American Gourmet Style
グレート・プレーンズ & マウンテン・ウエストの
Food&Drink
2 / 13の地域料理
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アリゾナ州・オクラホマ州・コロラド州・テキサス州・ニューメキシコ州・ネバタ州・ユタ州
サウスウエスト へ
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アイオワ州
ミッドウエスト へ
グレート・プレーンズ & マウンテン・ウエストの伝統料理Traditional Great Plains & Mountain West Cuisine
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バッファローミネストローネ
野菜たっぷりのミネストローネに牛肉に似たバッファロー肉を使った地域特有のトマトベーススープ。
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ハックルベリーパイ
ブルーベリーに似た野生の小さな果実、ハックルベリーを使用した伝統的なデザートパイ。風味が豊かで甘酸っぱい味わいが特徴。
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バッファローシチュー
バッファロー肉を使用して作られる、アメリカの伝統的なシチューの一種。
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ナバホタコス
トルティーヤ生地の代わりにフライブレッドを使用したタコス料理でインディアン・タコスとも呼ばれる。
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フィンガーステーキ
食べる際にフォークやナイフを使わず、手で食べやすいように長方形や細長い形状にカットされスライスされたステーキ肉。
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コロラドスタイルピザ
分厚く編まれたクラストをはちみつで甘く味付けし、好みのトッピングを山盛り載せるのが特徴のピザ。
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シュリンプカクテル
一度ボイルしたエビをアイスバーグレタスの上に盛り付けトマトソースベースのカクテルソースをつけて食べる冷たくシンプルな前菜。
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パパスープ
ニューメキシコ地域で愛される伝統的なスープの一つ。豚肉を柔らかくなるまでトマトベースのスープで煮込み、コリアンダーの葉やライムを添えた独特の風味が特徴。
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ウォジャピ
主にイチゴやブルーベリーなどのベリーを使った甘いデザートソースで、アメリカ先住民族の伝統的な料理の一つ。トーストやパンケーキ、アイスクリームのトッピングとしても利用される。
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スロッパー
玉ねぎやピクルスなどの一般的なハンバーガーのトッピングにマッシュポテトを挟み、バンズが浸るほどのソースをかけて食べる独特なスタイルのバーガー。
ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”
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アイオワ州 主な農作物
夏は暑く高湿で湿度が高く、冬は降雪量が多くそして寒く。栽培される主な農作物はトウモロコシ、大豆、オーツ麦です。
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コロラド州 主な農作物
領域の大半が山岳、丘陵、高原および砂漠地となっています。山岳部とそれを取り巻くバレーが地域の気候に大きく影響し、概して標高が高いと気温が低く、降水量が多い。トウモロコシ、ジャガイモ、小麦、キビ、ソルガムなどが主な農作物。
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ニューメキシコ州 主な農作物
穏やかな気候に恵まれた農業州。気候はステップ気候、湿潤大陸性気候などと言われます。ピーカンナッツ、胡椒、唐辛子、唐辛子加工品などの農作物生産が盛んです。
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ミネソタ州 主な農作物
ミネソタ州はアメリカ最北端にある州です。アメリカの冷蔵庫と言われるほど冬の寒さが厳しく(-50℃まで下がることも!)、でも反対に夏は暑く。気温の差・寒暖の差が他のどの州よりも厳しいと言われます。ここで栽培される主な農作物は、トウモロコシ、大豆、小麦、じゃがいも、キャノーラ、大麦、ライ麦、豆類です。
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アイダホ州 主な農作物
南北に長い地域を有するアイダホ州。山脈や森も多いため気候も様々です。この州の主な農作物は、有名なアイダホポテトのじゃがいも、小麦・大麦やトウモロコシ、ホップ、ミント、ひよこ豆・エンドウ豆・レンズ豆などの豆類、シュガービーツなど。様々な気候を有するがため農作物も多品種に渡ります。
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オクラホマ州 主な農作物
一年を通じておおよそ温暖な気候の地域。冬は寒く夏は涼しい。そして春先から晩夏にかけて雷雨をともなうことがあります。小麦、大豆、トウモロコシ、ソルガムなどが主な農作物です。
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サウスダコタ州 主な農作物
サウスダコタ州は四季がはっきりしてる州。夏は昼夜の寒暖の差が激しくため暑く、冬は冷涼で乾燥しています。 主な農作物はトウモロコシ、大豆、小麦、ソルガム、オーツ麦、大麦など。穀物類の種類も栽培量も多い州です。
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ネブラスカ州 主な農作物
ネブラスカ州は夏はとても暑く冬はとても寒く、季節による寒暖差が激しいことで知られます。 夏は摂氏30度くらいになる(40度を超えることもあり)州です。この州の主な農作物は、トウモロコシ、大豆、小麦、じゃがいも、ソルガム、キビなど。
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モンタナ州 主な農作物
モンタナ州は比較的穏やかな気候に恵まれ、冬は暖かく夏は涼しく。1年を通じて過ごしやすい気候の州です。この州の主な農作物は、小麦、大麦、レンズ豆・エンドウ豆・ひよこ豆などの豆類やトウモロコシなどです。
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アリゾナ州 主な農作物
基本的に砂漠気候であるアリゾナ州。面積が広いため、南部と北部とでは地域差による大きな気候の違いがあります。レタス、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワーなどが主な農作物です。
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ユタ州 主な農作物
冬は寒く夏はとても暑い気候のユタ州。温暖大陸性気候です。小麦、トウモロコシ、大麦、そしてチェリーが主な農作物です。
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カンザス州 主な農作物
カンザス州はケッペンの気候区分で3つの地域に入っています。湿潤大陸性気候、亜乾燥気候、温暖湿潤気候。 目の前で地平線にまで広がる平原、 山や谷といった起伏はなくとても平らなこの州はその3つの気候区分によりそれぞれ気候が変わります。東部3分の2(特に北東部)は湿潤大陸性気候により冷涼から寒気の強い冬と、暑く湿気が多い夏が特徴です。この州で栽培される主な農作物は、トウモロコシ、小麦、大豆です。
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テキサス州 主な農作物
広大な面積を有するテキサスは気候もそれぞれ違います。大きく分けて東側は湿気地帯、西側は乾燥地帯、に分かれます。さらに細かく分けると東部は温暖湿潤気候、西部はステップ気候、州南部では亜熱帯性の気候が見られます。複数の気候区が交わっているこの地域では、トウモロコシ、小麦、ソルガム、米、ピーナッツなどが栽培されます。
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ノースダコダ州 主な農作物
ノースダコタ州はアラスカ州などを除きアメリカ合衆国本土でも最も北に位置する州の一つです。空気が綺麗な州と言われています。夏は暑くならず、でも冬は最北に位置するため非常に寒く。最高気温が氷点下を下回る日々です。 主な農作物は、大豆、小麦、トウモロコシ、キャノーラ、大麦、じゃがいも、エンドウ豆、大麦、亜麻仁、レンズ豆、ライ麦、シュガービーツなど。
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ワイオミング州 主な農作物
少ない降水量で乾燥しているワイオミング州。おおむね温暖な気候ながら夏の暑さと冬の寒さはかなり厳しいものです。それでも乾燥しているため、さほど感じずに済む州でもあります。この州の主な農作物は、トウモロコシと大麦、小麦、そしてシュガービーツです。
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ネバダ州 主な農作物
大半が砂漠気候と亜乾燥気候帯にあり、その土地はほぼ砂漠に覆われています。夏の日中は気温が上昇し暑さが厳しく、また冬の夜の気温の低下も著しく寒さが厳しい土地でもあります。こんな地域で育つ主な農作物はトウモロコシ、大豆、小麦など限られたものになります。
そびえ立つロッキー山脈の山々と、息をのむほど美しいグレイシャー国立公園
モンタナ州はまさに「偉大なアメリカ西部」そのもの。雄大な昔のままの風景が見つけてくれる人を待っています。人口がわずか 100 万人で人より野生動物の数が多いこの州は、「広く開けた空間」という言葉に新たな意味をもたらしました。西部で見られる自然のままの高山湖や草原、そびえ立つロッキー山脈の山々から東部に広がるゆるやかな平野やドラマチックな荒地まで、モンタナ州には目の覚めるような絶景、魅惑的な野生生物、豊かな文化遺産、そして小さな町の魅力を発見できる無限の機会が待ち受けています。
ミズーラの地ビール醸造所巡りMissoula’s Microbrewery Tour
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地形の豊かさに恵まれた大地のど真ん中に
座っているところを想像してみてください。緑豊かな大自然の中を流れる川、高くそびえる山々を眺めながら地ビールを飲みゆったり座ってくつろいでいる。モンタナ州西部の町ミズーラではそんな贅沢な時間があなたを待っています。1980 年代以降ミズーラに 8 軒の醸造所が登場しクラフトビールブームが起こりました。モンタナ州の 1 人あたりのビール醸造所軒数がアメリカで第 2 位になっている背景にはそのような歴史的経緯があるのです。しかし、それは常に進化し続けているこの地域でごく最近起こった変革に過ぎません。もともと「Nemissoolatakoo」と呼ばれていたこの地域にアメリカ先住民のセイリッシュ族が最初に定住し、その名前は後に簡略化されて「ミズーラ」になりました。ヨーロッパからの移民が店を開くようになると伐採地から軍隊の根拠地へと様々に変化してきました。また、農業が盛んな地域でもあり豊かな土壌と庭園の多さから「ガーデンシティ」というニックネームがつけられています。しかし、現在ではビール好きなら一度は訪れたい場所になっています。そこで、モンタナ州の旅行中に本物の地ビールを味わいたいという方のために、ミズーラの地ビール醸造所をご紹介します。
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ミズーラで開催されるビール関連のイベント
4 月にベーコン&ブリュー・フェスト(Bacon & Brew Fest)、5 月にはガーデン・シティ・ブリューフェスト(Garden City Brewfest)、9月にはモンタナ・ブリュワーズ・フォール・ランデブー(Montana Brewers Fall Rendezvous)といった恒例のイベントが毎年開催されています。ドラフト・ワークス・ブルワリー(Draught Works Brewery)でも、生演奏、スペシャルティ・ビール・ナイトや手頃な価格のグラウラー(大型のビール容器)・フィル・デイズなど、ほぼ毎日のようにイベントが行われています。
ミズーラの最も有名な地ビール
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バイエルンブリューイング, Inc.
バイエルンブリューイング(Bayern Brewing, Inc.)はミズーラの地ビール醸造所に革命をもたらした「ビッグバン」であると言えるでしょう。バイエルンは、ドイツのビール純粋令(ビールの製法や材料を定めるドイツの法律)に基づいて 1987 年に本物のバイエルンビール作りを始めました。バイエルンは地元の人が所有し経営も行っているのでミズーラに深く根ざしたビールを味わうことができます。
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ビッグ・スカイ・ブリューイング・
カンパニー1995 年、ミシガン州の駐在者が英国スタイルのビールにこだわったビッグ・スカイ・ブリューイング(Big Sky Brewing)を立ち上げました。醸造所を訪れるとなめらかなブラウンエール「ムースドロール」など大人気のビールを無料で試飲できます。しかしビッグスカイの魅力はビールの試飲だけではありません。知名度ではモンタナ州のトップクラスを誇るビッグスカイは、地元の人を多数雇用し好況を支え、ミズーラの経済および地元のコミュニティに大いに貢献しているのです。
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タマラック・ブリューイング・
カンパニーモンタナ州レイクサイドで開業したこの醸造所タマラック・ブリューイング・カンパニー(Tamarack Brewing Co. )は、2007 年にミズーラに進出しました。その 1 年目の生産量は約 45,300 リットルでした。現在タマラックはミズーラのダウンタウンで 2 階建てのスポーツパブ兼レストランを経営しています。ここで食事をする機会があればタマラックのエールで作ったフラットブレッドの特製サンドイッチ「ブリューブレッド」をぜひお試しください。
一度は訪れたいビール醸造所
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ケトルハウス・ブリューイング・カンパニー
受賞歴のある缶入りクラフトビールを専門とするケトルハウス(KettleHouse Brewing Co.)では、モンタナ州産の大麦とミズーラの帯水層の水を使用して高品質な地ビールを生産しています。このビールはモンタナ州西部でしか味わうことができません。
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イマジン・ネイション・ブリューイング・カンパニー
イマジンネイション(Imagine Nation Brewing Company)は季節ごとのビールを少量生産し主に醸造所で販売しています。地ビール醸造所と地元のビジネス活性化のためのコミュニティのセンターを組み合わせた初の企業です。
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モンタナ州以外も訪れる予定がある方によいお知らせがあります。モンタナ州周辺にはトップレベルの醸造所がたくさんあります。他の地域のクラフトビールも気になったらアメリカ西部のクラフト・ビール・トレイルもぜひご覧ください。
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イエローストーン、グランドティトン、アメリカの西部の歴史
雪に覆われ高く聳える山並みから高原の大草原まで、ワイオミング州は険しい自然美を誇る辺境の地であるとともにアメリカで最も多様な野生生物が生息する場所でもあります。またこの州では、ジャクソンホールのリゾートでも歴史ある小さな街でも西部ならではの親しみやすさと居心地の良さを感じることができます。果てしなく広がる空、カウボーイ文化、アメリカインディアンのパウワウ、5 つ星グルメ、豪華なスパ、活気あふれる地ビールシーン。ワイオミング州では本場の西部の暮らしが息づいています。
ワイオミング州のご当地グルメ
アメリカ最大の州の 1 つであるワイオミング州では、その大地の広大さに負けず劣らず多彩な食を楽しむことができます。
同時にワイオミング州は人口が最も少ない州でもあります。ということは、デビルスタワー国定記念物(Devils Tower National Monument)の神秘的な地形から、ジャクソンホール(Jackson Hole)名物のスキーやイエローストーン国立公園のアウトドアアドベンチャーまで開拓する余地があります。とはいえ冒険の旅には代償がつきもの。つまり空腹感です。でも心配は無用です。ワイオミング州には産地直送の食材を使った料理、新鮮なジビエ料理、手作りのドリンクやデザートなど、どんな欲求でも満たしてくれるおいしいものが揃っています。
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食事:ファーム・トゥ・テーブルのレストラン
産地直送の新鮮な食材を使った料理に勝るものはありません。ワイオミング州の場合は地元産の農産物やバイソンを含む肉を使った料理ということになります。キャスパーから西に 2 時間 30 分先のランダーの町にあるザ・ミドル・フォーク(The Middle Fork)では、バナナブレッドを使ったフレンチトーストやグレービーたっぷりのカントリー・フライド・ステーキなど、豪華な朝食やランチを味わうことができます。夏の間はディナーの時間帯も営業しており、さらさら流れる小川に面した屋外パティオで食事を楽しめます。伝説的なカウボーイ、バッファロー・ビルの故郷であるコーディではザローカル(The Local)のバッファローバーガーや、野生のイノシシ肉のバーベキューをお試しください。ジャクソン・ホール・マウンテン・リゾート(Jackson Hole Mountain Resort)を訪れたら、国立エルク保護区(National Elk Refuge)を見学し、その後はジャクソンを拠点に動きましょう。ディナーはラスティ・パロット・ロッジ(Rusty Parrot Lodge)内にあるワイルドセージ(Wild Sage)の居心地の良いダイニングルームでどうぞ。オーガニック食材と地元産の農産物、肉、魚を使ったこのレストランのメニューは、AAA の 4 ダイヤモンドを獲得しました。
ジャクソンにあるワイルドセージで味わう地産地消の一品
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スイーツ:チョコレート
お土産に、1956 年からキャスパーで家族経営しているドネルズキャンディーズ(Donells Candies)の手作りトリュフはいかがでしょうか。
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ドリンク:クラフトドリンク
スモールバッチのビール、スピリッツ、ワイン、さらには蜂蜜酒がお好きならワイオミング州のクラフトドリンクもきっと気に入るはずです。キャスパーにあるバックワーズ・ディスティリング・カンパニー(Backwards Distilling Company)では製造施設を見学した後、テイスティングルームでウォッカ、ジン、ラムを試飲することができます。ビッグホーン国立森林公園(Bighorn National Forest)から 2 時間東に進んだジレットにあるビッグ・ロスト・ミーダリー・アンド・ブルワリー(Big Lost Meadery and Brewery)では、伝統的な蜂蜜酒をベースに作り上げた個性的な蜂蜜酒を味わうことができます。ビール派にぜひお試しいただきたいのが店のおすすめや季節のビールなど複数の銘柄を少量ずつ味わえる飲み比べセット。ブラック・トゥース・ブルーイング・カンパニー(Black Tooth Brewing Company)、ルミナスブルーハウス(Luminous Brewhouse)、スミス・アレー・ブルーイング・カンパニー&パブリック・ハウス(Smith Alley Brewing Company & Public House)はすべてシェリダン(Sheridan)にあります。ワイン愛好家ならトリントン(Torrington)の近くのハントリー(Huntley)にあるテーブル・マウンテン・ヴィンヤーズ(Table Mountain Vineyards)を予約しましょう。ここのワインは 100 % ワイオミング州産の材料とワイオミング州の冬の寒さをものともしない耐寒性にとても優れたブドウでできています。
ジレットにあるビッグ・ロスト・ミーダリー・アンド・ブルワリーの手作り蜂蜜酒の試飲
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体験:山の食事
ワイオミング州らしい体験をするなら、ハンティング、釣り、カウボーイのキャンプファイヤーができる本場の観光牧場に滞在するのが一番です。ジャクソンの近くのグロス・ベンチャー・リバー・ランチ(Gros Ventre River Ranch)では、ティトン山脈(Teton Mountains)の絶景とともに屋外での調理を楽しむことができます。荒野でのアウトドアスポーツをご希望なら、ビッグホーン山脈(Bighorn Mountains)のふもとのバッファローに位置するフォルデッド・ヒルズ・ランチ(Folded Hills Ranch)で宿泊と食事とともにハンティングやフライフィッシングを予約しましょう。
ティトンカウンティでのマス釣り
開拓者の料理「カウボーイ料理」
アメリカ西部の代表的な料理を味わい本格的な西部の味をお楽しみください。
*チャックワゴンはまさに西部の象徴です。その独特なたたずまいからは、荒野の新天地へ向かうカウボーイたちの姿が目に浮かびます。 西部のいたるところにある観光牧場やチャック・ワゴン・ディナーでその歴史の中に身をおくことができます。
*チャックワゴンとは、幌馬車(炊事用の)のこと。
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「カウボーイ料理」
チャック・ワゴン・ディナーはダッチオーブンや焚火の直火で調理した料理が出される屋外ビュッフェで地域によって若干の違いがあります。料理は栄養満点ですがシンプルです。炭火だけでミディアムレアに焼いたリブアイステーキ、直火でじっくり焼き上げたバーベキューソースの照り焼きチキン、酢と黒砂糖で作った甘酸っぱいタレに漬けた、ベーコン、タマネギ、ニンニクがいっぱいの豆の煮物などが楽しめます。
牛肉、ジャガイモ、ニンジンがごろごろ入ったチリ味がベースのトマトシチューや、甘くて軟らかいトウモロコシの溶かしバターがけ、素朴なアップルソース、スパイスたっぷりのケーキ、そして甘いフルーツコブラーもお試しください。 夕食のベルが鳴ってお皿が山盛りになるのを待っているだけでよいのです。
現在、観光牧場で食べられる料理のほとんどはチャックワゴンの伝統に基づいたものです。 カウボーイディナーの楽しみといえば、山道やワゴンでドライブしたり、キャンプファイヤーを囲んでカウボーイたちと歌声をかわすことなどがあげられますが、これも同じ伝統から来ています。 しかし西部の開拓者精神を最も力強くかきたてるのは、黄金のヤマヨモギ、ポプラの木立、峡谷、ロッキー山脈、そしてどこまでも広い空といった風景そのものです。
チャックワゴンディナーの大部分は季節限定で、通常は夏と初秋です。 ディナーだけを楽しむ観光客もいますが、ほとんどはワーキングゲストとして「デュードランチ」と呼ばれる牧場に一泊または複数泊していきます。カウボーイディナーは古きよき西部の体験の一部に過ぎません。 観光客のニーズに応じた様々な牧場ステイプランがあり、フライフィッシング、急流ラフティング、乗馬、カウボーイ体験、スパトリートメント、そして牧場の風景をながめながらのおいしい食事などが楽しめます。お腹一杯になること間違いなしです。チャック・ワゴン・ディナーでは、カウボーイや牧場主が、鉄製の小鍋を直火に当てて調理する様子を楽しめます。
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カウボーイのような生活と食を体験
月曜の夜はワイオミング州ムースにあるドーナンズ(Dornan’s)へ行ってみましょう。夕食とミュージシャンたちの即興のライブ、「フーテナニー」が楽しめます。
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年間を通して楽しめる、スリルを求める人のパラダイス
アイダホ州にはアメリカ大陸で最も広範囲にわたる自然保護区域があります。自然保護区域、国立森林、州立公園や地元の公園からは、壮観な滝や地域最高級のマスのいる川、古代の溶岩の流れ、目を見張るような砂丘、自然のままに流れる川、きらめく湖、そびえたつ山々に簡単にアクセスできます。州内の市や町にはロッジやレストラン、食料品店、ガソリンスタンドなどがそろい、アウトドアアクティビティのベースキャンプとして利用することができます。
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必見スポット
アイダホ州南西部の端に位置するボイジーは、地元の人が経営するレストランや地ビール醸造所、ワインのテイスティングルームが数多くあり、アートや文化、エンターテインメントも楽しめる街です。東方面にはケッチャム、サンバレー、スタンレーといったコミュニティがあり、スキーや温泉、フライフィッシングが、美しい景色の中で楽しめます。さらに東へ向かい、クレーターズ・オブ・ザ・ムーン国定公園(Craters of the Moon National Monument)の古代の溶岩原を探検しましょう。アイダホ州東部は数多くの温泉、マスが生息する川、滝がたくさんあるほか冬場はスノーモービルを楽しむ人に人気の旅先です。
ボイジーで過ごす週末
アイダホ州はアラスカ州に次いで山岳地帯が多い州で、その面積は 200 万ヘクタール以上におよびます。
そんな環境から、活気に満ちた都会的なボイジーの街にも山々の景色や生い茂る木々やボイジー川(Boise River)など自然がしっかり溶け込んでいます。 ボイジーは都会の利便性も捨てがたいアウトドア派が休日を楽しむにはぴったりの場所。太陽がまぶしい季節はもちろん雪が降る季節でも充実した時間を過ごせます。
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金曜日の夜
ボイジーはアイダホ州の州都であり同州最大の都市でもあります。ボイジーでなんといっても有名なのは地ビール。なのでまずはダウンタウンの 8 番ストリート(8th Street)にある「 ビタークリークエールハウス(Bittercreek Alehouse)」に足を運びましょう。 おすすめはパティオ席で、ボイジーの街の雰囲気を堪能できます。 もう少し豪勢な気分を味わうなら隣にある「 レッドフェザー(Red Feather)」へ。ボイジーでは、ここをはじめ多くのレストランが地元の食材をふんだんに使ったメニューを提供しています。
ボイジーのダウンタウンの 8 番ストリート
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土曜日の午前
普段とはちょっと違った創造性のあるメニューを朝食に選ぶなら「 ワイルド・ルート・カフェ(Wild Root Cafe) 」を訪れてみてください。ダウンタウンで毎週開催される ボイジー・ファーマーズ・マーケット(Boise Farmers Market) のホームメイド料理もおすすめです。 このマーケットは、11 月初旬から 12 月中旬までは屋内で4 月から 10 月まではダウンタウン中心部の屋外で開催されます。
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土曜日の午後
午後は街を散策。(自転車のほうが便利です。)
ジュリア・デイビス・パーク(Julia Davis Park)という名の公園にある ボイジー動物園(Boise Zoo)に寄りながら、「木々の街」の愛称で知られるボイジーでのサイクリングを満喫です。 科学関連のインタラクティブな展示を体験できる アイダホ・ディスカバリー・センター(Discovery Center of Idaho)や地元や周辺地域の芸術作品を鑑賞できる ボイジー美術館(Boise Art Museum)にも行ってみてください。 9 月の初めに美術館を訪れれば、 アート・イン・ザ・パーク(Art in the Park) という野外フェスティバルを見て歩くこともできます。 散策を終えて自転車をスタンドに返却したら、ピザとビールの名店「ザ・フロント・ドア(The Front Door)」へ。ピザと地ビールで一息つくことをお勧めします。 -
土曜日の夜
長かった 1 日の締めくくりには「 ペンギリーズサルーン(Pengilly’s Saloon)」でライブミュージックを。ここは年代物のユニークな装飾が自慢の店で、古くから地元民に愛されています。 続いてはモダンホテル(Modern Hotel)の人気のバーでクラフトカクテルを味わいながら穏やかなひとときを過ごして頂けます。
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日曜日の午前
レストラン「 フォーク(Fork)」でブランチを楽しみましょう。シンプルな朝食にするなら、受賞歴のあるベーカリー「 ジャンジョーパティスリー(Janjou Patisserie)」をおすすめします。 朝食の後は運動がてら山のふもとのテーブルロック(Table Rock)までハイキングに出かけて、頂上からボイジーの美しい街並みを眺めてみてください。
ボイジーのダウンタウンにあるレストラン「フォーク」(夜の様子)
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日曜日の午後
ボイジーにはワイナリーも増えつつあります。 ダウンタウンにほど近いガーデンシティ(Garden City)という街には、 スプリット・レイル・ワイナリー(Split Rail Winery)、 シンダーワイナリー(Cinder Wines)、 テラヤ・ワイン・カンパニー(Telaya Wine Co.) 、 コイルドワインズ(Coiled Wines)といったワイナリーがありワインを試飲することができます。 メリウェザー・シードル・カンパニー(Meriwether Cider Company) では地元産のシードルを楽しめます。フードトラックがやってきておいしい食事を販売しますのでシードルとご一緒にどうぞ。
ボイジー旧市街地(Old Boise Historic District downtown)を散策しながら、1860 年代のゴールドラッシュの時代から残る建物を見て回るのも楽しいです。 -
日曜日の夜
星が瞬く夜には、アンフィシアターで開催される アイダホ・シェークスピア・フェスティバル(Idaho Shakespeare Festival)で舞台鑑賞を楽しんでください。 ディナーを楽しむなら、自家蒸溜したスピリッツを使ったカクテルを味わいながらパティオから行き交う人びとを眺めることができる「 バーデナイ(Bardenay)」を選ぶのが良いと思います。
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伝説のノースダコタ州を体験
多くの伝説的な部隊がノースダコタ州に足跡を残しました。この地では、ルイス・クラーク探検隊、サカガウィア、ジョージ・カスター、シッティング・ブルが伝説となって息づいています。彼らがずっと前にたどった道を旅してみてください。ルイス&クラーク・トレイル(Lewis & Clark Trail)を進みながら発見隊の探検をたどったり、想像力に身を任せながらセオドア・ルーズベルト国立公園(Theodore Roosevelt National Park)中を歩き回ってみたり。公園のバイソンや野生馬を眺め、第 26 代アメリカ大統領に影響を与えた荒涼たる風景をじっくりご覧ください。現代でも探検や面白いものが好きな人はノースダコタ州の伝説を作り上げているものを見い出すことができます。どこに行っても大満足の食事、地元の感動的な芸術、わくわくするようなイベント、非日常的な風景に出会うことができます。
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ハチミツ
ノースダコタ州が太陽の光がさんさんとふりそそぐ土地であることは、ひまわりの栽培、ハチミツの生産量においてアメリカトップであることで証明されています。
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アメリカの西部開拓時代にタイムスリップ
生きた歴史と自然の驚異で形作られたアメリカ西部のサウスダコタ州。その素晴らしさは驚きの連続です。ラシュモア山(Mount Rushmore)では有名な 18 メートルの石の顔に目を見張ることでしょう。クレイジーホース記念碑(Crazy Horse Memorial)では珍しい創作活動が見られます。そして野生動物と岩石層で知られるカスター州立公園(Custer State Park)でサウスダコタ州東部の大平原を歩き回り、バッドランズ国立公園(Badlands National Park)では別世界のような風景の中を散策することができます。この地域初のアメリカ先住民の住人から開拓時代に開かれた西部やその先の地域にいたるまで、サウスダコタ州はエネルギーにあふれ訪れる人を待っています。
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どこまでも続くアメリカの空
ネブラスカはどちらを向いても驚きで満ちあふれています。東側には広大な草原、西側には壮大な崖や峰、間には砂丘など、どこへ行っても素晴らしい景色を堪能できます。 また、この州には豊かな歴史があり、その遺産を巡る機会も数多くあります。 アッシュフォール州立歴史公園の化石層、ルイス・アンド・クラーク・トレイルのほか歴史的な軍事要塞を巡るのもお勧めです。 どこに行っても、あなたがどこの出身でも、いつでも温かい笑顔で歓迎されます。
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ルーベンサンドイッチをオマハで
中西部の州であるネブラスカ州東部の高原にあるこの町が歴史的に発展したことの多くは、1884 年にオマハ・ユニオン・ストックヤード(Omaha Union Stockyards)が開設されたことによります。ここではシカゴのユニオンストックヤードに匹敵するほど非常に多くの牛を解体していました。1955 年にオマハ・ユニオン・ストックヤードは全米で最大の家畜市場となり、1971 年までその座を保持していました。
コーンビーフ、スイスチーズ、ザワークラウト、サウザンド・アイランド・ドレッシングをマーブル柄のライ麦パンに挟んで作られた伝統的なルーベンサンドイッチは、1925 年に、現在はブラックストーンセンター(Blackstone Center)と呼ばれている地区にあるブラックストーンホテル(Blackstone Hotel)でおそらく考案されたとされています。ただ旧ホテルの通りを挟んでほぼ真向いにある クレセント・ムーン・エールハウス(Crescent Moon Alehouse)でもオリジナルレシピに沿った、美味しいブラックストーンルーベン(Blackstone Reuben)が提供されています。クレセントムーン
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アメリカの真ん中に広がる手つかずの自然美
武骨なカウボーイ文化とどこまでも広がるプレーリーが象徴するカンザス州は、昔ながらのアメリカの一端を見せてくれます。「峠の我が家」はカンザス州の州歌の一説です。カンザス州では、本物の家畜牧場に宿泊することができます。質素なものからおしゃれな農場までさまざまな種類があります。カンザス州にはアメリカインディアンの豊かな歴史が残っており、かつてここに住んでいた部族に捧げる博物館があります。この州には今でも 4 つの部族が暮らしています。フリントヒルズでは、広大なトールグラスプレーリーを巡って、この繊細で美しいエコシステムの意義を学ぶことができます。バイソンを見てロデオに参加しましょう。食事の時間も確保しておかなければ。スモークトバーベキュー、カンザス・シティ・ステーキ、フライドチキンや自家製パイなどのなつかしい味はカンザス人の誇りです。
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特筆すべき小麦の生産量
カンザス州では年間に 330 億*ローフ分のパンの小麦粉が生産されています。これは地球上の人全員に 6 ローフのパンを配れる量です。
*ローフとは:一塊という意味。
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忘れられない味
さまざまな種類の木材でじっくりスモークし、厚切りトマトを載せてモラス(糖蜜)ベースのソースで食べるカンザス・シティスタイル・バーベキュー。この忘れられない味にどっぷりはまったなら、こんなに人気がある理由もすぐにわかるでしょう。そしてあの有名なカンザスビーフを注文するのもお忘れなく。州内各地のステーキハウスで提供されています。カンザスの人々はもともと親切な人々であり、バーベキュー、フライドチキン、自家製のパイの自分のお気に入りのお店にすぐに喜んで連れて行ってくれます。それらは時には彼らのなつかしい味なのです。直接生産者を訪ね農場で新鮮な作物、牛乳、チーズ、花を買い求めることもできます。カンザス州の料理に関してひとつ覚えておくべきこと。それは「外見にだまされるな」ということです。最高の味は、しばしば幹線道路をはずれたところにある家族経営の地元の人気店で出会えたりするものです。
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食べたいのは端っこ
ブリスケットの*バーントエンズは、以前はレストランで無料で配られていました。「バーントエンズ」とは「焦げた端っこ」という意味ですが、このカリっとした美味しい部分は今ではカンザスシティ地区ではだれもが注文するマストアイテムになっています。
*バーントエンズとは:豚肉のBBQからの端っこ
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自然を愛するあらゆるアウトドア探検家を呼び寄せる場所
300 年以上前にここに定住したダコタインディアンは、当初この土地を「空の色をした水のある場所」を意味する「ミニソタ(minisota)」と名付けました。そして今なおミネソタ州は、雄大な森と美しい大平原、そして州内に点在する青く輝く湖とが織りなす息をのむほど美しい景色で知られています。
ミネソタ・ステート・フェア
アメリカの晩夏は毎年郡や州のフェアが開催される次期です。
動物ショー、カーニバルゲーム、わくわくする乗り物、ちょっとかわったおいしそうな食べ物などさまざまな楽しいものにあふれています。
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ミネソタ州のフェアに並ぶ食べ物
どのフェアもそれぞれ独自の個性がありますがミネソタ・ステート・フェア(Minnesota State Fair)に勝るものはありません。毎年 8 月下旬に開催されるこの祭典ではメディアがこぞって取り上げるようなおいしいものが並びます。甘い綿菓子や揚げたてのコーンドッグのような一般的な食べ物もありますが、業者たちは長年にわたり厳しい審査基準を経たとんでもない新作で競い合ってきました。
500 以上ものさまざまな種類の食べ物が並び、いつもの「ピッツァリト」(ピッツァの具を巻いたブリトー)やメンフィス「タコス」(バナナの薄切りとピーナッツ・バター・ソースのテイタートッツ) などの屋台メニューが登場することでしょう。ミネソタ・ステート・フェアのメンフィス「タコス」
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学べる食のフェア
エルカナ・ワトソンは「アメリカの農業祭の父」と呼ばれています。彼は 1811 年にマサチューセッツ州ピッツフィールドで家畜コンテストを始めました。1841 年にニューヨーク州シラキュースで開催された農業祭では、現在ではお祭りにはなくてはならないコーンドッグと揚げバターが初めて登場しました。
ミネソタ・ステート・フェアは 1859 年に始まりました。ミネソタ州が成立した次の年です。1855 年以来、ミネアポリスから 14 キロメートル離れたファルコンハイツが会場となっています。
現在では食べ物が中心のフェアですが、見たり体験できたりするものもたくさんあります。アメリカ農業教育振興会(Future Farmers of America)や
4-H クラブのさまざまな展示によって、アメリカの農業と牧畜について学べます。トラクター、プラウ、コンバインなどのマシーナリーヒル(Machinery Hill)の農機具の運転席に乗り込み、アメリカ独特の農業について学ぶことができます。ミネソタ・ステート・フェア
ミネソタ・ステート・フェアの大観覧車
American Gourmet Style
グレート・プレーンズ & マウンテン・ウエストのFood&Drink
2 / 13の地域料理
グレート・プレーンズGreat Plains
主な都市
Iowa / アイオワ州
Des Moines / デモイン[州都]
Oklahoma / オクラホマ州
Oklahoma City / オクラホマシティ[州都]
Kansas / カンザス州
Topeka / トピカ[州都]
Wichita / ウィチタ
Colorado / コロラド州
Denver / デンバー[州都]
South Dakota / サウスダコタ州
Pierre / ピア [州都]
Sioux Falls / スーフォールズ
Texas / テキサス州
Houston / ヒューストン
San Antonio / サンアントニオ
Austin / オースティン[州都]
New Mexico / ニューメキシコ州
Santa Fe / サンタフェ[州都]
Albuquerque / アルバカーキ
Nebraska / ネブラスカ州
Lincoln / リンカーン[州都]
Omaha / オマハ
North Dakota / ノースダコダ州
Bismarck / ビスマーク[州都]
Fargo / ファーゴ
Minnesota / ミネソタ州
Minneapolis / ミネアポリス
Saint Paul / セントポール[州都]
Montana / モンタナ州
Helena / ヘレナ[州都]
Billings / ビリングス
Wyoming / ワイオミング州
Cheyenne / シャイアン[州都]
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アリゾナ州・オクラホマ州・コロラド州・テキサス州・ニューメキシコ州・ネバタ州・ユタ州
サウスウエスト へ
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アイオワ州
ミッドウエスト へ
マウンテン・ウエストMountain West
主な都市
Idaho / アイダホ州
Boise / ボイシ[州都]
Arizona / アリゾナ州
Phoenix / フェニックス[州都]
Colorado / コロラド州
Denver / デンバー[州都]
Texas / テキサス州
Houston / ヒューストン
San Antonio / サンアントニオ
Austin / オースティン[州都]
New Mexico / ニューメキシコ州
Santa Fe / サンタフェ[州都]
Albuquerque / アルバカーキ
Nevada / ネバダ州
Carson City / カーソンシティ[州都]
Las Vegas / ラスベガス
Utah / ユタ州
Salt Lake City / ソルトレイクシティ[州都]
グレート・プレーンズ & マウンテン・ウエストの伝統料理Traditional Great Plains & Mountain West Cuisine
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バッファロー
ミネストローネ野菜たっぷりのミネストローネに牛肉に似たバッファロー肉を使った地域特有のトマトベーススープ。
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コロラドスタイルピザ
分厚く編まれたクラストをはちみつで甘く味付けし、好みのトッピングを山盛り載せるのが特徴のピザ。
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ハックルベリーパイ
ブルーベリーに似た野生の小さな果実、ハックルベリーを使用した伝統的なデザートパイ。風味が豊かで甘酸っぱい味わいが特徴。
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シュリンプカクテル
一度ボイルしたエビをアイスバーグレタスの上に盛り付けトマトソースベースのカクテルソースをつけて食べる冷たくシンプルな前菜。
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フィンガーステーキ
食べる際にフォークやナイフを使わず、手で食べやすいように長方形や細長い形状にカットされスライスされたステーキ肉。
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バッファローシチュー
バッファロー肉を使用して作られる、アメリカの伝統的なシチューの一種。
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ウォジャピ
主にイチゴやブルーベリーなどのベリーを使った甘いデザートソースで、アメリカ先住民族の伝統的な料理の一つ。トーストやパンケーキ、アイスクリームのトッピングとしても利用される。
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ナバホタコス
トルティーヤ生地の代わりにフライブレッドを使用したタコス料理でインディアン・タコスとも呼ばれる。
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スロッパー
玉ねぎやピクルスなどの一般的なハンバーガーのトッピングにマッシュポテトを挟み、バンズが浸るほどのソースをかけて食べる独特なスタイルのバーガー。
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パパスープ
ニューメキシコ地域で愛される伝統的なスープの一つ。豚肉を柔らかくなるまでトマトベースのスープで煮込み、コリアンダーの葉やライムを添えた独特の風味が特徴。
ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”
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アイオワ州 主な農作物
夏は暑く高湿で湿度が高く、冬は降雪量が多くそして寒く。栽培される主な農作物はトウモロコシ、大豆、オーツ麦です。
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オクラホマ州 主な農作物
一年を通じておおよそ温暖な気候の地域。冬は寒く夏は涼しい。そして春先から晩夏にかけて雷雨をともなうことがあります。小麦、大豆、トウモロコシ、ソルガムなどが主な農作物です。
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カンザス州 主な農作物
カンザス州はケッペンの気候区分で3つの地域に入っています。湿潤大陸性気候、亜乾燥気候、温暖湿潤気候。 目の前で地平線にまで広がる平原、 山や谷といった起伏はなくとても平らなこの州はその3つの気候区分によりそれぞれ気候が変わります。東部3分の2(特に北東部)は湿潤大陸性気候により冷涼から寒気の強い冬と、暑く湿気が多い夏が特徴です。この州で栽培される主な農作物は、トウモロコシ、小麦、大豆です。
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コロラド州 主な農作物
領域の大半が山岳、丘陵、高原および砂漠地となっています。山岳部とそれを取り巻くバレーが地域の気候に大きく影響し、概して標高が高いと気温が低く、降水量が多い。トウモロコシ、ジャガイモ、小麦、キビ、ソルガムなどが主な農作物。
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サウスダコタ州 主な農作物
サウスダコタ州は四季がはっきりしてる州。夏は昼夜の寒暖の差が激しくため暑く、冬は冷涼で乾燥しています。 主な農作物はトウモロコシ、大豆、小麦、ソルガム、オーツ麦、大麦など。穀物類の種類も栽培量も多い州です。
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ニューメキシコ州 主な農作物
穏やかな気候に恵まれた農業州。気候はステップ気候、湿潤大陸性気候などと言われます。ピーカンナッツ、胡椒、唐辛子、唐辛子加工品などの農作物生産が盛んです。
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ネブラスカ州 主な農作物
ネブラスカ州は夏はとても暑く冬はとても寒く、季節による寒暖差が激しいことで知られます。 夏は摂氏30度くらいになる(40度を超えることもあり)州です。この州の主な農作物は、トウモロコシ、大豆、小麦、じゃがいも、ソルガム、キビなど。
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テキサス州 主な農作物
広大な面積を有するテキサスは気候もそれぞれ違います。大きく分けて東側は湿気地帯、西側は乾燥地帯、に分かれます。さらに細かく分けると東部は温暖湿潤気候、西部はステップ気候、州南部では亜熱帯性の気候が見られます。複数の気候区が交わっているこの地域では、トウモロコシ、小麦、ソルガム、米、ピーナッツなどが栽培されます。
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ミネソタ州 主な農作物
ミネソタ州はアメリカ最北端にある州です。アメリカの冷蔵庫と言われるほど冬の寒さが厳しく(-50℃まで下がることも!)、でも反対に夏は暑く。気温の差・寒暖の差が他のどの州よりも厳しいと言われます。ここで栽培される主な農作物は、トウモロコシ、大豆、小麦、じゃがいも、キャノーラ、大麦、ライ麦、豆類です。
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モンタナ州 主な農作物
モンタナ州は比較的穏やかな気候に恵まれ、冬は暖かく夏は涼しく。1年を通じて過ごしやすい気候の州です。この州の主な農作物は、小麦、大麦、レンズ豆・エンドウ豆・ひよこ豆などの豆類やトウモロコシなどです。
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ノースダコダ州 主な農作物
ノースダコタ州はアラスカ州などを除きアメリカ合衆国本土でも最も北に位置する州の一つです。空気が綺麗な州と言われています。夏は暑くならず、でも冬は最北に位置するため非常に寒く。最高気温が氷点下を下回る日々です。 主な農作物は、大豆、小麦、トウモロコシ、キャノーラ、大麦、じゃがいも、エンドウ豆、大麦、亜麻仁、レンズ豆、ライ麦、シュガービーツなど。
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アイダホ州 主な農作物
南北に長い地域を有するアイダホ州。山脈や森も多いため気候も様々です。この州の主な農作物は、有名なアイダホポテトのじゃがいも、小麦・大麦やトウモロコシ、ホップ、ミント、ひよこ豆・エンドウ豆・レンズ豆などの豆類、シュガービーツなど。様々な気候を有するがため農作物も多品種に渡ります。
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アリゾナ州 主な農作物
基本的に砂漠気候であるアリゾナ州。面積が広いため、南部と北部とでは地域差による大きな気候の違いがあります。レタス、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワーなどが主な農作物です。
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ワイオミング州 主な農作物
少ない降水量で乾燥しているワイオミング州。おおむね温暖な気候ながら夏の暑さと冬の寒さはかなり厳しいものです。それでも乾燥しているため、さほど感じずに済む州でもあります。この州の主な農作物は、トウモロコシと大麦、小麦、そしてシュガービーツです。
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ユタ州 主な農作物
冬は寒く夏はとても暑い気候のユタ州。温暖大陸性気候です。小麦、トウモロコシ、大麦、そしてチェリーが主な農作物です。
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ネバダ州 主な農作物
大半が砂漠気候と亜乾燥気候帯にあり、その土地はほぼ砂漠に覆われています。夏の日中は気温が上昇し暑さが厳しく、また冬の夜の気温の低下も著しく寒さが厳しい土地でもあります。こんな地域で育つ主な農作物はトウモロコシ、大豆、小麦など限られたものになります。
そびえ立つロッキー山脈の山々と、
息をのむほど美しいグレイシャー国立公園
モンタナ州はまさに「偉大なアメリカ西部」そのもの。雄大な昔のままの風景が見つけてくれる人を待っています。人口がわずか 100 万人で人より野生動物の数が多いこの州は、「広く開けた空間」という言葉に新たな意味をもたらしました。西部で見られる自然のままの高山湖や草原、そびえ立つロッキー山脈の山々から東部に広がるゆるやかな平野やドラマチックな荒地まで、モンタナ州には目の覚めるような絶景、魅惑的な野生生物、豊かな文化遺産、そして小さな町の魅力を発見できる無限の機会が待ち受けています。
ミズーラの地ビール醸造所巡りMissoula’s Microbrewery Tour
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地形の豊かさに恵まれた大地のど真ん中に
座っているところを想像してみてください。緑豊かな大自然の中を流れる川、高くそびえる山々を眺めながら地ビールを飲みゆったり座ってくつろいでいる。モンタナ州西部の町ミズーラではそんな贅沢な時間があなたを待っています。1980 年代以降ミズーラに 8 軒の醸造所が登場しクラフトビールブームが起こりました。モンタナ州の 1 人あたりのビール醸造所軒数がアメリカで第 2 位になっている背景にはそのような歴史的経緯があるのです。しかし、それは常に進化し続けているこの地域でごく最近起こった変革に過ぎません。もともと「Nemissoolatakoo」と呼ばれていたこの地域にアメリカ先住民のセイリッシュ族が最初に定住し、その名前は後に簡略化されて「ミズーラ」になりました。ヨーロッパからの移民が店を開くようになると伐採地から軍隊の根拠地へと様々に変化してきました。また、農業が盛んな地域でもあり豊かな土壌と庭園の多さから「ガーデンシティ」というニックネームがつけられています。しかし、現在ではビール好きなら一度は訪れたい場所になっています。そこで、モンタナ州の旅行中に本物の地ビールを味わいたいという方のために、ミズーラの地ビール醸造所をご紹介します。
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ミズーラで開催されるビール関連のイベント
4 月にベーコン&ブリュー・フェスト(Bacon & Brew Fest)、5 月にはガーデン・シティ・ブリューフェスト(Garden City Brewfest)、9月にはモンタナ・ブリュワーズ・フォール・ランデブー(Montana Brewers Fall Rendezvous)といった恒例のイベントが毎年開催されています。ドラフト・ワークス・ブルワリー(Draught Works Brewery)でも、生演奏、スペシャルティ・ビール・ナイトや手頃な価格のグラウラー(大型のビール容器)・フィル・デイズなど、ほぼ毎日のようにイベントが行われています。
ミズーラの最も有名な地ビール
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バイエルンブリューイング, Inc.
バイエルンブリューイング(Bayern Brewing, Inc.)はミズーラの地ビール醸造所に革命をもたらした「ビッグバン」であると言えるでしょう。バイエルンは、ドイツのビール純粋令(ビールの製法や材料を定めるドイツの法律)に基づいて 1987 年に本物のバイエルンビール作りを始めました。バイエルンは地元の人が所有し経営も行っているのでミズーラに深く根ざしたビールを味わうことができます。
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ビッグ・スカイ・ブリューイング・カンパニー
1995 年、ミシガン州の駐在者が英国スタイルのビールにこだわったビッグ・スカイ・ブリューイング(Big Sky Brewing)を立ち上げました。醸造所を訪れるとなめらかなブラウンエール「ムースドロール」など大人気のビールを無料で試飲できます。しかしビッグスカイの魅力はビールの試飲だけではありません。知名度ではモンタナ州のトップクラスを誇るビッグスカイは、地元の人を多数雇用し好況を支え、ミズーラの経済および地元のコミュニティに大いに貢献しているのです。
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タマラック・ブリューイング・カンパニー
モンタナ州レイクサイドで開業したこの醸造所タマラック・ブリューイング・カンパニー(Tamarack Brewing Co. )は、2007 年にミズーラに進出しました。その 1 年目の生産量は約 45,300 リットルでした。現在タマラックはミズーラのダウンタウンで 2 階建てのスポーツパブ兼レストランを経営しています。ここで食事をする機会があればタマラックのエールで作ったフラットブレッドの特製サンドイッチ「ブリューブレッド」をぜひお試しください。
一度は訪れたいビール醸造所
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ケトルハウス・ブリューイング・カンパニー
受賞歴のある缶入りクラフトビールを専門とするケトルハウス(KettleHouse Brewing Co.)では、モンタナ州産の大麦とミズーラの帯水層の水を使用して高品質な地ビールを生産しています。このビールはモンタナ州西部でしか味わうことができません。
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イマジン・ネイション・ブリューイング・カンパニー
イマジンネイション(Imagine Nation Brewing Company)は季節ごとのビールを少量生産し主に醸造所で販売しています。地ビール醸造所と地元のビジネス活性化のためのコミュニティのセンターを組み合わせた初の企業です。
モンタナ州以外も訪れる予定がある方によいお知らせがあります。モンタナ州周辺にはトップレベルの醸造所がたくさんあります。他の地域のクラフトビールも気になったらアメリカ西部のクラフト・ビール・トレイルもぜひご覧ください。
イエローストーン、グランドティトン、
アメリカの西部の歴史
雪に覆われ高く聳える山並みから高原の大草原まで、ワイオミング州は険しい自然美を誇る辺境の地であるとともにアメリカで最も多様な野生生物が生息する場所でもあります。またこの州では、ジャクソンホールのリゾートでも歴史ある小さな街でも西部ならではの親しみやすさと居心地の良さを感じることができます。果てしなく広がる空、カウボーイ文化、アメリカインディアンのパウワウ、5 つ星グルメ、豪華なスパ、活気あふれる地ビールシーン。ワイオミング州では本場の西部の暮らしが息づいています。
ワイオミング州のご当地グルメ
アメリカ最大の州の 1 つであるワイオミング州では、その大地の広大さに負けず劣らず多彩な食を楽しむことができます。
同時にワイオミング州は人口が最も少ない州でもあります。ということは、デビルスタワー国定記念物(Devils Tower National Monument)の神秘的な地形から、ジャクソンホール(Jackson Hole)名物のスキーやイエローストーン国立公園のアウトドアアドベンチャーまで開拓する余地があります。とはいえ冒険の旅には代償がつきもの。つまり空腹感です。でも心配は無用です。ワイオミング州には産地直送の食材を使った料理、新鮮なジビエ料理、手作りのドリンクやデザートなど、どんな欲求でも満たしてくれるおいしいものが揃っています。
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食事:ファーム・トゥ・テーブルのレストラン
産地直送の新鮮な食材を使った料理に勝るものはありません。ワイオミング州の場合は地元産の農産物やバイソンを含む肉を使った料理ということになります。キャスパーから西に 2 時間 30 分先のランダーの町にあるザ・ミドル・フォーク(The Middle Fork)では、バナナブレッドを使ったフレンチトーストやグレービーたっぷりのカントリー・フライド・ステーキなど、豪華な朝食やランチを味わうことができます。夏の間はディナーの時間帯も営業しており、さらさら流れる小川に面した屋外パティオで食事を楽しめます。伝説的なカウボーイ、バッファロー・ビルの故郷であるコーディではザローカル(The Local)のバッファローバーガーや、野生のイノシシ肉のバーベキューをお試しください。ジャクソン・ホール・マウンテン・リゾート(Jackson Hole Mountain Resort)を訪れたら、国立エルク保護区(National Elk Refuge)を見学し、その後はジャクソンを拠点に動きましょう。ディナーはラスティ・パロット・ロッジ(Rusty Parrot Lodge)内にあるワイルドセージ(Wild Sage)の居心地の良いダイニングルームでどうぞ。オーガニック食材と地元産の農産物、肉、魚を使ったこのレストランのメニューは、AAA の 4 ダイヤモンドを獲得しました。
ジャクソンにあるワイルドセージで味わう地産地消の一品
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ドリンク:クラフトドリンク
スモールバッチのビール、スピリッツ、ワイン、さらには蜂蜜酒がお好きならワイオミング州のクラフトドリンクもきっと気に入るはずです。キャスパーにあるバックワーズ・ディスティリング・カンパニー(Backwards Distilling Company)では製造施設を見学した後、テイスティングルームでウォッカ、ジン、ラムを試飲することができます。ビッグホーン国立森林公園(Bighorn National Forest)から 2 時間東に進んだジレットにあるビッグ・ロスト・ミーダリー・アンド・ブルワリー(Big Lost Meadery and Brewery)では、伝統的な蜂蜜酒をベースに作り上げた個性的な蜂蜜酒を味わうことができます。ビール派にぜひお試しいただきたいのが店のおすすめや季節のビールなど複数の銘柄を少量ずつ味わえる飲み比べセット。ブラック・トゥース・ブルーイング・カンパニー(Black Tooth Brewing Company)、ルミナスブルーハウス(Luminous Brewhouse)、スミス・アレー・ブルーイング・カンパニー&パブリック・ハウス(Smith Alley Brewing Company & Public House)はすべてシェリダン(Sheridan)にあります。ワイン愛好家ならトリントン(Torrington)の近くのハントリー(Huntley)にあるテーブル・マウンテン・ヴィンヤーズ(Table Mountain Vineyards)を予約しましょう。ここのワインは 100 % ワイオミング州産の材料とワイオミング州の冬の寒さをものともしない耐寒性にとても優れたブドウでできています。
ジレットにあるビッグ・ロスト・ミーダリー・アンド・ブルワリーの手作り蜂蜜酒の試飲
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スイーツ:チョコレート
お土産に、1956 年からキャスパーで家族経営しているドネルズキャンディーズ(Donells Candies)の手作りトリュフはいかがでしょうか。
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体験:山の食事
ワイオミング州らしい体験をするなら、ハンティング、釣り、カウボーイのキャンプファイヤーができる本場の観光牧場に滞在するのが一番です。ジャクソンの近くのグロス・ベンチャー・リバー・ランチ(Gros Ventre River Ranch)では、ティトン山脈(Teton Mountains)の絶景とともに屋外での調理を楽しむことができます。荒野でのアウトドアスポーツをご希望なら、ビッグホーン山脈(Bighorn Mountains)のふもとのバッファローに位置するフォルデッド・ヒルズ・ランチ(Folded Hills Ranch)で宿泊と食事とともにハンティングやフライフィッシングを予約しましょう。
ティトンカウンティでのマス釣り
開拓者の料理「カウボーイ料理」
アメリカ西部の代表的な料理を味わい本格的な西部の味をお楽しみください。
*チャックワゴンはまさに西部の象徴です。その独特なたたずまいからは、荒野の新天地へ向かうカウボーイたちの姿が目に浮かびます。 西部のいたるところにある観光牧場やチャック・ワゴン・ディナーでその歴史の中に身をおくことができます。
*チャックワゴンとは、幌馬車(炊事用の)のこと。
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「カウボーイ料理」
チャック・ワゴン・ディナーはダッチオーブンや焚火の直火で調理した料理が出される屋外ビュッフェで地域によって若干の違いがあります。料理は栄養満点ですがシンプルです。炭火だけでミディアムレアに焼いたリブアイステーキ、直火でじっくり焼き上げたバーベキューソースの照り焼きチキン、酢と黒砂糖で作った甘酸っぱいタレに漬けた、ベーコン、タマネギ、ニンニクがいっぱいの豆の煮物などが楽しめます。
牛肉、ジャガイモ、ニンジンがごろごろ入ったチリ味がベースのトマトシチューや、甘くて軟らかいトウモロコシの溶かしバターがけ、素朴なアップルソース、スパイスたっぷりのケーキ、そして甘いフルーツコブラーもお試しください。 夕食のベルが鳴ってお皿が山盛りになるのを待っているだけでよいのです。
現在、観光牧場で食べられる料理のほとんどはチャックワゴンの伝統に基づいたものです。 カウボーイディナーの楽しみといえば、山道やワゴンでドライブしたり、キャンプファイヤーを囲んでカウボーイたちと歌声をかわすことなどがあげられますが、これも同じ伝統から来ています。 しかし西部の開拓者精神を最も力強くかきたてるのは、黄金のヤマヨモギ、ポプラの木立、峡谷、ロッキー山脈、そしてどこまでも広い空といった風景そのものです。
チャックワゴンディナーの大部分は季節限定で、通常は夏と初秋です。 ディナーだけを楽しむ観光客もいますが、ほとんどはワーキングゲストとして「デュードランチ」と呼ばれる牧場に一泊または複数泊していきます。カウボーイディナーは古きよき西部の体験の一部に過ぎません。 観光客のニーズに応じた様々な牧場ステイプランがあり、フライフィッシング、急流ラフティング、乗馬、カウボーイ体験、スパトリートメント、そして牧場の風景をながめながらのおいしい食事などが楽しめます。お腹一杯になること間違いなしです。チャック・ワゴン・ディナーでは、カウボーイや牧場主が、鉄製の小鍋を直火に当てて調理する様子を楽しめます。
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カウボーイのような生活と食を体験
月曜の夜はワイオミング州ムースにあるドーナンズ(Dornan’s)へ行ってみましょう。夕食とミュージシャンたちの即興のライブ、「フーテナニー」が楽しめます。
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年間を通して楽しめる、
スリルを求める人のパラダイスアイダホ州にはアメリカ大陸で最も広範囲にわたる自然保護区域があります。自然保護区域、国立森林、州立公園や地元の公園からは、壮観な滝や地域最高級のマスのいる川、古代の溶岩の流れ、目を見張るような砂丘、自然のままに流れる川、きらめく湖、そびえたつ山々に簡単にアクセスできます。州内の市や町にはロッジやレストラン、食料品店、ガソリンスタンドなどがそろい、アウトドアアクティビティのベースキャンプとして利用することができます。
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必見スポット
アイダホ州南西部の端に位置するボイジーは、地元の人が経営するレストランや地ビール醸造所、ワインのテイスティングルームが数多くあり、アートや文化、エンターテインメントも楽しめる街です。東方面にはケッチャム、サンバレー、スタンレーといったコミュニティがあり、スキーや温泉、フライフィッシングが、美しい景色の中で楽しめます。さらに東へ向かい、クレーターズ・オブ・ザ・ムーン国定公園(Craters of the Moon National Monument)の古代の溶岩原を探検しましょう。アイダホ州東部は数多くの温泉、マスが生息する川、滝がたくさんあるほか冬場はスノーモービルを楽しむ人に人気の旅先です。
ボイジーで過ごす週末
アイダホ州はアラスカ州に次いで山岳地帯が多い州で、その面積は 200 万ヘクタール以上におよびます。
そんな環境から、活気に満ちた都会的なボイジーの街にも山々の景色や生い茂る木々やボイジー川(Boise River)など自然がしっかり溶け込んでいます。 ボイジーは都会の利便性も捨てがたいアウトドア派が休日を楽しむにはぴったりの場所。太陽がまぶしい季節はもちろん雪が降る季節でも充実した時間を過ごせます。
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金曜日の夜
ボイジーはアイダホ州の州都であり同州最大の都市でもあります。ボイジーでなんといっても有名なのは地ビール。なのでまずはダウンタウンの 8 番ストリート(8th Street)にある「 ビタークリークエールハウス(Bittercreek Alehouse)」に足を運びましょう。 おすすめはパティオ席で、ボイジーの街の雰囲気を堪能できます。 もう少し豪勢な気分を味わうなら隣にある「 レッドフェザー(Red Feather)」へ。ボイジーでは、ここをはじめ多くのレストランが地元の食材をふんだんに使ったメニューを提供しています。
ボイジーのダウンタウンの 8 番ストリート
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土曜日の午前
普段とはちょっと違った創造性のあるメニューを朝食に選ぶなら「 ワイルド・ルート・カフェ(Wild Root Cafe) 」を訪れてみてください。ダウンタウンで毎週開催される ボイジー・ファーマーズ・マーケット(Boise Farmers Market) のホームメイド料理もおすすめです。 このマーケットは、11 月初旬から 12 月中旬までは屋内で4 月から 10 月まではダウンタウン中心部の屋外で開催されます。
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土曜日の午後
午後は街を散策。(自転車のほうが便利です。)
ジュリア・デイビス・パーク(Julia Davis Park)という名の公園にある ボイジー動物園(Boise Zoo)に寄りながら、「木々の街」の愛称で知られるボイジーでのサイクリングを満喫です。 科学関連のインタラクティブな展示を体験できる アイダホ・ディスカバリー・センター(Discovery Center of Idaho)や地元や周辺地域の芸術作品を鑑賞できる ボイジー美術館(Boise Art Museum)にも行ってみてください。 9 月の初めに美術館を訪れれば、 アート・イン・ザ・パーク(Art in the Park) という野外フェスティバルを見て歩くこともできます。 散策を終えて自転車をスタンドに返却したら、ピザとビールの名店「ザ・フロント・ドア(The Front Door)」へ。ピザと地ビールで一息つくことをお勧めします。 -
土曜日の夜
長かった 1 日の締めくくりには「 ペンギリーズサルーン(Pengilly’s Saloon)」でライブミュージックを。ここは年代物のユニークな装飾が自慢の店で、古くから地元民に愛されています。 続いてはモダンホテル(Modern Hotel)の人気のバーでクラフトカクテルを味わいながら穏やかなひとときを過ごして頂けます。
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日曜日の午前
レストラン「 フォーク(Fork)」でブランチを楽しみましょう。シンプルな朝食にするなら、受賞歴のあるベーカリー「 ジャンジョーパティスリー(Janjou Patisserie)」をおすすめします。 朝食の後は運動がてら山のふもとのテーブルロック(Table Rock)までハイキングに出かけて、頂上からボイジーの美しい街並みを眺めてみてください。
ボイジーのダウンタウンにあるレストラン「フォーク」(夜の様子)
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日曜日の午後
ボイジーにはワイナリーも増えつつあります。 ダウンタウンにほど近いガーデンシティ(Garden City)という街には、 スプリット・レイル・ワイナリー(Split Rail Winery)、 シンダーワイナリー(Cinder Wines)、 テラヤ・ワイン・カンパニー(Telaya Wine Co.) 、 コイルドワインズ(Coiled Wines)といったワイナリーがありワインを試飲することができます。 メリウェザー・シードル・カンパニー(Meriwether Cider Company) では地元産のシードルを楽しめます。フードトラックがやってきておいしい食事を販売しますのでシードルとご一緒にどうぞ。
ボイジー旧市街地(Old Boise Historic District downtown)を散策しながら、1860 年代のゴールドラッシュの時代から残る建物を見て回るのも楽しいです。 -
日曜日の夜
星が瞬く夜には、アンフィシアターで開催される アイダホ・シェークスピア・フェスティバル(Idaho Shakespeare Festival)で舞台鑑賞を楽しんでください。 ディナーを楽しむなら、自家蒸溜したスピリッツを使ったカクテルを味わいながらパティオから行き交う人びとを眺めることができる「 バーデナイ(Bardenay)」を選ぶのが良いと思います。
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伝説のノースダコタ州を体験
多くの伝説的な部隊がノースダコタ州に足跡を残しました。この地では、ルイス・クラーク探検隊、サカガウィア、ジョージ・カスター、シッティング・ブルが伝説となって息づいています。彼らがずっと前にたどった道を旅してみてください。ルイス&クラーク・トレイル(Lewis & Clark Trail)を進みながら発見隊の探検をたどったり、想像力に身を任せながらセオドア・ルーズベルト国立公園(Theodore Roosevelt National Park)中を歩き回ってみたり。公園のバイソンや野生馬を眺め、第 26 代アメリカ大統領に影響を与えた荒涼たる風景をじっくりご覧ください。現代でも探検や面白いものが好きな人はノースダコタ州の伝説を作り上げているものを見い出すことができます。どこに行っても大満足の食事、地元の感動的な芸術、わくわくするようなイベント、非日常的な風景に出会うことができます。
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ハチミツ
ノースダコタ州が太陽の光がさんさんとふりそそぐ土地であることは、ひまわりの栽培、ハチミツの生産量においてアメリカトップであることで証明されています。
アメリカの西部開拓時代にタイムスリップ
生きた歴史と自然の驚異で形作られたアメリカ西部のサウスダコタ州。その素晴らしさは驚きの連続です。ラシュモア山(Mount Rushmore)では有名な 18 メートルの石の顔に目を見張ることでしょう。クレイジーホース記念碑(Crazy Horse Memorial)では珍しい創作活動が見られます。そして野生動物と岩石層で知られるカスター州立公園(Custer State Park)でサウスダコタ州東部の大平原を歩き回り、バッドランズ国立公園(Badlands National Park)では別世界のような風景の中を散策することができます。この地域初のアメリカ先住民の住人から開拓時代に開かれた西部やその先の地域にいたるまで、サウスダコタ州はエネルギーにあふれ訪れる人を待っています。
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どこまでも続くアメリカの空
ネブラスカはどちらを向いても驚きで満ちあふれています。東側には広大な草原、西側には壮大な崖や峰、間には砂丘など、どこへ行っても素晴らしい景色を堪能できます。 また、この州には豊かな歴史があり、その遺産を巡る機会も数多くあります。 アッシュフォール州立歴史公園の化石層、ルイス・アンド・クラーク・トレイルのほか歴史的な軍事要塞を巡るのもお勧めです。 どこに行っても、あなたがどこの出身でも、いつでも温かい笑顔で歓迎されます。
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ルーベンサンドイッチをオマハで
中西部の州であるネブラスカ州東部の高原にあるこの町が歴史的に発展したことの多くは、1884 年にオマハ・ユニオン・ストックヤード(Omaha Union Stockyards)が開設されたことによります。ここではシカゴのユニオンストックヤードに匹敵するほど非常に多くの牛を解体していました。1955 年にオマハ・ユニオン・ストックヤードは全米で最大の家畜市場となり、1971 年までその座を保持していました。
コーンビーフ、スイスチーズ、ザワークラウト、サウザンド・アイランド・ドレッシングをマーブル柄のライ麦パンに挟んで作られた伝統的なルーベンサンドイッチは、1925 年に、現在はブラックストーンセンター(Blackstone Center)と呼ばれている地区にあるブラックストーンホテル(Blackstone Hotel)でおそらく考案されたとされています。ただ旧ホテルの通りを挟んでほぼ真向いにある クレセント・ムーン・エールハウス(Crescent Moon Alehouse)でもオリジナルレシピに沿った、美味しいブラックストーンルーベン(Blackstone Reuben)が提供されています。クレセントムーン
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アメリカの真ん中に広がる手つかずの自然美
武骨なカウボーイ文化とどこまでも広がるプレーリーが象徴するカンザス州は、昔ながらのアメリカの一端を見せてくれます。「峠の我が家」はカンザス州の州歌の一説です。カンザス州では、本物の家畜牧場に宿泊することができます。質素なものからおしゃれな農場までさまざまな種類があります。カンザス州にはアメリカインディアンの豊かな歴史が残っており、かつてここに住んでいた部族に捧げる博物館があります。この州には今でも 4 つの部族が暮らしています。フリントヒルズでは、広大なトールグラスプレーリーを巡って、この繊細で美しいエコシステムの意義を学ぶことができます。バイソンを見てロデオに参加しましょう。食事の時間も確保しておかなければ。スモークトバーベキュー、カンザス・シティ・ステーキ、フライドチキンや自家製パイなどのなつかしい味はカンザス人の誇りです。
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忘れられない味
さまざまな種類の木材でじっくりスモークし、厚切りトマトを載せてモラス(糖蜜)ベースのソースで食べるカンザス・シティスタイル・バーベキュー。この忘れられない味にどっぷりはまったなら、こんなに人気がある理由もすぐにわかるでしょう。そしてあの有名なカンザスビーフを注文するのもお忘れなく。州内各地のステーキハウスで提供されています。カンザスの人々はもともと親切な人々であり、バーベキュー、フライドチキン、自家製のパイの自分のお気に入りのお店にすぐに喜んで連れて行ってくれます。それらは時には彼らのなつかしい味なのです。直接生産者を訪ね農場で新鮮な作物、牛乳、チーズ、花を買い求めることもできます。カンザス州の料理に関してひとつ覚えておくべきこと。それは「外見にだまされるな」ということです。最高の味は、しばしば幹線道路をはずれたところにある家族経営の地元の人気店で出会えたりするものです。
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食べたいのは端っこ
ブリスケットの*バーントエンズは、以前はレストランで無料で配られていました。「バーントエンズ」とは「焦げた端っこ」という意味ですが、このカリっとした美味しい部分は今ではカンザスシティ地区ではだれもが注文するマストアイテムになっています。
*バーントエンズとは:豚肉のBBQからの端っこ -
特筆すべき小麦の生産量
カンザス州では年間に 330 億*ローフ分のパンの小麦粉が生産されています。これは地球上の人全員に 6 ローフのパンを配れる量です。
*ローフとは:一塊という意味。
自然を愛するあらゆるアウトドア探検家を呼び寄せる場所
300 年以上前にここに定住したダコタインディアンは、当初この土地を「空の色をした水のある場所」を意味する「ミニソタ(minisota)」と名付けました。そして今なおミネソタ州は、雄大な森と美しい大平原、そして州内に点在する青く輝く湖とが織りなす息をのむほど美しい景色で知られています。
ミネソタ・ステート・フェア
アメリカの晩夏は毎年郡や州のフェアが開催される次期です。
動物ショー、カーニバルゲーム、わくわくする乗り物、ちょっとかわったおいしそうな食べ物などさまざまな楽しいものにあふれています。
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ミネソタ州のフェアに並ぶ食べ物
どのフェアもそれぞれ独自の個性がありますがミネソタ・ステート・フェア(Minnesota State Fair)に勝るものはありません。毎年 8 月下旬に開催されるこの祭典ではメディアがこぞって取り上げるようなおいしいものが並びます。甘い綿菓子や揚げたてのコーンドッグのような一般的な食べ物もありますが、業者たちは長年にわたり厳しい審査基準を経たとんでもない新作で競い合ってきました。
500 以上ものさまざまな種類の食べ物が並び、いつもの「ピッツァリト」(ピッツァの具を巻いたブリトー)やメンフィス「タコス」(バナナの薄切りとピーナッツ・バター・ソースのテイタートッツ) などの屋台メニューが登場することでしょう。ミネソタ・ステート・フェアのメンフィス「タコス」
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学べる食のフェア
エルカナ・ワトソンは「アメリカの農業祭の父」と呼ばれています。彼は 1811 年にマサチューセッツ州ピッツフィールドで家畜コンテストを始めました。1841 年にニューヨーク州シラキュースで開催された農業祭では、現在ではお祭りにはなくてはならないコーンドッグと揚げバターが初めて登場しました。
ミネソタ・ステート・フェアは 1859 年に始まりました。ミネソタ州が成立した次の年です。1855 年以来、ミネアポリスから 14 キロメートル離れたファルコンハイツが会場となっています。
現在では食べ物が中心のフェアですが、見たり体験できたりするものもたくさんあります。アメリカ農業教育振興会(Future Farmers of America)や 4-H クラブのさまざまな展示によって、アメリカの農業と牧畜について学べます。トラクター、プラウ、コンバインなどのマシーナリーヒル(Machinery Hill)の農機具の運転席に乗り込み、アメリカ独特の農業について学ぶことができます。ミネソタ・ステート・フェア
ミネソタ・ステート・フェアの大観覧車