オランダ王国とは
About The Netherlands



オランダ基本情報
首都:Amsterdam アムステルダム
人口: 17,844,332人(2023年3月27日現在)
面積: 41,543 km²
公用語: オランダ語
第二公用語:オランダ手話、*フリジア語(フリースラント州での言葉)
*フリース語、フリスク語、フリースラント語、フリースランド語とも言われます。
オランダ王国とは
一つの王国、四つの国
オランダ王国にはオランダ、アルバ、キュラソー、シント・マールテンの4つの構成国があります。オランダ王国のカリブ海領域はアルバ島、キュラソー島、シント・マールテン島、ボネール島、サバ島、シント・ユースタティウス島によって構成されています。
4つの構成国
オランダ王国はアルバ、キュラソー、シント・マールテンそしてオランダの構成国を意味します。これら4か国が独自に治める部分と協力して治める部分があります。それをKingdoms affairと呼びます。Charter for the Kingdom(オランダ王国憲章)では、これらの国々が共同で行う部分と独自に行う部分について明示されています。
総督
ウィレム・アレクサンダー国王は、オランダ王国下にある国々の統一の君主です。アルバ島、キュラソー島、シント・マールテン島には君主代理の総督が置かれています。
パスポートやビザ、帰化・市民権取得に関する詳細情報は各総督のウェブサイトでご覧いただけます。
・Governor of Aruba(アルバ島総督)
・Governor of Curaçao(キュラソー島総督)
・Governor of Sint Maarten(シント・マールテン島総督)
外交関係
オランダ王国下の各国は外交関係及び国防の責任を負います。オランダ王国には外務省と防衛省があります。大使館及び領事館、またその他の在外公館はオランダ王国全体の国益に奉仕します。
アルバ島、キュラソー島及びシント・マールテン島は、教育や医療などの自治責任を負う地域において国家間交流を保持しています。しかし、それらはオランダ王国の外交政策の枠組み内で行われなければなりません。
居住、就労
オランダ王国のカリブ海領地での居住や就労に関する情報はAruba(アルバ)、Curaçao(キュラソー)及びSint Maarten(シント・マールテン政府)のウェブサイトをご覧ください。
ボネール、サバ、及びシント・エウスタシウス特別自治体
ボネール島、サバ島及びシント・エウスタシウス島はオランダの領地の一部です。これらの島々は特別自治体ですが、いずれの州にも該当しません。

アルバについて
アルバはカリブ海に浮かぶ島です。
オランダ王国を構成する4つの構成国のひとつです。
- ・人口:約112,000人
- ・首都:オラニエスタッド(人口 約35,000人)
- ・面積:189 km²
- ・公用語:オランダ語、パピアメント語
- ・通貨:アルバ・フロリン
- ・祝日:3月18日
- ・国歌:Aruba Dushi Tera(美しき国、アルバ)
アルバを訪れる
アルバへの渡航をご予定ですか?十分な渡航準備をおすすめします。aruba.comでは様々な観光情報をご覧いただけます。アルバに滞在する際に カリビアンビザが必要になるかもしれません。
オランダ代表部
アルバはオランダ王国の一部であるため在アルバオランダ大使館は設置されていません。しかし病気や死亡などの緊急事態に、制限付きで補助ができるDutch representative office(オランダ代表部)があります。
ガバナンス/統治
アルバはオランダ王国下にある4か国の中のひとつです。
ウィレム・アレクサンダー国王がアルバの国家元首です。アルバではgovernor(総督)が君主代理を務めています。
アルバ政府のホームページでは、アルバが自治権を担っている教育や医療などの政策分野に関する情報を掲載しています。


キュラソーについて
キュラソーはカリブ海に浮かぶ島です。
オランダ王国を構成する4つの構成国のひとつです。
- ・人口:約150,000人
- ・首都:ウィレムスタッド(人口 約140,000人)
- ・面積:444 km²
- ・公用語:オランダ語、パピアメント語、英語
- ・通貨:アンティル・ギルダー
- ・祝日:7月2日
- ・国歌:Himno di Kòrsou
キュラソーを訪れる
キュラソーへの渡航をご予定ですか?十分な渡航準備をお勧めします。curacao.com では詳しい観光情報をご覧いただけます。人気のある観光地ですが、滞在する際に カリビアンビザが必要になるかもしれません。
ガバナンス/統治
キュラソーはオランダ王国下にある4か国の中のひとつです。
ウィレム・アレクサンダー国王がキュラソーの国家元首です。キュラソーでは総督が君主代理を務めています。
キュラソー政府のホームページでは、キュラソーが自治権を担っている教育や医療などの政策分野に関する情報を掲載しています。ウェブサイトはパピアメント語にのみ対応しています。


シント・マールテンについて
シント・マールテンはカリブ海に浮かぶ島です。
オランダ王国を構成する4つの構成国のひとつです。
- ・人口:約37,000人
- ・首都:フィリップスブルフ(人口 約13,000人)
- ・面積:34 km²
- ・公用語:オランダ語、英語
- ・通貨:アンティル・ギルダー
- ・祝日:11月11日
- ・国歌:O Sweer Saint Martin’s Land
Sint Maarten(シント・マールテン)島国はSaint Martin(セント・マールチン)島の南部を指します。島の北部はフランスの自治領です。
シント・マールテンを訪れる
シント・マールテンへの渡航をご予定ですか?十分な渡航準備をお勧めします。vacationsintmaarten.comでは詳しい観光情報をご覧いただけます。人気のある観光地ですが、滞在する際に カリビアンビザが必要になるかもしれません。
ガバナンス/統治
シント・マールテンはオランダ王国下にある4か国の中のひとつです。
ウィレム・アレクサンダー国王がシント・マールテンの国家元首です。シント・マールテンでは総督が君主代理を務めています。
シント・マールテン政府のホームページでは、シント・マールテンが自治権を担っている教育や医療などの政策分野に関する情報を掲載しています。


オランダカリブ領域について
Bonaire(ボネール島)、Sint Eustatius(シント・ユースタティウス島)及びSaba(サバ島)はカリブ海に浮かぶ島々です。
これら三島によってカリブ海のオランダは構成されています。
- ・人口:約23,000人
- ・面積:328 km²
- ・公用語:オランダ語、英語、パピアメント語(ボーネルのみ)
- ・通貨:アメリカ合衆国ドル
- ・島:ボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島
- ・行政状況:オランダの特別自治体(基礎自治体)
ボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島は併せてオランダカリブ領域もしくはBES諸島と呼ばれます。
オランダカリブ領域を訪れる
オランダカリブ領域への渡航をご予定ですか?十分な渡航準備をお勧めします。観光情報についてはtourismbonaire.com、statia-tourism.com、sabatourism.comをご覧ください。オランダカリブ領域に滞在する際に カリビアンビザが必要になるかもしれません。
ガバナンス/統治
ボネール島、シント・ユースタティウス島およびサバ島はオランダ本土の一部であり、オランダ王国を構成する4か国の一つに属します。これら島々はオランダの特別自治体です。通常の自治体とは異なり、オランダ本土の州には属しません。つまり、通常オランダ本土では各州が権限を行使する業務も、ボネール島、シント・ユースタティウス島及びサバ島が有する権限によって実行されます。
National Office for the Caribbean Netherlands(国家オランダ領カリブ局)がこの3島の国家の義務を担っています。
歴史
ボネール島には西暦1000年頃からカケティオ人が定住していました。1636年からThe Dutch West India Company/WIC(オランダ西インド会社)が島を領有するようになりました。
シント・ユースタティウス島は1493年にクリストファー・コロンブスにより発見されました。オランダ西インド会社が1636年に領有化しました。コロンブスが1493年にサバ島も発見したと言われていますが、実際には上陸していなかったとされています。1632年にオランダがサバ島の領有権を取得しましたが、数々の国が領有を主張したため、再びオランダの領有下に置かれたのは1816年になってからでした。
2010年に行われた国民投票により、ボネール島、シント・ユースタティス島、サバ島の三島はオランダの特別自治体として位置づけられました。


王室について
王室
ウィレム=アレクサンダーは2013年に王位を継承しました。
君主は国家元首であり、大臣と共に(同じく)政府の一部でもあります。
君主としての立場と役割
憲法のもとで国王と大臣が政府を構成し、国王は、国内外においてオランダ王国を代表する存在です。
ウィレム=アレクサンダー国王は、公式な任務のほかにオランダの国民の利益を守るため業務を遂行しています。国家元首である国王は、国民を統一し、代表し、叱咤激励することが仕事です。
政府の行為に責任を持つのは君主ではなく大臣であり、大臣はその言動について議会に説明責任を負っています。内閣を構成する閣僚はともに意思決定の責任を負っています。
憲法は、君主がすべての政府閣僚と副大臣を任命し、解任し、宣誓することを義務づけています。この憲法上の役割に鑑み、また下院の要請により、国王はそのプロセスにおけるすべての進展について知らされています。
*“ROYAL HOUSE OF THE NETHERLANDS” より一部抜粋
歴史
オランダ王国は周知のとおり、ウィレム=フレデリックがウィレムⅠ世として即位した1815年に端を発します。彼はネーデルラント連邦共和国の最後の総督だったウィレムV世の息子でした。
オラニエ=ナッサウ家とオランダのつながりは、オラニエ公ウィリアム総督の時代まで遡ります。国の父としても名高いウィリアムは1559年から1584年まで総督を務めていました。
オランダの非公式の国家色はOrange(オレンジ色)で、まさしくOrange-Nassau(オラニエ=ナッサウ)の名前から着想を得たものです。
モットー
オランダの国標である ’Je maintiendrai’(我、守り続けん)は、オラニエ=ナッサウ家の紋章から引き継がれたものです。
出典:オランダ大使館ホームページ
出典:ROYAL HOUSE OF THE NETHERLANDS