California – American gourmet style

The American Gourmet Style

American Gourmet Style

カリフォルニアのFood&Drink

13 / 13の地域料理

Food & Drinkin California

代表的な食べ物
カリフォルニア・ブリトス

カリフォルニア・ロースト・
ビーフ・サンドイッチ

アメリカの野菜・果物・ナッツの全生産高の半分以上がカリフォルニアで収穫されています。その恵まれた気候は農産物を豊かに実らせ、種類も多様です。地理的な位置関係も日本との親密度を深いものにしています。先駆的なカリフォルニアは、コンテンポラリー・アメリカン・クイジーンの祖ともいわれるカリフォルニア・クイジーンを生みだし、各国料理の集大成として、ワインと共に世界の料理界・食品産業をリードしています。

カリフォルニア州の伝統料理Traditional California Cuisine

  • コブサラダ

    レタス、トマト、アボカド、鶏肉など異なる具材を細かく刻んで彩り豊かに盛り付けられれたサラダ。

  • サワードウブレッド

    酵母と乳酸菌の天然酵母を使用して醗酵させた独特の酸味ともちもちとした食感のパン。

  • クラムチャウダー

    貝の身を使用し、クリーミーで濃厚なベースの中に野菜や香草が加えられてたクリームベースのシーフードスープ。

  • チョッピーノ

    新鮮な魚介類や貝類、トマト、ハーブ、スパイスなどを組み合わせて作られ、濃厚で風味豊かなシーフードスープ。

  • カリフォルニアピザ

    薄いクリスピーな生地にアボカド、生野菜、シーフード、チキン、ベリー類など通常のピザには見られない異国風のトッピングをした独自のスタイルのピザ。

  • フレンチディップ

    アメリカのサンドイッチの一種でローストビーフを挟んだパンをオーブンで焼き、その後ビーフブロスに浸して提供されるのが特徴。

  • アボカドトースト

    健康的で栄養満点な朝食や軽食として広く愛されている、トーストしたパンにアボカドをスライスまたはマッシュして乗せたシンプルで美味しい料理。

  • カリフォルニアロール

    蟹の身、アボカド、キュウリなどの具材を内側にし、米を外側に巻いたロール寿司の一つ。

  • フィッシュタコス

    カリフォルニアの海岸地域の影響を受けて洗練されたスタイルが特徴で、タコスの中に魚肉を詰め込んで、新鮮な野菜やソースと一緒に提供するソフトタコス。

ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”

  • 街の楽しみ方 1

    斬新な料理が評判のレストランのうわさのシェフを発見したり、カリフォルニア州でブームのフード・トラック・フェアでおいしいものにありつきましょう。日が暮れたら、ミクソロジストがつくるカクテルを楽しみコンサートや芝居に出かけ、夜通しダンスに夢中になるのもいいかもしれません。

  • 街の楽しみ方 2

    ヨントビルにあるフレンチランドリー(French Laundry)のトーマス・ケラーやロサンゼルスにあるスパーゴ(Spago)のウルフギャング・パックのような、ミシュランの星を獲得しているシェフが考案した料理を味わうのは素晴らしいことです。

  • 主な農作物

    平坦な土地と寒暖の差が激しい気候から様々な食材が育てられています。ぶどう・いちご・オレンジなどの果物類、アーモンド・ピスタチオなどの豆類、トマト、レタス、人参などの野菜や米など。カリフォルニアは様々な食材の宝庫です。

California州

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絵葉書のように美しい世界クラスのグルメが味わえるカリフォルニア州に勝る場所は、そうそうありません。
ノースコースト(North Coast)の産地直送キッチンから、ビッグサーの海辺のレストラン、ロサンゼルスの屋上ラウンジまで、カリフォルニア州は五感すべてに訴えるごちそうが味わえます。北から南まで、カリフォルニア州をまるごと知るためのヒントをご紹介します。

カリフォルニア州の地域で楽しむ「食」“Food” in California’s Regions

  • ノースコーストとメンドシーノ郡

    ハイパーローカルな陸と海の食材に受賞歴のあるビールとワイン — カリフォルニア州のノースコーストでは魅力あふれるさまざまなロケーションで魔法のようなグルメを味わうことができます。とりわけメンドシーノ郡のレストランは眼前に広がる海の景色を眺めながらシーフードが楽しめるとびきりの場所です。サーモン、ビンナガ、ロックコッド、アメリカイチョウガニ、アワビは、そのごちそうのほんの一部に過ぎません。

  • ナパバレーとソノマ郡

    ナパバレーおよびソノマ郡と言えば緑豊かな風景、受賞歴を誇る料理、世界屈指のワインです。ミシュランガイドで星を獲得しているトーマス・ケラーによるプロデュースのザ・フレンチ・ランドリー(The French Laundry)やその近所にあるリーズナブルなブション・ビストロ(Bouchon Bistro)、趣のあるカフェ・ラ・ヘイ(Café La Haye)でこの地域の魅力をたっぷり楽しんでください。

  • シエラネバダ山脈

    シエラネバダ山脈(High Sierra)のまっただなかで食事を楽しみながらレイクタホ(Lake Tahoe)やヨセミテ渓谷(Yosemite Valley)の眺めをぜひ。エルナズ・エルダーベリー・ハウス(Erna’s Elderberry House)は、ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)を出てすぐの場所にある絶好のスポットです。

  • サンタクルーズ

    ダウンタウンの歴史的な建築物のなかで地元のコーヒーロースターとベーカリーを見つけることができます。ディナーにはジョニーズハーバーサイド(Johnny’s Harborside)やクロウズネスト(Crow’s Nest)で新鮮なシーフードと夕日を楽しむのがお勧めです。

    サンタクルーズ防波堤灯台はこの街のスモールクラフト港への玄関口にあります。アルドズ・ハーバー・レストランでイタリア料理のディナーを味わい港に出入りするヨットとモーターボートを眺めて頂くことをおすすめします。

  • サンディエゴ

    太平洋とサンディエゴ湾(San Diego Bay)がその玄関口に広がるサンディエゴでは海辺で食事を楽しめます。エンバーカデロに行くなら、サリーズ・シーフード・オン・ザ・ウォーター(Sally’s Seafood on the Water)とザ・フィッシュ・マーケット(The Fish Market)にもぜひ足を運んでみてください。アイランドプライム(Island Prime)では壁一面に広がる窓と海上のパティオから素晴らしい眺めを満喫できます。

    サーファーとスタンドアップパドルボーダーがサンディエゴのスクリップスピア近くの海に入っていきます。サーファーが波をかき分ける眺めは、海辺で楽しむ食事に花を添えてくれます。

  • ビッグサー

    ビッグサーでは、言葉を失うほどの山と海の眺望が見どころです。そうした絶景を最大限に楽しむなら太平洋を臨むネペンス(Nepenthe)の巨大なデッキでトマトベースのクリーミーな「アンブロジア」ソースのかかったハンバーガーを味わうのはいかがでしょう。もしくは、セコイアに囲まれた場所にある多様性に富んだビッグ・サー・ロードハウス(Big Sur Roadhouse)で、ケイジャンの影響を受けた料理を楽しむのもお勧めです。

    カリフォルニア州道 1 号線沿いにある家族経営のレストラン、ネペンス。ビッグサーの雄大な海岸線を見渡しながらリラックスした気分でランチやディナーを楽しめます。

  • サクラメント

    サクラメントはアメリカの「ファーム・トゥ・テーブル(農地直送)」の首都に選ばれました。環境にやさしく、その多くが川の景色の望める場所にある地元のレストランで食事を楽しんだり美しい眺めのファーマーズマーケットを見て歩くことができます。

  • サンフランシスコ

    サンフランシスコにはおいしい食事と美しい景色が同時に楽しめない場所などないと言っても過言ではありません。にぎやかなマーケットストリート(Market Street)に面したズーニーカフェ(Zuni Café)、ミシュランガイドで星を獲得した実力を誇るミニマルな店内装飾のアトリエクレン(Atelier Crenn)も訪れる価値があります。

  • モントレー郡 /
    緑豊かな農地と絵のように
    美しいワインカントリーへ

    サリナスバレーには受賞歴のあるワイン産地もあり、ここでグラスにワインを注いでくれる人がちょうどそのワインを作った人ということもあります。モントレー湾の沿岸の霧と冷涼な気温がサリナスバレーの温暖な気候と混ざり合い、とりわけピノノワールやシャルドネといったブドウの栽培に最適な条件を生み出しています。サリナスバレーには14 のブドウ園とワイナリー、モントレー郡には 65 のテイスティングルームがあり、この地域はワイン愛好家とその品種を共有するための親密なアプローチに情熱を注いでいます。ソレダッドのラスワインズ(Wrath Wines)はサンタ・ルシア・ハイランズ(Santa Lucia Highlands)の壮大な景色を望むサリナスバレーにあります。このブドウ園ではピノノワールとシャルドネの両方を生産しており、素晴らしい成果を出しています。ツアーやテイスティングは、ほぼ毎週末に開催されています。
    また、オールド・フィッシャーマンズ・グロット(Old Fisherman’s Grotto)で受賞歴のあるクラムチャウダーを食べ、HBO のドラマシリーズ『ビッグ・リトル・ライズ』ではコーヒーショップとして使用された評判のイタリアンレストラン、パルカトラットリア(Paluca Trattoria)で食事をするのもおすすめです。

ソノマ郡

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ワールドクラスのワイナリーから忘れられない景色まで、この北カリフォルニアの宝石には訪れるべき場所がたくさんあります。
ソノマ郡は受賞歴のあるワイン生産地域として最もよく知られています。しかしこの北カリフォルニアの宝石を訪れた人たちにはおいしい食事、記憶に残るアウトドアの冒険、史跡、そして地元の芸術や文化に参加するたくさんの機会など、ワイン以外にも多くの楽しみ方が数多くあります。

ワインカントリーで味わう2つのシンプルな楽しみ方Two Simple Ways to Enjoy Wine Country


  • ツアーやテイスティング

    ソノマ郡には 18 のアメリカのブドウ栽培地域があり、その 425 軒以上のワイナリーでは 60 種類以上のブドウ品種を生産しています。ワインの初心者から専門家、そしてその間にいる人々までそれぞれに合ったテイスティングやツアーを体験することができます。郡全体に点在するワインの造られる渓谷を巡って高級ワイン醸造所からチャーミングな家族経営のワイナリーまでさまざまなワイナリーを訪れることをおすすめします。ケンドルジャクソン・ワイン・エステート&ガーデンズ(Kendall-Jackson Wine Estate & Gardens)で、あるいはセント・フランシス・ワイナリー&ヴィンヤーズ(St. Francis Winery & Vineyards)のコース料理で、ワインと食事の組み合わせについて学ぶこともできます。数十年にわたって有名な監督が所有する風格のあるフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー(Francis Ford Coppola Winery)では映画に関する記念品を見学できます。カリフォルニア州で最も古い高級ワイナリーとして知られるブエナ・ビスタ・ワイナリー(Buena Vista Winery)では、カリフォルニア州のワイン作りの歴史まで学ぶことが可能です。ベンジガー・ファミリー・ワイナリー(Benziger Family Winery)では、トラムに乗ってバイオダイナミックのブドウ園を見学することができます。また、まさに現代のお城のようなレドソン・ワイナリー&ヴィンヤーズ(Ledson Winery & Vineyards)でゴシック様式のアーチや尖塔を散策するのも良いことです。ソノマ郡ではクラフトビール醸造所、蒸留所、シードルハウスも増えてきています。

    サンタローザのセント・フランシス・ワイナリー&ヴィンヤーズの景色とともに楽しむワインと食事


  • ソノマ郡のレストランを発見

    ソノマ郡で素晴らしいワインと料理の組み合わせを楽しめる場所をお探しですか?ソノマ郡は地元の食材を使った受賞歴のあるレストランがあることで知られています。中にはミシュランの星を獲得したレストランもあります。ファーマーズマーケットやフードトラックで軽食を食べたり、受賞歴のあるビストロでゆっくりと食事をしたり。どんなプランであっても新鮮でおいしく、斬新な料理を楽しむことができます。地元のシェフは採れたての有機食材、職人による手作りのチーズ、持続的な方法で生産した食肉、そして新鮮な太平洋のシーフードなど、ソノマ郡の最高の食材を使って舌の肥えたグルメなお客様の味覚を満足させることに情熱を注いでいます。ソノマ郡のレストランの中でこれらが揃ったレストランの 1 つシングルスレッド(SingleThread)では、近くの農場で採れた食材を使用し、ミシュランの 3 つ星と AAA 5 ダイヤモンドの認定を獲得しています。

    ペタルーマのブリュースターズ・ビア・ガーデンでクラフトビールやパブ料理を楽しみます。

アナハイム

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アナハイムで食べることEating in Anaheim

  • 地元の飲食店が並ぶフードホールへ

    アナハイムでは最初やはりディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク(Disney California Adventure Park)へ。パークを満喫した後は、アナハイム・パッキング・ディストリクト(Anaheim Packing District)へ行くのがおすすめです。明るく開放感のあるフードホールには地元の飲食店が並び、ディナーや軽食、デザートが楽しめます。アデャ(Adya)では美味しいインド料理をクレープクープ(Crepe Coop)では日本風のクレープ、ブラックシープ CGB(Black Sheep GCB)では贅沢なグリルド・チーズ・サンドイッチをお試しください。少しの間、BXCR やハンマーバー(Hammer Bar)でビール、ワイン、クラフトカクテル片手にくつろぎ、スタッフドポテト(Stuffed Potato)で決まった夜に行われる生演奏を楽しんで頂くこともできます。

  • アナハイムガーデンウォークへ

    オープンエアのエンターテイメント地区、アナハイムガーデンウォーク(Anaheim GardenWalk)を訪れ生演奏などの特別なイベントをお楽しみ頂くこともできます。ランチは個性的なファイヤー + アイス(Fire + Ice)グリルがおすすめです。プロのグリル職人がお客様の目の前でお好みの料理を好きなだけ調理してくれます。

ロサンゼルス

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カリフォルニア州ロサンゼルスは何世代もの移民たちによって国際的な大都市へと変貌を遂げてきました。多様性あふれるグルメシーンを抱えるこの街では、味覚だけをパスポートにして世界の食を味わうツアーに出かけることができます。

ロサンゼルスで楽しむ世界食べ歩きEnjoy Eating Your Way Around the World in Los Angeles

  • アジア料理

    カリフォルニア州南部のサン・ガブリエル・バレーには、中国国外で最高の名店といわれる中華料理店のいくつかがあります。ディン・タイ・フォン(Din Tai Fung)が米国でその 1 号店を開いたのはロサンゼルスのダウンタウンを少しだけ外れた場所にあるアルカディアで、その小龍包を目当てに数時間待ちの行列ができるのも珍しくありませんでした。現在このレストランはロサンゼルス郡内に 4 軒の支店を構えています。
    日本料理を楽しむなら鮨源(Sushi Gen)でランチの刺身定食を頼むか、つじ田 LA アルチザンヌードル(Tsujita LA Artisan Noodle)で心がホッとする一杯のラーメンを頼むのはいかがでしょうか。コリアタウン(Koreatown)ではパークス BBQ(Park’s BBQ)の本格的な焼肉がお勧めです。パッタイが食べたくなったら6 ブロックにわたるタイタウン(Thai Town)へ向かい、この定番料理に加えてボートヌードルやスパイシーな南タイ料理、またはフュージョン料理を味わいましょう。ベトナムのフォーを味わうならベトナム北部の麺料理を得意とするフォーフィレ(Pho Filet)は外せません。

  • ヨーロッパの料理

    ドイツのストリートフードを楽しむなら、ベルリンカリーヴルスト(Berlin Currywurst)を訪ね地元の人に愛されるカレーケチャップをかけたポークソーセージと外がパリッとしたドイツのファーマーズブレッドを味わいましょう。サイドメニューの手でカットされたドイツ風ポテトフライのために胃袋に余裕を残しておくことをお忘れなく。本格的なナポリ風ピザが食べたいなら、4,500 キログラムの窯が 4 つあるイタリアの聖人にちなんで名づけられたデサノ・ピッツァ・ベイカリー(DeSano Pizza Bakery)へ向かうことをおすすめします。またはダンタナズ(Dan Tana’s)の驚くほどシンプルなボウル一杯のミートボールスパゲッティをじっくりと堪能するのもいいでしょう。スペイン料理を食べたい気分ならラ・パエリア(La Paella)は外せません。タパスやパエリアに加えて、シーフード、チキン、肉類のグリルがおすすめです。

  • メキシコ料理

    絶品のメキシコ料理が食べられる拠点はロサンゼルスにあります。マリスコスジャリスコ(Mariscos Jalisco)によるタコスのフードトラックやラ・アズテカ・トルティーヤ(La Azteca Tortilleria)の具材がぎっしり詰まったチリ・レイェーニョ・ブリトー(chile relleno burrito)、ジェームズ・ビアード財団(James Beard Foundation)に「米国の代表的レストランの 1 つ」として名前を挙げられたオアハカ料理のレストランであるゲラゲッツァ(Guelaguetza)は見逃せません。ロサンゼルスのナイトライフを楽しむならタコスレオ(Tacos Leo)の 1 ドルで味わえるパストールタコスをぜひ。

  • さまざまな国の料理

    エチオピアの伝統的なシチュー、ドロウォット(doro wot)を食べるならリトルエチオピア(Little Ethiopia)のミールズ・バイ・ジェネット(Meals by Genet)がお勧めです。ロサンゼルスのパーシングスクエア(Persian Square)を経由してイランへの旅気分とシェヘラザード(Shaherzad)のケバブを味わったり、ロスバルコネス(Los Balcones)を訪れ生魚を柑橘類と一緒にマリネした本格的なペルーのセビーチェの繊細な風味を楽しんでみませんか。

  • ロサンゼルスの情熱的な魅力を味わうにはウエストハリウッドにあるモンドリアンホテル(Mondrian Hotel)でエレベーターに乗って屋上まで昇り、スカイバー(Skybar)のプール際でカクテルを楽しむのがお勧めです。ザ・ルーフ・オン・ウィルシャー(The Roof on Wilshire)でカクテルや軽食を楽しんでいただくのも良い時間です。

  • 映画La La Land 舞台:グリフィス天文台

サンタクルーズ

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サンフランシスコから南へ約 110 キロメートルのハイウェイ 1 号線沿いに美しい海辺の町サンタクルーズがあります。
北アメリカ大陸のサンタクルーズはサーフィン発祥の地であり、変化に富んだ波が打ち寄せ初心者から経験を積んだ人まで、あらゆるレベルのサーファーが楽しめます。美しい古代のセコイアの森の中を歩いたりアメリカでも特に長い歴史をもつぶどう園を訪れることもできます。地元の農家の人と農業について言葉を交わし、彼らが細心の注意と愛をもって作物を育出ていることがわかりました。

ワイナリーと海辺で楽しむ産地直送の料理Enjoying California Grown Cuisines at the Winery and Seaside

  • サンタクルーズでの
    ワインテイスティング

    山あいにありながら海に近いサンタクルーズの地理的条件が局所気候と土壌を生み、アメリカで最高のワイン用のぶどうの生育に理想の土地となっています。この地域には 80 以上のワイナリーがあり、きわめて独特のピノノワール、カベルネソーヴィニヨンすっきりとしてさわやかなシャルドネを生産しています。
    サンタクルーズ山地(Santa Cruz Mountains)の山の頂上にある家族経営のぶどう園、にぎやかな埠頭やこのエリアの最高のレストランがあるダウンタウンなどワインを味わう環境も様々にそろっています。
    家族経営のワイナリーを訪ねました。そこにでは気持ちのよい屋外の敷地にピクニックベンチがあり、緑豊かなぶどう畑を眺めることができます。サンタクルーズの住民は健康志向でもあります。訪れたワイナリーではワインの中のサルファイトを最小限にとどめています。そしてそのことは彼らのすばらしいワインを飲めばすぐにわかります。

  • ファーマーズマーケットで
    売られている新鮮な農作物

    ダウンタウン・ファーマーズ・マーケット(Downtown Farmers’ Market)を訪れるのはすばらしい体験でした。ほとんどすべてのブースがオーガニックの農産物を並べ、賞を受賞している多くの業者がこれまで食べたことのないようなおいしいものを販売していました。市場を歩き回って桃、りんご、ベリーでも特にジューシーで完熟しているものを試食させてもらいました。オーガニックのざくろをそのまま絞ったジュースも飲んでみましたが、おいしい桃と一緒に思わず買うほどです。
    肉屋や魚屋も店を出しています。ワイン樽を再利用した家具を販売するブースまであります。上質の農作物や食品だけでなく地元のミュージシャンやアーティストにも出会える、ランチのためのすてきな場所もあります。ピザスタンドもあります。市場の新鮮なオーガニックの野菜や肉をトッピングして、煉瓦造りのピザ窯から焼きたてピザを販売しているのです。ダウンタウン・ファーマーズ・マーケットはサンタクルーズ郡の 5 つの市場のひとつです。このすてきなアクティビティをぜひ体験してください。

  • サンタクルーズでの食事

    サンタクルーズはレストランの料理でも健康志向で、生産地直送の新鮮な旬の素材を使ったディナーを提供する店がたくさんあります。特に人気の高いランチスポットであるピクニックバスケット(Picnic Basket)で、海を眺めながらおいしいサラダに舌鼓を打つことができます。ディナーにはやはり人気のダウンタウンのお店アッセンブリー(Assembly)で、おいしいソーセージやハムとチーズの盛り合わせと、さわやかなピノグリージョのワインを。1 日の締めくくりとして完璧な選択です。

    サンタクルーズではすばらしいワインと食事以外にも年間 300 日の晴天日、美しいビーチ、乗馬やゲームもできる無料の木道、列車ツアー、セコイアの森を歩くハイキングとすばらしいことがたくさんあります。家族で休暇を楽しめる魅力あふれる町です。

サンフランシスコ

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北カリフォルニア、中でもサンフランシスコの場合は空港で飛行機を降り、おいしそうな食べ物やユニークなショッピングが目白押しの空港を見てからビクトリア様式の邸宅の中にあるホテルに向かいます。すぐに部屋を飛び出して有名な丘に腰をおろしたとき「この街を好きになれそう」という予感を抱くのです。

サンフランシスコの楽しい街歩きA Pleasant Stroll in San Francisco

  • 食の楽しみ

    サンフランシスコは「食の都」だとよく耳にしていたけれど、正直なところ「大都市なんてだいたいどこでもそうですよね。大都市に行かないとおいしいものは食べられないとでも言うの?」と思っていました。でも実際にサンフランシスコを訪れてわかったのはその評判は本当だということ。サンフランシスコにはおいしいレストランが集まっているというだけではなくさらに上の次元の食の楽しみが待っていました。お気に入りの食事場所は、エンバーカデロにあるフェリー・ビルディング・マーケットプレイス(Ferry Building Marketplace)。手作りチーズのカウガールクリーマリー(Cowgirl Creamery)、繊細なチョコレートのルチェッティコンフェクションズ(Recchiuti Confections)をはじめ、美しい店内に様々な食べ物の屋台が並んでいます。建物いっぱいにワイン、コーヒー、生鮮食品などの店がひしめいています。

    そして、フェリービルディングからそう遠くないフィッシャーマンズワーフ(Fisherman’s Wharf)のブーダン(Boudin)で最高のパンに出会うことができます。フィッシャーマンズワーフにはシーフードレストランがたくさんあって、アメリカイチョウガニのサンドイッチ、シュリンプカクテル、大きなサワードーブレッドの中身をくりぬいたボールに入ったクラムチャウダーなどを味わうことができます。軽く食事をしたり散歩をしたりする以外にもゴールデンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)も見えるし、アルカトラズ(Alcatraz)行きのフェリーも出ているし、アシカのコロニーも見学できるし、とにかく楽しい場所なのです。

  • エキサイティングなナイトライフ

    サンフランシスコの街は、日が沈んだ後も退屈とは無縁です。私たちはまず、アメリカ一のロングランミュージカルをみることもできますし、サンフランシスコ湾の向こう岸の街オークランドにも足を延ばしたら、そこにはさらに満足の行く食事とナイトライフが待っていました。

    サンフランシスコのベイエリア(San Francisco Bay Area)は特徴がいっぱいあって、見どころ、すべきこと、食べるべきものが山ほどあります。言葉で表現するのは難しいのですが、洗練されていて教養があって、国際的でしかもフレンドリー。北カリフォルニアの都会の遊び場に来て、その魅力の理由を実際に体験してみてください。

サンタバーバラ

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サンタバーバラで楽しむ獲れたてのシーフード、ワインテイスティング、フェスティバル。
すべてを味わってみたいという人は、このチェックリストに従ってぜひ行動してください。カリフォルニア州の農作物に敬意を表する美食家にとって最重要のサンタバーバラでの 5 つの美食体験を紹介しています。

サンタバーバラならではの5つの食の体験Five Unique Food Experiences in Santa Barbara


  • その日の獲れたてを注文

    きらめくサンタバーバラ海峡(Santa Barbara Channel)は質の高い魚介類が持続的に獲れるアメリカ有数の漁場です。季節によってその日の漁獲はイセエビ、スポットエビ、カリフォルニアハリバット、ブリ、ビンナガ、メカジキ、パシフィックスナッパー、バラクーダとさまざまです。ウォーターフロントのレストランで食事をしたりサタデイ・フィッシャーマンズ・マーケット(Saturday Fisherman’s Market)で水揚げされたばかりのシーフードを買ったり、ハーバーウェイ(Harbor Way)の沿線にあるサンタ・バーバラ・フィッシュ・マーケット(Santa Barbara Fish Market)で買い物をしたり、それとも船をチャーターして自分で魚を釣り上げるのはいかがでしょうか。

    サンタバーバラ海峡は、質の高い魚介類が持続的に獲れるアメリカ有数の漁場の 1つ 。


  • ワイントレイル巡り

    ワインがお好きならサンタバーバラのワイナリーツアー、ワイン生産業者でのディナー、ワインテイスティングなどのワイン関連のフェスティバルに関心をお持ちだと思います。サンタバーバラ郡の 4 つのワインアペラシオンを巡るだけで忙しいでしょうが、サンタ・リタ・ヒルズ(Santa Rita Hills)でワールドクラスのピノノワールをぜひ味わってください。サンタバーバラのダウンタウンに向かいそこからアーバン・ワイン・トレイル(Urban Wine Trail)のトレッキングに出発するのもよいです。それともサンタ・バーバラ・ワイン・カントリー(Santa Barbara Wine Country)で撮影され、2004 年にアカデミー賞を受賞した「サイドウェイ」で有名になったマイルスとジャックの冒険のルートをたどってみるのも楽しそうです。


  • 農場から食卓に至るまでの冒険を体験

    温暖な気候はサンタバーバラが人気の観光地である大きな要因ですが、農業にとってもきわめて有利です。この地域のトップシェフは幸運にも料理に地元の食材を使えます。敷地内でディナーを提供する地元の農場もいくつかあります。そこでは、ほんの数メートル先で収穫された食材を味わうことができるのです。この地域ではファーマーズマーケットが月曜日を除く毎日開かれ、農作物が山と積まれたスタンドがサンタバーバラ郡のあちこちで店を開きます。


  • バラエティ豊かな味覚を体験

    バーガースタンドから最高級の大規模店までどのレストランも新鮮な地元の食材を使うことを重視しています。サンタバーバラでは、アイスクリーム店でも地元産のフルーツを使っておいしいアイスクリーム、ジェラート、シャーベットを作っています。


  • 地元民にならう楽しみ方

    10 月には 31 日間続くサンタバーバラの飲食と文化の祭典エピキュア.SB(Epicure.SB)をぜひ訪れてください。この 1 ヵ月間続く祭典では、カリフォルニア・アボカド・フェスティバル(California Avocado Festival)、ハーバー&シーフード・フェスティバル(Harbor & Seafood Festival)、カリフォルニア・レモン・フェスティバル(California Lemon Festival)など食に特化した数多くのイベントやフェスティバルが開催されさまざまな体験をすることができます。

    地域の文化や地元の恵みを祝う、毎年恒例の飲食の祭典。

カリフォルニア州

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北から南までカリフォルニア州はさまざまなジャンルの革新的な料理で知られています。
州を代表するレストランとしてはヨントヴィルの素朴な雰囲気のフレンチロンドリー(French Laundry)、バークレーの陽光あふれるシェパニス(Chez Panisse)、ビバリーヒルズのスタイリッシュなスパーゴ(Spago)などが挙げられます。これらのパイオニア的レストランでは、シェフが地元の農家と協力して毎晩メニューを変え、レストランを訪れる人にカリフォルニア州の恵みを提供しているのです。

一歩先へ行く料理Cuisine that Goes One Step Ahead

  • カリフォルニア州ならではの食の影響力

    食材賛歌の旅を続けます。牡蠣で有名なノースコーストのユリーカにあるフンボルト湾(Humboldt Bay)ではカヤック遊びも楽しむことができます。メンドシーノでは珍しいキャンディ・キャップ・マッシュルームやアミガサタケが秋雨に誘われて顔を出す様が見られます。8 月に開かれるパソ・ロブレス・オリーブ・フェスティバル(Paso Robles Olive Festival)にも参加してはいかがでしょうか。

    その他にもさまざまな食材が、シェフをはじめ晴れた朝に観光農園を訪れるビジターを待ちかねています。セントラルバレーのヒルマー・チーズ・カンパニー(Central Valley’s Hilmar Cheese Company)やインディジェニーリザーブ(Indigeny Reserve)といった職人気質の老舗が出店しているファーマーズマーケットでは、ピクニックバスケットがいっぱいになるまで買い物をするピクニック客の姿も見られます。インディジェニーリザーブではソノラの果樹園でハードサイダー(アルコール飲料)を味わうことができます。

    カリフォルニア州の独特な料理がアメリカにおける「エスニック」フードの概念を変えました。シエラネバダの山あいの町々に伝わる「シエララティーノ」のフュージョン料理や州のあちらこちらで見かけるアジアの影響を受けた屋台料理などで、その味を体験できます。食材からは地元の伝統も味わえます。パームスプリングスに近い「世界のナツメヤシの都」でナツメヤシのクリーミーなミルクセーキを飲みバルボアビーチ(Balboa Beach)ではチョコがけのアイスクリームバーにかぶりつくのも楽しみです。

    ユニークな体験をしたい人は農場ツアーや農家ステイがおすすめです。シャスタ郡カスケード地区では、現役のビッグブラフ(Big Bluff)牧場がワイルドな魅力でお客様を惹きつけています。

    カリフォルニア州探訪は食のメッカであるサンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴからぜひ始めてください。3 都市とも発着便の多い国際空港があります。

  • サンフランシスコ

    新鮮な食材。アトリエクレン(Atelier Crenn)、コワ(Coi)、クインス(Quince)などのレストランや、フェリービルディング・マーケットプレイス(Ferry Building Marketplace)でのショッピングがおすすめです。ファラフェルからタコスまで何でもこなすミッション地区のヒップなレストランやどんな食欲も満たしてくれるキッチンカーのイベント、オフ・ザ・グリッド(Off the Grid)にどうぞお出かけください。

  • ロサンゼルス

    セレブなシェフ、エスニックフード。フォーズ・フィリング・ステーション L.A. ライブ(Ford’s Filling Station L.A.LIVE)などのシェフ自らが経営するレストラン。世界各地の味覚を求めるなら、コリアンタウン(Koreatown)のカン・ホ・ドン・ベクチョン(Kang Ho Dong Baekjeong)で焼肉、リトルトーキョー(Little Tokyo)の辻田(Tsujita)でラーメン、エルチョロ(El Cholo)でグリーン・コーン・タマレスを試してみましょう。

  • サンディエゴ

    クラフトビール、シーフード。まずは朝日にきらめくラホヤ湾(La Jolla Cove)を一望に見渡せるブロックトンヴィラ(Brockton Villa)でのブランチ。サンディエゴ湾(San Diego Bay)に沿ってレストランが軒を連ねるダウンタウンでは、カジュアルなランチも楽しめます。ディナーは、対岸のアイランドプライム(Island Prime)かトム・ハムズ・ライトハウス(Tom Ham’s Lighthouse)でぜひ。

    カリフォルニア州の海岸は険しい崖と太平洋岸のビーチが続き、散歩や海辺での食事にぴったりです。

豊かな土地をさらに味わう方法How to Taste More of the Land of Abundance

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  • セントラルバレーを実地体験

    カリフォルニア州の緑豊かなセントラルバレー(Central Valley)はスーパーマーケットそのものです。800 キロメートルに広がる土地で 400 種以上もの農作物が育っています。 多くの活気あるファーマーズマーケットのひとつ、例えば人気のデービス・ファーマーズマーケット(Davis Farmers’ Market)を訪れて食べるお土産を手に入れてはいかがでしょうか。 自転車に乗って回ると楽しい人々に出会えるかもしれません。 さらに地域に密着した体験をしたいなら自分で収穫できる農場を訪れて、新鮮度抜群のベリー類、果物、野菜などでかごをいっぱいにするのも一案です。

  • ワインカントリーを味見

    カリフォルニア州は世界最大のワイン生産地のひとつでアメリカのワイン全体の約 90 %がここで作られています。 そのため、テイスティングしたりワインについて学んだりするにはこの場所は上級者にも初心者にも最適です。 150 以上ものワイナリーがあるメンドシーノ郡とソノマ郡の間をうねるワインロード(Wine Road)に沿ってワイナリー巡りをぜひ。 ナパバレー(Napa Valley)にある田園地帯の風光明媚なルート、シルバラードトレイル(Silverado Trail)には素晴らしいワイナリーが点在しています。 ヒールスバーグのダウンタウンを散歩すればテイスティングルームが数十軒も見つかります。 歴史あるブドウのジンファンデルで知られるシエラフットヒルズにあるゴールドカントリーも訪れてみてください。 移動距離が少なく新興のエリアでは、セントラルバレーのマデラ・ワイントレイル(Madera Wine Trail)がお勧めです。

  • とびきりのシーフードと眺望

    1300 キロにのびるカリフォルニア州沿岸で、その日に捕れたシーフードを味わいながら見る美しい夕日に勝るものはありません。 オーシャンサイドではハローベティフィッシュハウス(Hello Betty Fish House)の屋上パティオからビーチフロントの景色を楽しみながら、セヴィーチェやフィッシュタコスなどのカジュアルな料理に舌鼓を打つことができます。 サンタモニカの息を呑むように美しいカサデルマールホテル(Casa Del Mar hotel)では壁いっぱいの窓から海を望むレストラン「キャッチ(Catch)」で牡蠣や焼き魚をいただきます。 また、サンフランシスコの活気に満ちたエンバカデロセンター(Embarcadero Center)に落ち着いて元気な人たちの人間観察も楽しいかもしれません。 サリーズ・シーフード・オン・ザ・ウォーター(Sally’s Seafood on the Water)とザ・フィッシュ・マーケット(The Fish Market.)にもぜひ足を運んでみてください。

  • 豊かな土地を祝うお祭り

    カリフォルニア州にはその豊かさを祝うお祭りがたくさんあります。 州のあちこちで毎年数百にも及ぶ食べ物のお祭りが開かれ、アーティチョークからズッキーニまですべてが揃っています。 ロサンゼルス・フード&ワイン・フェスティバル(Los Angeles Food & Wine Festival)では最高峰のシェフたちと楽しい時間を過ごしていただくことができます。 リバーサイドカウンティフェア&デートフェスティバル(Riverside County Fair & Date Festival)では地元の人々との交流を楽しめます。 サンディエゴ国際ビール祭り(San Diego International Beer Festival)でその数 400 種類にものぼる醸造ビールを味見していただくこともおすすめします。 テメキュラバレーバルーン&ワインフェスティバル(Temecula Valley Balloon & Wine Festival)では賞に輝いたワインを飲みながら空に鮮やかに浮かぶ熱気球を眺めることができます。

    伝統的なものから独自に醸造したものまで、サンディエゴ国際ビール祭り(San Diego International Beer)であらゆる種類のビールを試飲しましょう。

American Gourmet Style

カリフォルニアのFood&Drink

13 / 13の地域料理

Food & Drinkin California

アメリカの野菜・果物・ナッツの全生産高の半分以上がカリフォルニアで収穫されています。その恵まれた気候は農産物を豊かに実らせ、種類も多様です。地理的な位置関係も日本との親密度を深いものにしています。先駆的なカリフォルニアは、コンテンポラリー・アメリカン・クイジーンの祖ともいわれるカリフォルニア・クイジーンを生みだし、各国料理の集大成として、ワインと共に世界の料理界・食品産業をリードしています。

代表的な食べ物
カリフォルニア・ブリトス

カリフォルニア・ロースト・
ビーフ・サンドイッチ

カリフォルニア州California

Food & Drinkin California

主な都市

Sacramento / サクラメント[州都]
San Francisco / サンフランシスコ
San Jose / サンノゼ
Los Angeles / ロサンゼルス
San Diego / サンディエゴ
Anaheim / アナハイム


カリフォルニア州の伝統料理Traditional California Cuisine

  • コブサラダ

    レタス、トマト、アボカド、鶏肉など異なる具材を細かく刻んで彩り豊かに盛り付けられれたサラダ。

  • フレンチディップ

    アメリカのサンドイッチの一種でローストビーフを挟んだパンをオーブンで焼き、その後ビーフブロスに浸して提供されるのが特徴。

  • サワードウブレッド

    酵母と乳酸菌の天然酵母を使用して醗酵させた独特の酸味ともちもちとした食感のパン。

  • アボカドトースト

    健康的で栄養満点な朝食や軽食として広く愛されている、トーストしたパンにアボカドをスライスまたはマッシュして乗せたシンプルで美味しい料理。

  • クラムチャウダー

    貝の身を使用し、クリーミーで濃厚なベースの中に野菜や香草が加えられてたクリームベースのシーフードスープ。

  • チョッピーノ

    新鮮な魚介類や貝類、トマト、ハーブ、スパイスなどを組み合わせて作られ、濃厚で風味豊かなシーフードスープ。

  • カリフォルニアロール

    蟹の身、アボカド、キュウリなどの具材を内側にし、米を外側に巻いたロール寿司の一つ。

  • カリフォルニアピザ

    薄いクリスピーな生地にアボカド、生野菜、シーフード、チキン、ベリー類など通常のピザには見られない異国風のトッピングをした独自のスタイルのピザ。

  • フィッシュタコス

    カリフォルニアの海岸地域の影響を受けて洗練されたスタイルが特徴で、タコスの中に魚肉を詰め込んで、新鮮な野菜やソースと一緒に提供するソフトタコス。

ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”

  • 街の楽しみ方 1

    斬新な料理が評判のレストランのうわさのシェフを発見したり、カリフォルニア州でブームのフード・トラック・フェアでおいしいものにありつきましょう。日が暮れたら、ミクソロジストがつくるカクテルを楽しみコンサートや芝居に出かけ、夜通しダンスに夢中になるのもいいかもしれません。

  • 街の楽しみ方 2

    ヨントビルにあるフレンチランドリー(French Laundry)のトーマス・ケラーやロサンゼルスにあるスパーゴ(Spago)のウルフギャング・パックのような、ミシュランの星を獲得しているシェフが考案した料理を味わうのは素晴らしいことです。

  • 主な農作物

    平坦な土地と寒暖の差が激しい気候から様々な食材が育てられています。ぶどう・いちご・オレンジなどの果物類、アーモンド・ピスタチオなどの豆類、トマト、レタス、人参などの野菜や米など。カリフォルニアは様々な食材の宝庫です。

California州

Food & Drinkin California

絵葉書のように美しい世界クラスのグルメが味わえるカリフォルニア州に勝る場所は、そうそうありません。
ノースコースト(North Coast)の産地直送キッチンから、ビッグサーの海辺のレストラン、ロサンゼルスの屋上ラウンジまで、カリフォルニア州は五感すべてに訴えるごちそうが味わえます。北から南まで、カリフォルニア州をまるごと知るためのヒントをご紹介します。

カリフォルニア州の地域で楽しむ「食」“Food” in California’s Regions

  • ノースコーストとメンドシーノ郡

    ハイパーローカルな陸と海の食材に受賞歴のあるビールとワイン — カリフォルニア州のノースコーストでは魅力あふれるさまざまなロケーションで魔法のようなグルメを味わうことができます。とりわけメンドシーノ郡のレストランは眼前に広がる海の景色を眺めながらシーフードが楽しめるとびきりの場所です。サーモン、ビンナガ、ロックコッド、アメリカイチョウガニ、アワビは、そのごちそうのほんの一部に過ぎません。

  • サンディエゴ

    太平洋とサンディエゴ湾(San Diego Bay)がその玄関口に広がるサンディエゴでは海辺で食事を楽しめます。エンバーカデロに行くなら、サリーズ・シーフード・オン・ザ・ウォーター(Sally’s Seafood on the Water)とザ・フィッシュ・マーケット(The Fish Market)にもぜひ足を運んでみてください。アイランドプライム(Island Prime)では壁一面に広がる窓と海上のパティオから素晴らしい眺めを満喫できます。

    サーファーとスタンドアップパドルボーダーがサンディエゴのスクリップスピア近くの海に入っていきます。サーファーが波をかき分ける眺めは、海辺で楽しむ食事に花を添えてくれます。

  • サクラメント

    サクラメントはアメリカの「ファーム・トゥ・テーブル(農地直送)」の首都に選ばれました。環境にやさしく、その多くが川の景色の望める場所にある地元のレストランで食事を楽しんだり美しい眺めのファーマーズマーケットを見て歩くことができます。

  • ナパバレーとソノマ郡

    ナパバレーおよびソノマ郡と言えば緑豊かな風景、受賞歴を誇る料理、世界屈指のワインです。ミシュランガイドで星を獲得しているトーマス・ケラーによるプロデュースのザ・フレンチ・ランドリー(The French Laundry)やその近所にあるリーズナブルなブション・ビストロ(Bouchon Bistro)、趣のあるカフェ・ラ・ヘイ(Café La Haye)でこの地域の魅力をたっぷり楽しんでください。

  • サンフランシスコ

    サンフランシスコにはおいしい食事と美しい景色が同時に楽しめない場所などないと言っても過言ではありません。にぎやかなマーケットストリート(Market Street)に面したズーニーカフェ(Zuni Café)、ミシュランガイドで星を獲得した実力を誇るミニマルな店内装飾のアトリエクレン(Atelier Crenn)も訪れる価値があります。

  • シエラネバダ山脈

    シエラネバダ山脈(High Sierra)のまっただなかで食事を楽しみながらレイクタホ(Lake Tahoe)やヨセミテ渓谷(Yosemite Valley)の眺めをぜひ。エルナズ・エルダーベリー・ハウス(Erna’s Elderberry House)は、ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)を出てすぐの場所にある絶好のスポットです。

  • ビッグサー

    ビッグサーでは、言葉を失うほどの山と海の眺望が見どころです。そうした絶景を最大限に楽しむなら太平洋を臨むネペンス(Nepenthe)の巨大なデッキでトマトベースのクリーミーな「アンブロジア」ソースのかかったハンバーガーを味わうのはいかがでしょう。もしくは、セコイアに囲まれた場所にある多様性に富んだビッグ・サー・ロードハウス(Big Sur Roadhouse)で、ケイジャンの影響を受けた料理を楽しむのもお勧めです。

    カリフォルニア州道 1 号線沿いにある家族経営のレストラン、ネペンス。ビッグサーの雄大な海岸線を見渡しながらリラックスした気分でランチやディナーを楽しめます。

  • モントレー郡 / 緑豊かな農地と
    絵のように美しいワインカントリーへ

    サリナスバレーには受賞歴のあるワイン産地もあり、ここでグラスにワインを注いでくれる人がちょうどそのワインを作った人ということもあります。モントレー湾の沿岸の霧と冷涼な気温がサリナスバレーの温暖な気候と混ざり合い、とりわけピノノワールやシャルドネといったブドウの栽培に最適な条件を生み出しています。サリナスバレーには14 のブドウ園とワイナリー、モントレー郡には 65 のテイスティングルームがあり、この地域はワイン愛好家とその品種を共有するための親密なアプローチに情熱を注いでいます。ソレダッドのラスワインズ(Wrath Wines)はサンタ・ルシア・ハイランズ(Santa Lucia Highlands)の壮大な景色を望むサリナスバレーにあります。このブドウ園ではピノノワールとシャルドネの両方を生産しており、素晴らしい成果を出しています。ツアーやテイスティングは、ほぼ毎週末に開催されています。
    また、オールド・フィッシャーマンズ・グロット(Old Fisherman’s Grotto)で受賞歴のあるクラムチャウダーを食べ、HBO のドラマシリーズ『ビッグ・リトル・ライズ』ではコーヒーショップとして使用された評判のイタリアンレストラン、パルカトラットリア(Paluca Trattoria)で食事をするのもおすすめです。

  • サンタクルーズ

    ダウンタウンの歴史的な建築物のなかで地元のコーヒーロースターとベーカリーを見つけることができます。ディナーにはジョニーズハーバーサイド(Johnny’s Harborside)やクロウズネスト(Crow’s Nest)で新鮮なシーフードと夕日を楽しむのがお勧めです。

    サンタクルーズ防波堤灯台はこの街のスモールクラフト港への玄関口にあります。アルドズ・ハーバー・レストランでイタリア料理のディナーを味わい港に出入りするヨットとモーターボートを眺めて頂くことをおすすめします。

ソノマ郡

Food & Drinkin California

ワールドクラスのワイナリーから忘れられない景色まで、この北カリフォルニアの宝石には訪れるべき場所がたくさんあります。
ソノマ郡は受賞歴のあるワイン生産地域として最もよく知られています。しかしこの北カリフォルニアの宝石を訪れた人たちにはおいしい食事、記憶に残るアウトドアの冒険、史跡、そして地元の芸術や文化に参加するたくさんの機会など、ワイン以外にも多くの楽しみ方が数多くあります。

ワインカントリーで味わう
2つのシンプルな楽しみ方Two Simple Ways to Enjoy Wine Country


  • ツアーやテイスティング

    ソノマ郡には 18 のアメリカのブドウ栽培地域があり、その 425 軒以上のワイナリーでは 60 種類以上のブドウ品種を生産しています。ワインの初心者から専門家、そしてその間にいる人々までそれぞれに合ったテイスティングやツアーを体験することができます。郡全体に点在するワインの造られる渓谷を巡って高級ワイン醸造所からチャーミングな家族経営のワイナリーまでさまざまなワイナリーを訪れることをおすすめします。ケンドルジャクソン・ワイン・エステート&ガーデンズ(Kendall-Jackson Wine Estate & Gardens)で、あるいはセント・フランシス・ワイナリー&ヴィンヤーズ(St. Francis Winery & Vineyards)のコース料理で、ワインと食事の組み合わせについて学ぶこともできます。数十年にわたって有名な監督が所有する風格のあるフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー(Francis Ford Coppola Winery)では映画に関する記念品を見学できます。カリフォルニア州で最も古い高級ワイナリーとして知られるブエナ・ビスタ・ワイナリー(Buena Vista Winery)では、カリフォルニア州のワイン作りの歴史まで学ぶことが可能です。ベンジガー・ファミリー・ワイナリー(Benziger Family Winery)では、トラムに乗ってバイオダイナミックのブドウ園を見学することができます。また、まさに現代のお城のようなレドソン・ワイナリー&ヴィンヤーズ(Ledson Winery & Vineyards)でゴシック様式のアーチや尖塔を散策するのも良いことです。ソノマ郡ではクラフトビール醸造所、蒸留所、シードルハウスも増えてきています。

    サンタローザのセント・フランシス・ワイナリー&ヴィンヤーズの景色とともに楽しむワインと食事


  • ソノマ郡のレストランを発見

    ソノマ郡で素晴らしいワインと料理の組み合わせを楽しめる場所をお探しですか?ソノマ郡は地元の食材を使った受賞歴のあるレストランがあることで知られています。中にはミシュランの星を獲得したレストランもあります。ファーマーズマーケットやフードトラックで軽食を食べたり、受賞歴のあるビストロでゆっくりと食事をしたり。どんなプランであっても新鮮でおいしく、斬新な料理を楽しむことができます。地元のシェフは採れたての有機食材、職人による手作りのチーズ、持続的な方法で生産した食肉、そして新鮮な太平洋のシーフードなど、ソノマ郡の最高の食材を使って舌の肥えたグルメなお客様の味覚を満足させることに情熱を注いでいます。ソノマ郡のレストランの中でこれらが揃ったレストランの 1 つシングルスレッド(SingleThread)では、近くの農場で採れた食材を使用し、ミシュランの 3 つ星と AAA 5 ダイヤモンドの認定を獲得しています。

    ペタルーマのブリュースターズ・ビア・ガーデンでクラフトビールやパブ料理を楽しみます。

アナハイム

Food & Drinkin California

アナハイムで食べることEating in Anaheim

  • 地元の飲食店が並ぶフードホールへ

    アナハイムでは最初やはりディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク(Disney California Adventure Park)へ。パークを満喫した後は、アナハイム・パッキング・ディストリクト(Anaheim Packing District)へ行くのがおすすめです。明るく開放感のあるフードホールには地元の飲食店が並び、ディナーや軽食、デザートが楽しめます。アデャ(Adya)では美味しいインド料理をクレープクープ(Crepe Coop)では日本風のクレープ、ブラックシープ CGB(Black Sheep GCB)では贅沢なグリルド・チーズ・サンドイッチをお試しください。少しの間、BXCR やハンマーバー(Hammer Bar)でビール、ワイン、クラフトカクテル片手にくつろぎ、スタッフドポテト(Stuffed Potato)で決まった夜に行われる生演奏を楽しんで頂くこともできます。

  • アナハイムガーデンウォークへ

    オープンエアのエンターテイメント地区、アナハイムガーデンウォーク(Anaheim GardenWalk)を訪れ生演奏などの特別なイベントをお楽しみ頂くこともできます。ランチは個性的なファイヤー + アイス(Fire + Ice)グリルがおすすめです。プロのグリル職人がお客様の目の前でお好みの料理を好きなだけ調理してくれます。

ロサンゼルス

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カリフォルニア州ロサンゼルスは何世代もの移民たちによって国際的な大都市へと変貌を遂げてきました。多様性あふれるグルメシーンを抱えるこの街では、味覚だけをパスポートにして世界の食を味わうツアーに出かけることができます。

ロサンゼルスで楽しむ世界食べ歩きEnjoy Eating Your Way Around the World in Los Angeles

  • アジア料理

    カリフォルニア州南部のサン・ガブリエル・バレーには、中国国外で最高の名店といわれる中華料理店のいくつかがあります。ディン・タイ・フォン(Din Tai Fung)が米国でその 1 号店を開いたのはロサンゼルスのダウンタウンを少しだけ外れた場所にあるアルカディアで、その小龍包を目当てに数時間待ちの行列ができるのも珍しくありませんでした。現在このレストランはロサンゼルス郡内に 4 軒の支店を構えています。
    日本料理を楽しむなら鮨源(Sushi Gen)でランチの刺身定食を頼むか、つじ田 LA アルチザンヌードル(Tsujita LA Artisan Noodle)で心がホッとする一杯のラーメンを頼むのはいかがでしょうか。コリアタウン(Koreatown)ではパークス BBQ(Park’s BBQ)の本格的な焼肉がお勧めです。パッタイが食べたくなったら6 ブロックにわたるタイタウン(Thai Town)へ向かい、この定番料理に加えてボートヌードルやスパイシーな南タイ料理、またはフュージョン料理を味わいましょう。ベトナムのフォーを味わうならベトナム北部の麺料理を得意とするフォーフィレ(Pho Filet)は外せません。

  • ヨーロッパの料理

    ドイツのストリートフードを楽しむなら、ベルリンカリーヴルスト(Berlin Currywurst)を訪ね地元の人に愛されるカレーケチャップをかけたポークソーセージと外がパリッとしたドイツのファーマーズブレッドを味わいましょう。サイドメニューの手でカットされたドイツ風ポテトフライのために胃袋に余裕を残しておくことをお忘れなく。本格的なナポリ風ピザが食べたいなら、4,500 キログラムの窯が 4 つあるイタリアの聖人にちなんで名づけられたデサノ・ピッツァ・ベイカリー(DeSano Pizza Bakery)へ向かうことをおすすめします。またはダンタナズ(Dan Tana’s)の驚くほどシンプルなボウル一杯のミートボールスパゲッティをじっくりと堪能するのもいいでしょう。スペイン料理を食べたい気分ならラ・パエリア(La Paella)は外せません。タパスやパエリアに加えて、シーフード、チキン、肉類のグリルがおすすめです。

  • メキシコ料理

    絶品のメキシコ料理が食べられる拠点はロサンゼルスにあります。マリスコスジャリスコ(Mariscos Jalisco)によるタコスのフードトラックやラ・アズテカ・トルティーヤ(La Azteca Tortilleria)の具材がぎっしり詰まったチリ・レイェーニョ・ブリトー(chile relleno burrito)、ジェームズ・ビアード財団(James Beard Foundation)に「米国の代表的レストランの 1 つ」として名前を挙げられたオアハカ料理のレストランであるゲラゲッツァ(Guelaguetza)は見逃せません。ロサンゼルスのナイトライフを楽しむならタコスレオ(Tacos Leo)の 1 ドルで味わえるパストールタコスをぜひ。

  • さまざまな国の料理

    エチオピアの伝統的なシチュー、ドロウォット(doro wot)を食べるならリトルエチオピア(Little Ethiopia)のミールズ・バイ・ジェネット(Meals by Genet)がお勧めです。ロサンゼルスのパーシングスクエア(Persian Square)を経由してイランへの旅気分とシェヘラザード(Shaherzad)のケバブを味わったり、ロスバルコネス(Los Balcones)を訪れ生魚を柑橘類と一緒にマリネした本格的なペルーのセビーチェの繊細な風味を楽しんでみませんか。

  • ロサンゼルスの情熱的な魅力を味わうにはウエストハリウッドにあるモンドリアンホテル(Mondrian Hotel)でエレベーターに乗って屋上まで昇り、スカイバー(Skybar)のプール際でカクテルを楽しむのがお勧めです。ザ・ルーフ・オン・ウィルシャー(The Roof on Wilshire)でカクテルや軽食を楽しんでいただくのも良い時間です。

    映画La La Land 舞台:グリフィス天文台

サンタクルーズ

Food & Drinkin California

サンフランシスコから南へ約 110 キロメートルのハイウェイ 1 号線沿いに美しい海辺の町サンタクルーズがあります。
北アメリカ大陸のサンタクルーズはサーフィン発祥の地であり、変化に富んだ波が打ち寄せ初心者から経験を積んだ人まで、あらゆるレベルのサーファーが楽しめます。美しい古代のセコイアの森の中を歩いたりアメリカでも特に長い歴史をもつぶどう園を訪れることもできます。地元の農家の人と農業について言葉を交わし、彼らが細心の注意と愛をもって作物を育出ていることがわかりました。

ワイナリーと海辺で楽しむ産地直送の料理Enjoying California Grown Cuisines at the Winery and Seaside

  • サンタクルーズでのワインテイスティング

    山あいにありながら海に近いサンタクルーズの地理的条件が局所気候と土壌を生み、アメリカで最高のワイン用のぶどうの生育に理想の土地となっています。この地域には 80 以上のワイナリーがあり、きわめて独特のピノノワール、カベルネソーヴィニヨンすっきりとしてさわやかなシャルドネを生産しています。
    サンタクルーズ山地(Santa Cruz Mountains)の山の頂上にある家族経営のぶどう園、にぎやかな埠頭やこのエリアの最高のレストランがあるダウンタウンなどワインを味わう環境も様々にそろっています。
    家族経営のワイナリーを訪ねました。そこにでは気持ちのよい屋外の敷地にピクニックベンチがあり、緑豊かなぶどう畑を眺めることができます。サンタクルーズの住民は健康志向でもあります。訪れたワイナリーではワインの中のサルファイトを最小限にとどめています。そしてそのことは彼らのすばらしいワインを飲めばすぐにわかります。

  • ファーマーズマーケットで売られている新鮮な農作物

    ダウンタウン・ファーマーズ・マーケット(Downtown Farmers’ Market)を訪れるのはすばらしい体験でした。ほとんどすべてのブースがオーガニックの農産物を並べ、賞を受賞している多くの業者がこれまで食べたことのないようなおいしいものを販売していました。市場を歩き回って桃、りんご、ベリーでも特にジューシーで完熟しているものを試食させてもらいました。オーガニックのざくろをそのまま絞ったジュースも飲んでみましたが、おいしい桃と一緒に思わず買うほどです。
    肉屋や魚屋も店を出しています。ワイン樽を再利用した家具を販売するブースまであります。上質の農作物や食品だけでなく地元のミュージシャンやアーティストにも出会える、ランチのためのすてきな場所もあります。ピザスタンドもあります。市場の新鮮なオーガニックの野菜や肉をトッピングして、煉瓦造りのピザ窯から焼きたてピザを販売しているのです。ダウンタウン・ファーマーズ・マーケットはサンタクルーズ郡の 5 つの市場のひとつです。このすてきなアクティビティをぜひ体験してください。

  • サンタクルーズでの食事

    サンタクルーズはレストランの料理でも健康志向で、生産地直送の新鮮な旬の素材を使ったディナーを提供する店がたくさんあります。特に人気の高いランチスポットであるピクニックバスケット(Picnic Basket)で、海を眺めながらおいしいサラダに舌鼓を打つことができます。ディナーにはやはり人気のダウンタウンのお店アッセンブリー(Assembly)で、おいしいソーセージやハムとチーズの盛り合わせと、さわやかなピノグリージョのワインを。1 日の締めくくりとして完璧な選択です。

    サンタクルーズではすばらしいワインと食事以外にも年間 300 日の晴天日、美しいビーチ、乗馬やゲームもできる無料の木道、列車ツアー、セコイアの森を歩くハイキングとすばらしいことがたくさんあります。家族で休暇を楽しめる魅力あふれる町です。

サンフランシスコ

Food & Drinkin California

北カリフォルニア、中でもサンフランシスコの場合は空港で飛行機を降り、おいしそうな食べ物やユニークなショッピングが目白押しの空港を見てからビクトリア様式の邸宅の中にあるホテルに向かいます。すぐに部屋を飛び出して有名な丘に腰をおろしたとき「この街を好きになれそう」という予感を抱くのです。

サンフランシスコの楽しい街歩きA Pleasant Stroll in San Francisco

  • 食の楽しみ

    サンフランシスコは「食の都」だとよく耳にしていたけれど、正直なところ「大都市なんてだいたいどこでもそうですよね。大都市に行かないとおいしいものは食べられないとでも言うの?」と思っていました。でも実際にサンフランシスコを訪れてわかったのはその評判は本当だということ。サンフランシスコにはおいしいレストランが集まっているというだけではなくさらに上の次元の食の楽しみが待っていました。お気に入りの食事場所は、エンバーカデロにあるフェリー・ビルディング・マーケットプレイス(Ferry Building Marketplace)。手作りチーズのカウガールクリーマリー(Cowgirl Creamery)、繊細なチョコレートのルチェッティコンフェクションズ(Recchiuti Confections)をはじめ、美しい店内に様々な食べ物の屋台が並んでいます。建物いっぱいにワイン、コーヒー、生鮮食品などの店がひしめいています。

    そして、フェリービルディングからそう遠くないフィッシャーマンズワーフ(Fisherman’s Wharf)のブーダン(Boudin)で最高のパンに出会うことができます。フィッシャーマンズワーフにはシーフードレストランがたくさんあって、アメリカイチョウガニのサンドイッチ、シュリンプカクテル、大きなサワードーブレッドの中身をくりぬいたボールに入ったクラムチャウダーなどを味わうことができます。軽く食事をしたり散歩をしたりする以外にもゴールデンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)も見えるし、アルカトラズ(Alcatraz)行きのフェリーも出ているし、アシカのコロニーも見学できるし、とにかく楽しい場所なのです。

  • エキサイティングなナイトライフ

    サンフランシスコの街は、日が沈んだ後も退屈とは無縁です。私たちはまず、アメリカ一のロングランミュージカルをみることもできますし、サンフランシスコ湾の向こう岸の街オークランドにも足を延ばしたら、そこにはさらに満足の行く食事とナイトライフが待っていました。

    サンフランシスコのベイエリア(San Francisco Bay Area)は特徴がいっぱいあって、見どころ、すべきこと、食べるべきものが山ほどあります。言葉で表現するのは難しいのですが、洗練されていて教養があって、国際的でしかもフレンドリー。北カリフォルニアの都会の遊び場に来て、その魅力の理由を実際に体験してみてください。

サンタバーバラ

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サンタバーバラで楽しむ獲れたてのシーフード、ワインテイスティング、フェスティバル。
すべてを味わってみたいという人は、このチェックリストに従ってぜひ行動してください。カリフォルニア州の農作物に敬意を表する美食家にとって最重要のサンタバーバラでの 5 つの美食体験を紹介しています。

サンタバーバラならではの5つの食の体験Five Unique Food Experiences in Santa Barbara


  • その日の獲れたてを注文

    きらめくサンタバーバラ海峡(Santa Barbara Channel)は質の高い魚介類が持続的に獲れるアメリカ有数の漁場です。季節によってその日の漁獲はイセエビ、スポットエビ、カリフォルニアハリバット、ブリ、ビンナガ、メカジキ、パシフィックスナッパー、バラクーダとさまざまです。ウォーターフロントのレストランで食事をしたりサタデイ・フィッシャーマンズ・マーケット(Saturday Fisherman’s Market)で水揚げされたばかりのシーフードを買ったり、ハーバーウェイ(Harbor Way)の沿線にあるサンタ・バーバラ・フィッシュ・マーケット(Santa Barbara Fish Market)で買い物をしたり、それとも船をチャーターして自分で魚を釣り上げるのはいかがでしょうか。

    サンタバーバラ海峡は、質の高い魚介類が持続的に獲れるアメリカ有数の漁場の 1つ 。


  • ワイントレイル巡り

    ワインがお好きならサンタバーバラのワイナリーツアー、ワイン生産業者でのディナー、ワインテイスティングなどのワイン関連のフェスティバルに関心をお持ちだと思います。サンタバーバラ郡の 4 つのワインアペラシオンを巡るだけで忙しいでしょうが、サンタ・リタ・ヒルズ(Santa Rita Hills)でワールドクラスのピノノワールをぜひ味わってください。サンタバーバラのダウンタウンに向かいそこからアーバン・ワイン・トレイル(Urban Wine Trail)のトレッキングに出発するのもよいです。それともサンタ・バーバラ・ワイン・カントリー(Santa Barbara Wine Country)で撮影され、2004 年にアカデミー賞を受賞した「サイドウェイ」で有名になったマイルスとジャックの冒険のルートをたどってみるのも楽しそうです。


  • 農場から食卓に至るまでの冒険を体験

    温暖な気候はサンタバーバラが人気の観光地である大きな要因ですが、農業にとってもきわめて有利です。この地域のトップシェフは幸運にも料理に地元の食材を使えます。敷地内でディナーを提供する地元の農場もいくつかあります。そこでは、ほんの数メートル先で収穫された食材を味わうことができるのです。この地域ではファーマーズマーケットが月曜日を除く毎日開かれ、農作物が山と積まれたスタンドがサンタバーバラ郡のあちこちで店を開きます。


  • バラエティ豊かな味覚を体験

    バーガースタンドから最高級の大規模店までどのレストランも新鮮な地元の食材を使うことを重視しています。サンタバーバラでは、アイスクリーム店でも地元産のフルーツを使っておいしいアイスクリーム、ジェラート、シャーベットを作っています。


  • 地元民にならう楽しみ方

    10 月には 31 日間続くサンタバーバラの飲食と文化の祭典エピキュア.SB(Epicure.SB)をぜひ訪れてください。この 1 ヵ月間続く祭典では、カリフォルニア・アボカド・フェスティバル(California Avocado Festival)、ハーバー&シーフード・フェスティバル(Harbor & Seafood Festival)、カリフォルニア・レモン・フェスティバル(California Lemon Festival)など食に特化した数多くのイベントやフェスティバルが開催されさまざまな体験をすることができます。

    地域の文化や地元の恵みを祝う、毎年恒例の飲食の祭典。

カリフォルニア州

Food & Drinkin California

北から南までカリフォルニア州はさまざまなジャンルの革新的な料理で知られています。
州を代表するレストランとしてはヨントヴィルの素朴な雰囲気のフレンチロンドリー(French Laundry)、バークレーの陽光あふれるシェパニス(Chez Panisse)、ビバリーヒルズのスタイリッシュなスパーゴ(Spago)などが挙げられます。これらのパイオニア的レストランでは、シェフが地元の農家と協力して毎晩メニューを変え、レストランを訪れる人にカリフォルニア州の恵みを提供しているのです。

一歩先へ行く料理Cuisine that Goes One Step Ahead

  • カリフォルニア州ならではの食の影響力

    食材賛歌の旅を続けます。牡蠣で有名なノースコーストのユリーカにあるフンボルト湾(Humboldt Bay)ではカヤック遊びも楽しむことができます。メンドシーノでは珍しいキャンディ・キャップ・マッシュルームやアミガサタケが秋雨に誘われて顔を出す様が見られます。8 月に開かれるパソ・ロブレス・オリーブ・フェスティバル(Paso Robles Olive Festival)にも参加してはいかがでしょうか。

    その他にもさまざまな食材が、シェフをはじめ晴れた朝に観光農園を訪れるビジターを待ちかねています。セントラルバレーのヒルマー・チーズ・カンパニー(Central Valley’s Hilmar Cheese Company)やインディジェニーリザーブ(Indigeny Reserve)といった職人気質の老舗が出店しているファーマーズマーケットでは、ピクニックバスケットがいっぱいになるまで買い物をするピクニック客の姿も見られます。インディジェニーリザーブではソノラの果樹園でハードサイダー(アルコール飲料)を味わうことができます。

    カリフォルニア州の独特な料理がアメリカにおける「エスニック」フードの概念を変えました。シエラネバダの山あいの町々に伝わる「シエララティーノ」のフュージョン料理や州のあちらこちらで見かけるアジアの影響を受けた屋台料理などで、その味を体験できます。食材からは地元の伝統も味わえます。パームスプリングスに近い「世界のナツメヤシの都」でナツメヤシのクリーミーなミルクセーキを飲みバルボアビーチ(Balboa Beach)ではチョコがけのアイスクリームバーにかぶりつくのも楽しみです。

    ユニークな体験をしたい人は農場ツアーや農家ステイがおすすめです。シャスタ郡カスケード地区では、現役のビッグブラフ(Big Bluff)牧場がワイルドな魅力でお客様を惹きつけています。

    カリフォルニア州探訪は食のメッカであるサンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴからぜひ始めてください。3 都市とも発着便の多い国際空港があります。

  • サンフランシスコ

    新鮮な食材。アトリエクレン(Atelier Crenn)、コワ(Coi)、クインス(Quince)などのレストランや、フェリービルディング・マーケットプレイス(Ferry Building Marketplace)でのショッピングがおすすめです。ファラフェルからタコスまで何でもこなすミッション地区のヒップなレストランやどんな食欲も満たしてくれるキッチンカーのイベント、オフ・ザ・グリッド(Off the Grid)にどうぞお出かけください。

  • ロサンゼルス

    セレブなシェフ、エスニックフード。フォーズ・フィリング・ステーション L.A. ライブ(Ford’s Filling Station L.A.LIVE)などのシェフ自らが経営するレストラン。世界各地の味覚を求めるなら、コリアンタウン(Koreatown)のカン・ホ・ドン・ベクチョン(Kang Ho Dong Baekjeong)で焼肉、リトルトーキョー(Little Tokyo)の辻田(Tsujita)でラーメン、エルチョロ(El Cholo)でグリーン・コーン・タマレスを試してみましょう。

  • サンディエゴ

    クラフトビール、シーフード。まずは朝日にきらめくラホヤ湾(La Jolla Cove)を一望に見渡せるブロックトンヴィラ(Brockton Villa)でのブランチ。サンディエゴ湾(San Diego Bay)に沿ってレストランが軒を連ねるダウンタウンでは、カジュアルなランチも楽しめます。ディナーは、対岸のアイランドプライム(Island Prime)かトム・ハムズ・ライトハウス(Tom Ham’s Lighthouse)でぜひ。

    カリフォルニア州の海岸は険しい崖と太平洋岸のビーチが続き、散歩や海辺での食事にぴったりです。

豊かな土地をさらに味わう方法How to Taste More of the Land of Abundance

Food & Drinkin California
  • セントラルバレーを実地体験

    カリフォルニア州の緑豊かなセントラルバレー(Central Valley)はスーパーマーケットそのものです。800 キロメートルに広がる土地で 400 種以上もの農作物が育っています。 多くの活気あるファーマーズマーケットのひとつ、例えば人気のデービス・ファーマーズマーケット(Davis Farmers’ Market)を訪れて食べるお土産を手に入れてはいかがでしょうか。 自転車に乗って回ると楽しい人々に出会えるかもしれません。 さらに地域に密着した体験をしたいなら自分で収穫できる農場を訪れて、新鮮度抜群のベリー類、果物、野菜などでかごをいっぱいにするのも一案です。

  • とびきりのシーフードと眺望

    1300 キロにのびるカリフォルニア州沿岸で、その日に捕れたシーフードを味わいながら見る美しい夕日に勝るものはありません。 オーシャンサイドではハローベティフィッシュハウス(Hello Betty Fish House)の屋上パティオからビーチフロントの景色を楽しみながら、セヴィーチェやフィッシュタコスなどのカジュアルな料理に舌鼓を打つことができます。 サンタモニカの息を呑むように美しいカサデルマールホテル(Casa Del Mar hotel)では壁いっぱいの窓から海を望むレストラン「キャッチ(Catch)」で牡蠣や焼き魚をいただきます。 また、サンフランシスコの活気に満ちたエンバカデロセンター(Embarcadero Center)に落ち着いて元気な人たちの人間観察も楽しいかもしれません。 サリーズ・シーフード・オン・ザ・ウォーター(Sally’s Seafood on the Water)とザ・フィッシュ・マーケット(The Fish Market.)にもぜひ足を運んでみてください。

  • ワインカントリーを味見

    カリフォルニア州は世界最大のワイン生産地のひとつでアメリカのワイン全体の約 90 %がここで作られています。 そのため、テイスティングしたりワインについて学んだりするにはこの場所は上級者にも初心者にも最適です。 150 以上ものワイナリーがあるメンドシーノ郡とソノマ郡の間をうねるワインロード(Wine Road)に沿ってワイナリー巡りをぜひ。 ナパバレー(Napa Valley)にある田園地帯の風光明媚なルート、シルバラードトレイル(Silverado Trail)には素晴らしいワイナリーが点在しています。 ヒールスバーグのダウンタウンを散歩すればテイスティングルームが数十軒も見つかります。 歴史あるブドウのジンファンデルで知られるシエラフットヒルズにあるゴールドカントリーも訪れてみてください。 移動距離が少なく新興のエリアでは、セントラルバレーのマデラ・ワイントレイル(Madera Wine Trail)がお勧めです。

  • 豊かな土地を祝うお祭り

    カリフォルニア州にはその豊かさを祝うお祭りがたくさんあります。 州のあちこちで毎年数百にも及ぶ食べ物のお祭りが開かれ、アーティチョークからズッキーニまですべてが揃っています。 ロサンゼルス・フード&ワイン・フェスティバル(Los Angeles Food & Wine Festival)では最高峰のシェフたちと楽しい時間を過ごしていただくことができます。 リバーサイドカウンティフェア&デートフェスティバル(Riverside County Fair & Date Festival)では地元の人々との交流を楽しめます。 サンディエゴ国際ビール祭り(San Diego International Beer Festival)でその数 400 種類にものぼる醸造ビールを味見していただくこともおすすめします。 テメキュラバレーバルーン&ワインフェスティバル(Temecula Valley Balloon & Wine Festival)では賞に輝いたワインを飲みながら空に鮮やかに浮かぶ熱気球を眺めることができます。

    伝統的なものから独自に醸造したものまで、サンディエゴ国際ビール祭り(San Diego International Beer)であらゆる種類のビールを試飲しましょう。