おはようございます。
週に一度アメリカ穀物協会さんに教えてもらって皆様に伝える、「ソルガムきび」について。
(先々週UPできなかったので今週は本日と金曜日頃の2度UP致します。
レシピも2回分!おぉーです。)
—画像出典:アメリカ穀物協会
*画像をクリックするとアメリカ穀物協会ソルガムきびの情報サイトへ飛びます。
ソルガムきびの話。Vol.15
Vol.14 ソルガムきび粉のズッキーニブレッドの作り方と「フルーツやベリーよりも豊富な抗酸化物質」と言われることについての話。はこちらに。
本日は、
ソルガムきびのミニピッツァの作り方と「見直され始めているタンニンの効果」についての報告です。
「見直され始めているタンニンの効果」
—画像出典:アメリカ穀物協会
ソルガムきびの研究について、いくつか報告がされています。
様々な視点から研究されたソルガムきびについてです。
今回は前回から引き続き有色ソルガムきびで注目され始めているタンニンの効果 という報告です。
見直され始めているタンニンの効果:
スコット・ビーン博士 (Dr. Scott Bean ) / USDA – 米国農務省の研究施設
栄養面ではSumacと呼ばれるタンニンが多い品種に含まれるフェノール化合物などが高い抗酸化性を示す物質に注目している。
タンニンが多く含まれている品種には抗酸化物質が多く、ブルーベリーなどと同じレベルの抗酸化性を示している。
ソルガムきび以外のフェノール化合物を含む食品循環器病や癌の予防に効果があると考えられる。
ソルガムきびのひとつの大きな特徴はそのようなフェノール化合物を高いレベルで含んでいるということだ。
米国ではほとんど全てのソルガムきびはタンニンを含まない品種と捉えられているが、私たちはタンニンがあるということが必ずしも悪いことだけではないと考えている。
たんぱく質の消化性が悪いのも、必ずしもそれが悪いことではないし、それを逆に機能性食品の形として使っていくことができるのではないかと考えている。
たとえばスーマック(Sumac)のようなハイタンニンのような品種も、その点からは良いものではないかと考えている。
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ソルガムきびの栄養素の価値を見直し、そこに新たな可能性を見出そう、とする報告です。
まだ日本でなかなか知られていないソルガムきび。
今までご報告してきた栄養素について、その用途の広さや可能性を聞くたび、さらにあらたな可能性まで見出そうとする姿勢を目の当たりにするたび、本当にアメリカの穀物はすごいなぁ、と思うのです。
アメリカ穀物協会さんに教えて頂かなければ、それを知って皆様に伝えよう、としなければ私としても知識として身につかないことでした。
新しい「食」について知り、知識として身に着くことは本当に凄い事です。
さらにここに「食べる」ことが加われば、完璧です。
実は、もうすぐ素晴らしいイベントが始まるのです!
そのイベントを通じて、皆様にもっとソルガムきびの魅力が伝われば幸いです。
(詳細が決まり次第お知らせ致します。)
研究報告はまだしばらく続きます。
堅い話にはなりますが、こちらも引き続き楽しみにして頂けると幸いです。
アメリカ産ホワイトソルガムきびの粉はこちらに。
950円(税込)!
本日のレシピは、
ソルガムきびのミニピッツァの作り方。
—画像出典:アメリカ穀物協会
—レシピ・画像出典:アメリカ穀物協会
材料:4人分
【 A 】
ソルガムきび粉 140g
アーモンドパウダー60g
ベーキングパウダー小さじ1
オリーブオイル 大さじ2
水 70cc
塩 適量
【 B 】
モッツァレラチーズ 1個
ズッキーニ 1/2本
マッシュルーム 8個
タイム 適量
ソルガムきびのミニピッツァ【 C 】
ミニトマト 12個
ルッコラ 1束
カッテージチーズ 80g
塩、こしょう、オリーブ油 適量
作り方:
(下準備)オーブンを250度に予熱しておく。
1.ボウルに<A>を全て入れてよく捏ねる。
2.10cmぐらいの円形にして厚みを2~3mmにのばす。
3.オリーブオイルを薄く塗り、半分は<B>の材料をのせ、塩こしょうをする。残り半分はオイルを薄く塗るだけにする。
4.オーブンで約8分焼く
5.具がのっていない方のピッツァは<C>をのせ、塩、こしょう、オリーブオイルをかけて完成。
ポイント:
ピッツァはアーモンドパウダーを入れることで、生地がよりサックリした仕上がりに。
生地が柔らかくてはがれにくいので、オーブンペーパーの上で伸ばしてそのまま焼くと◎です。
レシピ監修
Erica Angyal(エリカ・アンギャル)さんプロフィール:
2004年から8年間、ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして世界一の美女を目指すファイナリストたちに「美しくなる食生活」を指南。
栄養学、薬理学、生理学など予防医学における幅広い専門知識を駆使し、“内側からより美しく、心も身体もすこやかに輝く”をテーマに、ハッピーな毎日のための食とライフスタイルを発信している。
本日長い一日、どうぞお気をつけて。
また夜に。