Louisiana – American gourmet style

The American Gourmet Style

American Gourmet Style

ルイジアナのFood&Drink

9 / 13の地域料理

Food & Drinkin Louisiana

ミシシッピー河の加工に育まれたニュー・オーリンズを擁するルイジアナ。歴史的な街並みの中心地は、昼間からジャズの音色に包まれ、アメリカの中でも独特の文化を見ることができます。その亜熱帯的な気候からピリ辛な味を創造しがちですが、実はエビ、カニ、キャットフィッシュなどたっぷりのシーフードを丁寧に調理したコクのある美味しい料理が骨格をなしています。ケージャンやクレオールという料理の決め手は、日本人の共感を呼び起こします。さらにトロピカルムード溢れるデザートやカクテルの数々が訪れる人の心を満たしてくれます。

代表的な食べ物
ニューオリンズ・ベニエ

ベニエはアメリカ南部生まれの四角い揚げパン。外はサクサク、中はモチモチ。粉砂糖やシナモンシュガーをまぶしてアッアツをいただきます。珈琲との相性は抜群で、1860年代にオープンしたカフェ・デュモンドのベニエはニューオリンズの名物になっています。

<主な材料>
特製小麦粉ミックス・水、牛乳、・揚げるための植物油

ルイジアナの伝統料理Traditional Louisiana Cuisine

  • ガンボ

    ニューオーリンズの文化に与えられた無数の影響が、湯気のたちこめるガンボのボウルの中で一体となっています。伝統的なレシピでは、濃厚なルーでオクラを煮込み、通常はチキンやアンドゥイユ、カモ、あるいはエビやカニ、カキを添えたシーフードバージョンのどちらかをライス全体に盛り付けます。濃厚なルーに香ばしい肉や魚介類が盛り付けられたガンボの味わい深さには、際限がないかのように見えます。

  • レッドビーンズ & ライス

    家事をこなしながら 1 日がかりで豆を煮る家庭の料理人にちなんで、月曜日はこの料理を楽しむのが慣習になっています。料理人たちはこの過程に敬意を表し、ソーセージやポークチョップ、こんがり揚げた鶏肉と一緒に、このボリュームたっぷりの料理を提供します。ニューオーリンズの素晴らしいレッドビーンズとライスの秘訣とは?豆を 1 日がかりで煮込むことです。

  • ジャンバラヤ

    このワンプレート料理は、季節によって、ふっくらとしたエビや味わいのあるアリゲーターの肉など、さまざまな肉類やシーフードを使って作ることができます。長粒米を加えると煮汁の風味がしみこみ、美味しく味わい豊かな料理を作り出します。ジャンバラヤは季節によって材料が変わるワンプレート料理です。エビやワニ肉が入っていることもあり、常に風味豊かなライスと混ぜ合わされています。

  • バナナフォスター

    ブレナンズ(Brennan’s)は、このデザートを創案した功績のあるレストランです。バターを塗ったバナナに、シナモン、ダークラム、バナナリキュールを混ぜたソースをかけ、アイスクリームを添えて供されます。現在では、ニューオーリンズ中の洗練されたレストランで見つけることができます。フランベを行ったバナナ、シナモン、ラムの贅沢な組み合わせにアイスクリームを添えたデザートは、ニューオーリンズ中の洗練されたレストランで味わうことができます。

  • ベニエ

    四角い生地が、どうやってルイジアナ州で受け継がれる極上の味になるのでしょうか?ベニエとして揚げると、外は粉砂糖でカリッとコーティングされ、中はふっくらと柔らかなお菓子になります。いつでも食べられるこのおやつは、アカーディアンまたはケイジャンと呼ばれるフランスからの入植者によってもたらされました。ベニエは 1 日のうちいつでも食べられます。ベニエの甘さとバランスをとるため、濃く淹れたチコリコーヒーをお供にどうぞ。

  • クロウフィッシュのエトゥフェ

    この伝統的なメイン料理の主役は柔らかいクロウフィッシュで、フランス語の名前が示すように、コショウの効いたスパイスブレンドと、香ばしいタマネギ、ピーマン、ガーリックを蒸し煮にしています。ライスにのせて供されると、スープを吸ってこたえられない美味しさになります。

  • ボイルドクロウフィッシュ

    カウンターで注文するレストランや市場、またはテイクアウトできる店を探しましょう。そのような場所を探すには、ご自身の臭覚を活用してください。それぞれの店独自の煮汁とピリッとした香辛料で煮るクロウフィッシュの香りが「茹でている最中の店」から漂ってきたら、素通りすることは出来ません。

  • カクテル

    ニューオーリンズには豊かなカクテル文化があり、いくつかのカクテルの発祥地であり、そのカクテルが創案されたバーがあります。ザ・カルーセル・バー(The Carousel Bar)では、ヴューカレ(Vieux Carré)のオンザロックで、スピリットの研究を始めてください。アメリカの伝統的なカクテルの発祥の街、ニューオーリンズで乾杯です。

  • ブレッドプディング

    牛乳、卵、砂糖を混ぜた液にパンを浸してから焼き、バーボンスピリットと甘さのバランスが絶妙なソースをトッピングしたものだと考えてください。ホワイトチョコレートを混ぜたものや、シャンティイクリームをたっぷりのせたものなど、バリエーションにもご注目ください。

  • オイスターの炭火焼き

    オイスターバーからカフェまで、特に草分け的レストラン、ドラゴズ(Drago’s)では、殻付きのオイスターを炭火で焼いて、バター、ガーリック、ハードチーズを混ぜ合わせたソースをトッピングしていただきます。スモーキーな香りと塩気の効いた申し分のない味わいです。

ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”

  • ニューオリンズ

    ニューオリンズは多様なカクテル発祥の地です。ザ・ルーズベルトではアメリカ初のカクテル、サゼラックを、ホテルモンテレオーネの回転式バーのカルーセルバーではビューカレを、アルノーズではフレンチ75を、トウジャックスではグラスホッパーをお試しください。

  • オーク・アレー・プランテーション

    絵にかいたような、南北戦争前の歴史的邸宅。オークアレーのツアーでは、農園主の邸宅のほか南北戦争野営地の歴史的展示、奴隷小屋の歴史的展示も見て頂くことができます。ケイジャン料理やクレオール料理のランチビュッフェ、そしてスピリッツやバーでも楽しむことができます。

  • エイブリー島

    アイビーリア郡に属するこの小さな岩塩ドームの島は、タバスコが名産です。タバスコ工場のツアーに参加し、様々な製品を試食した後は、周囲の美しい自然を散策して頂けます。ジャングルガーデンでは、島の静寂に身をゆだね野生の生き物と触れ合うことができます。

  • 主な農作物

    温帯~熱帯の遷移部に位置するため、冬は温暖であり夏は高温多湿な地域が多い州です。大豆・とうもろこし・米が主な農作物で、米作りには長い歴史があります。

過去、ルイジアナ州のラファイエットは「ベスト・フード・タウン(Best Food Town)」、「最もおいしい町(Tastiest Town)」、「トップ 10・フーディー・シティ(Top 10 Foodie Cities)」にランクインしていました。

ラファイエット

このような評価は、ケイジャン料理の伝統と、想像を超える味が絶妙のバランスを見せるフードシーンを反映しています。

Food & Drinkin Louisiana

ユニークな5つの味覚体験Five Unique Taste Experiences


  • マーケット・アット・ザ・
    ホース・ファーム

    毎週土曜日、午前 8 時から正午まで、かつて馬牧場だった農場の木陰に地元の農家や漁師、職人が店を出しています。このマーケットには、ピーカンナッツからサトウキビまでルイジアナ州の特産品が並び、これらの食材を味見したり買い求めたりすることができます。また、美しい風景を眺めながら朝食を楽しむこともでき、いちじくジャムやブーダンと呼ばれるラファイエット産ソーセージをのせたフレッシュ・バターミルク・ビスケットなどのメニューを味わえます。


  • クラフトビール

    地元で醸造された地ビールほどルイジアナ州南部の料理に合うものはありません。ラファイエット界隈でバイユーテケ(Bayou Teche)やパリッシュブルーイング社(Parish Brewing Co.)の地ビールを探すか、ツアー、テイスティング、ライブ・ミュージック・イベントでこれらの醸造所を訪れましょう。どの醸造所も複数の地ビールを製造していますが、それぞれの看板商品は逃せません。バイユーテケの LA31 ビエールパール(LA-31 Bière Pâle)は、ハーブの香りがしながら、なめらかなのどごしのペールエールです。パリッシュブルーイング社のケインブレイク(Canebrake)は、ルイジアナ州のサトウキビの風味が感じられる小麦のエールです。


  • 農地直送+漁港直送

    ラファイエットでは、地元の農家とガルフコーストの海の恵みが融合する、ファーム・トゥ・テーブル(農地直送)+シー・トゥ・テーブル(漁港直送)の新鮮な料理を味わうことができます。ソーシャル・サザン・テーブル & バー(Social Southern Table & Bar)では、地元産マッシュルームのフラットブレッドを分け合い、ブティンズ・シーフード・ステーキハウス・アンド・オイスター・バー(Boutin’s Seafood Steakhouse and Oyster Bar)ではケイジャンやクレオールのシーフード料理を味わいましょう。


  • 自家蒸留のスピリット

    ルイジアナ州産の純粋なきび砂糖と糖液を銅鍋の中で融合させて作ったのが、バイユーラム(Bayou Rum)スピリットです。ラキャシーンの蒸留酒製造場をツアーで訪れると、手作業の工程を垣間見ることができます。ラファイエットエリアのバーやレストランでは、地元産のみかんで甘くしたサツマ・ラム・リカー(Satsuma Rum Liqueur)などの変わった種類も試してみましょう。


  • コーヒーとスイーツ

    旅の勢いそのままに、ラファイエットのコーヒーショップやスイーツのお店で地元の人たちと交流しましょう。レヴ(Rêve)では、コーヒー豆を少量ずつ焙煎しています。マグカップ片手にくつろいだあとは、ついでにおみやげのコーヒー豆を購入してはいかがですか。レーヴ・コーヒー・ラボ(Rêve Coffee Lab)では、アメリカの一流焙煎業者のコーヒーと、さくさくのクロワッサンを相性よくいただけます。ブラックカフェ(Black Café)は、コーヒーと新鮮なランチをいろいろ選べるダウンタウンのたまり場です。カルペ・ディエム・カフェ & ワイン・バー(Carpe Diem Cafe & Wine Bar)では、特製コーヒードリンクとジェラートを用意しています。

ラファイエットで究極のケイジャン料理とスイーツを堪能Ultimate Cajun Cuisine and Sweets in Lafayette

「アメリカで一番幸福な都市」と称されたルイジアナ州南西部のこの町の料理をぜひ味わってみてください。ケイジャン文化と音楽と共に沸き立つこのユニークな料理コンテストで、お祭り気分を味わいましょう。その後、伝統的なキングケーキや甘いベニエ、気分が盛り上がるブレックファストカクテル、風味豊かなシーフードなど、昔ながらのレシピに地元のレストランが工夫を凝らした最高の味覚を味わってみてください。何を食べても、その料理に込められた愛、暖かさ、伝統を味わうことができるはずです。

Food & Drinkin Louisiana
  • ブラックポット・フェスティバル&クックオフ

    ラファイエットはお祭りや祝い事が大好きです。それは、この町では一年中たくさんのフェスティバルやコンサートシリーズが開催されていることからも明らかです。この町の郷土料理を知るなら、毎年開催されるブラックポット・フェスティバル & クックオフ(Blackpot Festival & Cook-Off)が一番です。地元の人々は、黒い鉄鍋、家宝のレシピ、伝統料理に加えた現代的なひとひねりで、この毎年恒例のコンテストとケイジャン文化の祝祭に挑みます。木のへらでジャンバラヤを慎重にかき混ぜる人や、偉大なるおばあちゃんのレシピで風味豊かなガンボを料理する人たちに出会えます。コンテストは、グレービー、ガンボ、クラックリン、ジャンバラヤ、デザートといカテゴリーに分かれており、展示される料理はまさに本物のケイジャン料理です。ブースからブースへと渡り歩けば、ケイジャン音楽の伝説のミュージシャンが演奏する祝祭の音楽が耳に入ってきます。ケイジャン料理の裏には、文化遺産を維持するためにコミュニティを鼓舞するという内に秘めた誇りが隠されています。それを実現するために、いったい料理よりすぐれた方法があるでしょうか。

  • キングケーキとペストリーマスター

    ラファイエットにとって幸運なことに、以前はパリで働いていたペストリーシェフのフランソワ・プパールが 1965 年にこの町に店を構え、プパールベーカリー(Poupart Bakery)が誕生しました。家族経営で本物のフランスパンを製造するプパールには、温かいベニエやフレンチローストのコーヒーを買いに人々が訪れます。陳列されているクッキー、タルト、ケーキ、フランス風のペストリーを品定めしていると、温かいバゲットの香りが鼻をくすぐります。今やプパールベーカリーのキングケーキはカルト的な地位を獲得しています。プティット・ブラックベリー・タルトかドバージケーキをぜひ食べてみてください。ドバージケーキは、ルイジアナにインスピレーションを得たレモンとチョコレートの人気のケーキです。

ニューオリンズ

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ニューオーリンズの中心地フレンチクォーターでの食事Dining in the French Quarter, the Heart of New Orleans

ニューオーリンズの中心地フレンチクォーターでこの地を満喫しましょう。 さまざまな人種が織りなす歴史、音楽の伝統、魅力的な建築物が、五感を刺激し、喜ばせます。 ここに来たのなら、6 ブロックにわたるフレンチマーケット地区をぜひいつか訪れていただけますように。

  • 名物ドリンク

    ニューオーリンズに来たなら、この地を美食の中心地にしている有名な料理と飲み物をぜひ試してください。 「ハリケーン」は昔からニューオーリンズの名物です。 パット・オブライエンズ(Pat O’Brien’s)では、カクテルを注文し、ピアノバーの「二重奏」に合わせて歌うことができます。

  • ファーマーズマーケット

    セントタマニーのファーマーズマーケットには、新鮮な地元の味がたくさん集まってくるので、あれこれ食べながらルイジアナ州の食の歴史に触れることができます。通年営業しているマーケットには、コビントン・ファーマーズ・マーケット(Covington Farmers Market)、アビータ・スプリングス・アート & ファーマーズ・マーケット(Abita Springs Art & Farmers Market)、スライデルのカメリア・シティ・ファーマーズ・マーケット(Camellia City Farmers Market)などがあります。スタッフドアーティチョーク、デルタタマレ、クレオール・クリーム・チーズといった手作りの地域の名産物や超新鮮な有機農産物を探すことができます。ぜひ。

  • 楽しい食事

    フレンチクォーター(French Quarter)では、ドリンクだけでなく食事も有名です。ここのレストランがフランス、スペイン、カリブ海、アフリカの影響を融合して料理を創作していることは海外でもよく知られており、クレオールやケイジャンといった独特の料理と味を作り出しています。 新鮮で多種多様なシーフードにも恵まれています。バーボンハウス(Bourbon House)では、キャビアが上にのった大きなエビとカキがお勧めです。 お酒を飲むなら、「フローズン・バーボン・ミルク・パンチ(Frozen Bourbon Milk Punch)」を少しずついただきましょう。でも一杯だけにしておいてください。
    由緒あるレストラン、ナポレオンハウス(Napoleon House)を忘れてはいけません。 地元の伝説によると、このレストランが入っている建物は、フランスから脱出したナポレオン・ボナパルトの住居となるはずだったということです。 今ではマファレッタサンドイッチやジャンバラヤ、ガンボといった料理や飲み物を楽しめる、すばらしいレストランになっています。 昔ながらの美しい装飾とオープンエアの中庭も、このレストランの魅力です。
    昼食には、フレンチクォーターにお立ち寄りください。ここは国内有数の古さを誇る農産物の市場です。 地元の食べ物を売る屋台やカフェは、おいしいケイジャン料理を目の前で調理してくれます。
    昼食後には、フレンチマーケットを通ってカフェ・デュ・モンド(Café du Monde)まで行き、ニューオーリンズの本当のおもてなしを受けてみましょう。 行列は長いかもしれませんが、ベニエや、粉砂糖をふりかけた熱々のドーナツは待つだけの価値があります。

  • ダウンタウンの食の中心地

    デル・ポルト・リストランテ(Del Porto Ristorante)の高級イタリア料理、ザ・グロリエッテ(The Gloriette)のフランス風の南部料理、ロラ(LOLA)の伝統的なアメリカ料理があります。マンデビルでは、リップス・オン・ザ・レイク(Rips on the Lake)でシーフード料理を頼んで眺めのよいウォーターフロントを満喫するか、ドイツ風パブのザ・バーリーオーク(The Barley Oak)で屋外パティオから素晴らしい眺めをどうぞお楽しみください。

  • 水辺で楽しむ食事

    この辺りには広大なポンチャートレイン湖をはじめ入り江や川がたくさんあるので、どうせなら、水辺の景色とともに食事を楽しめる店を選んでみませんか。まずは、マンデビルにあるパッツ・レスト・アワイル(Pat’s Rest Awhile)で、くつろいだ雰囲気の中、上質なサービスをお楽しみください。次は、同じくマンデビルにあるチェファンクト川(Tchefuncte River)に面したモートンズ・シーフード・レストラン・アンド・バー(Morton’s Seafood Restaurant and Bar)。この店では、新鮮なシーフード料理を味わえます。そして、コビントンのザチャイムス(The Chimes)では屋外の座席を確保して、緑豊かなボーグファラヤ川(Bogue Falaya River)の風景をお楽しみいただけます。

  • 醸造所ツアー

    ルイジアナ州のクラフトビールといえば、クラフトビール好きの間で最初に名前が挙がるのがアビータ・ブリューイング・カンパニー(Abita Brewing Company)です。アビタスプリングスのアビタ・ブリュー・パブ(Abita Brew Pub)で食事を楽しんだり、ガイド付きツアーで醸造所を見学したりするのもおすすめです。タップルームで 1 パイントのビールを試飲したあとは、美しい歴史地区を散策しませんか。マンデビルの湖畔から数分の場所にあるオールド・レイル・ブルーイング・カンパニー(Old Rail Brewing Company)も要チェックです。

シュリーブポート

Food & Drinkin Louisiana

おいしい食事Delicious Meals

  • ルイジアナ州の主要都市といえば、メキシコ湾のある南東部のほうが一般に知られています。シュリーブポートとボージャーは、「ルイジアナの向こう側」と呼ばれるルイジアナ州北西部にあります。この 2 つの市はテキサス州とアーカンソー州の州境からほんの数分のところにあり、テキサス州東部ののんびりした雰囲気とケイジャンの雰囲気という、アメリカの偉大な 2 つの遺産が独特の融合を見せています。

  • シュリーブポートとボージャーで美食三昧ストロウンズ・イート・ショップ(Strawn’s Eat Shop)は、美味しい伝統的な南部料理を提供しています。一番人気のアイスボックスパイは食べてみる価値があります。ルイジアナ州で人気の料理を食べるなら、キムズシーフード(Kim’s Seafood)で「ポーボーイ」をお試しください。ニューオーリンズスタイルのフランスパンにシュリンプと秘伝のソースをはさんだ、伝統的なサブマリンサンドイッチです。

フードトレイルFood Trail

Food & Drinkin Louisiana

フードトレイルで知るルイジアナの食文化

  • 他の場所では味わえない調味料や料理スタイルを有する、ルイジアナ州のユニークな食文化に

    ルイジアナ州の料理が世界的に有名なのは誰もが知るところですが、この料理を特別なものにする味と材料についてどのくらい知っていますか?象徴的なソースやスパイスブレンド、料理スタイルの多くは、ペリカン州(Pelican State)の文化的なるつぼで作られました。ここの料理人はさまざまな遺産からお互いにインスピレーションを得ています。ルイジアナ州で最も特色のあるフレーバーを探索し、州の料理を際立たせるスパイスや調味料についてぜひ学んでみてください。そしてそれらを味わうフードトレイルににもぜひご参加を。

  • ケイジャンとクレオールの味わい

    まず初めに、ルイジアナ州はクレオール料理とケイジャン料理の両方でよく知られています。この 2 つの料理は混同されて引き合いに出されることがよくありますが、両者は全く異なる風味を持ち別の文化的ルーツに由来します。クレオール料理は18 世紀にニューオーリンズで生まれました。この地域に住んでいたフランス人、スペイン人、アフリカ人の伝統的な料理からインスピレーションを得て、複雑なレシピや膨大な食材リストを使った料理が頻繁に作られました。ケイジャン料理はルイジアナ州のさらに僻地に定住したアカディア人によって進化しました。赤唐辛子やニンニクなど風味豊かなスパイスとアンドゥイユやブーダンなどの保存肉やソーセージを多用していることが特徴です。現在では、ルイジアナ州のいたる所でケイジャン料理とクレオール料理の両方が食べられており、州で最も愛されているレシピの多くは両方の味を組み合わせたものです。

    レイクチャールズのシーフードパレスで提供されるケイジャンスタイルのガンボ料理

  • TABASCO ペッパーソース

    TABASCO は今日のマーケットで最も名が知れ渡っているホットソースの 1 つです。ニューアイビーリア近郊のエイブリー島(Avery Island)にある TABASCO ブランド・ファクトリー・ツアー & ミュージアム(TABASCO Brand Factory Tour & Museum)でこのペッパーのブレンドが世界的に有名になった舞台裏をご覧ください。まず、TABASCO ミュージアムで工場の歴史を振り返り歴史的な展示品を見ることができます。そこからは、温室(Greenhouse)や樽詰めエリア(Barreling Area)、調合ルーム(Blending Room)、ボトル詰めライン(Bottling Line)などさらに多くの見どころの探索に出発します。ここでは、TABOSCO の製造過程を見学することができます。途中でTABASCO の独特な風味を可能にしているルイジアナ州地域の地理的特徴を詳しく説明するエイブリー島の体験(Avery Island Experience)もお見逃しなく。1868 レストラン(1868 Restaurant)と地元のシェフが主催する料理教室や実演で TABASCO を味わって1 日を締めくくってください。

  • トニーシャースリーズ・オリジナル・
    クレオール・シーズニング

    1905 年、オペルーサスのバイユーの町でシェフのトニー・チャシェルがスパイスと調味料をとても美味しくブレンドしたことから、地元の人々はトニーをクレオール料理の「オールマスター(Ole Master)」と呼び始めました。今日ではミスター・トニーズ・カントリー・ストア(Mr. Tony’s Country Store)やギフトショップ、ビジターセンターで、おいしいアレンジを加えたトニーの遺産を味わうことができます。ミスタートニーに関する映画を見るとトニー自身の人となりや料理の経歴を知ることができ、さらに世界的に有名なトニーのスパイスが今日ではどのように作られているかをセルフガイドのプロダクションツアーで垣間見ることができます。トニーの有名なスパイスブレンドや調理器具からルイジアナ州の他の企業による地元の商品まで、小売店でのお買い物をお楽しみください。

    オペルーサスにあるミスター・トニーズ・カントリー・ストアの調味料や商品の展示

  • フードトレイルで他の味わいも見つけてください

    グルメの宝物はそれだけではありません。ルイジアナ州ならではの特産品を観光客に提供してこの象徴的な味を実際に味わってもらい、地元の伝統に触れてもらうことに特化したトレイルやフェスティバルが州全体にあります。ニューオーリンズのすぐ西に位置するリバー教区(River Parishes)に向かいアンドゥイユトレイル(Andouille Trail)を横断して地元の企業やレストランでユニークなポークソーセージを味わってみてください。ラプレイスの町では毎年秋にアンドゥイユフェスティバル(Andouille Festival)が開催されます。
    ホーマにあるバイユー・カントリー・クロウフィッシュ・トレイル(Bayou Country Crawfish Trail)にはおよそ 30 ヵ所の立ち寄りスポットがあります。これらのスポットではクロウフィッシュのフライのポーボーイ、クロウフィッシュのガンボ、とうもろこしとジャガイモと一緒に茹でたクロウフィッシュなど想像しうるあらゆる種類の料理が提供されています。季節ごとのお祝いも人気です。ニューオーリンズのクレオール・トマト・フェスティバル(Creole Tomato Festival)やラファイエットのブラックポットフェスティバル & クックオフ(Blackpot Festival & Cookoff)ではライブミュージック、ローカルフードの屋台、コミュニティの料理コンテストなどと共に地元の味を楽しむことができます。

    ラファイエットで開催されるブラックポットフェスティバル & クックオフのようなイベントでは、ルイジアナ州のコミュニティが一体となって食やレクリエーションを楽しみます

  • もう一つ、アウトドアで楽しんだ後はラファイエットで食の散策

    ケイジャン文化とクレオール文化に浸り、アメリカ最大の湿地帯であるアチャファラヤ盆地(Atchafalaya Basin)への冒険に出掛けましょう。
    その後は街の散策です。食欲もきっと湧いてくることでしょう。ザリガニからジャンバラヤまでラファイエットの料理の味には遠慮がありません。そしてそんな大胆な味を地元のフードツアーで味わうことができます。プレート・ランチ・エクスペリエンス(Plate Lunch Experience)でお店を選んで、肉料理、グレイビーソースのスターチ、野菜の付け合わせ 2 種、パンという、伝統的な南部の田舎料理を堪能することができます。
    食事を堪能したあとはアゼリアトレイル(Azalea Trail)を散策してみてください。ラファイエットの中心にあり春の季節は必見です。グランドブールバード沿いの史跡や花が咲き誇る低木をご覧ください。ラファイエットの花の季節は早く、2 月下旬から 3 月半ばにかけてです。

  • 伝統的なプレートランチ

American Gourmet Style

ルイジアナのFood&Drink

9 / 13の地域料理

Food & Drinkin Louisiana

ミシシッピー河の加工に育まれたニュー・オーリンズを擁するルイジアナ。歴史的な街並みの中心地は、昼間からジャズの音色に包まれ、アメリカの中でも独特の文化を見ることができます。その亜熱帯的な気候からピリ辛な味を創造しがちですが、実はエビ、カニ、キャットフィッシュなどたっぷりのシーフードを丁寧に調理したコクのある美味しい料理が骨格をなしています。ケージャンやクレオールという料理の決め手は、日本人の共感を呼び起こします。さらにトロピカルムード溢れるデザートやカクテルの数々が訪れる人の心を満たしてくれます。

代表的な食べ物
ニューオリンズ・ベニエ

ベニエはアメリカ南部生まれの四角い揚げパン。外はサクサク、中はモチモチ。粉砂糖やシナモンシュガーをまぶしてアッアツをいただきます。珈琲との相性は抜群で、1860年代にオープンしたカフェ・デュモンドのベニエはニューオリンズの名物になっています。

<主な材料>
特製小麦粉ミックス・水、牛乳、・揚げるための植物油

ルイジアナ州Louisiana

Food & Drinkin Louisiana

主な都市

Alexandria / アレクサンドリア
Baton Rouge / バトン・ルージュ[州都]
Houma / ホーマ
Lafayette / ラファイエット
Lake Charles / レイク・チャールズ
Monroe / モンロー
New Orleans / ニューオリンズ
Shreveport / シュリーブポート


ルイジアナ州の伝統料理Traditional Louisiana Cuisine

  • ガンボ

    ニューオーリンズの文化に与えられた無数の影響が、湯気のたちこめるガンボのボウルの中で一体となっています。伝統的なレシピでは、濃厚なルーでオクラを煮込み、通常はチキンやアンドゥイユ、カモ、あるいはエビやカニ、カキを添えたシーフードバージョンのどちらかをライス全体に盛り付けます。濃厚なルーに香ばしい肉や魚介類が盛り付けられたガンボの味わい深さには、際限がないかのように見えます。

  • クロウフィッシュの
    エトゥフェ

    この伝統的なメイン料理の主役は柔らかいクロウフィッシュで、フランス語の名前が示すように、コショウの効いたスパイスブレンドと、香ばしいタマネギ、ピーマン、ガーリックを蒸し煮にしています。ライスにのせて供されると、スープを吸ってこたえられない美味しさになります。

  • レッドビーンズ & ライス

    家事をこなしながら 1 日がかりで豆を煮る家庭の料理人にちなんで、月曜日はこの料理を楽しむのが慣習になっています。料理人たちはこの過程に敬意を表し、ソーセージやポークチョップ、こんがり揚げた鶏肉と一緒に、このボリュームたっぷりの料理を提供します。ニューオーリンズの素晴らしいレッドビーンズとライスの秘訣とは?豆を 1 日がかりで煮込むことです。

  • ボイルドクロウフィッシュ

    カウンターで注文するレストランや市場、またはテイクアウトできる店を探しましょう。そのような場所を探すには、ご自身の臭覚を活用してください。それぞれの店独自の煮汁とピリッとした香辛料で煮るクロウフィッシュの香りが「茹でている最中の店」から漂ってきたら、素通りすることは出来ません。

  • ベニエ

    四角い生地が、どうやってルイジアナ州で受け継がれる極上の味になるのでしょうか?ベニエとして揚げると、外は粉砂糖でカリッとコーティングされ、中はふっくらと柔らかなお菓子になります。いつでも食べられるこのおやつは、アカーディアンまたはケイジャンと呼ばれるフランスからの入植者によってもたらされました。ベニエは 1 日のうちいつでも食べられます。ベニエの甘さとバランスをとるため、濃く淹れたチコリコーヒーをお供にどうぞ。

  • ジャンバラヤ

    このワンプレート料理は、季節によって、ふっくらとしたエビや味わいのあるアリゲーターの肉など、さまざまな肉類やシーフードを使って作ることができます。長粒米を加えると煮汁の風味がしみこみ、美味しく味わい豊かな料理を作り出します。ジャンバラヤは季節によって材料が変わるワンプレート料理です。エビやワニ肉が入っていることもあり、常に風味豊かなライスと混ぜ合わされています。

  • ブレッドプディング

    牛乳、卵、砂糖を混ぜた液にパンを浸してから焼き、バーボンスピリットと甘さのバランスが絶妙なソースをトッピングしたものだと考えてください。ホワイトチョコレートを混ぜたものや、シャンティイクリームをたっぷりのせたものなど、バリエーションにもご注目ください。

  • バナナフォスター

    ブレナンズ(Brennan’s)は、このデザートを創案した功績のあるレストランです。バターを塗ったバナナに、シナモン、ダークラム、バナナリキュールを混ぜたソースをかけ、アイスクリームを添えて供されます。現在では、ニューオーリンズ中の洗練されたレストランで見つけることができます。フランベを行ったバナナ、シナモン、ラムの贅沢な組み合わせにアイスクリームを添えたデザートは、ニューオーリンズ中の洗練されたレストランで味わうことができます。

  • オイスターの炭火焼き

    オイスターバーからカフェまで、特に草分け的レストラン、ドラゴズ(Drago’s)では、殻付きのオイスターを炭火で焼いて、バター、ガーリック、ハードチーズを混ぜ合わせたソースをトッピングしていただきます。スモーキーな香りと塩気の効いた申し分のない味わいです。

  • カクテル

    ニューオーリンズには豊かなカクテル文化があり、いくつかのカクテルの発祥地であり、そのカクテルが創案されたバーがあります。ザ・カルーセル・バー(The Carousel Bar)では、ヴューカレ(Vieux Carré)のオンザロックで、スピリットの研究を始めてください。アメリカの伝統的なカクテルの発祥の街、ニューオーリンズで乾杯です。

ちょこっと「食」に関する地域の情報Tidbits on Local “Food”

  • ニューオリンズ

    ニューオリンズは多様なカクテル発祥の地です。ザ・ルーズベルトではアメリカ初のカクテル、サゼラックを、ホテルモンテレオーネの回転式バーのカルーセルバーではビューカレを、アルノーズではフレンチ75を、トウジャックスではグラスホッパーをお試しください。

  • エイブリー島

    アイビーリア郡に属するこの小さな岩塩ドームの島は、タバスコが名産です。タバスコ工場のツアーに参加し、様々な製品を試食した後は、周囲の美しい自然を散策して頂けます。ジャングルガーデンでは、島の静寂に身をゆだね野生の生き物と触れ合うことができます。

  • オーク・アレー・プランテーション

    絵にかいたような、南北戦争前の歴史的邸宅。オークアレーのツアーでは、農園主の邸宅のほか南北戦争野営地の歴史的展示、奴隷小屋の歴史的展示も見て頂くことができます。ケイジャン料理やクレオール料理のランチビュッフェ、そしてスピリッツやバーでも楽しむことができます。

  • 主な農作物

    温帯~熱帯の遷移部に位置するため、冬は温暖であり夏は高温多湿な地域が多い州です。大豆・とうもろこし・米が主な農作物で、米作りには長い歴史があります。

ラファイエット

Food & Drinkin Louisiana

過去、ルイジアナ州のラファイエットは「ベスト・フード・タウン(Best Food Town)」、「最もおいしい町(Tastiest Town)」、「トップ 10・フーディー・シティ(Top 10 Foodie Cities)」にランクインしていました。
このような評価は、ケイジャン料理の伝統と、想像を超える味が絶妙のバランスを見せるフードシーンを反映しています。

ユニークな5つの味覚体験Five Unique Taste Experiences


  • マーケット・アット・ザ・ホース・ファーム

    毎週土曜日、午前 8 時から正午まで、かつて馬牧場だった農場の木陰に地元の農家や漁師、職人が店を出しています。このマーケットには、ピーカンナッツからサトウキビまでルイジアナ州の特産品が並び、これらの食材を味見したり買い求めたりすることができます。また、美しい風景を眺めながら朝食を楽しむこともでき、いちじくジャムやブーダンと呼ばれるラファイエット産ソーセージをのせたフレッシュ・バターミルク・ビスケットなどのメニューを味わえます。


  • 農地直送+漁港直送

    ラファイエットでは、地元の農家とガルフコーストの海の恵みが融合する、ファーム・トゥ・テーブル(農地直送)+シー・トゥ・テーブル(漁港直送)の新鮮な料理を味わうことができます。ソーシャル・サザン・テーブル & バー(Social Southern Table & Bar)では、地元産マッシュルームのフラットブレッドを分け合い、ブティンズ・シーフード・ステーキハウス・アンド・オイスター・バー(Boutin’s Seafood Steakhouse and Oyster Bar)ではケイジャンやクレオールのシーフード料理を味わいましょう。


  • コーヒーとスイーツ

    旅の勢いそのままに、ラファイエットのコーヒーショップやスイーツのお店で地元の人たちと交流しましょう。レヴ(Rêve)では、コーヒー豆を少量ずつ焙煎しています。マグカップ片手にくつろいだあとは、ついでにおみやげのコーヒー豆を購入してはいかがですか。レーヴ・コーヒー・ラボ(Rêve Coffee Lab)では、アメリカの一流焙煎業者のコーヒーと、さくさくのクロワッサンを相性よくいただけます。ブラックカフェ(Black Café)は、コーヒーと新鮮なランチをいろいろ選べるダウンタウンのたまり場です。カルペ・ディエム・カフェ & ワイン・バー(Carpe Diem Cafe & Wine Bar)では、特製コーヒードリンクとジェラートを用意しています。


  • クラフトビール

    地元で醸造された地ビールほどルイジアナ州南部の料理に合うものはありません。ラファイエット界隈でバイユーテケ(Bayou Teche)やパリッシュブルーイング社(Parish Brewing Co.)の地ビールを探すか、ツアー、テイスティング、ライブ・ミュージック・イベントでこれらの醸造所を訪れましょう。どの醸造所も複数の地ビールを製造していますが、それぞれの看板商品は逃せません。バイユーテケの LA31 ビエールパール(LA-31 Bière Pâle)は、ハーブの香りがしながら、なめらかなのどごしのペールエールです。パリッシュブルーイング社のケインブレイク(Canebrake)は、ルイジアナ州のサトウキビの風味が感じられる小麦のエールです。


  • 自家蒸留のスピリット

    ルイジアナ州産の純粋なきび砂糖と糖液を銅鍋の中で融合させて作ったのが、バイユーラム(Bayou Rum)スピリットです。ラキャシーンの蒸留酒製造場をツアーで訪れると、手作業の工程を垣間見ることができます。ラファイエットエリアのバーやレストランでは、地元産のみかんで甘くしたサツマ・ラム・リカー(Satsuma Rum Liqueur)などの変わった種類も試してみましょう。

ラファイエットで究極の
ケイジャン料理とスイーツを堪能Ultimate Cajun Cuisine and Sweets in Lafayette

「アメリカで一番幸福な都市」と称されたルイジアナ州南西部のこの町の料理をぜひ味わってみてください。ケイジャン文化と音楽と共に沸き立つこのユニークな料理コンテストで、お祭り気分を味わいましょう。その後、伝統的なキングケーキや甘いベニエ、気分が盛り上がるブレックファストカクテル、風味豊かなシーフードなど、昔ながらのレシピに地元のレストランが工夫を凝らした最高の味覚を味わってみてください。何を食べても、その料理に込められた愛、暖かさ、伝統を味わうことができるはずです。

  • ブラックポット・フェスティバル&クックオフ

    ラファイエットはお祭りや祝い事が大好きです。それは、この町では一年中たくさんのフェスティバルやコンサートシリーズが開催されていることからも明らかです。この町の郷土料理を知るなら、毎年開催されるブラックポット・フェスティバル & クックオフ(Blackpot Festival & Cook-Off)が一番です。地元の人々は、黒い鉄鍋、家宝のレシピ、伝統料理に加えた現代的なひとひねりで、この毎年恒例のコンテストとケイジャン文化の祝祭に挑みます。木のへらでジャンバラヤを慎重にかき混ぜる人や、偉大なるおばあちゃんのレシピで風味豊かなガンボを料理する人たちに出会えます。コンテストは、グレービー、ガンボ、クラックリン、ジャンバラヤ、デザートといカテゴリーに分かれており、展示される料理はまさに本物のケイジャン料理です。ブースからブースへと渡り歩けば、ケイジャン音楽の伝説のミュージシャンが演奏する祝祭の音楽が耳に入ってきます。ケイジャン料理の裏には、文化遺産を維持するためにコミュニティを鼓舞するという内に秘めた誇りが隠されています。それを実現するために、いったい料理よりすぐれた方法があるでしょうか。

  • キングケーキとペストリーマスター

    ラファイエットにとって幸運なことに、以前はパリで働いていたペストリーシェフのフランソワ・プパールが 1965 年にこの町に店を構え、プパールベーカリー(Poupart Bakery)が誕生しました。家族経営で本物のフランスパンを製造するプパールには、温かいベニエやフレンチローストのコーヒーを買いに人々が訪れます。陳列されているクッキー、タルト、ケーキ、フランス風のペストリーを品定めしていると、温かいバゲットの香りが鼻をくすぐります。今やプパールベーカリーのキングケーキはカルト的な地位を獲得しています。プティット・ブラックベリー・タルトかドバージケーキをぜひ食べてみてください。ドバージケーキは、ルイジアナにインスピレーションを得たレモンとチョコレートの人気のケーキです。

ニューオリンズ

Food & Drinkin Louisiana

ニューオーリンズの中心地
フレンチクォーターでの食事Dining in the French Quarter, the Heart of New Orleans

ニューオーリンズの中心地フレンチクォーターでこの地を満喫しましょう。 さまざまな人種が織りなす歴史、音楽の伝統、魅力的な建築物が、五感を刺激し、喜ばせます。 ここに来たのなら、6 ブロックにわたるフレンチマーケット地区をぜひいつか訪れていただけますように。

  • 名物ドリンク

    ニューオーリンズに来たなら、この地を美食の中心地にしている有名な料理と飲み物をぜひ試してください。 「ハリケーン」は昔からニューオーリンズの名物です。 パット・オブライエンズ(Pat O’Brien’s)では、カクテルを注文し、ピアノバーの「二重奏」に合わせて歌うことができます。

  • 楽しい食事

    フレンチクォーター(French Quarter)では、ドリンクだけでなく食事も有名です。ここのレストランがフランス、スペイン、カリブ海、アフリカの影響を融合して料理を創作していることは海外でもよく知られており、クレオールやケイジャンといった独特の料理と味を作り出しています。 新鮮で多種多様なシーフードにも恵まれています。バーボンハウス(Bourbon House)では、キャビアが上にのった大きなエビとカキがお勧めです。 お酒を飲むなら、「フローズン・バーボン・ミルク・パンチ(Frozen Bourbon Milk Punch)」を少しずついただきましょう。でも一杯だけにしておいてください。
    由緒あるレストラン、ナポレオンハウス(Napoleon House)を忘れてはいけません。 地元の伝説によると、このレストランが入っている建物は、フランスから脱出したナポレオン・ボナパルトの住居となるはずだったということです。 今ではマファレッタサンドイッチやジャンバラヤ、ガンボといった料理や飲み物を楽しめる、すばらしいレストランになっています。 昔ながらの美しい装飾とオープンエアの中庭も、このレストランの魅力です。
    昼食には、フレンチクォーターにお立ち寄りください。ここは国内有数の古さを誇る農産物の市場です。 地元の食べ物を売る屋台やカフェは、おいしいケイジャン料理を目の前で調理してくれます。
    昼食後には、フレンチマーケットを通ってカフェ・デュ・モンド(Café du Monde)まで行き、ニューオーリンズの本当のおもてなしを受けてみましょう。 行列は長いかもしれませんが、ベニエや、粉砂糖をふりかけた熱々のドーナツは待つだけの価値があります。

  • 水辺で楽しむ食事

    この辺りには広大なポンチャートレイン湖をはじめ入り江や川がたくさんあるので、どうせなら、水辺の景色とともに食事を楽しめる店を選んでみませんか。まずは、マンデビルにあるパッツ・レスト・アワイル(Pat’s Rest Awhile)で、くつろいだ雰囲気の中、上質なサービスをお楽しみください。次は、同じくマンデビルにあるチェファンクト川(Tchefuncte River)に面したモートンズ・シーフード・レストラン・アンド・バー(Morton’s Seafood Restaurant and Bar)。この店では、新鮮なシーフード料理を味わえます。そして、コビントンのザチャイムス(The Chimes)では屋外の座席を確保して、緑豊かなボーグファラヤ川(Bogue Falaya River)の風景をお楽しみいただけます。

  • ファーマーズマーケット

    セントタマニーのファーマーズマーケットには、新鮮な地元の味がたくさん集まってくるので、あれこれ食べながらルイジアナ州の食の歴史に触れることができます。通年営業しているマーケットには、コビントン・ファーマーズ・マーケット(Covington Farmers Market)、アビータ・スプリングス・アート & ファーマーズ・マーケット(Abita Springs Art & Farmers Market)、スライデルのカメリア・シティ・ファーマーズ・マーケット(Camellia City Farmers Market)などがあります。スタッフドアーティチョーク、デルタタマレ、クレオール・クリーム・チーズといった手作りの地域の名産物や超新鮮な有機農産物を探すことができます。ぜひ。

  • 醸造所ツアー

    ルイジアナ州のクラフトビールといえば、クラフトビール好きの間で最初に名前が挙がるのがアビータ・ブリューイング・カンパニー(Abita Brewing Company)です。アビタスプリングスのアビタ・ブリュー・パブ(Abita Brew Pub)で食事を楽しんだり、ガイド付きツアーで醸造所を見学したりするのもおすすめです。タップルームで 1 パイントのビールを試飲したあとは、美しい歴史地区を散策しませんか。マンデビルの湖畔から数分の場所にあるオールド・レイル・ブルーイング・カンパニー(Old Rail Brewing Company)も要チェックです。

  • ダウンタウンの食の中心地

    デル・ポルト・リストランテ(Del Porto Ristorante)の高級イタリア料理、ザ・グロリエッテ(The Gloriette)のフランス風の南部料理、ロラ(LOLA)の伝統的なアメリカ料理があります。マンデビルでは、リップス・オン・ザ・レイク(Rips on the Lake)でシーフード料理を頼んで眺めのよいウォーターフロントを満喫するか、ドイツ風パブのザ・バーリーオーク(The Barley Oak)で屋外パティオから素晴らしい眺めをどうぞお楽しみください。

シュリーブポート

Food & Drinkin Louisiana

おいしい食事Delicious Meals

ルイジアナ州の主要都市といえば、メキシコ湾のある南東部のほうが一般に知られています。シュリーブポートとボージャーは、「ルイジアナの向こう側」と呼ばれるルイジアナ州北西部にあります。この 2 つの市はテキサス州とアーカンソー州の州境からほんの数分のところにあり、テキサス州東部ののんびりした雰囲気とケイジャンの雰囲気という、アメリカの偉大な 2 つの遺産が独特の融合を見せています。

シュリーブポートとボージャーで美食三昧ストロウンズ・イート・ショップ(Strawn’s Eat Shop)は、美味しい伝統的な南部料理を提供しています。一番人気のアイスボックスパイは食べてみる価値があります。ルイジアナ州で人気の料理を食べるなら、キムズシーフード(Kim’s Seafood)で「ポーボーイ」をお試しください。ニューオーリンズスタイルのフランスパンにシュリンプと秘伝のソースをはさんだ、伝統的なサブマリンサンドイッチです。

フードトレイルFood Trail

フードトレイルで知るルイジアナの食文化

他の場所では味わえない調味料や料理スタイルを有する、ルイジアナ州のユニークな食文化に

ルイジアナ州の料理が世界的に有名なのは誰もが知るところですが、この料理を特別なものにする味と材料についてどのくらい知っていますか?象徴的なソースやスパイスブレンド、料理スタイルの多くは、ペリカン州(Pelican State)の文化的なるつぼで作られました。ここの料理人はさまざまな遺産からお互いにインスピレーションを得ています。ルイジアナ州で最も特色のあるフレーバーを探索し、州の料理を際立たせるスパイスや調味料についてぜひ学んでみてください。そしてそれらを味わうフードトレイルににもぜひご参加を。

  • ケイジャンとクレオールの味わい

    まず初めに、ルイジアナ州はクレオール料理とケイジャン料理の両方でよく知られています。この 2 つの料理は混同されて引き合いに出されることがよくありますが、両者は全く異なる風味を持ち別の文化的ルーツに由来します。クレオール料理は18 世紀にニューオーリンズで生まれました。この地域に住んでいたフランス人、スペイン人、アフリカ人の伝統的な料理からインスピレーションを得て、複雑なレシピや膨大な食材リストを使った料理が頻繁に作られました。ケイジャン料理はルイジアナ州のさらに僻地に定住したアカディア人によって進化しました。赤唐辛子やニンニクなど風味豊かなスパイスとアンドゥイユやブーダンなどの保存肉やソーセージを多用していることが特徴です。現在では、ルイジアナ州のいたる所でケイジャン料理とクレオール料理の両方が食べられており、州で最も愛されているレシピの多くは両方の味を組み合わせたものです。

    レイクチャールズのシーフードパレスで提供されるケイジャンスタイルのガンボ料理

  • TABASCO ペッパーソース

    TABASCO は今日のマーケットで最も名が知れ渡っているホットソースの 1 つです。ニューアイビーリア近郊のエイブリー島(Avery Island)にある TABASCO ブランド・ファクトリー・ツアー & ミュージアム(TABASCO Brand Factory Tour & Museum)でこのペッパーのブレンドが世界的に有名になった舞台裏をご覧ください。まず、TABASCO ミュージアムで工場の歴史を振り返り歴史的な展示品を見ることができます。そこからは、温室(Greenhouse)や樽詰めエリア(Barreling Area)、調合ルーム(Blending Room)、ボトル詰めライン(Bottling Line)などさらに多くの見どころの探索に出発します。ここでは、TABOSCO の製造過程を見学することができます。途中でTABASCO の独特な風味を可能にしているルイジアナ州地域の地理的特徴を詳しく説明するエイブリー島の体験(Avery Island Experience)もお見逃しなく。1868 レストラン(1868 Restaurant)と地元のシェフが主催する料理教室や実演で TABASCO を味わって1 日を締めくくってください。

  • トニーシャースリーズ・オリジナル・
    クレオール・シーズニング

    1905 年、オペルーサスのバイユーの町でシェフのトニー・チャシェルがスパイスと調味料をとても美味しくブレンドしたことから、地元の人々はトニーをクレオール料理の「オールマスター(Ole Master)」と呼び始めました。今日ではミスター・トニーズ・カントリー・ストア(Mr. Tony’s Country Store)やギフトショップ、ビジターセンターで、おいしいアレンジを加えたトニーの遺産を味わうことができます。ミスタートニーに関する映画を見るとトニー自身の人となりや料理の経歴を知ることができ、さらに世界的に有名なトニーのスパイスが今日ではどのように作られているかをセルフガイドのプロダクションツアーで垣間見ることができます。トニーの有名なスパイスブレンドや調理器具からルイジアナ州の他の企業による地元の商品まで、小売店でのお買い物をお楽しみください。

    オペルーサスにあるミスター・トニーズ・カントリー・ストアの調味料や商品の展示

  • フードトレイルで他の味わいも見つけてください

    グルメの宝物はそれだけではありません。ルイジアナ州ならではの特産品を観光客に提供してこの象徴的な味を実際に味わってもらい、地元の伝統に触れてもらうことに特化したトレイルやフェスティバルが州全体にあります。ニューオーリンズのすぐ西に位置するリバー教区(River Parishes)に向かいアンドゥイユトレイル(Andouille Trail)を横断して地元の企業やレストランでユニークなポークソーセージを味わってみてください。ラプレイスの町では毎年秋にアンドゥイユフェスティバル(Andouille Festival)が開催されます。
    ホーマにあるバイユー・カントリー・クロウフィッシュ・トレイル(Bayou Country Crawfish Trail)にはおよそ 30 ヵ所の立ち寄りスポットがあります。これらのスポットではクロウフィッシュのフライのポーボーイ、クロウフィッシュのガンボ、とうもろこしとジャガイモと一緒に茹でたクロウフィッシュなど想像しうるあらゆる種類の料理が提供されています。季節ごとのお祝いも人気です。ニューオーリンズのクレオール・トマト・フェスティバル(Creole Tomato Festival)やラファイエットのブラックポットフェスティバル & クックオフ(Blackpot Festival & Cookoff)ではライブミュージック、ローカルフードの屋台、コミュニティの料理コンテストなどと共に地元の味を楽しむことができます。

    ラファイエットで開催されるブラックポットフェスティバル & クックオフのようなイベントでは、ルイジアナ州のコミュニティが一体となって食やレクリエーションを楽しみます