理を盛り立てます。
独立記念日Independence Day
1776年7月4日に独立宣言が採択されたことを祝うアメリカの休日です。「ジュライ・フォース」とも呼ばれ、
毎年7月4日は国民記念日となっています。地域、文化に隔たりなく全米をあげてのお祝いは、町のあちらこちらで
スポーツや手頃なバーベキューの香りが和やかな雰囲気を醸し出します。コロニアルムード溢れる歴史的なイベントや
パレードに加え、花火を上げて国全体がお祭り気分につつまれます。
フォーマルにカジュアルに、思い思いの食事が振る舞われます。
地域によって特徴のある手づくりバーベキューソースは、パーティーに話題を添えます。
ハロウィーン祭Halloween
万聖節(全聖人を記念する日)の前夜祭、10月31日の夜。アメリカでは家族と過ごす穏やかなクリスマスに対して、大人子供がそれぞれ、お祭り騒ぎで楽しむ日として親しまれています。怖くて、可愛くて、人の目を引く飾りやコスチュームが人気です。パンプキンの中身をくり抜いて作るジャック・オ・ランターンの中に灯を入れれば不思議の国が身近になります。オレンジ色、黒、黄色をモチーフにしたお菓子は欠かせません。冷えた飲み物やスパイスを添えたアメリカ料理が雰囲気を盛り上げます。決まったお料理ではなく、一人一人のアイデアがまるで魔法の様な効果を生み出すのです。
皆で楽しみ尽くすハロウィン
-
コスチュームで仮装
ハロウィンに仮装は欠かせません。とっぴな服装ほど人気があります。 ジャスティン・ビーバーやブリトニー・スピアーズなどその時代の人気スターをまねたコスチュームを身につける人や、 気色の悪い幽霊、吸血鬼やゾンビの仮装をする人もいます。 仮装用のコスチュームは専門店やハロウィンストアで購入またはレンタルすることができます。中には自分で作る人もいます。ハロウィンの定番の仮装コンテストでは誰にもまねできない独創的なコスチュームを用意した参加者ほど優勝の確率が高くなります。 10 月下旬ともなるとアメリカの多くの都市で 気温が下がっているので、重ね着をするなどして寒さ対策も必要です。
ハロウィンでは、海賊、お姫様など、皆思い思いの仮装をします。
-
カボチャのランタン作り
カボチャを彫って中にろうそくを入れるランタン、ジャックオランタンはハロウィンに欠かせないアイテムです。 多くの家庭や企業では、収穫の秋を喜ぶかのように歯を見せて笑う表情を施したジャックオランタンを飾っています。 秋祭りの会場やカボチャの直売所にはジャックオランタンを作るためのスペースが設けられていることが多く、そこにはカボチャの前面にデザインを描くためのマーカー、カボチャの上部に穴を開け種を掻き出して彫刻を施すための切り出しナイフも用意されています。
ニューヨーク州ニューヨーク市から 65 キロ北のニューヨーク州クロトンオンハドソン。この街には、ワシントン・アーヴィングが 19 世紀に発表した有名なゴーストストーリー『スリーピー・ホローの伝説(The Legend of Sleepy Hollow)』をイメージしたグレートジャックオランタンブレイズ(Great Jack O’Lantern Blaze)があり、そこには 7,000 個以上のジャックオランタンが並んでいます。芸術の才能を発揮してカボチャにお化けのような気味の悪い顔を彫ってみましょう。
-
トリックオアトリート!
キャンディが嫌いな人などいるでしょうか。 コスチュームで仮装をした子供たちが夕暮れ後に近所の家を 1 軒ずつ訪ねて「トリックオアトリート」と言いながらおやつを集める遊びは1920 年代から始まりました。 このとき子供たちが口にする「トリックオアトリート」というかけ声は、「お菓子をくれないといたずらするぞ」という意味です。
多くの企業やショッピングセンターもこの習慣に倣い個包装のキャンディ、フルーツ、時には鉛筆などの食べ物以外のものを渡します。 家々を回るときには覚えておきたい簡単なエチケットがあります。まずは、自分の順番を待ち、礼儀正しくして、勧められない限りもらうおやつは 1 つだけにしましょう。 そして、同じ家を何度も訪れるのはやめましょう。子供たちにとってハロウィンの 1 日は、バスケット一杯のキャンディをもらえる嬉しい日。
-
幽霊屋敷
スリルを望むなら、ハロウィンに幽霊屋敷に行ってみましょう。 この時期ならではのアトラクションで楽しく恐怖を味わうことができます。 クローゼットから飛び出してくるミイラや怪しく立ち込める霧、不気味なオルガンの音色などの仕掛けが恐怖感を増幅させています。 多くの幽霊屋敷は 10 月 31 日までの数週間の期間限定営業ですが、カリフォルニア州にあるディズニーランド(Disneyland)パークとフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにあるマジックキングダムの 2 ヵ所にあるホーンテッドマンション(Haunted Mansion)や、ルイジアナ州ニューオーリンズのモーチュアリー・ホーンテッド・ハウス(The Mortuary Haunted House)では、1 年中気味の悪い幽霊に出会うことができます。
感謝祭Thanksgiving
毎年11月の第4木曜日。1620年、自由を求めて欧州からアメリカ大陸にやってきたピルグリム(初期の移住者達)の生存者達は移住後、厳しい日々を送っていました。しかし、これを助けたネイティブ・アメリカン(先住民)と共に、苦難の末の翌年、美しく実った収穫を手にします。これを神に感謝したことを起源とするアメリカならではの祝日です。アメリカ人にとっては大変重要な行事であり、とっておきのテーブルウェアや飾りつけがセットされ、集まった遠来の家族をもてなします。自然の恵みと互いの健康、そして家族の温もりに感謝する言葉から始まり、メインコースは七面鳥やハム。ペーストリーやパイ・ケーキは家族が持ち寄り、文字通り秋の味覚がテーブルに並びます。
現地で楽しむ素晴らしい感謝祭パレード7選
ホリデーシーズンを祝って全米各地の通りで繰り広げられるパレードは、感謝祭の伝統行事です。
-
①
メイシーズ・サンクスギヴィング・
デイ・パレードFood & Drinkin New Yorkニューヨーク市のメイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード(Macy’s Thanksgiving Day Parade)が初めて開催されたのは 1924 年。以降、アメリカでホリデーシーズンを告げるイベントとして知られています。
ニューヨーク市のメイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード
-
④
H-E-B サンクスギヴィング・デイ・
パレードFood & Drinkin Texasヒューストンの H-E-B サンクスギヴィング・デイ・パレード(H-E-B Thanksgiving Day Parade)では、ライブエンターテイメント、巨大バルーン、マーチングバンド、季節初めのサンタクロースなどを楽しむことができます。
ヒューストンの H-E-B サンクスギヴィング・デイ・パレード
-
⑦
メイシーズ・ホリデー・パレードFood & Drinkin Washingtonメイシーズ・ホリデー・パレード(Macy’s Holiday Parade)はシアトルで感謝祭の翌日に行われます。空気で膨らませたフロート 25 個、着ぐるみ 650 体、マーチングバンドなどが行進します。
シアトルのメイシーズ・ホリデー・パレード
-
②
ダンキン・ドーナツ・
サンクスギヴィング・デイ・パレードFood & Drinkin Pennsylvaniaこの時期にフィラデルフィアに滞在される方は、ぜひダンキン・ドーナツ・サンクスギヴィング・デイ・パレード(Dunkin’ Donuts Thanksgiving Day Parade)をご覧ください。1920 年からフロート、マーチングバンド、コーラスなどのパフォーマンスでホリデーシーズンの到来を祝っています。これこそ、アメリカで最も歴史のある感謝祭パレードです。
フィラデルフィアのダンキン・ドーナツ・サンクスギヴィング・デイ・パレード
-
⑤
シカゴ・サンクスギヴィング・パレードFood & Drinkin Illinoisシカゴのサンクスギヴィングパレードは、大恐慌時代の 1934 年 市民の気持ちを高揚させようと始まりました。ミシガン湖畔(Lake Michigan)の活気あふれる大都市でこのパレードはすっかりホリデーシーズンの恒例行事となっています。毎年、総指揮者がフルート、騎馬隊、バルーン、マーチングバンドから成るパレードの先頭に立ち、すばらしい建築物が並ぶシカゴのダウンタウンを進んでいきます。
シカゴのサンクスギヴィングパレード
-
③
アメリカズ・サンクスギヴィング・
パレードFood & Drinkin Michiganデトロイトのアメリカズ・サンクスギヴィング・パレード(America’s Thanksgiving Parade)は、ニューヨーク市のメイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレードと同じ年に始まりました。
デトロイトのアメリカズ・サンクスギヴィング・パレード
-
⑥
ノヴァント・ヘルス・
サンクスギヴィング・デイ・パレードFood & Drinkin North Carolinaシャーロットでは、1947 年から「シャーロットスタイル」のノヴァント・ヘルス・サンクスギヴィング・デイ・パレード(Novant Health Thanksgiving Day Parade)でホリデーシーズンを祝っています。
シャーロットのノヴァント・ヘルス・サンクスギヴィング・デイ・パレード
-
ちょこっと情報
Food & Drinkin Oregonオレゴン・ワイン・カントリーでの感謝祭
オレゴン・ワイン・カントリーでは、新しい季節が巡ってくるたびにおいしいものも巡ってきます。春にはファーマーズマーケットや、5 月のオレゴンワイン月間(Oregon Wine Month)を楽しみましょう。屋外での食事や野外コンサートは、7 月のオレゴン・クラフト・ビール月間(Oregon Craft Beer Month)とインターナショナル・ピノ・ノワール・セレブレーション(International Pinot Noir Celebration)と並ぶ、夏の風物詩です。秋には収穫のお祝いと 11 月のオレゴン・ワイン・カントリー感謝祭(Oregon Wine Country Thanksgiving)があります。冬はハイキングとトリュフ狩りを思い切り楽しむことができます。
ファーマーズマーケットで販売される摘みたてのベリー
クリスマスChristmas
日本でもすっかり定着したクリスマス。アメリカでは家族や友人と楽しく過ごすために大切な祝日となっています。アメリカでは感謝祭を終えると同時に、家々にツリーを立て、リースを飾り、クリスマスがくる迄の4週間を皆でわくわくして過ごします。この期間がアメリカにとってまさにクリスマス・ホリデー。プレゼントの交換や、話に花を咲かせるため、ビュッフェ・スタイル(セルフ・サービス)のクリスマス・パーティーも人気です。エッグノッグは口当たりがいいので飲み過ぎに気を付けて。日本では想像が出来ないほど多彩なベーカリー類や焼き菓子がパーティーにアクセントを加えます。ターキーやカントリーハムを、ベリー類やアップル仕立てのフルーツソースで味わう妙をお楽しみ下さい。
アメリカ北東部ならではのクリスマス体験
-
Food & Drinkin New York
ニューヨーク州ニューヨーク市
クリスマスの時期になるとニューヨーク市では祝祭の雰囲気が最高潮に達します。マンハッタンのミッドタウンにあるロックフェラーセンター(Rockefeller Center)は休暇のスタートを飾るのにふさわしい場所です。アールデコ様式のオフィスビルとその脇の遊歩道で散歩、ローラースケート、食事をお楽しみ頂けます。この通りにはトウヒのすばらしいクリスマスツリー、きらめく光と装飾が目を楽しませてくれます。人気のスケートリンクもあります。ニューヨーク市の圧倒的なパノラマビューを楽しむなら、エレベーターで 30 ロックフェラー センターの 70 階まで昇り、トップ・オブ・ザ・ロック(Top of the Rock)の展望デッキへ。エンパイア・ステート・ビルディング(Empire State Building)の最上階にあるハヌカーまたはクリスマスのイルミネーションを探してみてください。レインボールーム(Rainbow Room)にあるバーシックスティファイブ(Bar SixtyFive)でカクテルを楽しむのもおすすめです。
ロックフェラーセンターを後にして、昔から続いているニューヨーク市の伝統に参加しましょう。つまり、サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)、バーグドルフグッドマン(Bergdorf Goodman)、ブルーミングデールズ(Bloomingdale’s)、メイシーズ(Macy’s)といったニューヨーク市のトップクラスの百貨店で、クリスマスのために美しく飾られたウィンドウディスプレイを見て回るのです。
最後に、近くのブライアントパーク(Bryant Park)を訪れるのをお忘れなく。クリスマスシーズンになると、この公園には広大なスケートリンクと、工芸品、アート作品、軽食を販売する 100 以上の屋台が出現します。ニューヨーク市にあるセントラルパークの冬の一日
-
Food & Drinkin Massachusetts
マサチューセッツ州ボストン
ボストンの歴史あるファニエル・ホール・マーケットプレイス(Faneuil Hall Marketplace)では巨大なクリスマスツリーがそびえ立ち、35 万個以上の LED ライトによる無料の音と光のショーが開催されます。ボストンは休暇の最初の滞在先として理想的です。石畳の道を歩き鐘の音とクリスマスキャロルに耳を傾けてください。クインシーマーケット(Quincy Market)ではチャウダーや温かい飲み物が凍えた身体を暖めてくれます。ここには数軒のレストランと 10 店ほどの食料品店があります。アメリカ最古の公共公園、ボストンコモン(Boston Common)にも必ず足を運んでください。美しいクリスマスツリーが飾られ、きらめくライトに囲まれたアイススケートリンクがあります。
クリスマスシーズンのボストンのファニエルホール
-
Food & Drinkin Pennsylvania
ペンシルベニア州フィラデルフィア
フィラデルフィアは年間を通して「兄弟愛の町」として知られていますが、クリスマスシーズンにはそれが特に強く感じられます。まずブルー・クロス・リバーリンク・ウィンターフェスト(Blue Cross RiverRink Winterfest)へ。デラウェア川(Delaware River)を見渡す季節限定の公園でオリンピックサイズのアイススケートリンク、ファイヤーピット、きらめくクリスマスツリー、ホット・アップル・サイダーなどの飲み物や食べ物を売るシャレー風のロッジがあります。次にメイシーズの歴史あるワナメイカービルディング(Wanamaker Building)へ。1950 年代にさかのぼるメイシーズのクリスマス・ライト・ショーでは 10 万個以上の LED ライトが使われます。このショーは、感謝祭の後の 11 月の第 4 木曜日から毎日 2 時間毎に行われます。
フィラデルフィアのダウンタウンに立つイルミネーションで飾られたクリスマスツリー
American Gourmet Style
アメリカの祝日
Holiday
イースターEaster
復活祭であると同時に、毎年春を迎える最初の行事。冬の日々から太陽輝く日々への移り変わりを知らせます。春分3月21日以降の満月後、最初の日曜日がイースター・サンデーとなります。この日が冬から春にかわるシグナル。イースター・ホリデーをさかいにパステル調の洋服に着替え、花々を身に着ける人々も見られます。ニューヨークを始め全米各地では、花車などによるパレードが開催されます。絵付け卵は復活の象徴。自然の恵みを感じられる旬の天然素材が、イースターのお料理を盛り立てます。
独立記念日Independence Day
1776年7月4日に独立宣言が採択されたことを祝うアメリカの休日です。「ジュライ・フォース」とも呼ばれ、毎年7月4日は国民記念日となっています。地域、文化に隔たりなく全米をあげてのお祝いは、町のあちらこちらでスポーツや手頃なバーベキューの香りが和やかな雰囲気を醸し出します。コロニアルムード溢れる歴史的なイベントやパレードに加え、花火を上げて国全体がお祭り気分につつまれます。フォーマルにカジュアルに、思い思いの食事が振る舞われます。地域によって特徴のある手づくりバーベキューソースは、パーティーに話題を添えます。
ハロウィーン祭Halloween
万聖節(全聖人を記念する日)の前夜祭、10月31日の夜。アメリカでは家族と過ごす穏やかなクリスマスに対して、大人子供がそれぞれ、お祭り騒ぎで楽しむ日として親しまれています。怖くて、可愛くて、人の目を引く飾りやコスチュームが人気です。パンプキンの中身をくり抜いて作るジャック・オ・ランターンの中に灯を入れれば不思議の国が身近になります。オレンジ色、黒、黄色をモチーフにしたお菓子は欠かせません。冷えた飲み物やスパイスを添えたアメリカ料理が雰囲気を盛り上げます。決まったお料理ではなく、一人一人のアイデアがまるで魔法の様な効果を生み出すのです。
皆で楽しみ尽くすハロウィン
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コスチュームで仮装
ハロウィンに仮装は欠かせません。とっぴな服装ほど人気があります。 ジャスティン・ビーバーやブリトニー・スピアーズなどその時代の人気スターをまねたコスチュームを身につける人や、 気色の悪い幽霊、吸血鬼やゾンビの仮装をする人もいます。 仮装用のコスチュームは専門店やハロウィンストアで購入またはレンタルすることができます。中には自分で作る人もいます。ハロウィンの定番の仮装コンテストでは誰にもまねできない独創的なコスチュームを用意した参加者ほど優勝の確率が高くなります。 10 月下旬ともなるとアメリカの多くの都市で 気温が下がっているので、重ね着をするなどして寒さ対策も必要です。
ハロウィンでは、海賊、お姫様など、皆思い思いの仮装をします。
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トリックオアトリート!
キャンディが嫌いな人などいるでしょうか。 コスチュームで仮装をした子供たちが夕暮れ後に近所の家を 1 軒ずつ訪ねて「トリックオアトリート」と言いながらおやつを集める遊びは1920 年代から始まりました。 このとき子供たちが口にする「トリックオアトリート」というかけ声は、「お菓子をくれないといたずらするぞ」という意味です。
多くの企業やショッピングセンターもこの習慣に倣い個包装のキャンディ、フルーツ、時には鉛筆などの食べ物以外のものを渡します。 家々を回るときには覚えておきたい簡単なエチケットがあります。まずは、自分の順番を待ち、礼儀正しくして、勧められない限りもらうおやつは 1 つだけにしましょう。 そして、同じ家を何度も訪れるのはやめましょう。子供たちにとってハロウィンの 1 日は、バスケット一杯のキャンディをもらえる嬉しい日。
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カボチャのランタン作り
カボチャを彫って中にろうそくを入れるランタン、ジャックオランタンはハロウィンに欠かせないアイテムです。 多くの家庭や企業では、収穫の秋を喜ぶかのように歯を見せて笑う表情を施したジャックオランタンを飾っています。 秋祭りの会場やカボチャの直売所にはジャックオランタンを作るためのスペースが設けられていることが多く、そこにはカボチャの前面にデザインを描くためのマーカー、カボチャの上部に穴を開け種を掻き出して彫刻を施すための切り出しナイフも用意されています。
ニューヨーク州ニューヨーク市から 65 キロ北のニューヨーク州クロトンオンハドソン。この街には、ワシントン・アーヴィングが 19 世紀に発表した有名なゴーストストーリー『スリーピー・ホローの伝説(The Legend of Sleepy Hollow)』をイメージしたグレートジャックオランタンブレイズ(Great Jack O’Lantern Blaze)があり、そこには 7,000 個以上のジャックオランタンが並んでいます。芸術の才能を発揮してカボチャにお化けのような気味の悪い顔を彫ってみましょう。
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幽霊屋敷
スリルを望むなら、ハロウィンに幽霊屋敷に行ってみましょう。 この時期ならではのアトラクションで楽しく恐怖を味わうことができます。 クローゼットから飛び出してくるミイラや怪しく立ち込める霧、不気味なオルガンの音色などの仕掛けが恐怖感を増幅させています。 多くの幽霊屋敷は 10 月 31 日までの数週間の期間限定営業ですが、カリフォルニア州にあるディズニーランド(Disneyland)パークとフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにあるマジックキングダムの 2 ヵ所にあるホーンテッドマンション(Haunted Mansion)や、ルイジアナ州ニューオーリンズのモーチュアリー・ホーンテッド・ハウス(The Mortuary Haunted House)では、1 年中気味の悪い幽霊に出会うことができます。
感謝祭Thanksgiving
毎年11月の第4木曜日。1620年、自由を求めて欧州からアメリカ大陸にやってきたピルグリム(初期の移住者達)の生存者達は移住後、厳しい日々を送っていました。しかし、これを助けたネイティブ・アメリカン(先住民)と共に、苦難の末の翌年、美しく実った収穫を手にします。これを神に感謝したことを起源とするアメリカならではの祝日です。アメリカ人にとっては大変重要な行事であり、とっておきのテーブルウェアや飾りつけがセットされ、集まった遠来の家族をもてなします。自然の恵みと互いの健康、そして家族の温もりに感謝する言葉から始まり、メインコースは七面鳥やハム。ペーストリーやパイ・ケーキは家族が持ち寄り、文字通り秋の味覚がテーブルに並びます。
現地で楽しむ素晴らしい感謝祭パレード7選
ホリデーシーズンを祝って全米各地の通りで繰り広げられるパレードは、感謝祭の伝統行事です。
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①
メイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレードFood & Drinkin New Yorkニューヨーク市のメイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード(Macy’s Thanksgiving Day Parade)が初めて開催されたのは 1924 年。以降、アメリカでホリデーシーズンを告げるイベントとして知られています。
ニューヨーク市のメイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード
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②
ダンキン・ドーナツ・サンクスギヴィング・デイ・
パレードFood & Drinkin Pennsylvaniaこの時期にフィラデルフィアに滞在される方は、ぜひダンキン・ドーナツ・サンクスギヴィング・デイ・パレード(Dunkin’ Donuts Thanksgiving Day Parade)をご覧ください。1920 年からフロート、マーチングバンド、コーラスなどのパフォーマンスでホリデーシーズンの到来を祝っています。これこそ、アメリカで最も歴史のある感謝祭パレードです。
フィラデルフィアのダンキン・ドーナツ・サンクスギヴィング・デイ・パレード
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③
アメリカズ・サンクスギヴィング・パレードFood & Drinkin Michiganデトロイトのアメリカズ・サンクスギヴィング・パレード(America’s Thanksgiving Parade)は、ニューヨーク市のメイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレードと同じ年に始まりました。
デトロイトのアメリカズ・サンクスギヴィング・パレード
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④
H-E-B サンクスギヴィング・デイ・パレードFood & Drinkin Texasヒューストンの H-E-B サンクスギヴィング・デイ・パレード(H-E-B Thanksgiving Day Parade)では、ライブエンターテイメント、巨大バルーン、マーチングバンド、季節初めのサンタクロースなどを楽しむことができます。
ヒューストンの H-E-B サンクスギヴィング・デイ・パレード
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⑤
シカゴ・サンクスギヴィング・パレードFood & Drinkin Illinoisシカゴのサンクスギヴィングパレードは、大恐慌時代の 1934 年 市民の気持ちを高揚させようと始まりました。ミシガン湖畔(Lake Michigan)の活気あふれる大都市でこのパレードはすっかりホリデーシーズンの恒例行事となっています。毎年、総指揮者がフルート、騎馬隊、バルーン、マーチングバンドから成るパレードの先頭に立ち、すばらしい建築物が並ぶシカゴのダウンタウンを進んでいきます。
シカゴのサンクスギヴィングパレード
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⑥
ノヴァント・ヘルス・サンクスギヴィング・デイ・
パレードFood & Drinkin North Carolinaシャーロットでは、1947 年から「シャーロットスタイル」のノヴァント・ヘルス・サンクスギヴィング・デイ・パレード(Novant Health Thanksgiving Day Parade)でホリデーシーズンを祝っています。
シャーロットのノヴァント・ヘルス・サンクスギヴィング・デイ・パレード
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⑦
メイシーズ・ホリデー・パレードFood & Drinkin Washingtonメイシーズ・ホリデー・パレード(Macy’s Holiday Parade)はシアトルで感謝祭の翌日に行われます。空気で膨らませたフロート 25 個、着ぐるみ 650 体、マーチングバンドなどが行進します。
シアトルのメイシーズ・ホリデー・パレード
ちょこっと情報
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オレゴン・ワイン・カントリーでの感謝祭
オレゴン・ワイン・カントリーでは、新しい季節が巡ってくるたびにおいしいものも巡ってきます。春にはファーマーズマーケットや、5 月のオレゴンワイン月間(Oregon Wine Month)を楽しみましょう。屋外での食事や野外コンサートは、7 月のオレゴン・クラフト・ビール月間(Oregon Craft Beer Month)とインターナショナル・ピノ・ノワール・セレブレーション(International Pinot Noir Celebration)と並ぶ、夏の風物詩です。秋には収穫のお祝いと 11 月のオレゴン・ワイン・カントリー感謝祭(Oregon Wine Country Thanksgiving)があります。冬はハイキングとトリュフ狩りを思い切り楽しむことができます。
ファーマーズマーケットで販売される摘みたてのベリー
クリスマスChristmas
日本でもすっかり定着したクリスマス。アメリカでは家族や友人と楽しく過ごすために大切な祝日となっています。アメリカでは感謝祭を終えると同時に、家々にツリーを立て、リースを飾り、クリスマスがくる迄の4週間を皆でわくわくして過ごします。この期間がアメリカにとってまさにクリスマス・ホリデー。プレゼントの交換や、話に花を咲かせるため、ビュッフェ・スタイル(セルフ・サービス)のクリスマス・パーティーも人気です。エッグノッグは口当たりがいいので飲み過ぎに気を付けて。日本では想像が出来ないほど多彩なベーカリー類や焼き菓子がパーティーにアクセントを加えます。ターキーやカントリーハムを、ベリー類やアップル仕立てのフルーツソースで味わう妙をお楽しみ下さい。
アメリカ北東部ならではのクリスマス体験
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ニューヨーク州ニューヨーク市
Food & Drinkin New Yorkクリスマスの時期になるとニューヨーク市では祝祭の雰囲気が最高潮に達します。マンハッタンのミッドタウンにあるロックフェラーセンター(Rockefeller Center)は休暇のスタートを飾るのにふさわしい場所です。アールデコ様式のオフィスビルとその脇の遊歩道で散歩、ローラースケート、食事をお楽しみ頂けます。この通りにはトウヒのすばらしいクリスマスツリー、きらめく光と装飾が目を楽しませてくれます。人気のスケートリンクもあります。ニューヨーク市の圧倒的なパノラマビューを楽しむなら、エレベーターで 30 ロックフェラー センターの 70 階まで昇り、トップ・オブ・ザ・ロック(Top of the Rock)の展望デッキへ。エンパイア・ステート・ビルディング(Empire State Building)の最上階にあるハヌカーまたはクリスマスのイルミネーションを探してみてください。レインボールーム(Rainbow Room)にあるバーシックスティファイブ(Bar SixtyFive)でカクテルを楽しむのもおすすめです。
ロックフェラーセンターを後にして、昔から続いているニューヨーク市の伝統に参加しましょう。つまり、サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)、バーグドルフグッドマン(Bergdorf Goodman)、ブルーミングデールズ(Bloomingdale’s)、メイシーズ(Macy’s)といったニューヨーク市のトップクラスの百貨店で、クリスマスのために美しく飾られたウィンドウディスプレイを見て回るのです。
最後に、近くのブライアントパーク(Bryant Park)を訪れるのをお忘れなく。クリスマスシーズンになると、この公園には広大なスケートリンクと、工芸品、アート作品、軽食を販売する 100 以上の屋台が出現します。ニューヨーク市にあるセントラルパークの冬の一日
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マサチューセッツ州ボストン
Food & Drinkin Massachusettsボストンの歴史あるファニエル・ホール・マーケットプレイス(Faneuil Hall Marketplace)では巨大なクリスマスツリーがそびえ立ち、35 万個以上の LED ライトによる無料の音と光のショーが開催されます。ボストンは休暇の最初の滞在先として理想的です。石畳の道を歩き鐘の音とクリスマスキャロルに耳を傾けてください。クインシーマーケット(Quincy Market)ではチャウダーや温かい飲み物が凍えた身体を暖めてくれます。ここには数軒のレストランと 10 店ほどの食料品店があります。アメリカ最古の公共公園、ボストンコモン(Boston Common)にも必ず足を運んでください。美しいクリスマスツリーが飾られ、きらめくライトに囲まれたアイススケートリンクがあります。
クリスマスシーズンのボストンのファニエルホール
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ペンシルベニア州フィラデルフィア
Food & Drinkin Pennsylvaniaフィラデルフィアは年間を通して「兄弟愛の町」として知られていますが、クリスマスシーズンにはそれが特に強く感じられます。まずブルー・クロス・リバーリンク・ウィンターフェスト(Blue Cross RiverRink Winterfest)へ。デラウェア川(Delaware River)を見渡す季節限定の公園でオリンピックサイズのアイススケートリンク、ファイヤーピット、きらめくクリスマスツリー、ホット・アップル・サイダーなどの飲み物や食べ物を売るシャレー風のロッジがあります。次にメイシーズの歴史あるワナメイカービルディング(Wanamaker Building)へ。1950 年代にさかのぼるメイシーズのクリスマス・ライト・ショーでは 10 万個以上の LED ライトが使われます。このショーは、感謝祭の後の 11 月の第 4 木曜日から毎日 2 時間毎に行われます。
フィラデルフィアのダウンタウンに立つイルミネーションで飾られたクリスマスツリー